~基地上空~
俺「九九式二号二型改13mm機関銃かぁ・・・よりによって狙撃系の銃じゃないとはな・・・」
ハルトマン「ニャハハ~、狙撃専用の銃じゃ私には当たらないよ~」
「勿論、機関銃でも当たる気はないけどね」
俺「たいした自信だ。模擬戦後が楽しみだな」
10メートル程離れて相対する二人。
ザザッ---
ミーナ『二人とも準備はいいですか?』
俺「いつでもOKですよ~」
ハルトマン「同じく」
ミーナ『では、模擬戦を開始してください!』
(BGMはこちら:http://www.youtuberepeat.com/watch/?v=C34BzC7rnos&feature=related)
二人は直進し、空中で交差して戦闘が始まる。
俺「まずは、背後をとってみるか」
俺はすぐに引き返し、ハルトマンの遥か後方につく
ハルトマン「後方について相手の力量を測る気だね・・・」
「案外ちゃんとマニュアル道理に事を進めるんだ意外だなぁ~」
俺「呆けてると、当てちまうぜ?」ズドドドド
ハルトマン「そんなのあたんないよ~」ヒョイヒョイ
俺「(やっぱり人類最強クラスだな・・・空戦機動の能力は相手のほうがはるかに上だ)」
「(どうする・・・?)」
ハルトマン「今度はこっちからいくよ!」
ハルトマンは小さなロールで俺の背後に回り込む。
ハルトマン「あったれー!」ズドドドド
俺「うおっ!あぶね!」
ギリギリで反応した俺は、銃弾を避けハルトマンから距離をとる。
ハルトマン「そんな避け方じゃいつか当たっちゃうぞ~」ズドドドド
俺「ほっ!はっ!よっと!」ヒョイヒョイヒョーイ
ハルトマン「(こんな近い距離で全て紙一重でかわしている・・・)」
「(やっぱり只者じゃないね・・・)」
俺はエルロンロールでハルトマンの銃弾をかわしつつ、ハルトマンの動きをみる。
俺「(見て・・・覚える・・・見て・・・覚える・・・)」
俺「よし!いける!」
俺は大きくループしハルトマンの背後に回る
ハルトマン「あちゃ~、背後とられちゃった」
「私の動きをコピーするなんてやるじゃん!!!」
俺「俺の愛の銃弾でもくらって勝ちを譲りな!子猫ちゃん!」ズドドドド
ハルトマン「そういうわけにもいかないんだよね~」
俺の弾丸の雨を意図も簡単に避けるハルトマン
俺「ん~中々当たってくれないな・・・このままだと銃弾を浪費するだけだ・・・」
「どうしよっかな・・・」
ハルトマン「考える時間なんて与えないよ!」ズドドドド
俺「あわわわわわわ!空中は避け辛いんだぞ!」ヒョイヒョイ
ハルトマン「(やっぱり俺は地上じゃなければそれほど強くない・・・)」
「(なら、空の戦闘になれる前に・・・落とす!!!)」ズドドドド
俺「ここで負けるわけには!いかねぇんだよ!」ヒョイヒョイ
「(絶対に入浴するんだあああああああ!!!)」
ハルトマン「かわすねぇ・・・なら!これでどうかな?」
ハルトマンは一度上昇し、速度を落とす。
俺「・・・!?」
俺は野性的な勘で危険を察知する
俺「(何か来る・・・!)」
ハルトマンは風を纏い、俺に向かってペイント弾を撃ちつつ急降下してくる。
ハルトマン「シュトルムーーーー!!!!!」ゴオオオオオ!
俺「なんじゃそのチート攻撃は!!!」
「風に乗ってペイント弾まで飛んできてやがる!」
仙猫『俺さん!落ち着いてください!あれはあの人の固有魔法です!』
俺「あんなにたくさんきたらよけきれねえな・・・」
「よし!仙猫ちゃん?アレをやるぞ!」
仙猫『わかりました!今まで溜めてた分をお渡します』
俺「いくぜえええええええええええ!!!」
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ペイント弾が風に乗って四方八方から俺に襲いかかる
ハルトマン「捉えた!!!これで終わりだよ!!!」
が、ハルトマンは違和感を感じる。
俺が今の状況を楽しんでるように見えたからだ
その時、俺の体が青白く輝きだし
俺の周りを青白い球体が包み込む
俺「せやああああああああああああ!!!」ガギャギャギャギャギャ
ハルトマン「え、えー!?」
ペイント弾が球体に触れると全て弾き返されていく
ハルトマン「固有魔法なかったんじゃないの!?」
俺「固有魔法じゃないからできることもあるんだよ!」
「さあ、次はこっちが追いこむ番だぜ?」
ハルトマン「くっ!」ブォォォン!
俺「逃がすかよ!」ブォォォォォ!
二人とも同じ軌跡を描きつつ上昇する
俺「(何が起こっているかわかってない今がチャンスか・・・)」
「(体制を立て直す前に潰してやんよ!)」
俺「逃げ腰はいかんぜ?ウルトラエースさんよぉ!!!」ズドドドド
ハルトマン「中々うまく挑発するね!俺!」ヒョイヒョイ、ガガガガガ
俺「挑発して勝機を見失わすのが鉄則ってクソジジイに教えられてね!」ヒョイヒョイ
ハルトマン「でも、まだまだ甘いよ!」
「シュトルムー!!!」ゴァァァァァ!
再び疾風とペイント弾を纏い突撃してくる
俺「その攻撃は無駄だぜ?魔力展開!!!」ガギャギャギャギャ
球体が俺を包み込みペイント弾を弾いていく
ハルトマン「今だ!」ズガガガガ
球体が消えた瞬間を狙ってハルトマンが銃弾を撃ち込む
俺「うぇえええ!考えなしってわけでもなかったか!」ヒョイヒョイ
すぐさま銃弾を避ける俺
ハルトマン「(あの球体を出した後は一瞬隙ができるのか・・・)」
「(それに使うごとに球体の大きさが小さくなってる・・・)」
「(今がチャンスかな?)」
俺「(おい、仙猫!ちゃんと仕事しろよ!)」
仙猫『私はちゃんと仕事してますよ?』
『仕事してないのは俺さんのほうですよ』
俺「(動きながら自然系の魔力を集めるのは慣れてねえんだ!)」
仙猫『自分でどうにかしてくださいよ・・・私だって頑張ってるんですからね・・・』
俺「(ファック!エーリカちゃんもそろそろ気付くころだろうし・・・)」
「(あ、残弾がもうちょっとしかねぇ)」
「(アレ?ひょっとして俺、激ピンチじゃね?)」
ハルトマン「」ニヤリ
俺「」サァー・・・
ハルトマン「どうやら限界みたいだね・・・俺・・・」チャキ
俺「ソ・・・ソンナコトネーヨ」ガクブル
ハルトマン「やあああああああああああああ!!!」ズガガガガ
俺「ピョェエエエエエ!!!」ブォン!
俺はハルトマンの銃弾をかわしまた上昇する
俺「このままじゃ勝てねえ・・・」
「こうなりゃ意地でも天才に一泡吹かせてやんよ・・・!」ガサゴソッ、グッ
ハルトマン「残弾もないのにどうする気なのかな?」カチャリ
俺「こうする気だよ!」ブンッ!
ハルトマン「ペイント弾!?」
俺は握っていたいつかのペイント弾をハルトマンの顔めがけて投げた
ハルトマン「わわっ!」
ハルトマンはギリギリでそれをかわす。
体勢が大きく崩れる、が
視界の端に俺のストライカーが目に入る
ハルトマン「これでチェックメイトだ!!!」ズドドドド
ビチャビチャビチャ!
ハルトマンの銃弾が俺のストライカーに付着する
しかし、目に見えているのはストライカーだけ
俺の姿がどこにもない
俺「逆チェックメイトだな」フッ
ハルトマン「え?・・・」
ポンッ
俺がハルトマンの背中をタッチした
俺「確か相手の背中にタッチしても勝ちになるんだよな・・・」
ハルトマン「!?」
「いつの間に・・・」
ハルトマン「俺、中々やるじゃん見直しちゃったかな?」
「でもちょっとプライド傷ついちゃったよ」ニシシ
俺「そんなことより空飛べないからちょっくら助けてくんね?」ヒュルルルルルルルルル
高度2500メートルから落下する俺
ハルトマン「もう・・・しょうがないな~」ブォォォーン
着水寸前にハルトマンが手を握り俺をギリギリで助ける
俺「あ・・・っぶねぇぇぇ・・・・」
「あんがとなエーリカちゃん」
ハルトマン「いいよ別に~、これから私達は家族なんだからさ」
俺「美少女の優しさに心打たれるなぁ・・・あれ?目から汗が」ポロポロ
ハルトマン「? どうかしたの?俺」
俺「な、なんでもねーし」アセアセ
「(家族なんて響き・・・5年ぶりだもんな・・・)」
こうして天才vs努力家の模擬戦は終焉を迎えた。
最終更新:2013年02月04日 14:05