女「逃げ足の速い方ですね・・・」
女は目の前にあるたくさんの部屋の扉を一瞥する
女「一つずつ潰していきますか」
女は最初の扉を斧で破壊し、侵入する
女「・・・ハズレ・・・」
そこに俺の姿は無い
女「次に行きますか」
扉を一つずつ潰していく
そして最後に差し掛かり女が身構えたその時
ドン!ドン!
と2発の銃声がなり、銃弾が女に命中する
俺「いや~こんなに武装してると昔を思い出しちゃうね」
女「・・・ただの銃弾で・・・私が倒せるとお思いですか?」
俺「(傷がすぐに治ってる・・・やっぱり頭ん中にあるコアを破壊するしかないか・・・)」
女「異変形・・・長剣・・・!」
俺「おっと武器を使ってでの勝負なら負けないぜ」チャキ
女「(木刀とレイピア・・・?)」
「そんなもので何をしようというのですか?」
俺「はっはー!大切なものを破壊しようとするやつはバスターするのみだ!」
俺は女に向かって突撃する
俺と女は剣を空中で何度も捌き合い、どちらとも譲らぬ戦いを繰り広げる
だが、俺の方が次第におされ始める
俺「(フラフラする・・・やっぱり最初の方に血を流し過ぎたか・・・?)」
女「どうしたんですか?まだ始まったばかりですよ?」
俺「だったら・・・これはどうかな?」
俺はレイピアを女の足の甲に突き刺す
痛みで女が屈んだ背中を土台にして飛び、手榴弾をピアノ線で巻きつける
俺「打ち上げじゃー!」
俺は両手で銃を構え、手榴弾を撃ち抜き、爆破させる
爆発によって立ち込めた煙を一瞥するが・・・
女「残念でした」
俺「(く・・・くそったれめ・・・!)」
俺「げほっ!げほっ!・・・はぁ・・・はぁ・・・」
女「どうです?勝ち目は見えてますか?」
俺「こなくそー!」
女「無駄です」
バキィッ!
俺「あぐっ!」ズザー
女「一思いに終わらせてあげますよ・・・」カチャ
女は地面にうつぶせになっている俺に槍を突き立てる
俺「くっ・・・」
女「這ってでも・・・生きようとしますか・・・見苦しい・・・!」
俺「(かかったな・・・!)」
ブォン!
俺は服の中に隠しておいたナイフを投げ、女の頭を狙う
しかし、寸前の所でかわされ右頬を若干切っただけだった
俺「・・・チッ・・・」
女「カウンター攻撃・・・やっぱりただ者ではなさそうですね」
俺「俺はただのしがない犯罪者だよ!」
女「嘘を突き通しますか!」
俺はバックステップで女から距離を取る
素早く両手に拳銃を持ち、身構える
俺「デンジャラスマジシャンの実力・・・とくとご覧あれ!ってな!」
俺は銃弾を双方あわせて10発程撃つ
だがそれは女に向けて放っては無く、壁を中心に撃たれている
壁に向けられて放たれた銃弾は跳ね返りつつ、女の頭に集中する
女「チッ!」
女は避けようとバク転をするが避け切れず足に連続で被弾する
足に銃弾を受けた反動で着地に失敗し、尻もちをつく
俺「銃器式トリック・・・リフレクトリガー・・・!」
女「跳弾をここまで操るなんて・・・やっぱりただの犯罪者には思えませんね」
俺「えへへー、すごいでしょ?」
女「その惚け顔をすぐ消し去ってあげますよ!」
女は腕を斧に変えて横に振り抜く
俺は斧を嘲るように軽やかに空へ飛びあがり、左手で銃弾を乱射する
女「跳弾はもう当たりませんよ!」
女の下へ銃弾が乱反射して向かう
俺「今日は特別だ!技をもう一つ見せてやるよ!」
俺は右腕を外側にめいいっぱい捻り、それを開放した瞬間に銃弾を発射する
女「ふっ!はっ!」
女は怪我した足を庇うように手を地面につきながら避け
最後の一発を指先を変化させたナイフでたたき落とす
不意にヒュン、と風を切る音がすると女の横首から血が多量に噴き出す
女「バカな・・・銃弾は全て避けたはず・・・!」
俺「知ってたか?腕ごとスナップを効かせて銃ごと捻って撃つと銃弾は曲がるんだ」
女「あの左手で撃っている時・・・ですか・・・」
俺「これぞ必殺・・・スラロームトリガー」
女「そろそろ正体を明かしてもらえませんかね?」
俺「お断りです!」
女「チッ・・・気になることは多々ありますけど仕方がありませんね・・・消します」
俺「そいつもお断りだあああああああああああああああああああああ!」
~土方、坂本、バルクホルンサイド~
土方「もう大丈夫ですよ」
女の子1「わぁぁぁぁぁん!怖かったよ~!」
トゥルーデ「良く頑張ったな、すぐママの所にかえしてやるよ」
女の子2「ありがとーおねーちゃんたち!」
坂本「なんだかはがゆいな・・・」
土方「さぁ、早く脱出しましょう」
トゥルーデ「皆!お姉ちゃんについてくるんだ!」
女の子s「はーい!」
トゥルーデ「(なんという私得・・・)」
坂本「ノリノリだな」
土方「そうですね・・・」
~エイラサイド~
エイラ「ったく・・・何処行ったんだよあいつ・・・」
エイラ「(ん?あれは・・・?)」
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俺「げほっ!げほっ!・・・」
女「もう目も霞んでくる頃でしょう・・・」
俺「へへへ・・・まだまだ・・・」
女は非情にも俺の腹の傷口に蹴りをいれる
その痛みが全身に走り、俺は多量の血を吐く
俺「・・・はぁ・・・はぁ・・・」
女「ここに来なければ死ぬことも無かったものの・・・」
俺「まだ・・・死んでねーよ!」
俺は女に飛びかかるが横にかわされ、かかと落としを受ける
女「もう見る影もないほどボロボロじゃないですか」
俺「・・・」ポワワワワ
女「まだ何かするつもりですか?」
俺「諦めるわけにはいかないんでね・・・」
「かりそめの命で生きてる俺には他人の命の輝きにすがるくらい・・・別にいいだろうよ・・・」
女(かりそめの命?)
俺「いくぜゴラァー!!!」
クラウチングスタートをとったと思った時には既に女の後方に回っており、頭を直接狙う
頭に蹴りが触れそうになったところで女は身を屈め、回し蹴りで突き返す
俺「いつつつつ・・・」
女「(体中から魔力が溢れだしてる・・・あれがここまでの瞬発力を生んでいるのか・・・)」
「(だけどこんな魔力・・・さっきまで感じなかった・・・どこに隠して・・・)」
俺「少しずつ溜めるの・・・結構時間かかったんだぜ?」
女「成程・・・ふふふ・・・!こうでなくはな・・・!」
女「こちらが優勢であるのには変わりはない・・・今更何をしようと・・・勝ち目はない!」
俺「必殺『魔丸』!」ギャギャギャ
女「無駄です!」
女は腕を大剣にして身構える、が
バツン――――ッ
女「停電!?」
急な停電に女は俺の姿を一瞬見失う
俺「5千万倍返しだ!くらええええええええ!」
俺は暗闇の中、高く跳びあがり、女の頭に『魔丸』をぶつける
女の固有魔法は強制解除され、魔力をどんどん吸われていく
女「うがあああああああああああああああああああああ!」
俺「くそ・・・!前より硬くなってやがる・・・!」
女「あああああああああああ!!!」グググググ
女は抵抗して俺の腕を掴む
俺は一回転し腕を振り払い、右手ごと女の頭を地面にたたきつける
その際に頭の一部が欠け、コアが露出される
女「キャアアアアアアアアアアアアアア!!!」ミシミシミシッ
俺「(駄目だ・・・!うまく回転を意識できねぇ・・・!)」
女「はな・・・・れろぉおおおおおおおおおおおお!!!」
ドスン!
女の蹴りが顎に入る
俺「うっ!」
女「弾けろぉ!」
足が爆散し、鉄の機材が辺りに飛び出す
俺はそれをまともに受け、宙に飛ばされる
俺「(もう駄目か・・・もう少しぐらい女の子と話したかったんだけどなぁ・・・)」
停電が回復し、辺りに光が満ち始める
―――れ!―――俺!
俺「あー幻聴かーそろそろやばいなー」
―――ボケんナ!目を開けろ!
俺「ん~?」
エイラ「銃をよこせ!」
俺「なっ!ユーティー!?」
エイラ「早くしろ!」
俺「くそっ!受け取れえええええええええええ!」ブン!
エイラ「仕留める!」パシッ
女「やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
エイラ「当たれ・・・・・・!」
ドォン!・・・
静かな基地内に一発の銃声が鳴り響き、女の体が地面に沈む
しかし、そこにはちょっとの血痕も見当たらない
俺「いや、外すかそこで」
エイラ「チッ、手元が狂ったナ」
正念場で外したスオムスエースは少し苦笑い気味に男に笑いかける
男は冷ややかな表情でスオムスエースを見ていた
最終更新:2013年02月04日 14:11