シャーリー「う~ん今日もマーリーエンジンは調子がいいなぁ~!」ブォォォォン!
トゥルーデ「シャーロット・イエーガー大尉!」
俺「う~む・・・この角度からは駄目だな・・・そっちはどうだ?」
整備兵1「駄目ですね」
整備兵2「いまいち」
整備兵3「上二人と同じく」
シャーリー「ん?どうしたんだ?バルクホルン」
トゥルーデ「どうしたもこうしたもあるか!なんだその格好は!今は戦闘待機中だぞ!」
俺「よし次は上のアングルからだ。行くぞ!」
整備兵1「イエッサー!」
整備兵2「オッケイ!」
整備兵3「了解!」
シャーリー「だってハンガーの中でエンジン回すと暑いじゃん」
シャーリー「ほらあっちでも」
ルッキーニ「あづい~」
俺「思わぬ収穫だ、しっかりと目に焼き付けておこう」
整備兵1「素晴らしい・・・」ジー
整備兵2「ええのぅ・・・ええのぅ・・・」ジー
整備兵3「なんと美しい魅惑の四肢だろうか・・・」ジー
バルクホルン「全く!お前らはいつもいつも!」
シャーリー「ほぉ~カールスラント軍人は規律に厳しいってか?どうなんだハルトマン?」
ハルトマン「あづい~」
トゥルーデ「なっ!ハルトマン!お前までなんて恰好でうろついているんだ!?」
俺「イエス!イエス!イエス!」
整備兵1「天使!ハルトマン中尉天使です!」
整備兵2「服も着ないで・・・なんとけしからん・・・」
整備兵3「鼻血が出る・・・」
俺「おっと最重要目標を忘れていた」
整備兵1「ハッ そうでした」
俺「聖母シャーリー発見!これより評価を・・・ッ!?」
整備兵2「ど・・・どうしたのでありますか!俺軍曹!」
俺「お・・・俺はとんでもない物を見つけちまったようだぜ諸君・・・」
整備兵1「状況を詳しく!それと明瞭に頼みます!」
俺「今にもこぼれてしまいそうな胸がブラジャーから覗かせており、なにより谷間と胸の膨らみが生み出す絶妙なハーモニー・・・」
「まずいぞこれは・・・聖母という言葉でさえ劣って見える・・・・・・」
整備兵3「ぶっ・・・」ボタボタ
整備兵2「大変だ!整備兵3がやられた!」
整備兵1「俺軍曹!どうか場所を交換して頂いてはもらえないでしょうか!」
俺「よかろう!だが条件がある!」
整備兵2「なんでございましょうか!」
俺「俺のボーイズライフルをもう一個ほど仕入れてはくれないか?」
整備兵1「お安いご用だが・・・一つでは足りないのか?」
俺「気分よ気分。それに一丁より二丁の方がカッコいいじゃない?」
整備兵3「OKわかった。明日中にでも手配しよう」
俺「うむ!その誠意に免じてかわってやろう!」
トゥルーデ「お前らはお前らで何をやっているんだ・・・?」
俺「男のロマンを探しているのだよ」
トゥルーデ「なんでこの部隊にはこう凛とした奴がいないんだ?」
俺「ほぉ・・・この俺様を差し置いて凛とした奴がいないだと?」
トゥルーデ「お前は凛以前の問題だ」
俺「言いたいことはわかった。表へ出ろ」
シャーリー「おーい、お前らが戦ったら基地が壊れるからよせー」
坂本「全く・・・たるんどるな」
ミーナ「まぁでもこういうのも必要なんじゃないかしら・・・」
<ウラー! ガシャーン!
ミーナ「ごめんなさい、いらなかったわ」
ハルトマン「あれ?これ何?」
ミーナ「ハ、ハルトマン中尉!?」
坂本「ハルトマン・・・お前まで服をどうした・・・」
ハルトマン「まぁ、いいじゃんいいじゃん。で、これ何?」
ミーナ「Me262v1。ジェットストライカーよ」
ハルトマン「ジェットストライカー?」
トゥルーデ「何?研究中だったあれか?」
俺「赤くてカッコいいの~」
シャーリー「ほぇ~これがジェットストライカーってやつかー!」サスリサスリ
トゥルーデ「」キュピーン
俺「」キュピーン
シャーリー「」キュピーン
俺「一番乗りいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」ピョーン
トゥルーデ「お前が乗ると壊しかねん!私が乗る!!!」ガシッ
シャーリー「音速世界を知ってる私が乗るに決まってるだろ!?」ガシッ
俺「おいてめーら!専用機を持ってない俺が乗ったほうがいいだろうが!!!」
トゥルーデ「私のを貸してやるからそれでいいだろ!」
俺「いやだいやだいやだー!」ジタバタ
トゥルーデ「私のは特殊加工されてチタンが埋め込まれていて色々と凄いんだぞ!?」
俺「何!?じゃあそっちに乗る!」ピョーン
トゥルーデ「(チタンなんて埋め込んであるわけないだろ・・・常識的に考えて・・・)」
シャーリー「(騙されやすすぎだな・・・)」
俺「(ふっ・・・馬鹿共め・・・バルクホルンさんの生足が入っていたストライカーの方が価値があるに決まっているだろう・・・)」
ヒュルルルルルルルルルル~
ルッキーニ「いっちばん乗りー!!!」スチャ
シャーリー「あ!おい、ルッキーニ!」
ルッキーニ「ひゃ~う~!!!」ブォォォォン!
バチッバチバチッ!
ルッキーニ「うじゅ?」
俺「む?」
バチィン!
ルッキーニ「うじゅわあああああああああああああああ!?!?」ダダダダダ
シャーリー「ルッキーニ!?」
俺「うおおおおおお!サンダーだ!サンダーが出たあああああああああ!!!」
ルッキーニ「」ガタガタ
シャーリー「どうしたんだルッキーニ?」
ルッキーニ「あれ怖い・・・シャーリー履かないで・・・?」
シャーリー「・・・」
トゥルーデ「どうした?」
シャーリー「・・・やっぱり私はいいや!」
トゥルーデ「なんだ・・・怖気づいたのか?」
シャーリー「別にそういうわけじゃないさ。レシプロストライカーでやる残したこともあるって気付いただけさ」
トゥルーデ「ふっ・・・まぁいい!私が乗る!」ピョン
ブォンブォオオオオオオオオン!!!
トゥルーデ「なんて出力だ・・・お前が怖気づく理由も解かるな・・・」
シャーリー「だから別に怖気づいてるわけじゃないって言ってるだろ?」
トゥルーデ「口ではなんとでも言える」
シャーリー「あんまはしゃぐなよ、子供みたいだぞ」
トゥルーデ「こういう時だけ大人を気取る気か?流石、自由でお気楽国家のリベリアンだな」
シャーリー「なんだと!?」
シャーリー「」ギリギリ
トゥルーデ「」ギリギリ
シャーゲル「表へ出ろ!正々堂々と勝負だ!」
ミーナ「はぁ・・・」
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トゥルーデ『どうしたリベリアン!この程度か!』
シャーリー『くそっ!』
ミーナ「結果。完全にシャーリー機を凌駕したわね」
俺「うむむむむ・・・やっぱりあっちのほうがいいかな~」
坂本「時代が変われば表舞台に出る者も変わる・・・か・・・」
俺「んー・・・」
坂本「・・・むっ!バルクホルンの機動がおかしい・・・落ちるぞ!」
ミーナ「トゥルーデ!」
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トゥルーデ「・・・んっ・・・んん・・・」
宮藤「あ!気がつきましたか?」
トゥルーデ「私は一体・・・」
ハルトマン「魔力切れで海に落っこちたんだよ」
トゥルーデ「何!?そ・・・そんなはずが」
ハルトマン「本当だよ。驚いたよ~急に力が抜けたみたいにストンって落ちていくんだもん」
トゥルーデ「っ!あの機体は!?」
坂本「安心しろ。無事だ」
トゥルーデ「そうか・・・」
ミーナ「あのストライカーより自分の心配をしたらどうなの?」
トゥルーデ「テストを続けよう・・・」スッ
ミーナ「駄目よ」
トゥルーデ「ミーナ!」
ミーナ「あの機体はおかしいわ。もう乗ることは許可できません」
トゥルーデ「乗らせてくれミーナ!あれは実戦でも使えるいい機体だ!」
「テストを重ねればいずれ戦場にも・・・」
ミーナ「バルクホルン大尉!」
トゥルーデ「頼む!」
ミーナ「・・・大丈夫よ。何もテストを止めるなんて言ってないわ」
トゥルーデ「じゃあ・・・」
ミーナ「でも、大尉。あなたは乗ることができません」
トゥルーデ「・・・誰が乗るんだ?」
ミーナ「俺軍曹にテストパイロットとしてあの機体を装備してもらいます」
俺「・・・へ?」
トゥルーデ「ど・・・どういうことだミーナ!俺にこんな重要な任務が任せられるか!」
ミーナ「俺さんにはあの機体の最大の弱点である魔力の多量消費を補うことができるわ」
トゥルーデ「確かに俺は魔力を集めて半永久的に飛ぶことができるが・・・」
俺「ん~?つまり・・・どゆこと?」
ミーナ「当分はあなたがあのストライカーに乗るの」
俺「きたきたきたきたぁ!俺の時代がやってきたぜえええええ!!!」
ミーナ「では今からにでも調整してテストに移行します」
トゥルーデ「くそっ・・・」
シャーリー「・・・」
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~基地上空~
俺「いやっふぅううううううううううううううううううううう!!!」
ミーナ『俺さん聞こえる?機体の調子はどうかしら?』
俺「ばっちりばっちり!ただ一つ欲を言うなら・・・」
ミーナ『何か問題でもあるの?』
俺「いや、なんでもなーい!」
ミーナ『では、ペリーヌさんリーネさん宮藤さん。俺さんを全力で落としにいってください』
三人「了解!」
俺「えっ」
宮藤「俺さん!逃げないでください!」ドドドドド
俺「お断りしまああああああああああああす!!!」ヒョイヒョイ
リーネ「当たってください!」ドォン!
俺「誰が当たるかボケ!」ヒョイ
ペリーヌ「トネエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエル!!!」バリバリバリィ
俺「あぁん!痺れるぅん!?」ヒョイ
ミーナ『あーそれと俺さん、逃げ続けるのもあれだろうから一応反撃もしてもいいわ』
俺「だってお前これ・・・ボーイズライフルじゃないじゃないですかやだー!」
ミーナ『50mmカノン砲と30mm機関砲。ジェットストライカーの専用装備よ』
俺「へぇー、んで?」
ミーナ『武装のチェックも頼むわ。あなたの射撃技術なら性能も確かめやすいでしょう?』
俺「性能をカバーし超越する技術を持っている俺に頼むのはどうかと思うんだ」
ミーナ『あら、あなたにそんな技術があるのかしら?』
俺「プチン 距離950メートル、南西の風、これより目標を撃破します」
ミーナ『あ、あら?なんでこっちに銃口を向けているのかしら?』
俺「俺をバカにするとどうなるか!身をもって知れッ!」
リーネ「駄目ですよ俺さん!ミーナ中佐を撃ったりしたら軍法会議どころじゃないですよ!?」ガシッ
ペリーヌ「お、落ち着いてくださいまし!」ガシッ
俺「どけえええええええええええええええ!あいつの血でハンガーを埋め尽くしてくれるわ!」
「ミーナさん覚悟おおおおおおおおおおお!!!」
宮藤「俺さん駄目ですって!」
俺「うおおおおおおおおおおおお!はなせえええええええええええええええ!!!」カチッ
ドォン!
俺「あっ」
ドガアアアアアアアアアアアアン!!!
ミーナ「やっぱり機体の扱いとしてはトゥルーデの方が上ね」
坂本「アイツと俺を比べてやるな・・・俺はストライカーを履いて一か月程度しか経ってないんだ」
ミーナ「でもあのストライカーを使えるのは俺さんだけのようね」
坂本「貴重な戦力になることには変わりないが・・・俺にも何か気になることがあるようだな・・・」
ミーナ「? それは何かしら?」
坂本「さあな。だが、俺があの機体に何か違和感を感じているのは確かだ」
ミーナ「見た感じは何もないのだけれど・・・」
坂本「恐らく乗ってみないとわからないだろう。もしかしたらルッキーニが危険を感じたのもその違和感のせいかもしれん」
ミーナ「一度調べてもらおうかしらね」
坂本「それとミーナ・・・気になってたんだが・・・髪がチリチリになってるがどうかしたのか?」
ミーナ「気にしないでいいわ」
俺「やったねミーナさん!これからは髪質を気にせずシャンプーが使えるね!」
ミーナ「お願いだから黙っててくれる?」
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トゥルーデ「はっ!ふっ!」ギシッ
宮藤「バルクホルンさん!休んでないと駄目ですよ!」
リーネ「そうですよ!大尉!」
トゥルーデ「私に休みは必要ない・・・あの機体を御しきれなかったのは私の実力不足だ」
シャーリー「まだあれに乗る気なのか?」
トゥルーデ「ふっ・・・リベリアンめ・・・私を笑いに来たのか?」
シャーリー「あの機体は普通に使えるものじゃない!いくらお前だって・・・」
トゥルーデ「聞けば、俺にはあの機体を扱いきれるそうじゃないか?」
シャーリー「俺はその気になれば私達の5倍近くの魔力を体の中に溜めこめる・・・そのお陰で飛べてるんだ!」
「私達が普通に扱えるわけないだろ!」
トゥルーデ「・・・・・・正直・・・悔しいんだ・・・」
シャーリー「何?」
トゥルーデ「自分の力には少なからず自信があった・・・だからなんだろうな・・・」
「俺が私に近づくにつれて焦るようになってきてたのかもしれない」
トゥルーデ「だからあの機体には乗りたかった・・・」
宮藤「バルクホルンさん・・・」
リーネ「大尉・・・」
トゥルーデ「仮に毎回たった一回の出撃で80機ものネウロイを撃墜できるウィッチがいるとするならば、それは脅威以外の何物でもない」
「あの実力に嫉妬するな・・・というのも些か無理な話じゃないか?」
シャーリー「それは・・・確かにわかるが、だからってお前はあんな危険な機体を使おうってのか?」
シャーリー「ゲルトルート・バルクホルン!お前は自分の命と称賛と!どっちが大事なんだ!」
トゥルーデ「・・・」
<ウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥーーーー!!!
宮藤「ネウロイ!?」
シャーリー「くっ!こんな時に!」
ハルトマン「んぁ?ネウロイだ」
宮藤「ハルトマンさん居たんですか!?」
ハルトマン「早く行かないと遅れちゃうよー」タッタッタ
シャーリー「・・・」タッタッタ
宮藤「あ、待ってくださいよ!」タッタッタ
リーネ「芳佳ちゃん!私達は指令室で待機だよ!」タッタッタ
トゥルーデ「・・・・・・・・・ッ!」
ダン!!!
トゥルーデ「私は一体何をやっているんだ!」
トゥルーデ「私達は家族なのに・・・家族のはずなのに・・・!」
「私は・・・私はぁ・・・っ!」
???「隙あり~!」スッ
トゥルーデ「なぁ!?」ビクッ
ハルトマン「わっすれものだよ~!にゃははははは~!」タッタッタ
トゥルーデ「インカム・・・?」
~上空~
ミーナ『美緒聞こえる?』
坂本「どうしたミーナ」
ミーナ『交戦予想地点を補正して』
坂本「大丈夫だ。こちらも確認した・・・ん?なんだ!?」
ミーナ『分裂した!?』
坂本「数を利用して私達を突破する気か・・・」
ハルトマン「5対5か・・・丁度いいじゃん」
坂本「シャーリー!一番早い奴にコアがある!そいつを頼む!」
シャーリー「了解!」
ネウロイ「ヒュイイイイイイイイイイイイイイイイン!!!」
シャーリー「お?やる気か?そうこなくっちゃ!」ズガガガガ
ネウロイ「キュイイイイイイイイイイイイイイイイン!」ヒョイヒョイ
シャーリー「くそ・・・じっとしてろよ・・・!」
坂本「こちら坂本!シャーリーが苦戦しているようだがこちらも手が足りない!至急増援を頼む!」
ミーナ『わかったわ!すぐ送ります!宮藤さん!リーネさん!俺さん!』
宮ーネ『はい!』
ミーナ『至急増援に向かって!』
宮ーネ『了解しました!』
ミーナ『俺さんはちゃんと専用装備を使ってくださいね?』
俺『えー・・・』
ミーナ『あれを使うのは今回だけでいいわ』
俺『よし!まかせろ!』
~ハンガー~
宮藤「急がないと・・・」ピョコン
リーネ「行こう芳佳ちゃん!」ピョコン
俺「(さて・・・ここまでは計画通り・・・!)」ピョコン
整備兵「おいおい、本当にいいのかよこんなことして・・・」ヒソヒソ
俺「大丈夫だって、俺のシナリオは完璧だからさ」ヒソヒソ
整備兵「止めはしないけどさ・・・後でどうなっても知らないぞ?」ヒソヒソ
俺「まぁ俺の愛と友情あふれる名演技を期待してくれたまえ」ヒソヒソ
宮藤「俺さ~ん!早く出撃しないと~」
俺「オッケー!じゃあ俺が先に行くから二人は後で付いてきてね!」ブォン!
宮藤「わぁあ~~~!」
リーネ「は・・・はやい・・・」
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シャーリー「くそっ・・・!早すぎる・・・」
ネウロイ「キュリイイイイイイイイイイイイイ!!!」
シャーリー「(捉えた・・・!)」スッ
カチッカチッ
シャーリー「なっ・・・!ジャムった!?」
ネウロイ「」キュィィィィン
シャーリー「しまっ・・・!」
ドォン!
ネウロイ「ヒュイイイイイイイイイイイイイイイ!?」バキィン!
シャーリー「なんだ!?」
俺「御助けに舞い上がりました!聖母シャーリー!」
ドォンドォン!
シャーリー「俺!?」
ドカァアアアアアン!
シャーリー「すげぇー・・・ネウロイをあっと言う間に倒しちまいやがった・・・」
シャーリー「やったな俺!」
俺「おう!」
シャーリー「それにしても速いな~ジェットストライカーは」
俺「あれ?おっかしいな・・・訓練の時はこんなにスピードは出てなかったはずなんだけど・・・」ゴォォォォ!
シャーリー「何?」
坂本「いかん!暴走している!シャーリー止めろ!」
シャーリー「くそっ!」ブォン!
俺「え?嘘・・・まじ?」ゴォォォォ
俺「うがああああああああ!なんか止まんね~~~~~!!!」
~基地内部~
ミーナ「俺さんの機体が暴走!?制御できないですって!?」
坂本『あぁ!今シャーリーが追ってるが追いつけていない!』
ミーナ「まずいわね・・・」
ミーナ「(音速級の物体を止めるにはかなりのエネルギーが必要・・・)」
「(仮に俺さんにシャーリーさんをすれ違い様にくっつけてもシャーリーさんの力じゃ・・・)」
トゥルーデ『そういうことなら私に任せろ!』
ミーナ「!? トゥルーデ!?」
トゥルーデ『話はインカムで聞いた!私の魔法を使えば俺を止められる!』
ミーナ「でもあなたはまだ魔力が安定してな・・・」
トゥルーデ『そんなことを言ってる場合じゃない!』
ミーナ「・・・」
トゥルーデ『頼む・・・行かせてくれ・・・!俺がネウロイの艦隊と戦っている時・・・私は何もできなかった・・・』
『その恩返しを今したいんだ!』
ミーナ「トゥルーデ・・・・・・もう!勝手にしなさい!」
トゥルーデ『すまないミーナ・・・罰は後でたっぷりと受ける・・・』
トゥルーデ『ゲルトルート・バルクホルン!発進する!』
---
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俺「うひゃあああああああああああああ!」
シャーリー「俺!ストライカーの横にある強制離脱装置を引け!」
俺「それどこにあるのおおおおおおおおおおおお!?」
シャーリー「機体の横だ!」
俺「これか」グイッ
バキッ!
俺「う・・・うそ~ん」
シャーリー「な・・・なんてベタな・・・」
シャーリー「(どうする・・・このままじゃ追いつけない・・・飛び続ければ俺は墜落する・・・何か手は・・・)」
トゥルーデ「私が手伝ってやろうか?リベリアン」
シャーリー「バルクホルン!?大丈夫なのか!?」
トゥルーデ「お前とは鍛え方が違うんだ」
シャーリー「ははっ!それだけ軽口が叩ければ上出来だ!」
トゥルーデ「で、どうする?」
シャーリー「俺を水面ギリギリに誘導して私がお前を抱えて全力でそれに続く」
「そしてバルクホルン。お前が俺を思い切り引っ張って失速させる」
トゥルーデ「そしてそのまま海に着水か・・・お前にしてはなかなかいい発想じゃないか」
シャーリー「まぁな。堅物の頭よりは柔らかい自信があるからな」
トゥルーデ「何!?」
シャーリー「何だよ!」
トゥルーデ「・・・」
シャーリー「・・・」
シャーリー「ぷっ」
シャーリー「あはははははは!」
トゥルーデ「はははははっ!」
シャーリー「お前とこうやって笑うのも久しぶりだな・・・」
トゥルーデ「まぁな・・・」
シャーリー「絶対助けるぞ」
トゥルーデ「言われなくてもそのつもりだ」
(推奨BGM:http://www.youtuberepeat.com/watch?v=7H1lYNMO7rI)
シャーリー「俺!水面スレスレを飛んでくれ!」
俺「任せろー!」ブォン
俺は水面から10メートルの位置を飛ぶ
シャーリー「高すぎる!もっと下だ!」
俺「これで・・・どうだ!」グイッ
水面から更に距離を縮め、5メートルほどの高さを飛ぶ
シャーリー「それキープしてくれよ!」
俺「バランス崩したら落ちそうだな・・・」
ただでさえ魔力を消費するジェットストライカー
いくら普通のウィッチの5倍以上の魔力を溜められるとはいえ、俺の魔力もいずれきれる
はやくストライカーを止めなくてはならない
シャーリー「バルクホルン行くぞ」ギュッ
シャーリーはバルクホルンの腰に手を回す
トゥルーデ「お、おい待て!なんで私に抱きつく必要がある!」
シャーリー「だってそのまま引っ張ったら肩外れるだろ?」
シャーリーはキョトンとした顔でバルクホルンを見る
相手の手を掴んで急に音速レベルのスピードを出せばいくらウィッチといえども肩ぐらい簡単に外れる
抱きつくほか方法がないのだ
トゥルーデ「だからって・・・」
シャーリー「どうしたんだよ。お前らしくもない」
トゥルーデ「は・・・恥ずかしいだろ」
シャーリー「い、言うなよ・・・こっちまで恥ずかしくなるだろ?」
二人の頬がじんわりと紅潮する
俺「お願い!俺得な女の子同士で抱き合うシーンだけど後でやってくれないか!落ちるから!俺落ちるから!」
シャーリー「バルクホルン。今は気にしてる場合じゃないぞ!」
トゥルーデ「わかってる!」
シャーリー「カウント5秒前・・・」
シャーリーがカウントを始める
4―――
嫌な汗がバルクホルンから流れる
―3――
トゥルーデ「(私が失敗したら俺は死ぬ・・・)」
――2―
トゥルーデ「(死なせてたまるか・・・)」
―――1
トゥルーデ「(あいつは・・・あいつは・・・)」
俺「行っくぞーーーーー!」
シャーリー「0!」ブォン
シャーリーがエンジンをフル回転させたと同時に俺が二人を通り過ぎる
トゥルーデ「私達の家族の一員なんだ!一人も欠けさせてたまるかああああああああああああ!!!」
俺とシャーリーの距離がじわりじわりと縮まる
シャーリー「バルクホルン!後は頼んだぞ!」
風に腕が煽られながらもバルクホルンは手を伸ばす
手の位置が定まらず、何度も手が空をきる
俺「バルクホルンさん!もうちょいだ!」
俺も必死に手を伸ばす
急激に魔力が消費して意識がもうろうとする中、シャーリーも奮闘していた
徐々に距離を縮めていたものの、今では更に近づくどころか離されないよう意識を集中させるだけで精一杯だ
シャーリー「届けえええええええええええええええええ!」
最後の力を振り絞った一瞬
俺の手とバルクホルンが今までにないほど近づく
バルクホルン「(もうちょっと・・・もうちょっとだ・・・!)」
ガクン!
バルクホルン「うわっ!」
急に二人の体がバランスを崩した
一気に俺から離される
全力で飛ばしていた分、最後の最後で魔力が限界に達したのだ
シャーリー「(くそ・・・!もうちょっとだったのに・・・!)」
シャーリーが涙を眼に浮かべながら心の中で悔やむ
トゥルーデ「諦めるなシャーリー!」
俺「まだ終わってねぇぞ!」ブン!
ガシッ!
シャーリー「!?」
俺の手・・・いや、背負っていたカノン砲とバルクホルンの手がつながる
シャーリー「やった・・・!繋がった!」
バルクホルンがカノン砲を引きよせる
トゥルーデ「俺!ちょっと痛いが我慢しろ!」
俺「はぁ!?痛いのはご勘弁願いたいんですけど!」
シャーリー「行くぞおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
俺「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
バルクホルンが体勢を縦に直し、空気抵抗を一気に受けた時
同時にシャーリーもストライカーのプロペラを逆回転させ、スピードを一気に殺す
そして・・・
ザバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!
海に三人で突っ込んだ
坂本「バルクホルン!シャーリー!俺!」
ペリーヌ「いくら遅くなったとはいえあのスピードでは・・・」
ハルトマン「無事着水・・・したのかな?」
ルッキーニ「うじゅー・・・シャーリー大丈夫かなー?」
---
------
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トゥルーデ「くっ・・・大丈夫か皆・・・」
シャーリー「なんとかな・・・」
俺「ギリギリセーフ・・・間に合ったねぇ・・・」
トゥルーデ「ここはどこだ?」
辺りを見回し、淡い青色がかかった球体の中に自分がいることを確認する
シャーリー「これ・・・なんだ?」
俺「俺の魔力そのものだよ。うまくタイミングがあって、衝撃をそれで緩和したんだ」
トゥルーデ「お前どこにこんな魔力を・・・」
俺「天才に不可能はなーい!」
シャーリー「(あれだけストライカーを暴走させておいて、三人分を包み込むほどの魔力を展開するのはいくらなんでも・・・)」
「(もしかして・・・)」
シャーリー「なぁ俺・・・本当にストライカーが暴走してたのか?」
俺「え?」ピクッ
シャーリー「よく機体を見せてみろ」グイッ
俺「あぁ~ん!そこは駄目!駄目なの~!」
シャーリー「っ!やっぱりだ・・・お前全然暴走なんてしてなかったんじゃないか!」
トゥルーデ「何!?」
俺「そんなわけあるかい!ちゃんと暴走してたし!」
シャーリー「それらしい痕跡が見当たらないぞ?」
俺「しょ、証拠は俺が食った」
シャーリー「本当は暴走してなかったんだろ?」
俺「え・・・えーっと・・・」
シャーリー「怒らないから正直に言ってくれ」
俺「・・・暴走してませんでした」
シャーリー「はぁ・・・やっぱりな・・・」
トゥルーデ「俺!じゃあなんでこんなことしたんだ!」
俺「だって・・・二人が喧嘩してる所見たくなかったんだもん・・・」グスッ
トゥルーデ「えっ」
俺「二人には・・・二人にはずっと笑ってほしかったんだもん!だから・・・だから・・・」ポロポロ
シャーリー「わ、わかったわかった!だから泣くな!」
俺「えーん!」ダキッ
トゥルーデ「(ズキューン! な・・・なんだこいつ・・・か、可愛い・・・?/////)」
「(い・・・一体どうしたというのだ?まさか俺にこんな子供みたいな一面が・・・)」
俺「うえーん!えーん!」
シャーリー「ほらバルクホルンも抱いてやれよ」
トゥルーデ「わ、私もか!?」
シャーリー「俺が泣きやまないだろ!」
トゥルーデ「むぅ・・・仕方がないな・・・」ダキッ
俺「(ふっ・・・馬鹿共め・・・演技だとは知らずに騙されおって!)」ニヤァ
シャーリー「なぁ俺・・・」
俺「ん?」モミモミ
シャーリー「なんでお前は私のおっぱいを揉んでいるんだ?」
俺「・・・ハッ! しまった!胸に釣られた!」
シャーリー「あのなぁ・・・お前・・・演技はもっと上手くやれよな・・・」
俺「あちゃー途中まで上手く行ってたのにな~」
シャーリー「ははっ!もうちょっとで騙されるところだったよ。なぁバルクホルン」
トゥルーデ「zzz・・・」
俺「あら、寝ちゃってる?」
シャーリー「お前を助けるのに全力で疲れたのかもしれないな・・・そっとしておいてやれ」
俺「なーんだ。妹と一緒でまだガキだな」フッ
シャーリー「ガキ扱いできるような程、お前は大人なのか?」
俺「え~、大人に見えるだろ?この素晴らしい肉体美とか」
シャーリー「バルクホルンに比べたら細身の槍だな」
俺「なんだかんだいって女の子に言うセリフじゃない気がするよそれ」
シャーリー「私とアイツの距離感なんてそんなもんさ」
シャーリー「さぁ・・・帰るか」
俺「あいよ!」
―――ザッ―――ザザッ―――
俺「こちら俺。作戦は成功だったよ」
整備兵『運のいい奴だな。お前は』
俺「シャーリーさんとバルクホルンさんは元から仲が良かったからね」
整備兵『でも、なんで断らなかったんだ?』
俺「黒い悪魔のお願いは断れないでしょ」
整備兵『確かに、それもそうだな』
俺「じゃあ俺もそっちに戻るよ」
シャーリー「今の何の通信だ?」
俺「教えねーよ」
シャーリー「えー教えろよー!」
俺「嫌だねー!なぁーっはっはっはっはっは!」ブォン!
シャーリー「あ、おい!バルクホルンどうすんだよ!」
俺「仲良くなったんなら自分で運びなさーい!」
シャーリー「ったく・・・」
―――ありがとな。俺―――
最終更新:2013年02月04日 14:13