~とある夜~
エイラ「ウン。これでいいな」
エイラは今日起こるイベントに対して胸を躍らせていた
そう。今日はサーニャが一人で夜間哨戒をするのだ
サーニャが寝ぼけてエイラの部屋に突っ込んでくるのは最早エイラの計算尽くだ
エイラ「そろそろ時間か・・・」
部屋の電気を消して、妖精が来るのを待つ
待つこと数分・・・
ガチャ、バタン
誰かがドアを開けて中に侵入してくる
ここまでは計算通り
エイラ「(ふふっ・・・来たか・・・)」
だが、今回は少し違うようだ
ドササッ
何かがエイラのベットの上に落ちる
それは一人だけではなかった
エイラ「のわっ!・・・お、俺!?」
サーニャと一緒に落ちてきたのは俺だった
エイラ「な、なんでコイツがっ!?ううー!折角の二人っきりを邪魔しやがってー!」
すぐにベットから蹴落としてやろうと思ったが、俺が何かを持っているのを発見する
手にとって月明かりに照らしながら見る
エイラ「始末書?」
見るとそれは戦闘の始末書だった
多分以前のジェットストライカーの件のものなんだろう
エイラ「ふふっ、中佐に扱かれたみたいダナ」
少し頬が緩み、今日ぐらい寝かしてやるかと思い、自分も横になる
エイラ「(まぁ、本命はこっちだからいいか)」
エイラはサーニャの寝顔を見ながら微笑む
だが、三人もベットに入ると、流石に狭い
サーニャの顔が思ったよりも近くに来ている
エイラ「(ううっ・・・近すぎて寝れない・・・)」
さらにサーニャの肌が直に触れてきていて妄想が爆発してやまない
あんなことやこんなことを妄想してると、ハッと我をとり戻す
エイラ「(何考えてるんだ?私は・・・。あーもう!これじゃ逆に寝れないじゃないか!)」
エイラが寝がえりをうち、俺の方を向く
俺は遊び疲れた子供のような顔をしながらスヤスヤ寝てる
18歳と自称していたが、まだ顔には幼さが残っている
エイラ「・・・俺の奴、本物の子供みたいダナ」
そうつぶやくと俺のおでこをちょんと突っつく
俺「んぉ・・・すぅ・・・」
少しだけ反応するが、深い眠りからは覚めない
あまりの意外な反応に思わず顔をそむける
エイラ「(ね、寝てる時の俺って割と可愛いな・・・)」
心臓が大きく鳴り響く
エイラ「あー!もう何なんだ!」
エイラが跳ね起きる
エイラ「寝れないじゃんかー・・・」
今更ながらこの計画をしたことに後悔しだす
取り敢えず二人の顔を見ないように仰向けになる
エイラ「これで大丈夫ダナ」
サーニャ「zzz・・・」スースー
俺「zzz・・・」スースー
エイラ「・・・・・・・・・寝息が耳に当たって寝れねぇ・・・」
ここは惜しいけど二人にベットを譲るか・・・
エイラがそーっとベットから降りる
サーニャ「んっ・・・」
エイラ「待てよ・・・あっ!しまった!俺とサーニャがこれじゃ近くなるじゃないか!」
だが気付いた時には既に遅い
サーニャが新たに熱源を求め俺に近づく
俺の体に巻きつこうとしたその時
エイラ「ちょっと待ったああああああああああああああああああああああ!!!」
エイラが即座に割り込んだ
サーニャの進撃は阻止されたが、ベットの半分が占領されてしまった
エイラ「(セ・・・セーフ・・・)」
安心したのも束の間
今度はエイラと俺の体が急接近する
顔が火照るのを感じる
エイラ「(こ、こういう時は深呼吸するんダナ・・・)」
目を瞑って精神を落ち着かせようとした時
ふわっ―――
太陽の香りが体をすり抜け駆け巡った
月の光がほのかに部屋を照らしていて、状況が明るみに出る
俺がエイラを優しく包み込んだのだ
置かれている状況に把握したエイラは
使い魔の耳と尻尾が飛び出させ、顔は真っ赤に燃えあがっている
エイラ「お、おい俺・・・起きてるのか?」
声を潜めて尋ねる
俺「んにゅ・・・?」
俺が間抜けな声を上げて反応すると毛布だけかっさらい、エイラとは逆方向に寝返る
エイラ「な、なんだよも~!」
期待を裏切られたような気分に襲われ、落胆の調子を混ぜた言葉が漏れる
エイラ「たまには・・・かまえよ・・・」
ずっと寂しかったんだ・・・今日ぐらい・・・いいよナ
エイラ「おやすみ、俺」
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チュンチュン、チュピピピピピ
俺「んお?朝かぇ?」ダラー
俺「うわっ、涎きたねぇ!」
エイラ「zzz・・・」
俺「・・・はて?なんで俺はエイラの部屋に?」
昨日はミーナさんに始末書たくさん書かれて・・・
俺「あぁそうだ。それで俺がキレて、反抗したらミーナさんに惨殺されかけたんだっけ」
「それからの記憶がないのは何故だ・・・?」
あ、止めよう。これ以上の記憶は恐らく精神的に大ダメージを及ぼす気がする
サーニャ「」ムクッ
俺「あら、サーニャちゃんおはよう」
サーニャ「水・・・」ショボショボ
俺「水?わかった。今とってくるよ~」
サーニャ「待って・・・」ガシッ
俺「へ?」
サーニャ「お水見つけた・・・」ジー
俺「ん?俺は水なんてもってねえぞ?」
サーニャ「」スッ
俺「・・・っ!まさか貴様!俺の涎でのどを潤そうと言うのk」
ジュリュジュルジュル
ペチャペチャ、ピチャピチャ、ゴクゴク
ジュルルルルルルルルルル!ゴクン!
俺「」ビクンビクン
サーニャ「御馳走様・・・」
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~次の日~
俺「うああああああああああああああああああああああ!!!!」ガバッ
俺「はぁ・・・はぁ・・・夢・・・!?」
サーニャ「zzz・・・」
俺「ひっ!・・・・・・ふぅ。寝てやがる・・・危うく俺の神聖なるファーストキスが奪われるところだったぜ」
エイラ「zzz・・・」
俺「なーんだ。エイラの部屋で寝てたとこまでは夢通りなわけか」スッ
ピキィィィィィィンッ――――――
俺「ぐっ!おあああああああああ!右腕がっ!痺れてやがるうううううううううううう!!!」
俺「こ、こんな時は・・・二度寝するに限る」ボフッ
ムニュッ
俺「っ!・・・なんだ?この柔らかい物を掴んだような感覚・・・」
ムニムニ
俺「?」チラッ
エイラ「あぅぅ・・・////」
俺「」ブッ
俺「・・・くそ、朝から刺激が強いわボケ」フキフキ
俺「(あー!右手さえ痺れてなければもっと楽しめるというのにぃぃぃぃ!!!)」
エイラ「zzz・・・」
俺「落ち着け俺よ・・・目標はまだ寝ている・・・チャンスはある」
ふっふっふ。痺れが引いたらこちらの勝ちよ
エイラ「んっ・・・」ギュッ
俺の手にエイラの手がさらに重なり、柔らかい部分に押しつけられる
俺「(前言撤回。逆に負けそうです。誘惑に)」
もしかしてこれはあれか?実は起きてて、わざとやってますよ的な
ツンツン
エイラ「zzz・・・」
俺「目標未だ沈黙。反応なし」
俺「(待てよ・・・これは手籠めにして脱童貞するチャンスじゃ・・・)」
エイラ「んみゅ・・・zzz・・・」
俺「いやいやいやいや!考えるな!感じるんだ!俺よ!」ガバッ
俺「本能の赴くままに犯しつくしてしまええええええええええええええええええ!!!」
~数十分後~
エイラ「zzz・・・」
俺「くそっ!くそっ!可愛い寝息立てて寝てんじゃねえよ!」
まさかこの俺が攻撃をせずにターンを消化するなんて・・・
俺「魔王は2,3回の攻撃は普通なのに・・・くそったれめ」
エイラ「ん~・・・」モゾモゾ
俺「ひっ!来るな!来るんじゃない!」
エイラ「ふぃ・・・」ピタッ
俺「鼻血がアカン・・・アカン・・・!」ボタボタ
エイラ「zzz・・・」ギュー
ムニィィィィィ
俺「ぶっ!・・・くそ・・・血が止まんねぇ・・・!」ボタボタ
・・・もう・・・ダメのようです先生・・・
俺「童貞から抜けだせず、死ぬことになるなんて・・・ぐふっ・・・!」ガクッ
エイラ「zzz・・・」
サーニャ「・・・」ムクリ
サーニャ「お水・・・」ショボショボ
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~次回予告~
俺「怖いです。寝ている女の子って怖いです」ガクブル
仙猫「無惨ですね」
神「ヘタレ俺・・・あると思います」
俺「ねぇよ。帰れゴラァ」
神「じかーい!レッツスウィミィィィィィング!!!」
仙猫「砂浜での友情・・・!憧れますね」
神「海の男は何をしでかす!?」
仙猫「ウェットスーツで身を隠し!シュノケールを頭に!モリを片手にー・・・」
俺「海へーーーっ!ピョーン!!!」
最終更新:2013年02月04日 14:14