基地・午後のひと時……
俺弟「……美味しい」
ペリーヌ「当たり前ですわ。リーネさんの淹れる紅茶は一級品でしてよ?」
宮藤「よかったね、リーネちゃん」
リーネ「うん、お口に合わなかったらどうしようかと思いました……」
俺弟「お茶だけじゃなくてこのケーキも美味しいや」
宮藤「このケーキも私とリーネちゃんで焼いたんですよ!」
俺弟「そうなんだ。二人はご飯を作るのもお菓子を作るのも上手なんだね」
宮藤「私はお菓子作りはあまり得意じゃなくて、ほとんどリーネちゃんが作ったんですよ」
リーネ「私はお菓子作りは得意だけど、料理は時々失敗しちゃうんです」
俺弟「それでも凄いなぁ……」
リーネ「そんな、全然凄くありません」
宮藤「そうですよ。女の子なんですからこの位は」
ペリーヌ「」
そして別のテーブルでは
俺兄「うめー!この基地だとこんなティータイムまであるのかよ!」
ミーナ「ええ、最前線で娯楽が少ないですから、この位は、ね」
坂本「ああ、リーネと宮藤の作る菓子もうまいだろう」
俺兄「そうっすねー。いやー最前線も良いことが結構あるもんだ」
バルクホルン「良いことはあまりないと思うが、例えばどのような事が良い事なんだ?」
俺兄「そうっすねー。美女11人に囲まれたり、美味しいご飯やお菓子も食べれるってあたりがかな?」
ミーナ「あらあら」
バルクホルン「しかし、ここは最前線だ。それ以上に危険が付きまとっていると思うんだがな」
俺兄「まー、そこらへんは最前線じゃなくてもっすよ。一つ前に居た基地なんて娯楽なんて皆無、女っ気0まさに地獄だたからなー」
俺兄「それに比べたら、ここは遥かにマシっすわ」
坂本「ははは、そうかそうか」
ミーナ「けど噂に聞いた通り本当に俺兄さんと俺弟さんのコンビは凄かったわね」
俺兄「だから言っただろー?俺と俺弟のコンビは1+1=2じゃなくて10にも100にもなるってさ」
バルクホルン「ああ、それは認めよう」
坂本「うむ。参考までに色々聞かせてくれないか?お前達2人を加えた編隊や出撃メンバーの組みなおしや調整をしなくてはならん」
俺兄「ああ、いいっすよ。とりあえず俺は魔眼のお陰で前に突っ込んで敵をかき回す事に長けてるって言えばいいのかな」
坂本「確か、数秒先の未来がその眼に見えるといっていたな」
俺兄「そうそう。大体2-3秒先の動きが残像で見えるんですよねー」
ミーナ「それは便利そうな眼ね」
俺兄「いやー。そうでもなくて最初に使ったときはどれが本物でどれが残像か見分けが付かなくて大変でしたよー」
坂本「しかし、今はちゃんと区別がつくのだろう?」
俺兄「じゃなきゃ、使ってないっすよこんな眼」
俺兄「ま、後はあれかな。俺を前に放り込むとなると他のウィッチとの位置関係の調整をしなきゃ駄目かな」
バルクホルン「どういうことだ?」
俺兄「俺の使ってる武器はショットガンなんですよね。広範囲に散弾をばら撒くから味方を巻き込む危険があるんすよ」
バルクホルン「なら、そんな危ない火器でなく他の火器をだな!」
俺兄「だって、便利なんですもん。しっかり狙いをつけなくてもいいし、複数巻き込めるし……」
バルクホルン「なら火器以外の武器を使ったらどうなんだ?」
俺兄「流石に、剣1本じゃ無理っす。魔力を込めて作った剣ですけど近づかなきゃ攻撃できないし」
坂本「そのあたりは訓練しかないか」
ミーナ「そういえば俺兄さんの武器が帰ってきたときに変わってましたけど。最初に担いでいた大剣はどうしてしまったの?」
俺兄「折れた」
ミーナ「で、帰ってきたときに持っていたロングソードはどうしたのかしら?」
俺兄「戦闘中に作ったんですよ。こんな風にね」
スプーンとフォークを融合-フュージョン-
ジャパンの中部にあるというラーメン屋チェーンのフォークスプーンのようなものを作ってみせる
坂本「ほほう。魔眼以外にも持っていたのか」
俺兄「まーね。それに俺だけじゃなくて俺弟も魔眼以外のモノを持ってるよ」
ミーナ「俺兄さんのその能力はモノとモノを合体させる能力でいいのかしら?」
俺兄「そんな感じです。ま、スプーンとフォークなんかじゃなくて俺はミーナ中佐と合体したいっす」
ミーナ「ニコニコ」
俺兄「ああ、すみません軽いジョークっす」
宮藤「でもさっきの戦闘はすごかったです!」
ペリーヌ「たった二人であの大型をボコボコにしたそうですわね」
リーネ「とっても凄かったです」
俺弟「いや、俺達二人だけじゃコアを破壊しきれそうになかったからね。リーネさんのお陰かな」
宮藤「でも、最初にもっていた狙撃銃をリーネちゃんに渡したときはどうやって戦うんだろうって思いました」
リーネ「はい、ショートソード1本でどうにかなるとは思えませんでしたから本当に銃を受け取って良かったのか少し心配したんですよ?」
俺弟「あの時はまだ説明してなかったしね。例えばこんな事だって」
今回は魔弓でも魔力の矢でもなく、別のモノを形成する。
近くにあったものを真似て……
俺弟「んー、ざっとこんなものかな?」
青く光るバラの花に似た何かを形成してみせる
宮藤「綺麗……」
ペリーヌ「器用ですわね」
リーネ「けど、これは一体どんな仕組みなんですか?」
俺弟「宮藤さんとリーネさんはさっきの戦闘で見たと思うけど……もう一度見せようか」
今度は魔弓を形成してみせる
宮藤「あれ?さっきのバラは青く光ってましたけど、その弓は光ってないというか……」
ペリーヌ「どう見ても、金属みたいなものですわね」
俺弟「そうなんですよね。この弓を形成したときだけ何故か謎の金属で実体化されるんですよ」
俺弟「で、矢のほうも……」
2-3本魔力の矢を形成
俺弟「こっちはさっきの花みたいに、魔力の塊といったところかな?」
ペリーヌ「魔力を色々なモノに変える力というわけですのね?」
俺弟「実際はそんなとこなんですけど、面倒なので聞かれたら魔弓ですって答えてますね」
宮藤「色々なモノに変えれるなら、弓以外にも剣とか薙刀とかも作れるんですか?」
俺弟「ええ、こんな風に」
適当に1本のショートソードを作ってみせる
俺弟「でも、僕は剣の扱いはセンス皆無ですし苦手ですし、某王子様に先にやられていますからね」
俺弟「それに、魔弓の形成だけ通常とは特殊なモノで具現化されるから僕はこれを使えと天から与えられたんでしょう」
ティータイムの邪魔になるので形成した魔弓と魔力の弓の形成を解除・四散させる
宮藤「ほへー……」
俺弟「おっと、こっちも残ってたな」
テーブルにさっき作った花も残っていた。これも邪魔だな
リーネ「あの、その花……貰ってもいいですか?無理ならいいんです」
俺弟「いいけど、じょじょに消えていくから多分明日の朝には消えちゃうよ?」
リーネ「はい、それでもいいです」
俺弟「なら……はいどうぞ」
1本だけでなく複数本形成し、花束を作る
リーネ「こんなに一杯……ありがとうございます」
俺兄「ふーん、なかなかうまくやってるじゃねーか」
ミーナ「俺兄さん、どうしました?俺弟さんの方は今聞いた感じでいいんですね?」
俺兄「ああ、それでいいよ。分からなくなったらwikiの俺設定5のページでも見てくれ」
ミーナ「わかりました」
坂本「さっきからあっちのテーブルをチラチラ見ているが何かあるのか?」
バルクホルン「どうせ、あっちのテーブルに気になる子でもいるんだろう」
俺兄「違う違う!俺弟の事が心配でさ……」
ミーナ「あら、弟思いなのね」
俺兄「ああ、兄としては弟の初恋が無事成就する事を祈るばかりさ」
バルクホルン「基地で恋愛などぐちぐちぐちぐちぐちぐち」
坂本「俺弟か……意中の相手はリーネといったところか」
俺兄「ええ、そうなんですよー。似たもの同士お似合いだと思ってるんですよね」
俺兄「おっ!俺弟……いつになく積極的じゃないか。魔法の花束を贈るなんて粋なことしやがって」
ミーナ「あら、あんな事もできるのね」
俺兄「ま、そんなところでそろそろ俺はお菓子を食べる作業に戻ってもいいでしょうか」
ミーナ「ええ、そうね」
俺兄「いただきま……無い。無い!」
坂本「ご馳走様」
バルクホルン「ご馳走様」
ミーナ「ご馳走様」
俺兄「えっ、嘘だろ。そんな俺の分まで……太るぞ畜生!」
坂本「私は訓練に勤しんでいるから問題ないな」
バルクホルン「私もだ」
ミーナ「俺兄さん?後で私の部屋に来るように(ニコニコ)」
俺弟「ふんふーん♪」
俺兄「おーれーおーとーうーとーーー」
俺弟「うわっ兄さん一体どうしたの!?」
俺兄「わからねぇ。ミーナ中佐に連衡されて口では言えないような恐ろしい体験をまたしてきたぜ・・・・・・」
俺弟「また何か変な事でも言ったんでしょ」
俺兄「何言ったんだろうなぁ。太るって言ったけど真っ先に拳が飛んできそうなバルクホルンちゃんは無反応だったぜ?」
俺弟「なら、何でだろう……」
俺兄「本当なんでだろうなあ」
俺兄「それよりも、うまくやったじゃねーか」
俺弟「あれでよかったのかな。一応喜んでくれていたけど……」
俺兄「ああ、あれでいい。満点あげていいくらいだ」
俺弟「兄さんがそう言うなら大丈夫なのか。よかった」
俺兄「この調子で着々と好感度をあげていけよ」
俺弟「うん、わかったよ」
リーネ「~♪」
宮藤「よかったねリーネちゃん。そんな素敵な花束をもらえて」
リーネ「うん♪」
ペリーヌ「でも、明日には消えてしまいますわよ?」
リーネ「それでもいいんです♪」
宮藤「応援してるよリーネちゃん!」
ペリーヌ「一目ぼれがそう続くとは思いませんわ」
宮藤「そんな事ないですよ!あのリーネちゃんが男の人を好きになったんですよ?」
ペリーヌ「それもそうですわね……」
リーネ「///」
ペリーヌ「仕方ありませんわね、私も微力ながら協力して差し上げますわ」
宮藤「私もだよ!」
リーネ「ありがとう、よしかちゃんにペリーヌさん」
また別の日
シャーリー「そういえば、俺兄と俺弟ってどっちが実際に強いんだー?」
俺兄「こいつだよ」
俺弟「兄さんですよ」
シャーリー「あははー二人とも謙虚なんだなー」
ミーナ「一応、撃墜数では俺兄さんが140、俺弟さんが70になっているわね」
俺兄「それは仕方ないさー。基本俺が前に突っ込む役でこいつはそのサポートだから撃墜数は俺の方がどうしても上になるのさ。それにウィッチ養成学校時代、一度もこいつにすべてにおいて勝てた事がないんだよね」
ミーナ「なるほど、俺弟さんは養成学校を主席で卒業しているのね」
俺弟「学校の成績なんて実戦じゃ関係ありませんよ。実戦じゃ兄さんの足元にすら及ばないですし……」
俺兄「そんなことねーだろ。その気になればやれるくせにどうしてやんねーんだよ」
俺弟「そんな事あるわけないじゃないか……僕には無理だよ」
俺兄「こんなこと言ってるんですけど、実際こいつの方が凄いんで」
俺弟「いえ、兄さんんほうが凄いので」
ミーナ「あらあら、譲り合いが始まってしまったわね」
宮藤「でもこの間の戦闘を見ましたけど、どっちも凄いと思います!」
リーネ「そうです。俺弟さんも俺兄さんも同じ位凄かったです」
俺弟「二人ともありがとう。でも本当に兄さんのほうが凄いんだよ……昔から僕は兄さん無しじゃ何もできないダメな奴だったからね」
俺兄「俺って殆ど何もしてないような気がするんだけどなぁ」
俺弟「僕のために小さい頃から色々してきてくれたじゃないか」
バルクホルン「一体どんなことをしていたんだ?」
俺兄「大した事じゃねーっすよ」
俺弟「僕にとっては大したことだよ」
俺弟「たとえば小さい頃……」
「おい、ちょっとは反撃したらどうなんだよー」
「何ないてんだよー」
俺弟「ぐすっ……えぐっ……やめてよ」
「ならやめさせてみろよー。お前にできるわけないだろうけど」
俺兄「弟をいじめるなーーー!」
「うわー!俺兄が来たぞ。やられる前に逃げろ~!」
俺弟「えぐっ……兄さんありがとう」
俺兄「まったくあいつらときたら……お前も少しくらいやり返してやればいいのに」
俺弟「だって、やり返したら相手に怪我させちゃうかもしれないじゃないか」
俺兄「そんくらいでいいんだよそんくらいで。まー、もう虐められないようにこれからは俺が守ってやるさ」
俺弟「ありがとう、兄さん」
俺弟「後、こんなこともありましたね」
両親「ケーキを買ってきたよ。お前たち、チョコケーキとショートケーキどっちがどっちを食べる?」
俺兄「お前から先に決めていいよ!俺は余った方でいい」
俺弟「でも、兄さんもチョコケーキが好きなはずじゃ……」
俺兄「いや、最近俺はチョコ嫌いになったんだ。お前はチョコケーキを食べたいみたいだから俺はショートケーキを食べる!」
俺弟「無理しなくてもいいのに。この間もチョコケーキ我慢してたでしょ?僕が今日はショートケーキを食べるよ」
俺兄「いや、いい。俺がショートケーキを食べたいんだ!(モグモグモグモグ)」
俺弟「……ありがとう、兄さん」
俺兄「そんな事いう必要ないぞ!俺がショートケーキを食べたかっただけだしな」
俺弟「(本当は兄さんもチョコケーキがすごく食べたいはずなのに……)」
俺兄「うめー。ショートケーキ超うめー」
両親「お兄ちゃんは本当にショートケーキが好きみたいね」
俺兄「まーねー」
俺弟「まだほかにも色々ありましたけど挙げていくとキリがないですね」
俺兄「全部俺が勝手にやってた事ですけどねー。どうしてもこいつの事が心配で心配で……」
ミーナ「本当にあなたたち兄弟は仲がいいのね」
エーリカ「そこまで仲がいいとうらやましいなー」
坂本「俺兄もいい加減に見えて、弟思いの良い兄ではないか」
俺弟「ええ。兄さんには感謝してもし尽くせないですよ」
俺兄「そう言われるとなんだか照れちまうな」
宮藤「兄弟っていいなぁ……」
リーネ「うん。あそこまで仲がいいと本当に楽しそう」
俺弟「多分、僕達が離れ離れになるときは結婚して各々が家庭を持った時位だと思います」
俺兄「いや、それは甘いぜ?もしかしたら俺が隣に越してくる可能性だってあるぞ?むしろ引っ越すぞ?」
俺弟「ええっ!?」
みんな『あははははっ』
俺ブラザーズの部屋
俺兄「なあ、俺弟?」
俺弟「何だい兄さん、そんなかしこまっちゃって」
俺兄「俺って正直迷惑か?」
俺弟「どうしたんだよ急に」
俺兄「いや、前前から思ってたんだ。お前が実力を出し切れないのって俺のせいなんじゃないかって気がしてさ……」
俺弟「なんだ、そんな事か。さっきもみんなの前で言っただろう?兄さんには感謝してもし尽くせないって。実力が出し切れないのは兄さんのせいでなく、自分自身のせいだから……」
俺兄「今まで俺が色々お前にしてきたからそれに気を使って今度はお前が俺のために、なんて事じゃないんだろうな?」
俺弟「もちろんだよ。兄さんが言うほど僕は優秀じゃないよ。兄さん無しじゃ僕は……」
俺兄「そうか……俺が勝手に思い込んでただけか。ならいいやこれからも(ボソッ)」
俺兄「ったく、そんな後ろ向きな発言はするなって!(ガシッ)」
俺弟「いてて、いてっ。何するんだよ!」
俺兄「ほれほれ。ちったぁ元気が出たか!」
俺弟「男の人に抱き寄せられても全然うれしくないよ!」
俺兄「ま、俺も男を抱き寄せても楽しくねーわな。ははははは」
俺弟「まったく……兄さんはいつもこうだ……」
俺兄「ま、そういうなって。何度も言うけどさ、これからもずっと今まで通りいこうぜ」
俺弟「……うん。そうだね。それが一番最善の選択だろうしね」
俺兄「ああ」
俺弟「うん」
俺弟「で、何時までこう、抱き寄せられてればいいのかな?」
俺兄「さぁ。どうなんだろうな」
俺弟「絶対これ他人が見たら誤解されるよ」
俺兄「ああ、そうだな」
ガチャッ
サーニャ「」
俺達「」
サーニャ「えっと……あの……ミーナ中佐から二人を呼んでくるように言われて」
俺兄「まて、誤解だサーニャちゃん!」
俺弟「そうだよ兄さんの言うとおりだからね」
サーニャ「あの、その……」
俺兄「俺はノーマルだから!女の子が好きだから!これは事故みたいなものだから!」
俺弟「そうです、これは事故です」
サーニャ「俺兄さんと俺弟さんのどっちが攻めでどっちが受けなんですか?」
俺兄「」
俺弟「」
サーニャ「俺兄さんと俺弟さんがあんなこんな……///」
俺兄「違うから!そんなんじゃねーから!」
俺弟「サーニャさん、自分の世界へ入っていかないで!」
サーニャ「ごちそうさまでした///」
俺達「ガクガクブルブル」
俺兄「酷い目にあったな」
俺弟「うん、すっぽかしかけてミーナ中佐からはこってり絞られるしね」
俺兄「でも、変な噂が広まらなかっただけマシだよな」
俺弟「うん。そうだね。見つかった相手がサーニャさんでよかったのかな……?」
俺兄「かもしれねーな。それにまだミーナ中佐は本気じゃなかったしな」
俺弟「えっ?」
俺兄「口には恐ろしくて出せやしないけど、俺一人だったらもっとひどい事されてただろうなー」
俺弟「聞かなかった事にしとく……」
俺兄「知らない方が絶対に幸せだぜ……」
俺弟「うん……」
最終更新:2013年02月04日 14:47