俺ブラザーズがストライクウィッチーズに転属してきてからある程度日数も経ち……


リーネ「俺弟さん、ここにはもう慣れましたか?」

俺弟「はい、みなさんのおかげで」

リーネ「よかった。馴染めてなかったらどうしようかと思いました。私も最初はそうでしたから」

俺弟「そうだったんだ。リーネさんを見ているとそんな時期があったなんて思えないけど?」

リーネ「それはよしかちゃんやみなさんのおかげです」

俺弟「そう、でもここではすぐに馴染めてよかったよ」

リーネ「ほかの場所では違ったんですか?」

俺弟「まあ、兄さんのおかげで孤立していたわけじゃないけど、どこか馴染めなかった所がね」

リーネ「やっぱり私達、似たところが結構ありますね」

俺弟「そうかもしれないね」

リーネ「後、その、今日は俺弟さんに少し大事なお話もあって……」

俺弟「?」

リーネ「俺弟さんが迷惑じゃなければ、私と私とそのつ
俺兄「おーーーーーーい、俺弟ーーーーー!大変だーーーーー!」

俺弟「…兄さん、そんなに大声を出さなくても聞こえてるよ」

俺兄「ははは、そうかそうか。それより緊急事態だ!俺達の事をミーナ中佐が呼んでたぞ」

俺弟「ミーナ中佐がなんだろう……まさか兄さん?」

俺兄「最近何も悪い事してねーよ!マジで一体何だろうねぇ」

俺弟「ミーナ中佐が呼んでるなら早くいかないとまたひどい目にあうかもしれないね」

俺兄「ああ、そうだな……というわけでリーネちゃん、ちょっとこいつは借りていくよ」

俺弟「ごめんね、リーネさん。話はまた後で聞くね」

リーネ「は、はい。また後でお願いします」




宮藤「リーネちゃんどうだった?」

リーネ「途中で邪魔がはいっちゃって……でも邪魔が入ってよかったかも……」

ペリーヌ「どうしてですの?」

リーネ「あのままだと絶対私、変な事を言っちゃうか、何も言えないでおわっちゃったかもしれないです…」

宮藤「んー、そうしたら手紙で伝えたらどうかな!」

ペリーヌ「恋文ですわね」

リーネ「それなら、大丈夫かもしれない」

宮藤「そうなったらさっそく書いて、俺弟さんに渡そう!」

リーネ「ええっ!?俺弟さんに直接渡すんですか!?」

宮藤「もちろんそうだよ!」

ペリーヌ「本人に渡さないでどうするつもりですの?」

リーネ「でも、直接は恥ずかしくて……」

宮藤「んー、それなら俺兄さんに渡して貰えばいいんじゃないかな」

ペリーヌ「そうですわね。俺兄さんなら俺弟さんがらみなら信用はおけますわ」

リーネ「うん、なら俺兄さんに頼んでみることにします」




ミーナ中佐の話の後、俺ブラザーズはハンガーに訪れていた


俺兄「新しいストライカーねぇ」

俺弟「ああ、何で2個目が届いてるんだろうね」

俺兄「見た目も今までのとかわんねーよなぁ」

俺弟「そうだね。どう見てもスピットファイアMk.22だよね。しかもご丁寧に色まで僕らが今使ってるストライカーと一緒にしてくれてるなんて」

俺兄「でも、コレおかしくね?何で左右で色が違うんだよ」

俺弟「多分、積み込み時のミスだとおもうよ。すみませーん!」

整備士「どうしました?俺弟大尉」

俺弟「このストライカー、この左の部分が逆に積まれてきてしまったみたいなので移動させておいてもらってもいいですか?」

整備士「やっぱりそうですよね。私達もおかしいと思っていたんですよ、それでは合わせておきますね」

俺兄「おう、頼んだぜ」

俺弟「よろしくお願いします」




俺達の部屋

俺兄「でも、なんなんだろうなーアレ」

俺弟「本当なんだったんだろうね。ミーナ中佐も困惑していたよ。連絡もなしに急に送られてきたみたいだし」

俺兄「そりゃなぁ。もう俺達のストライカーはあるのにもう1つづつ送られてくるなんてさー。しかも前に送られてきたやつは回収されてったんだろ?」

俺弟「うん。きっと不備があって回収されたか、改良が加えられたから交換されたんじゃないかな?」

俺兄「ま、そんなとこだろうなー」

俺弟「それならそうと連絡位よこしてくれてもいいのにね」

俺兄「まー。いい加減だからしかたねーさ」


コンコン

俺兄「ほいほい、どちら様っと」

リーネ「あっ、俺兄さんこんにちは」

俺兄「ああ、リーネちゃんか。俺弟に会いにきたんだろ?おーい、リーネちゃんが来てるぞー?」

俺弟「ああ、さっきの話の続きかな?」

リーネ「あっ、違うんです。今は俺弟さんでなくて俺兄さんに用があって……」

俺弟「兄さんのほうにだったのか。なら兄さん、僕はちょっとあのストライカーで飛んでくるよ」

俺兄「ああ、そうか。なら後でどんな感じだったか教えてくれ」

俺弟「うん。それじゃあ行ってくる」




俺兄「で、リーネちゃん。俺に話ってのは?」

リーネ「その、大切なお願いがあって……」

俺兄「うんうん。何でも聞いちゃうぞー」

リーネ「これを受け取ってください!」

俺兄「えっ!?ラブレターを俺に!?」

リーネ「あっ、その俺兄さんにでなくて俺弟さんになんですけど……」

俺兄「あー、なるほど。恥ずかしくて直接渡せないから俺に頼みに来た。そんなとこだろー」

リーネ「はい……///」

俺兄「任せておけって。俺弟が帰ってきたら渡しておいてやるよ」

リーネ「ありがとうございます」

俺兄「ついに俺弟も一歩大人の階段を上るわけか……うんうん」




俺弟「あ、忘れ物があったな……!?」

俺弟「……嘘だろ。兄さんの方だったのかよ」

俺弟の眼にはリーネが俺兄に手紙のようなものを渡し、親しげに話す姿が……

俺弟「でもしかたないか。リーネさんのほうからだったんだもんな。兄さんからってわけじゃないっぽいし。それに今までずっと自分の事は二の次で俺のために色々してくれたんだ……俺もそろそろ兄さんに頼らずに自分でやれるようにしよう。兄さんが自由になれるように」



俺弟「……ハァ。飛んで忘れよう」




上空

俺弟「……特に大きな変化なんてないな。ちょっと速度が上がってるようなそうでもないようなそんなとこか」

俺弟「やっぱり、ただの改良が加えらたストライカーと交換されただけみたいだね」

俺弟「……ハァ。どの位したら戻ろう」

俺弟「兄さんの事だからきっと最後までだろうしもう少し時間を潰そう……」




俺達の部屋

俺兄「あいつおっせーなー。テスト飛行にどんだけ時間かけてんだよ」

俺兄「せっかくの朗報なのによーったく……」

俺兄「でも、こういうのって中身が気になるんだよなー」

俺兄「イカンイカン、あいつ宛じゃなきゃ閲覧しちゃうけど、今回はダメだ」



俺弟「ただいま、兄さん」

俺兄「おお、お帰り!ストライカーはどうだったさ」

俺弟「特に大きな変更点はなさそうだったよ。多分若干の改良が加えられただけみたいだったよ」

俺兄「そうかー」

俺弟「兄さんもリーネさんとの用事は終わったの?」

俺兄「そうそう、朗報だぜ!これを見てくれよ、ラブレターだぜ」

俺弟「そ、そう。よかったね兄さん。おめでとう」

俺兄「ん?何言ってるんだ?」

俺弟「いや、いいよいいよ。僕に気を遣わなくても。兄さんならリーネさんとお似合いだとおもうよ?」

俺弟「それに、そろそろ兄さんだって僕ばかり構ってないで自分の事をしたほうがいいんじゃない?」

俺兄「え?違う違う。これはだな」

俺弟「ちょっと用事を思い出したからまた出かけてくるよ」

俺兄「あ、ああ……どうしたんだあいつ?」




俺弟「ハァ……ああは言ったもののちょっとショックだな」

リーネ「あれ、俺弟さんこんな所にいたんですね」

俺弟「!?」

リーネ「その、俺兄さんから聞きましたか?」

俺弟「あ、うん」

リーネ「その、それで……」

俺弟「あ、うん。兄さんとお幸せにね。僕は急いでるからこれで」


リーネ「?」

リーネ「何で私と俺兄さんなんだろう。俺兄さんがいたずらでもしてるのかなぁ」




俺弟「……」

ミーナ「あら?俺弟さんこんな所で何をしているのかしら」

俺弟「ああ、ミーナ中佐。ちょっと傷心に浸ってた所ですよ」

ミーナ「傷心?お兄さんと喧嘩でもしたのかしら」

俺弟「いえ、兄さんと喧嘩なんてしませんよ。ちょっと失恋を……」

ミーナ「あら?リーネさんとはうまくいってそうだったのにダメだったのかしら」

俺弟「ええ。結局俺じゃなくて兄さんでした」

ミーナ「……」

俺弟「どうやら兄さんはリーネさんからラブレターを貰ったみたいで。でも兄さんにならこう、任せてもいいかなって思うんですよね」

ミーナ「そうだったの……」

俺弟「初恋は成就しないとか言われますけど、その通りですね」

ミーナ「そうね、初恋は成就しないものね……」

俺弟「……ハァ」

ミーナ「そのうちまた俺弟さんも新しい恋を見つけるわよ」

俺弟「そうでしょうか……」

ミーナ「多分、ですけどね」

俺弟「兄さんからもそういえば言われていたっけ……もっと前向きになれって」

ミーナ「ええ、そうね。いつまでも腐ってるのはよくないわね」

俺弟「そうですね。決めました。今までは兄さんが僕に対して色々してくれてましたけど、今度は僕が兄さんに……」

ミーナ「それもいいかもしれないわね」

俺弟「愚痴ったら大分落ち来ました。少し行動してみることにします」

ミーナ「この位いいのよ。また愚痴りたくなったらいらっしゃい」

俺弟「ありがとうございます」




俺兄「ゼッタイあいつ勝手に勘違いしてたよな、うん間違いない」

俺兄「まずは帰ってきたら一から説明だな、めんどくせぇ」

こんこん

俺兄「ほいほい、どちら様?」

リーネ「あの、すみません。俺弟さんは戻ってますか?」

俺兄「あら、リーネちゃん。あいつならまだ戻ってないぜ」

リーネ「そうですか……」

俺兄「一体どうしたんだい?」

リーネ「その、俺弟さんが何か色々勘違いしているみたいなので説明しに来たんです」

俺兄「あー、やっぱりあいつ何か勘違いしてるよな」

リーネ「はい、多分私が俺兄さんにラブレターを贈ったって思い込んでいるみたいでした……」

俺兄「やっぱりそこか。あいつにこれを渡す前に人の話を聞かずに飛び出しちまったからなぁ」

リーネ「すみません、私がこんな面倒な事をお願いしたせいで……」

俺兄「いや、いいよ。俺からしっかりとあいつに説明しておくからさ」

リーネ「ありがとうございます。手紙は、捨てておいてもらってもいいですか?俺弟さんにはやっぱり私から直接伝える事にします」

俺兄「ああ、俺弟にもそのことを伝えておくよ」

リーネ「ありがとうございます、何から何まで……」

俺兄「いや、いいってことよ。アイツが幸せになればそれで俺は満足なのさ。リーネちゃんちょっと動かないでくれる?」

リーネ「どうしたんですか?」

俺兄「睫毛のとこにゴミが目にはいっちゃうぜ……よっと取れた」

リーネ「すみません、何処でついちゃったんだろう」

俺兄「ま、気を付けてね。スナイパーは目が大事だろう?」

リーネ「はい、ありがとうございました。それでは」




俺弟「!?いや、別に驚く事じゃないな。俺達の部屋からリーネさんが出て来たって何も驚く事じゃないじゃないか。兄さんに会いにきてたんだろうに」

俺弟「えっ!?」

俺弟の目に映ったのは俺兄が屈み、顔の高さをリーネと合わせ近づいていく様子が……

俺弟「驚く事じゃないじゃないか、兄さんとリーネさんはもうそういう関係なんだ……諦めがつかないとか情けないな」




俺弟「兄さんただいま!」

俺兄「おう、お帰り。用事はすんだのか?」

俺弟「うん、無事に終わったよ」

俺兄「さっき言いそびれた事なんだけどよ」

俺弟「兄さん、その話を聞くのは明日でもいいかな。今日はちょっとテストとはいえ長めに飛んだせいでちょっと疲れてもう眠いんだ」

俺兄「お、そうか。そういえばもう結構遅い時間だもんななら明日にするかー」

俺弟「うん、ごめんね兄さん。明日ちゃんと聞くから僕はもう寝るよ」

俺兄「おう、おやすみ」

俺弟「うん、お休み兄さん」


俺弟「ああ、そうだ兄さん。一つ言うのを忘れてたよ。これからは僕はもう一人でも大丈夫だから」

俺兄「あ?何言ってんだ?おい」

俺弟「」

俺兄「もう寝ちまったのかよ……ったく」
最終更新:2013年02月04日 14:47