俺は下原の「お腹が減ってるなら、何でも作ってあげるけど…」という誘いに

飲まれそうであったが、只ならぬオーラを感じ取ったので

「あ、はくしゃくに呼ばれてたんだった!」とその場を後にした

……背後から「…ふふ」と笑う声には気付かずに


俺「はくしゃくー!どこー?」

勢いで来たものの、何処に居るかなど見当もつかずただ呼びに呼ぶだけ

俺に出来ることはその程度だった

クルピン「お、居た。どうやら覚えていてくれたみたいだね」

と都合よくクルピンスキ―に出会う

俺「はくしゃく居た!それで、何なの?」

その言葉に彼女は顔を輝かせる

クルピン「ちょっと着いて来て。イイ物があるからさ」

俺「お菓子?お菓子くれるの?」

クルピン「さぁ、どうかな」

そう言ってクスクスと笑う彼女は、俺を部屋に連れて行く


クルピン「はい、これをあげるよ」

俺「本当?ありがとうはくしゃく!」

そう言って俺はクルピンスキーからもらったビンの中身を口にする

俺「………ニガイ」

うえぇぇぇぇ、とビンを置く俺

俺「はくしゃく酷いよ!これニガイ!!」

クルピン「ボクのお気に入りなんだけどなーソレ」

頭を掻きながらまいったな、と漏らす

クルピン「キミ、甘いものが好きでしょ?」

俺「うん!よく分かったね!でも何で?」

クルピン「あれだけお菓子を連呼していたらそれは…ね。まぁいいや。そんなキミに良いコトを教えてあげよう」

俺「次はニガク無い?」

クルピン「あはは、そんなに身構えなくてもいいからさ。…ほら、耳を貸して」

何か吹き込んでいく。次第に顔が明るくなる俺

俺「それ、本当なの?」

クルピン「まぁ、やってみなよ。そろそろ帰ってくる頃だからさ。あと…これも」

そう言って懐からクッキーを出し俺に渡す

俺「わぁ!ありがとう!じゃあねはくしゃく!!」

俺は元気よく去って行った

クルピン「さてさて…せっかくの新人だ、楽しませて貰わないとね」

彼女はまたクスクスと笑い、俺が残したビンの残りを口にするのであった
最終更新:2013年02月04日 14:55