炉リーネ「俺君……私との約束忘れないよね?」

幼俺「わかってるよー。お前との約束は忘れたりしないから安心しろよー」

炉リーネ「絶対だよ?」

幼俺「絶対わすれない」

炉リーネ「絶対の絶対にだよ?」

幼俺「絶対絶対わすれない」

炉リーネ「絶対絶対絶対絶対だよ?」

幼俺「絶対絶対絶対絶対忘れない」

炉リーネ「それなら約束の指きり……」

幼俺「ほら。指きりげんまん」

炉リーネ「嘘ついたら、7.62mm弾千発うーちこむ」

二人「指切った!」

幼俺「これでいいんだろ?」

炉リーネ「うん♪」

リーネ父「物騒な指きりだなぁ……」

父「だがやっぱり、リーネちゃんに俺は勿体無いかもしれないな。もっといい男なんて一杯いるだろうし……」

リーネ父「いや、そんなことはないさ。俺君は身を挺してリーネを守ってくれようとしてたんだ。それだけでも十分資格はあるとおもわないか?」

父「結局は俺達に助けられたけどなぁ」

幼俺「うるさいやい!そのうち俺一人であのくらいできるようになってやるんだから!リーネくらい俺一人でちゃんと守れるようになってやるさ!」

父親「おーおー。大きくでたなー」

幼俺「ふんっ!」

炉リーネ「俺君、頑張ってね。そして私をずーっと守ってね?」

幼俺「うん、まかせとけよ」

炉リーネ「待ってるからね……?」

幼俺「リーネこそ、ちょっとは可愛くなってなきゃ守ってやらないからな」

炉リーネ「うん。私も俺君とつりあえるように頑張るから」

幼俺「当たり前だ。俺の嫁になるんだから、すごく可愛くなれよ?」

炉リーネ「うん」

父「凄く可愛くなれって……もう既に凄く可愛いじゃないかこの馬鹿息子」ゴチン

幼俺「いってー……何するんだよー」

父「お前の方こそリーネちゃんとつりあえるようになれよ?じゃなきゃ話にならないぞ?」

幼俺「うるせーな!俺はこのままかっこよく、しかも強くなるから大丈夫なんだよ!」

父「それならいいんだがな?」

幼俺「ふんっ!」

父「それじゃあ、ビショップ。俺達はそろそろ帰るよ」

リーネ父「そうか……泊まっていけばよかったんだが、お前も忙しいか」

父「ああ、そんなところだ。俺、帰りの挨拶をしなさい」

幼俺「ビショップおじさん、今日はありがとうございました」

リーネ父「こちらこそ今日はリーネを助けてもらったりしてありがとう」

幼俺「別にいーよ、そのくらい」

炉リーネ「俺君、また会いに来てくれるよね?」

幼俺「それはわからないよ。父さん次第だし」

炉リーネ「……」グスッ

幼俺「ああもう!泣くなよ……いつになるかわからないけど絶対に迎えにくるから泣くな」

炉リーネ「……うん」

幼俺「さっきだって、指きりの約束しただろ?」

炉リーネ「……うん。絶対だからね」

幼俺「わかってるよ。絶対だ」

炉リーネ「私……ずっと会えなくても俺君の事忘れないから。今日の約束だって。ずっとずっと待ってるからね?」

幼俺「別にそこまでしなくても……」

炉リーネ「ううん。ずっと待ってるね……」グスッ

幼俺「もう泣くなよ!判ったよ、俺だって忘れないから。リーネが待っててくれる限り絶対に迎えにくるから!」

炉リーネ「うん……待ってる」グスッ

幼俺「もう……だから泣くなよ!もう!!!」チュッ

炉リーネ「!?」

幼俺「……じゃあな!」

炉リーネ「うん!またね!」



ミーナ「宮藤さん、俺さんの容態は?」

宮藤「今は気を失っているだけです。傷のほうはもう治っているので大丈夫ですので、そのうち目を覚ますと思います」

ミーナ「すぐに復帰できそうなのね?」

バルクホルン「私がついていながら、俺をこんな目にあわせリーネまでネウロイに攫わせてしまうとは。くそっ!」

坂本「それを言ったら私のせいでもある」

ミーナ「今回の件は誰のせいでもないわ。それよりも今はリーネさんの救出の手はずを整えましょう」

坂本「そうだな……できるだけ早く救出してやらないと」

ミーナ「ネウロイの巣へつれていかれたなら私達もネウロイの巣へ行くしかないわね……」

バルクホルン「だが、我々だけで何とかできるのか?」

ミーナ「まだ判らないわ。だけど今回はネウロイの巣の破壊ではなく、あくまでリーネさんの救出よ」

坂本「それなら何とかなるかもしれないか。準備が整い次第出発しよう」

ミーナ「ええ。リーネさんがネウロイの手で何かされる前に助けだしましょう」



俺「……そうだった。ようやく思い出した!俺が強くなろうとした理由、リーネが8年も待っていた理由、リーネとの約束!」

俺「俺はなんて大切な事を今まで忘れてたんだ。何が強くなるだ、何が守るだ!くそっ!釣り合えてないのは俺のほうじゃないか……」

俺「……リーネが待ってる。助けにいかなきゃ。俺は弱くたって守らなきゃいけないんだ……」



ミーナ「みなさん、今回の作戦に何か不明点はありますか?」

<・・・…

ミーナ「ないようね。なら各自ハンガーへ移動!これよりストライクウィッチーズはリーネさんを救出するためにネウロイの巣へ出撃します」

俺「待った……その作戦、俺にも詳しく教えてください」

ミーナ「俺さん、もう大丈夫なの?」

俺「大丈夫です……たとえ大丈夫じゃなくても俺は行かなきゃいけない」

ミーナ「……残念ですが俺さんは基地に残ってもらいます」

俺「どうして!俺は何があってもリーネを助けに行かなきゃ行けないんだ。約束を果たしに行かなきゃいけないんだ!」

ミーナ「……だって、俺さんはさっきの戦いでストライカーが破損してしまったでしょう?予備のストライカーが今はないのよ」

俺「……ストライカーならあります。多分そろそろ届く頃だ」

ミーナ「俺さんはアレが届く事を知っていたのかしら?」

俺「はい。父から……」

ミーナ「けど、テストも何もしていないのよ?」

俺「大丈夫です。あれは俺に合わせて調整されているはずだから、テストはなしでもいけます!」

坂本「ミーナ、止めたって無駄だろう。それに囚われのお姫様を助けるのは王子様の役目だろう?」

ミーナ「……そうね。それならまず俺さんはその血まみれの服を着替えてらっしゃい」

サーニャ「……それなら、丁度いいものがあります」

俺「?」

サーニャ「こっちです」



ハンガー

俺「お待たせしました」

ミーナ「俺さん、その格好は……?」

俺「サーニャちゃんがこれを着ていくべきだって聴かなくて……」

サーニャ「これで完全にどこからみても王子様です」

宮藤「わぁ……すごくかっこいいです」

坂本「どこから見ても本物の王子だな。それは式典用か?」

俺「式典用ではなくて、写真撮影用というか……でも以前式典でこれを着せられた事もあったような……荷物にまぎれていたから捨てたはずだけど。まさかサーニャちゃんが保管してたとはね」

シャーリー「だけどまさにぴったりじゃないか、王子様。こりゃ世界中の女の子があこがれるわけだよ」

エーリカ「俺ー。ストライカーはこっちだよー」

バルクホルン「判っていると思うが、これのジェットストライカーは今までのレシプロとは全く違う、エーテル噴射式だ。扱いも難しい上に魔法力の消耗も多いから気をつけろ」

俺「ジェットストライカー……わかりました!」

ミーナ「ジェットストライカー、グロースター・ミーティアよ」

俺「これが父さんの言っていたブリタニアの……」

ミーナ「さっき俺さんが言っていたように、やっぱり俺さん用の調整がしてあったわ。それに真っ白な機体色にこのマーク。俺さん専用って一目瞭然ね」

坂本「お前なら、イキナリ使いこなせるはずだ。今までの訓練を思い出せ」

俺「はい!もちろん使いこなすしかないですから!」



俺「今まで作ってきた魔法剣をいよいよ使うと時がきたか……来い!」

エイラ「わわ、何だ何だ。俺の周りに大量……というか光の剣が周りに漂いすぎて俺の姿が見えないじゃないか」

サーニャ「俺さん、翼状にしたらカッコイイと思います」

俺「翼か……剣よ我が翼となれ。サーニャちゃんこんな感じでどうかな」

サーニャ「はい。いいと思います」

俺「後は取って置きだ……!」

俺「魔法剣ケイ!魔法剣ランスロット!魔法剣トリスタン!魔法剣ガウェイン!魔法剣ガラハッド!魔法剣パーシヴァル!魔法剣ボース!魔法剣ベイリン!魔法剣ベイラン!魔法剣モルドレッド!魔法剣ベディヴィア!」


俺「そして……魔法剣エクスかリバー!」

俺「11本の魔法剣よ、わが身を守る剣となり盾となれ!」

エイラ「わわわ、何だよ。今度は俺の周りを光の剣が囲いだして危ないじゃないか!」

俺「エイラさん、大丈夫。この剣は俺の意思や意思とは関係なしに、俺を守る剣となり、時に盾となるだけさ」

サーニャ「私の案を使ってくれてありがとう」

俺「こっちこそ、この数百の剣をどう持っていくか困っていたところだったから助かったよ」

坂本「準備は整ったようだな」

ミーナ「それではストライクウィッチーズ出撃!必ずリーネさんを救い出すのよ」

<了解!


俺「物語の結末はいつでも王子様とお姫様のハッピーエンドで締めくくるって相場がきまってる。だから必ず俺の手で助け出してみせる……そして約束を果たすんだ」

俺「だから、あと少しだけ待っていてくれよ。リーネ……」
最終更新:2013年02月04日 15:02