ミーナ「今日は新しいウィッチが此処に配属されます。皆、仲良くしてね」
バルクホルン「今度は何処から来たんだ?またブリタニアか?」
ミーナ「いいえ大尉、今回は北欧のウィッチを頼んだの。まだこの部隊に居ない国の子を、ね」
坂本「北欧…スオムスか?」
ミーナ「ええ、坂本少佐。あと、オラーシャ出身のウィッチが二人よ」
シャーリー「此処に来るって事は結構強いヤツなんだよなぁ……真面目な奴は勘弁してくれよ……」
ルッキーニ「あたしはおっぱいおっきかったらそれでいいー!」
ミーナ「はいはいそこまで。じゃあ、入ってきて頂戴?」
エイラ「…エイラ・イルマタル・ユーティライネン。スオムス空軍少尉だ」
ミーナ「エイラ少尉は今迄一度も被弾したことが無いの。スオムスが誇るスーパーエースよ」
バルクホルン「それは心強い。即戦力は大歓迎だぞ?少尉」
エイラ「それはドウモ」
ペリーヌ「随分と無愛想な方ですわね?」
エイラ「…別に関係無いだろ?」
シャーリー「そんな事無いぞ?これから一緒に戦うんだからな!…私はシャーロット・E・イェーガー中尉だ。エイラ
って呼ぶから、エイラは私の事をシャーリーって呼んでくれ」
エイラ「その軽いカンジ…お前リべリオン人だな?全く………お、おっきいな。二パよりあるのカモ…」
シャーリー「お、何だ何だ?早速私のナイスバディに惚れたのか?」ニヤ~
エイラ「べべ、別にそんなんじゃ
ルッキーニ「ダメだよ!シャーリーはあたしの~!!」ガバッ
シャーリー「あはは!分かってるって」
ハルトマン「……あれ、他の人は?」
坂本「ミーナ、どうなんだ?」
ミーナ「おかしいわね、確かに報告では三人だと…
エイラ「もう一人なら部屋の前にちゃんと居たぞ?…ホラ、あそこに」
???「……」チラ・・チラ・・
坂本「?…どうした、そんな所で立ち止まって。早くこっちに来てくれないか?」
ペリーヌ「少佐がこう仰っていますのよ!…あまり待たせないでくださる?」
???「…すみません」トコトコ
ミーナ「じゃあ、貴女の名前を教えてくれるかしら?」
???「わ、私は……あ、あれ
ペリーヌ「オドオドして、声も小さいですし!一体何を言っていらっしゃるのかしら?」
???「ご、ごめんなさい…」ビクビク
エイラ「オイ、怖がってるじゃないか。止めてやれよ」
ペリーヌ「貴女が口を出す事ではありませんわ!」
バルクホルン「此処に呼ばれたという事はお前も相当な実力者なんだろう?」
ミーナ「彼女は
ナイトウィッチなの。私達が夜眠っている間、基地周辺の警護をしてくれるわ」
ペリーヌ「その様子じゃ、基地を守れるかどうか不安ですわね?」
???「……」シュン・・
坂本「おいペリーヌ、相手は新入りだぞ?」
ペリーヌ「少佐、お言葉ですがここは対ネウロイの最前線…弱い方はお呼びではありません」
坂本「確かにその通りだが………いいか、認められたければ力を示すんだぞ?」
???「…はい」
ミーナ「あと一人は…来てないのかしら」
シャーリー「あはは!初日に遅れてくるなんて大した奴だな!…多分ルッキーニに似てるぞ?」
ルッキーニ「ええ!?じゃあ胸無………イイモン、コレカラダモン…」
坂本「しかしどうしたものか。これでは訓練を始められん」
ミーナ「じゃあ二人に私達の自己紹介で「遅くなった。第501統合戦闘航空団は此処で間違いないな?」
バルクホルン「どうした新入………誰だ?お前は」
???「あ……
ペリーヌ「男性は私達に近付いてはならないと言われているでしょう!直ぐに戻りなさい!!」
??「……おい、お前…サーニャか?」
サーニャ「はい……俺さん」
ハルトマン「知り合いなの?」
俺「知り合いも何も俺はサーニャの…
ミーナ「止まりなさい。…貴方は何者です?この基地の者では無いみたいね?」
俺「あ、まだ言ってなかったか?今日からここに転属になった俺中尉だ。宜しくな」
ペリーヌ「よくも無視しましたわね!許しませんわ!!」
俺「困るよお嬢さん。今日から共に頑張ろうってのに」
坂本「…もしかしてお前、ウィッチなのか?」
ミーナ「!!」
俺「もしかしなくてもそうだが…」
バルクホルン「まさかそんな事が!?」
坂本「確かに扶桑にも男性ウィッチはいる…だが戦闘となると話は別だ。お前は戦えるのか?」
俺「当然。じゃなきゃ此処に呼ばれたりしないさ」
ミーナ「じゃあ貴方が三人目のウィッチ…」
俺「他に二人も居たのか!?誰だ?」
エイラ「…私だ」
サーニャ「私も…」
俺「髪の長い子とサーニャか!これから宜しく頼む……でもサーニャが居るなら俺は必要なくないか?」
サーニャ「そ、そんな事は…」
ミーナ「俺中尉…オラーシャのナイトウィッチですね?まさか男性だったとは…」
俺「あ、気になったか?全く隊長は大変だな」
ハルトマン「そんな事よりさ、その子サーニャって名前なの?」
俺「ああ、そうだ。…おいサーニャ、ちゃんと自己紹介したのか?」
サーニャ「」フルフル
俺「ちゃんと話さないと幽霊だと思われるぞ?俺達はただでさえ昼間は寝てるのに…」
サーニャ「」フルフル
俺「…いいか、後でちゃんとするんだぞ。……ああ、皆待たせて悪かったな。正式に自己紹介しよう。俺中尉、
ナイトウィッチをやっている。こっちはあ…サーニャ・V・リトビャク少尉、俺と同じでナイトウィッチなんだ。
ちょっと恥ずかしがり屋だから、ガンガン話し掛けてやってくれ。根は良い子だから」
サーニャ「俺さん、私今は中尉になったんです…」
俺「…何時の間に」
サーニャ「此処に来る時に、餞別だって言われて…」
俺「…何てこった……新人だったサーニャが今では俺と同じ階級に…もう上官命令は出来ないな」
サーニャ「お、俺さんそんな事一度も…
ミーナ「俺中尉?…少しお話が」
俺「…そんな怖い顔するな隊長…体に悪いぞ?」
ミーナ「誰がさせてるのよ………貴方に1つ言っておきます。この基地では、
男性のウィッチ隊への接触は禁止となっているわ。…良いわね?」
俺「だが流石に話せないのは色々と不都合が…」
ミーナ「…だったら、最低限にして下さい。そうでなければ他の基地内の男性に示しがつかないわ」
俺「了解、出来るだけやって…………ふぁぁぁ………あ、悪い、俺今日まだ寝てないんだ」
ミーナ「それなら二人は今日から夜間哨戒の任務をお願い。シフト表は後でサーニャさんに渡しておくわ」
俺「よしサーニャ、寝るぞ」
サーニャ「はい」
坂本「おい、まさか同室か?」
ペリーヌ「不潔ですわ!!だ、だいたい男の人と一緒に生活する事自体が…」ブツブツ
サーニャ「前はずっとそうでしたから…」
坂本「お前が構わないならそれで良いんだが…」
俺「仮眠室はあるのか?」
ミーナ「夜間任務用の簡易部屋があるから今日はそこを使ってね。明日はちゃんとした部屋を用意するわ」
俺「そうか…なら、期待してるからな」スタスタスタ・・・
サーニャ「……」テクテク・・・
・
・
・
・
ミーナ「……はぁ」
坂本「どうしたミーナ、頭痛が酷いのか?」
ミーナ「少佐……男性のウィッチなんて、これからどうしようかしら…」
坂本「はっはっは!!ミーナは心配性だな!何か問題になる前に動けば良いだけだぞ?」
ミーナ「貴女は楽天家過ぎるのよ…」
坂本「だがそのおかげで私達は上手くやっていけるからな…いつもありがとう、ミーナ」
ミーナ「な、何よ突然…」
ペリーヌ(な、何ですのこの夫婦のようなやり取りは…!)
シャーリー「なぁエイラ~、お前今まで一度も被弾した事無いらしいな。何でだ!?」
エイラ「…知りたいか?」
シャーリー「勿論だ!」
エイラ「…だったらその胸を私にm
バルクホルン「ミーナ、もういいか?私には休んでいる暇など無い。失礼する」スタスタ・・
ミーナ「た、大尉………トゥルーデったら…」
ハルトマン「…まだ無理だよ、トゥルーデなら尚更…ね?」
ミーナ「そうかもしれないけど…」
ハルトマン「そこは私に任せといてよ!」
ミーナ「いつも悪いわね、フラウ」
坂本「よし!ネウロイの出現日に備えて、早速訓練だな!行くぞ!!」
シャーリー「了解!…で、胸が何だって~?」ニヤニヤ
エイラ「な、何でもねーよ…」
――仮眠室
俺「さて、夜に備えてさっさと寝るぞ」
サーニャ「私…今日はまだ…」
俺「今寝る事だって俺達の仕事だ…いいか?扶桑には横になるだけで眠れる奴が居るらしい。
『昼寝の世界大会があったら僕は間違い無く優勝出来る』とまで言っているそうだぞ?」
サーニャ「……そうですか…」
俺「だからサーニャもそいつを見習って……何か可笑しかったか?」
サーニャ「いえ…俺さんは変わって無いなぁって」
俺「サーニャはもう少し変わった方が良いな。
……再会した両親に『私、お友達が居ないの…』とか言ったらきっと泣くな。そんなの嫌だろ?」
サーニャ「…そ、それはそうですけど」
俺「じゃあ決まりだな。ここで友達を作るんだ!今日来た髪の長い子…
あの子も此処に来たばっかりだし、丁度良いんじゃないか?」
サーニャ「…それは命令ですか?」
俺「そんなワケ無いだろ……俺からの”お願い”だ」
サーニャ「…解りました。私、頑張ります」
俺「その意気だ。じゃあいい加減寝るか…今日も昔話をしてやるからな。
よし……ある日俺は熊に出会った、それもかなり怒ってるのか息が荒い個体だ。どうやら言葉は通じ無いようで……
サーニャ(また始まった…いつもの変なお話……)
俺「……ここで熊が口を開いた、『消えて貰えますか?』ってな。俺は観察していただけだったのに…
サーニャだって水浴びする白熊がいたら珍しいと思うだろ?当然の行為だよな?でも怒り狂った熊は森の奥から何か取
り出してきて、俺は目を疑った。……何故かってソレはPTRSだったんだ。
俺は逃げた。そんなモノを扱う熊がいる事よりも命の危険を感じてな、とにかく走って逃げて……」
サーニャ(でも…温かい……………)
俺「と、ここまでが[森の熊さん・遭遇編]だ。次の[破滅編]は涙無しでは………って寝たのか。幸せそうな寝顔だな…」
サーニャ「……………」スゥスゥ
* * * * * * *
坂本「よし!之で全体での訓練は終わりだ!解散!!」
エイラ「疲れた―…さっさとサウナに入りたいな」
シャーリー「…サウナって何だ?」
エイラ「エ!?……なぁ少佐、此処にサウナは無いのか?」
坂本「サウナ?……無いな!何か欲しい物があればミーナに言ってくれ。きっと何とかしてくれるさ!はっはっは!!」
ペリーヌ「…少佐?この後個人的に訓練を付き合ってもらいたいのですが…」
坂本「何だペリーヌ、毎回毎回良くやるな。たまには休んでもいいんだぞ?」
ペリーヌ「い、いえ!ウィッチとしてそのような事は…」
エイラ(コイツ……!ははーん……成程な…)
シャーリー「…エイラ、おいエイラ!聞いてるのか?」
エイラ「…ヘ?何?」
シャーリー「サウナってやつは無いけど、疲れてんだったら風呂がお勧めだぞ?スッゲー気持ち良いんだアレは!」
エイラ「フロって…聞いた事無いぞ…?」
シャーリー「まぁ一回行ってみろよ!きっと驚くぞ?」
エイラ「…考えてとくよ」
ハルトマン「ねぇトゥルーデ~」ブンブン
バルクホルン「いいかハルトマン、私はまだやる事が残っている……今日は諦めろ」
ハルトマン「その言葉もう100回は聞いたよ?…いつか倍返しだからねー!」タッタッタ・・・
バルクホルン「全くアイツは…私は平気だというのに…」
ルッキーニ「ツカレタ…寝ふぁい…」
エイラ(フロか……)
・
・
・
・
――浴場
エイラ「……こ、之がフロ!?お湯に浸かるのか…なら私は別に水浴びでm
ハルトマン「やっほーエイラ!結局来たんだね?」
エイラ「うわっ!?……何だよハルトマン中尉」
ハルトマン「お風呂じゃ階級は関係無い!…って少佐の受け売りだけどね。エイラ、一緒に入らない?」
エイラ「…き、今日だけな」
ハルトマン「よし!じゃあ入って入って!」
エイラ「…仕方ないな………よ……っと」
ハルトマン「よいしょ…っと。あ~極楽極楽」
エイラ「………これは…」
ハルトマン「あ、やっぱりエイラもお風呂好きになっちゃった?」
エイラ「わ、私はサウナの方が良いけどな!……まぁ悪くないけど」
ハルトマン「にゃはは、素直じゃないなぁ。…そんなんじゃ友達も出来ないよ?」
エイラ「私は別に友達なんか…しゅ、出身も全然違うし、それに今日会ったばっかりで…」
ハルトマン「あのサーニャって子だったら出身も近いし話も合うんじゃないの?」
エイラ「サーニャってあの…ナイトウィッチの…」
ハルトマン「あ、もしかして俺の方が良いとか?…エイラって意外と手が早いんだね」ニシシ
エイラ「ふ、ふふフザケルナ―!! 誰がアンナ軽い奴と!」
ハルトマン「あっれ~?エイラ顔が赤いよ?もしかして図星?」
エイラ「ここコレは!!……そ、そうだ暑いんだ!私今体が熱くってさ!だから先に戻るからな!」ザバッダダダダ!!
ハルトマン「……エイラって意外と面白いじゃん」
エイラ「ハァ…ハァ…一緒に入ろうって、こういう魂胆か…何で私があの男を……で、でもあの女の子
…サーニャ…だったっけ?何か此処に馴染めてないよな……大丈夫かな…」
・
・
・
――夜・食堂
シャーリー「エイラ~、風呂はどうだった?」
エイラ「ま、まぁまぁだな……そうだ中佐、私サウナが欲しいんだけど…」
ミーナ「そういえばスオムスではサウナに入る習慣があったわね、良いわよ?」
エイラ「え!?ほ、本当か?」
ミーナ「時間はかかるけどね……この基地では隊員の個性を尊重したいの。他国の文化を知る事も大切な事だわ」
エイラ「そっか…あ、アリガトナ」
ミーナ「うふふ…お礼なんていいから今日はしっかり寝て、明日に備えてね」
坂本「ナイトウィッチのおかげで今日からグッスリ眠れるな」
バルクホルン「確かに、最前線でも安心して夜眠る事が出来るのはありがたい」
ペリーヌ「でもあの人達では、とてもそうは思えませんけど?」
坂本「そう言うなペリーヌ。…暫くは私とミーナも警戒しておくから、お前達はちゃんと眠るんだぞ?」
ハルトマン「言われなくても寝るもんね~」
ルッキーニ「あたしもあたしもー♪」
エイラ(サーニャ…これから任務なんだ……)
・
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――仮眠室
サーニャ「う…………ん……」
俺「サーニャ、起きたか?直ぐに……いや、もう新人じゃ無かったな」
サーニャ「……俺さん、私は別に」
俺「そうか…なら、準備だ」
サーニャ「…はい」
俺「ストライカーと武器はあるんだな?」
サーニャ「はい、ブリタニアから来たので必要なものは大体…」
俺「だったら問題無いな」
――ハンガー
俺「ストライカーの準備が終わっている…隊長の指示だな。それに整備兵も頼りになる…」
サーニャ「俺さん…ソレ、また少し変わりましたか?」
俺「…よく解ったな。そうだ、サーニャがブリタニアに向かった後、もうちょっと改良を加えたんだ。
実際コレが中々凄くてな……」
サーニャ「クス…相変わらず魔導針は無いんですね」
俺「俺はこの目で十分だって言ってたろ?…それに今日はサーニャがいるしな」
サーニャ「え、それって…」
俺「お前の能力はそれだけ有用って事だ。だからもっと胸を張って良いんだぞ?」
サーニャ「でも…」
俺「俺もブリタニアの空を飛ぶのは
初めてだし…この場合はサーニャの方が先輩だな。…宜しく頼む」
サーニャ「……了解!」
最終更新:2013年02月06日 22:54