一週間後、基地、滑走路上
B曹長「よし、覚悟は良いか?」
彼は俺に向けてStG44を向けている。
突撃銃の元祖と言われている銃だ。俺達の世界でもいまだに使われてるらしいが・・・
俺「危なく無いでしょうか!?」
B曹長「安心しろ、整備チーム謹製のペイント弾だ」
B曹長「シールドを張れ」
俺「・・・はい!」
使い魔と魔導針を具現させ、両手を彼に突き出し意識を集中させる。
目の前に現れる等身大の青いシールド。シールドには見慣れない紋章が描かれている。
B曹長「よし...行くぞ!」
パパパッ!!
乾いた音と共に撃ち出される7.92mm弾。
弾はシールドに命中し、その上でキラキラ輝きながらと回転している・・・って
俺「実弾じゃないですか!!」
B曹長「弾倉を間違えた」
パパパパパッ!!!
俺「当たったら危ないじゃないですか!!!」
B曹長「ならちゃんとシールドを張るんだな」
パパパパパパパ....
A准尉「最終試験合格。次からはハイデマリー大尉が君にストライカーの乗り方を教えるだろう」
俺「は、はい...」
B曹長「そろそろ昼食の時間だ。食べに行こう」
二人はそのまま食堂に歩いていく。俺はその後を追いながら曹長に問いかけた。
俺「曹長・・・もし当たってたらどうするんですか!」
A准尉「今回実弾を使うように指揮したのは私だ」
俺「隊長!」
A准尉「安心しろ。君なら出来ると信じていた」
俺「え...?」
A准尉「次からは君は大尉の活動時間に合わせなければならない」
A准尉「明日は朝からチーフがストライカーの基本的な事を教える。その後夜まで仮眠を取りハイデマリー大尉と飛ぶ」
俺「と、飛ぶ・・・」
話す間に食堂まで到着する。扉を開けると多くの整備士とC曹長が集まっていた。
何故かC曹長は俺のP○Pを持っている。もう
整備士達は調べる所を調べ終えたのだろうか?
整備士A「お、来たのかぁー」ニヤニヤ
整備士B「あ、来たんですねぇー」ニヤニヤ
C曹長「整備士達が返してくれるんだとさー」ニヤニヤ
ニヤケまくってる皆。
俺(何だろう・・・嫌な予感)
俺「そうですか・・・では...」スタスタ
彼からP○Pを貰いに向かおうと歩くが...
C曹長「・・・・」
C曹長『巨乳』
俺「ビクッ」
俺「な、何か?」
C曹長「いや、何も」
俺「では・・・」スタスタ
整備士C『パイ○リ』
俺「ビクリッ」
整備士C「今日は良い日ですね」
俺「・・・」スタスタ
整備士D『足○キ』
俺「おい」
整備士A「いやーP○Pには楽曲以外にも様々なデータが入っているんですねー」
整備士A「画像とか」
整備士E『レ○』
俺「おい」
C曹長「全ての画像のキャラ割合はどうだった?」
整備士F「巨乳キャラ5割、通常3割、貧乳1割、その他1割です」
整備士G『触○』
俺「おい」
C曹長「彼の趣味趣向はどうだ?」
整備士H「ロリ、ツンデレ、漢はありませんでした。守備範囲は広いですがある程度は普通です」
整備士I『ア○ル』
俺「おいやめろ」
C曹長「・・・君はその方面では誠実な人物だとは思ってたんだけどなぁー」ニヤリ
そう、この世界に来る前までP○Pにぶち込んでいた画像データ2GB
全 て を 見 ら れ て し ま っ た
俺「うわぁああああああああああああ...」
C曹長「安心しろ!まだハイデマリー大尉には言ってない!」
俺「...えせ」
C曹長「?」
俺「返せ!!!」
一気に走りこみ彼との距離を詰める。彼から取り戻せばまだ被害は...!
C曹長「隊長!見て欲しいものがっ!」ブンッ
彼はそのままA准尉の元にP○Pを投げる。俺の頭上を通るP○P。液晶画面に写る危ない画像。
マズイ。俺の人生上5本の指に入るほどマズイ。
すぐに足でブレーキをし、P○Pを追いかけようとする。だが間に合う訳が無い。
俺(ここは魔法で強化して跳びこめば...!)
羽耳と魔導針が具現、足の筋力が一気に増える。俺はそのままP○Pへと跳んだ。
俺(見られるわけには...何としてでも!)
俺がP○Pに手を伸ばしたその瞬間
バンッ!
P○Pが文字通り空中で"炸裂"した
俺(えっ)
バラバラになっていく画面、CPU、バッテリ...
それらが顔にペチペチ当たるのを感じながら准尉の上を跳び続ける
俺(どうなったん...)
ゴンッ
跳び上がってから0.52秒後、准尉達の後ろの壁に頭から激突。俺はそのまま床に叩きつけられた。
俺「グヘッ...」
B曹長「大丈夫か!?」
誰かが俺の体を揺すっている。まだ生きてるのか...俺の尊厳も
ハイデマリー「一体何が...俺さん!?」
上を見上げると彼女の姿。あぁ、目の前で屈んでくれている...
俺の意識はまた遠のいてしまった...
翌日、基地、滑走路前、ベンチ
俺「・・・・・・」
空は青い。天気予報では夜は晴れるらしい。
結局俺の性癖、趣味云々は基地全体―シュナウファー大尉も含めて―に知れ渡ってしまった。
俺「・・・今日の夜間訓練は止めようかな」
そうだ、このまま部屋で寝ておけば良いんだ。一日くらいは休める。
その間に・・・何か打開策でも・・・
?「隣、良いですか?」
後ろから聞こえる優しい声。振り返るとシュナウファー大尉がいた。
俺「...スタッ」
席を立ち、そのまま走っていこうと思ったが...
ハイデマリー「待ってください!話があるんです!」
俺「大尉・・・」
そのまま横に座る大尉。心なしか顔を赤らめているようだ。
ハイデマリー「昨日の件は全て曹長から聞きました」
ハイデマリー「その・・・俺さんが・・・エッチな・・・///」
俺「ちょっとアレな画像を所持していた、という事です」
俺「もうこの基地には居られないでしょうね。今すぐ...」
ハイデマリー「そんな事はありません!居ても良いと皆は言っています!」
俺「・・・本当に?」
ハイデマリー「はい、皆さんは...
A准尉「私は別に構わん。戦ってくれるならどうでも良い」
B曹長「異性に関心があるのは普通な事でしょう。逆に関心が無いとなるとそれはそれで困りますよ」
C曹長「その・・・あれだ。アイツにゴメンと言ってくれ。ちょっとやり過ぎたわ・・・」
チーフ「ま、何でも良いでしょう。整備士達も面白そうにしていますし」
整備士A「あの画像を色々使わせてもらいましたからね...ふぅ」
整備士B「趣味が同じと知って嬉しいよ」
整備士J「お陰で新しい趣味に目覚めました!」
整備士K「ホモじゃないのは残念だった」
俺「皆そんな事を・・・でも」
俺「肝心の大尉は俺の事、どう思っているんです?」
ハイデマリー「それは・・・」
大尉は悩んだ後、顔を赤くしながらも話してくれた。
ハイデマリー「貴方の趣味が何であれ、私は・・・別に・・・気にしていません!///」
ハイデマリー「その・・・俺さんが・・・きょ、きょにゅう・・・すきでも・・・///」
俺(やめてそれ以上は恥ずかしいからやめて)
ハイデマリー「・・・あ、あしに・・・興味が・・・あっても・・・///」
顔から火が出てきそうだ。思わず両手で顔を覆う。
ハイデマリー「俺さん...」
背中に回る大尉の両腕。頭に当たる柔らかい感触...
ハイデマリー「泣かないでください...皆貴方を必要としているんですから//」
俺(いや・・・別に泣いて・・・うぅ・・・)
優しくされた為なのか・・・大尉の腕の中で思わず泣いてしまった。
こんな言葉今まで言われた事無かったのに・・・
俺はそのまま心が落ち着くまで泣き続けた...
俺「ごめんなさい・・・」
ハイデマリー「謝らなくて良いんです。だって俺さんは...」
ハイデマリー「私の友達ですからね///」
これで曹長との約束は果たせた。達成するまでの代償は大き過ぎたが...
ハイデマリー「・・・皆格納庫で待ってます。早く行きましょう!」
俺「...グズッ」
袖で涙を拭き、大尉と共に立ち上がる。
右手を包む革手袋の感触。握ってくれている大尉は微笑んでくれていた。
ハイデマリー「・・・一緒に行きましょう///」
俺「・・・はい!」
最終更新:2013年02月07日 13:48