プロローグ
116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/07/03(日) 04:30:51.78 ID:OcjQJ/Bk0
プロローグ
ニパ「……グスッ………ヒック…!」
俺の目の前で少女が泣いている。
エルマ「ニパさんっ…えっと……そのぅ…。」オロオロ
そして、その横でもう一人の少女がどうしたらいいのか分からず、オロオロと慌てふためいていた。
エルマ「あのっ…ニパさん、泣き止んでください……ねっ?」
ニパ「…ヒック…グスッ……!」
少女が泣いているのは、ストライカーユニットを壊してしまったことをこっぴどく叱られてしまったから。
エルマ「俺曹長ももう怒っていませんから。」チラッ
慰めていた少女は、そう言うと俺に視線を向けてきた。
そうだぞ。俺はもう怒っていない。
だから、
エルマ「で、ですよね…?」フルフル
そんなに怖そうに俺を見る必要なんてないんですよ、レイヴォネン少佐?
117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/07/03(日) 04:32:42.03 ID:OcjQJ/Bk0
俺「………。」コクン
俺は少女に向けて、憮然とした顔で頷いた。
エルマ「ほ、ほら俺曹長もそう言ってますし、泣き止んでいっしょにご飯を食べましょう?」
少女はホッとしたように俺から視線を外し、泣いている少女を慰めるのを再開した。
正直、俺はここにはいない方がいい。泣いている少女にとって、自分を強く叱った相手が近くに居続けることは恐怖以外の何者でもないからな。
でも、俺はここを離れることが出来なかった。
エルマ「きっと次は上手くいきますって…。」ナデナデ
ニパ「……………ヒック…!」
額に汗を浮かべて健気に笑顔を作り続ける彼女に、目を奪われてしまっていたから。
『熊はひばりに恋をした』
最終更新:2013年02月07日 14:00