第3話 大熊―ビョルン―
118 :熊はひばりに恋をした[sage]:2011/08/08(月) 02:01:22.03 ID:aYIbulNY0
第3話 大熊―ビョルン―
俺「レイヴォネン少佐、ちょっとよろしいでしょうか?」
エルマ「は、はい!? ええと………な、何でしょうか、俺曹長…?」オドオド
俺達、スオムス空軍第24戦隊L中隊の初出撃から3日。
俺とレイヴォネン少佐の気まずい空気も解消されて、すっかり元の部隊の教官と隊長の関係に戻っていた。
カタヤイネンのゴタゴタがあって、エイラズボン事件に関しては忘れてくれたらしい。
この辺はカタヤイネンに感謝しねぇとな…。
しかし、
俺「あの……ですね…、カタヤイネンのストライカーユニットについてなんですけど…。」ポリポリ
エルマ「は、はい……!」ビクビク
好感度がマイナスからゼロになっただけなので、別に仲良くなったわけではない。
ケンカする以前のように、ギクシャクしたやり取りをする相性の悪い二人のままだ。
こればっかりは………どうしようもないよな。
119 :熊はひばりに恋をした[sage]:2011/08/08(月) 02:06:16.83 ID:aYIbulNY0
俺「エンジンのリミットを少し強力にしてですね…。」ソワソワ
エルマ「わ、分かりました…!」プルプル
無愛想で荒っぽい俺と、気弱で優しいレイヴォネン少佐。
最悪な相性だ。
……………………………………………………どうしようも………ないよなぁ…。
教官「ん? ニパくんとハッセくんの見分けがつかなくなった…。ハァ…すまないがオッパイを触って……ハァ…どちらか確かめさせてくれないか?」ワキワキ
ハルカ「そうですよ…ハァ…減るもんじゃないんですから……ハァ…!」ワキワキ
ハンナ「見た目で分かるほど大きい方がニパですよ…教官さん、ハルカさん?」ニコッ
俺とレイヴォネン少佐が、あの変態夫婦みたいだったらいいんだが…
そもそも気が合わなかったら、好きになる所か仲良くなることすら出来ない。
所詮…熊がひばりに恋をするなんて、身の程知らずなんだろうな…。
俺「あれ?」
教官「よっ。」
120 :熊はひばりに恋をした[sage]:2011/08/08(月) 02:12:33.89 ID:aYIbulNY0
夜11時、基地のサウナへ行くと教官少佐がいた。
この時間だったらさすがに誰もいないと思ったんだが……
俺「こんな時間まで何をされていたんですか?」
教官「まあ、色々とな。それよりも、君こそ何をしていたんだ? 君は戦闘員なんだから、体調管理には気を付けないと。」
俺「すいません…。ストライカーの点検をしていたらこんな時間になってしまって…。」
どうにもこうにも気になって隊員全員分の点検をしてしまった。
過保護すぎるのは良くないっていうのは分かるんだがなぁ…。
教官「あれ? さっきエルマ少佐も点検したって言ってたぞ?」
俺「えっ?」
あらら………こんな所でもすれ違いが――
教官「ハハッ…仲が良くて何よりだ!」
俺「………。」
そう…なの……かねぇ…?
121 :熊はひばりに恋をした[sage]:2011/08/08(月) 02:18:17.02 ID:aYIbulNY0
俺「あのっ…教官少佐…。」
教官「………。」ジーッ
え? ちょっ…なんで人の胸元を見つめてるんですか…?
教官「ふくらんでるな…。」
そ、そりゃあ鍛えていますから胸筋くらい…
教官「これも貧乳だと考えていいのでは…?」
おい何言ってんだてめぇ
教官「…………………なぁ、スケベしようや…。」ワキワキ
俺「おい何だその目は!?手をワキワキさせるな!く、来るな!やめろ!何考えてるんだ!?俺は男だ!こんな毛むくじゃらが幼女のわけないだろう!?なっ!?」
教官「先っちょだけ! 先っちょだけだから!」
俺「うぎゃあああああ! 触んな変態っ!!」
教官「フヒヒ…幼女っ幼女っツルペタ幼女っ…♪」ガバッ
俺「ちょっ…マジ…やめてっ! そこはらめっ……アーーーーーーーーーーーーーッ!!」
123 :熊はひばりに恋をした[sage]:2011/08/08(月) 02:24:11.55 ID:aYIbulNY0
教官「ヒック……固かった……カッチカチだった…ヒック……夢じゃなくて筋肉が詰まってた…。」グスッ
俺「ハァ…なんでアンタが…ハァハァ…泣いてんだよ…。」
俺の純潔を返せちくしょう。
教官「オエッ……吐き気が…。」
それはこっちのセリフだ…、変態…。
俺「そういえば、アンタが教官してくれるのは1週間のはずじゃなかったか?」
教官少佐がここカウハバ基地に来て、もう9日が過ぎた。
色々アドバイスをくれたりしてこちらとしては助かるのだが、少佐にも都合がるあるだろう。
俺「そこん所大丈夫なんスか?」
教官「う~ん…正直な所、けっこう異動先から要請が来てるんだよなぁ…。とっとと来いって。」
俺「それなら…。」
教官「でも、まだやり残していることがあるから、ここを去るわけにはいかないんだよ。」
俺「やり残していることですか…?」
普段を見る限り、教官少佐の指導で難航していることは無いように見えるが…。
124 :熊はひばりに恋をした[sage]:2011/08/08(月) 02:27:01.15 ID:aYIbulNY0
教官「時に俺曹長、君はエルマ少佐についてどう思ってる?」
俺「!?……………………………いやっ…何とも…!」
教官「今更隠すなって。」
俺「…………………………………つまらない片思いだよ…。」
獰猛な熊と優しいひばりが結ばれることなんてないんだ。
叶うことのない片思いほどみっともないものはないよな。
教官「何だ? 片思いとか言って諦めんのか?」
俺「………俺だって諦めたくないッスよ…。」
でも、俺とレイヴォネン少佐は正反対の人間だ。
気が合わない。
その言葉が、単純だが絶対的なその言葉が俺達の間に立ちはだかっている。
俺「レイヴォネン少佐が俺のことを好きになってくれることなんてありえねぇよ…。」
教官「好きになる…ねぇ…。人を好きになるってどういうことなんだろうなぁ?」
俺「う~ん……そんなこと言われてもなぁ……。」
125 :熊はひばりに恋をした[sage]:2011/08/08(月) 02:28:43.04 ID:aYIbulNY0
でも、教官少佐と迫水准尉を見ていると、やっぱり仲良しであることが好きになる第一歩な気がするなぁ…。
教官「まぁ、確かに俺とハルカは気が合うな。そこから好きになっていったっていうのもる。
でもさ、誰かを好きになるのって気が合うことからだけじゃねぇよな。」
俺「そう…なんですかねぇ…?」
教官「そりゃそうだろ。自分が持っていないものに憧れる、惹かれるという感情は人間誰しも持っているだろう?
たとえ気が合わなくたって、その人の自分とは違う一面に惚れることだってある………っていうかそういう時の方が多いだろうが。」
俺「自分とは違う一面…。」
教官「俺もな、ハルカを好きになったのは気が合うっていうのもあったが、何よりあの好きなもののために自分の限界を超えることが出来る芯の強さを好きになった。
あの強さが今の俺に、皆の役に立てて……そして、アイツのことを好きでいられる俺に導いてくれたんだ。」
俺「………。」
教官「っていうか、もっとイイ例えがあったじゃねぇか。
君はどうしてエルマ少佐のことを好きになったんだ?」
126 :熊はひばりに恋をした[sage]:2011/08/08(月) 02:30:11.32 ID:aYIbulNY0
俺「……俺は…。」
俺がレイヴォネン少佐を好きになったのは……
気弱な彼女が額に汗を光らせて頑張る姿を見てきたから。
怖くても、つらくても、誰かのために困難に立ち向かう彼女の姿を見てきたから。
彼女のその姿は、俺の心に強く響いた。
俺は、俺が到底持ち合わすことの出来ない彼女のその深い優しさに、一目ぼれをしてしまったのだ。
俺「………。」
教官「うん、どうやら得心がいった様だね。まぁ要するに、君は君が一番自慢だと思うことでアピールをしてみろってことだよ。」
俺の自慢ねぇ…。
教官「それが彼女のお眼鏡に適うかもしれないし、適わないかもしれない。でも、相性が悪いからって何もしないよりかは、ずっとマシだろ?」
俺が持っていて、レイヴォネン少佐が持っていないものっていったら…アレか…?
11 :熊はひばりに恋をした:2011/08/09(火) 19:12:45.44 ID:6cQraVtH0
ハッキネン「これは、マズイですね…。」
エルマ「ど、どうしましょう…。」アウアウ
3日後、カウハバ基地のブリーフィングルームでハッキネン中佐とレイヴォネン少佐が頭を抱えていた。
ハッキネン「飛行船型…ですか…。」
エルマ「マズイです……マズイですって…!」オロオロ
襲撃予定よりも、一日早いネウロイの襲撃。
それ自体はあまり珍しいことではない……が…
ニパ「飛行船型って何ですか?」
ハッキネン「文字通り、飛行船の形、大きさのネウロイです。」
エイラ「飛行船と同じ大きさってことカ!? そんな奴倒せるのかヨ…?」
エルマ「そ、それを今考えているんですよぉ…。」アウアウ
どうも今回のネウロイは相当に厄介らしい。
飛行船型ネウロイ。
去年あたりにスオムス義勇独立飛行中隊が対峙したという、大型ネウロイ……らしい。
13 :熊はひばりに恋をした:2011/08/09(火) 19:18:25.64 ID:6cQraVtH0
そいつ自身には大した攻撃能力はなく、代わりにそいつの周りに配置された小型ネウロイが攻撃を行うそうだ。
それでも、別に脅威にはならないはずだが…
問題は、小型ネウロイのコアも大型の内部にあるということだ。
小型ネウロイ自身はとても小さく、撃破するのは容易いのだが、大型を倒さないかぎりすぐに再生しちまう。
しかも、その大型のコアは馬鹿デカイ図体の中心部分にあるという。
たしかに、頭を抱えたくなるような面倒な敵だよな。
エルマ「前回はロケット砲の一斉射撃でなんとか倒したんですけど……。」
ニパ「今回もそれでいいんじゃないの?」
ハッキネン「ダメです。数が全然足りません。」
エイラ「そんな…。」
飛行船型ネウロイの速度は非常に遅く、前回は発見してからすぐに対応してロケット砲を突貫工事で生産したらしいが、今回はそんな暇もないくらい基地に接近されている。
どうも、既存のレーダーでは発見しづらい型のようだ。
なんか…ネウロイの技術の粋を極めた超兵器っていう感じだな。
ネウロイのことはよく分からんが、恐らく相当苦労して作ったんだろうな。
14 :熊はひばりに恋をした:2011/08/09(火) 19:24:17.77 ID:6cQraVtH0
そして、今日ついにその努力の結晶の初陣がやってきたのだ。
エルマ「うぅん…基地中の火薬を集めて……ってそんなリスクの高いことできるわけないじゃないですか…!」ブツブツ
結果は大方ネウロイの思惑通りだろう。今、カウハバ基地は窮地に立たされている。
エルマ「一体どうすれば……。」ジワァ
これから、人類を殲滅するネウロイの快進撃が始まるのだ。
俺「大丈夫ですよ、レイヴォネン少佐。」
エルマ「えっ…?」グスッ
ただし、
俺「後は俺に任せてください。」
この基地に俺がいなかったらな。
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/09(火) 19:30:02.49 ID:GoQxjyDjO
やだ…なにこのイケメン…
支援
16 :熊はひばりに恋をした:2011/08/09(火) 19:30:21.52 ID:6cQraVtH0
エルマ「えっ…あっ……は、はいっ………?」
エイラ「何言ってんダ、お前?」
ニパ「俺さん、冗談を言っている場合じゃないんだよ!?」
俺「バカ、冗談じゃねぇよ。俺を誰だと思ってんだ?」ワシワシ
ニパ「い、痛いよ俺さん! 俺さんは俺さんだろっ!?」
確かに、俺は俺だけど…ほら、あるだろ? なんかこう…渾名みたいなやつが…。
エイラ「お前、エルマ先輩の前だからってカッコつけてるんじゃないだろうなァ?」
それは………………………………あるな。別にこんなにもったいつけなくても良かったよな。
でもまぁ、俺のこれ以上ないくらいの見せ場なんだ。
目一杯カッコつけねぇとな。
そうだろ、教官少佐?
教官「………。///」
おい、人のことを見つめて顔を赤らめてんじゃねぇよ。
教官「……カッコイイ…。///」
やめろっ! 俺をそんな目で見るな!!
17 :熊はひばりに恋をした:2011/08/09(火) 19:36:15.51 ID:6cQraVtH0
エルマ「あの…俺曹長……。」
俺「うん、大丈夫ですよ。俺の渾名は『ビョルン』、大物喰いの大熊です。」
ハッキネン「ああそういえばそうでしたね。」
ハンナ「そういえば、」
ラウラ「そうだったな。」
お前ら…知ってるんなら言えよ…。
エルマ「大…熊……?」
俺「ハイ。だから、安心して任せてください。」
熊の力強さ、見せてやりますよ。
俺「ユーティライネン。」
エイラ「な、なんだヨ?」
俺「お前はいっつも俺は偉そう偉そうって言うが、本当に偉いっつー所を見せてやるよ。」
18 :熊はひばりに恋をした:2011/08/09(火) 19:42:18.98 ID:6cQraVtH0
エイラ「うわァ……。」
ニパ「でっかい…。」
俺達L中隊の前には、真っ黒な飛行船。
この形は確か…ツェペリン飛行船というやつか…?
その周りには、球体状の小型ネウロイがワラワラ。
俺「レイヴォネン少佐、すいません。今回は、部隊の指揮はお任せします。」
エルマ「は、はい! みんな、がんばろーねっ!」
ラウラ「ああ、がんばろう。」
ハンナ「よろしくお願いしますね。」
エイラ「私に任せロッ!」
ニパ「わ、私も頑張るぞっ!」
隊員達の目の色が変わった。
そりゃそうだよな。
この人に頑張ろうと言われたんだ。頑張らないわけにはいかないだろう。
19 :熊はひばりに恋をした:2011/08/09(火) 19:48:14.39 ID:6cQraVtH0
エルマ「それでは、攻撃開始っ!」
ラウラ・ハンナ・エイラ・ニパ「「「「ハイッ!!」」」」
曲者揃いのエース達の息がキレイに合っている。
これもレイヴォネン少佐の人徳によるものなんだろうな。
彼女が頑張ろうと言えば、頑張りたくなる。
彼女がみんなで協力しようと言えば、みんなで協力したくなる。
隊員にこう思わせることが、隊長としてのレイヴォネン少佐の強みなのだろう。
というか、あんなイイ娘に逆らうような奴は人間じゃねぇ。人の皮を被った何かだ。
エルマ「俺曹長、行ってください!」
レイヴォネン少佐の声を聞いて、ネウロイの方を見る。
漆黒の飛行船を覆っていた小型ネウロイの膜にポッカリと空洞が出来ていた。
エース達とレイヴォネン少佐が小型を上手く誘導しているようだ。
さすが、スオムスの英雄部隊の隊長をしているだけはある。レイヴォネン少佐は指揮能力も一級品だな。
さて、俺も行くか。
21 :熊はひばりに恋をした:2011/08/09(火) 19:52:38.22 ID:6cQraVtH0
俺「よろしく頼むぞ、相棒。」
手元の武器をチラッと見る。
ウィンチェスターM1897散弾銃。
これが俺の愛銃だ。
20世紀初頭にリベリオンで製造が始まり、それ以降第一次大戦から使われてきた名銃。
少々型は古いが、コイツしか持っていない必殺技もあるイイ銃だ。
俺「お前ツイてねぇなぁ…。カタヤイネンよりもツイてない奴なんて初めて見たぞ?」
M1897の射程ギリギリの所で止まる。
シュィィィィィィ
漆黒の胴体と不揃いな紅色に光が集まるのが見えた。
あのビームって、砲口がないからビームが飛んでくる方向もタイミングも分かりにくい武装だよな。
まったく…ネウロイが機関銃しか使ってこなかった頃が懐かしいぜ。
俺「俺がいなかったらこのままスオムスを攻め落とせたかもしれねぇのになぁ…。まぁ、
大人しく俺に喰われろや。」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/09(火) 19:54:33.39 ID:lYvJkxmZ0
トレンチガンだっけ
23 :熊はひばりに恋をした:2011/08/09(火) 19:57:10.55 ID:6cQraVtH0
ガチャッ ダァン
弾薬に魔法力を込め、フォアエンドをスライドさせて、引き金を引いた。
ダァァン
銃口から煙が噴くのとほぼ同時に、ネウロイの表面が爆裂する。
俺の固有魔法は魔法炸裂弾。その魔法炸裂弾を、弾薬の弾丸一つ一つに作用させて相手にぶちまける。
俺はこの戦法で15体もの大型ネウロイを八つ裂きにしてきた。
俺「まだ終わらねぇぞ?」
ガチャッダンッ
引き金を引いたままフォアエンドをスライドする。
3、
ガチャッダンッ
4、
ガチャッダンッ
5、
ガチャッダンッ
25 :熊はひばりに恋をした:2011/08/09(火) 20:01:00.49 ID:6cQraVtH0
引き金を引いたままフォアエンドを前後することで、散弾を連射する……通称スラムファイヤはこのウィンチェスターM1897にのみ許された技だ。
コイツを装弾数分やるだけで、どんなに大型だろうとその武装の大半を失う。
俺「でも、まだまだこんなもんじゃダメだよなぁ…?」ニヤリ
炸裂弾の爆発の煙ごしでも分かるくらいだ。このデカブツはまだ原型を留めていやがる。
俺「~♪」
鼻唄混じりに銃弾を込める。
よし、装弾完了。
俺「さぁ、第2ラウンドだ。」
ガチャッダンッ
1、2、3、4、5
ダァン ダァン ダァン ダァン ダァン
2回目のスラムファイヤが終わる。
さっきよりも煙が濃くなっていてよく見えないが、おそらくもはや飛行船の原型など留めていないだろう。
だが、まだうっすらと影が見える。
ということは、まだ喰い残している部分があるっていうことだよな。
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/09(火) 20:03:01.91 ID:lYvJkxmZ0
食べ残しはあきまへんでー!
27 :熊はひばりに恋をした:2011/08/09(火) 20:04:34.67 ID:6cQraVtH0
俺「熊が獲物を喰い残すなんて愚の骨頂だろっと…。」
装弾完了。
さて、残るは残飯処理だけだな。
ガチャッダンッ
1、2、3、4
ダァン ダァン ダァン ダァン
5!
ガチャッダンッ
ダァン
最後の弾薬を撃ち切り、煙が晴れるのを待つ。
俺の目の前にあるのは、スオムスの美しい湖と森のみだった。
敵ネウロイ殲滅完了っと。
キレイなスオムスの空を覆っていたバカデカイ目障りなゴキブリはもう影も形もない。
案外大したことなかったな。
28 :熊はひばりに恋をした:2011/08/09(火) 20:06:24.63 ID:6cQraVtH0
レイヴォネン少佐が持っていなくて、俺が持っているもの。
色々あるだろうが、俺が最も自信があるのがこの力。どんなネウロイでも噛み砕く破壊力。
今回で、彼女にとって恐怖の対象でしかなかったこの図体の、『たのもしさ』を充分アピール出来たのではないか?
たくましい俺の姿にレイヴォネン少佐もメロメロ…
エルマ「………。」ポカーン
あれ? 口をポカンと開けているぞ? 意識は……ある…よな…?
心なしか、震えているような…
俺「あのー、レイヴォネン少佐?」
エルマ「ひぃぃぃぃぃ!?」ビクン
俺「………。」
エルマ「俺曹長!? す、すいません! あのっ…そのっ…!」
イカン。やってしまったかもしれん。
29 :熊はひばりに恋をした:2011/08/09(火) 20:08:26.09 ID:6cQraVtH0
エイラ「毎度恒例のパロメータチェックの時間なんダナ。」
俺「ヤベェよ……絶対あの娘俺のこと猛獣としか思ってねぇよ。」
エイラ「エルマ先輩の好感度:91、信頼度:123なんダナ。」
俺「えっマジで!? やった! もうちょっとで√突入じゃん! でもなんで!?」
エイラ「ふふふ…良かったナ、俺
ちなみに教官さんの好感度:202、信頼度:122なんダナ。」
俺「あああああああああああああああああああああもう√に突入してやがるぅぅぅぅぅぅ!」
エイラ「むしろ、もうエッチなことも済ませてる好感度ダナ…。」
俺「エッチなこと………ああ、アレかぁ…。」
エイラ「え? 心当たりあるのかヨ? おいっ…目をそらすなっテ! ちょっ…そっちは崖だゾ? おい……あっ…
俺ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
次回「熊はひばりに恋をした」第4話 熊はひばりに恋をした
最終更新:2013年02月07日 14:01