前回までのあらすじ!
ペロペロ大好き変態教授・私を救うため、シャーリーの最後の戦いが始まった。
敵の罠に陥り、絶体絶命のシャーリーを救ったのは……
ゲルト「……待たせたな、シャーリー」
シャーリー「……バルクホルンっ!!」



――同時刻、巨大コア内部――

私「や……やった……バルクホルン……っ!」

娘≪バカな――もう魔力が復活したって言うの!?≫



――アドリア海上空――

シャーリー「……ったく、遅いぞ。もう少しで死んじまう所だったよ」

ゲルト「ふん、その割には元気そうだな」

シャーリー「……そのストライカー、確か……ジェット――」

ゲルト「ああ。……私の奴も、とんだ土産を残しておいてくれたものだ。
力を吸い取られるような感覚が全く無い。――これなら、何時間でも暴れられそうだ」

シャーリー「……ふっ、そりゃ頼もしいな――」

娘≪くっ――ふ、2人になった所で何が変わるの! まとめて叩き落としてあげる!
行けえ、ネウロイ!≫

小型ネウロイ「」ビュビュビュッ!

シャーリー「――! 危な――」

  「任せて、シャーリーっ!」

ダダダダダダダダッ!!!!

小型ネウロイ「」パキパキパキィン!

――再び襲いかかってきた正十二面体のネウロイ。
   だがこちらにビームを撃とうとしたその一瞬前に、嵐のような銃弾が残らずネウロイを殲滅した。

エーリカ「ふーっ……メンドっちいなぁ、もう」

シャーリー「! は……ハルトマン!」

――朗らかな笑顔で汗をぬぐうハルトマン。 
   なぜか、後頭部にはポニーテールのようなアクセサリーを着けていた。

エーリカ「ごめんね、シャーリー! もう大丈夫だから……さ、行って!」

シャーリー「え? い、行くって……」

ゲルト「ハァ……お前な、銃も持たずにどうやってあれと戦うつもりだ?」

シャーリー「あ……」

――そうだ。さっきの戦いで、M1918を海に落としちゃったんだっけ。

エーリカ「天城まで取りに行ってきなよ。ここは私達がなんとかするからさ」

シャーリー「……ああ。すまん、恩に着る。……ところで、ハルトマン」

エーリカ「え? ……あ、もしかして、頭のコレ? んー……強いて言えば、プレゼントかな? 私からの」

シャーリー「私から?」

エーリカ「うん、作戦にいるんだって。……よく分かんないけど。でも、結構便利なんだよ、これ」

シャーリー(……どう見たって、ただのポニーテールじゃないか?)

小型ネウロイ「」キュオンキュオンキュオン!

ゲルト「! また集まってきたか! 早く、シャーリー! もたもたしてるとまた縛られるぞ!」

シャーリー「ああ! ……待ってろ、すぐ戻るから!」

ギュオンッ!

娘≪あっ――! もう、逃がしちゃった! せっかく殺せそうだったのに――あなたたちのせいだよ!≫

エーリカ「へーえ……ならさ、どうする?」

娘≪――決まってる。ウィッチはみんな――藻屑になれッ!!≫

小型ネウロイ「」ビュオオンッ!

エーリカ「っ! 来たよ、トゥルーデ!」

娘≪誰もマキナには勝てないってこと――あの世の土産に教えてあげる!≫

ゲルト「……いいさ。こっちも教えてやろう。……お前が、誰に喧嘩を売ったのかをな」



――航空母艦・天城、滑走路――

坂本「……これを着るのも、二回目か」

ペリーヌ「お似合いですわ、少佐!」

リーネ「ぺ、ペリーヌさん……その格好……」

ペリーヌ「し、仕方がないでしょう! 例のPANTSとかいうのの発動に必要なんですから!」

キィィィ――――――ン!!

サーニャ「エイラ、その手袋……似合ってる」

エイラ「ほ、ほんとか!? さ、サーニャも、新しいロケット弾似合ってるぞ!」

サーニャ「……う、うん……」(……褒めてくれた、のかな?)

キィィィ――――――ン!!!

シャーリー(……! へーえ、あれって……)

――飛び立っていく少佐達を横目に見ながら、天城の滑走路へと降り立つ。
   足取りはまだ少しおぼつかないが、何とかうまく着艦出来た。

ブロロロロォ―――ン…!!

シャーリー「よっ……と」

ルッキーニ「! し、シャーリー! 大丈夫!?」

シャーリー「ルッキーニ! ……ああ、大丈夫だよ。ほら、この通り!」

ルッキーニ「……うっ……うぅぁ……」ジワッ

シャーリー「!? る、ルッキーニ!? なっ……ど、どうしたんだ、いきなり……!?」 

ルッキーニ「う、うっ……あ、あたしね……シャーリーが……シャーリーがもし……し、死んじゃったら、どうしようって……!
うっ……うあああぁぁっ……!」

シャーリー「……! ……ごめんな、ルッキーニ。心配掛けて……。……ん?」

ルッキーニ「え?」

シャーリー「それ……どうしたんだ? そのストライカー。ファロットじゃないみたいだけど……」

――ルッキーニが装着していたストライカーは、色こそ同じ黄土色だったが、ファロットG55Sとは明らかに別物だった。
   流線型を帯びたフォルム。プロペラは無く、翼に付いた円筒からは熱風が噴き出ている。
   ……! まさか、これは……!

ルッキーニ「うん! あたしのジェットストライカー! 私が用意してくれてたんだ!」

シャーリー「なっ……!」

――あ、あいつ……バルクホルンのだけじゃなく、ルッキーニのまで作ってたのか!? いつの間に……。

父「……Me262を極秘裏に入手していたらしくてな。
それを改良して、バルクホルン大尉とルッキーニ少尉専用にそれぞれ調整したんだろう。……ほら、伝言だ」スッ

シャーリー「……? このメモは?」

父「そのストライカーに挟まっていた。さっき少尉が見つけてくれてな」

シャーリー「…………」

    『ルッキーニちゃんへ。シャーリーの分は間に合わなかったけど、約束通り、ジェットストライカーを差し上げます。
     遅れてごめんね。小袋の方も、よかったら食べてみて下さい。    私』

シャーリー「この、小袋って?」

父「これだ。……メモと一緒にストライカーにくっついてた」

――お父さんから小袋を受け取り、淡い緑色のリボンを引いて、中身を開ける。

ルッキーニ「……! こ、これって……!」

シャーリー「あ……飴、だよな……?」

――中に入っていたのは、色とりどりの飴玉だった。
   どれもこじんまりと袋の中に収まって、宝石のように小さな光を放っている。


           『あ! 私アメ食べてる! いいなー、私にもちょうだい!』

             『…ルッキーニ、あれはアメじゃないんだってさ』

           『えーっ!? だってぇ……』

                 『……ごめんなさい。いつかあげるから。ちょっと待っててね』

           『ちぇー。約束だよ? 忘れないでね?』

                 『…大丈夫、忘れないわよ』


シャーリー「…………」

ルッキーニ「……私、覚えてくれてたんだ」

シャーリー「……忘れてたわけないさ。だって、あいつは……」

ルッキーニ「…………」

シャーリー「……そういう"人間"だったろ?」

ルッキーニ「……! うん!」

シャーリー「お父さん、予備のBARは?」

父「ああ。ほら、これだ。……あ、そうそう、それとな」

シャーリー「?」

父「大尉宛にも、メモがあった。……ほら、これだよ」

シャーリー「え……」

――手渡されたシンプルなメモ用紙には、緻密な筆跡でこう書かれていた。

    『ヤバすぎる機能だから黙ってようと思ったけど、どうせ放っといても無茶するだろうし、やっぱり伝えておくわ。
     ――困ったら、ツマミを目いっぱい捻りなさい。一回だけ、全てを振り切れるはず。
     …………死ぬんじゃないわよ。       私』

シャーリー「……ふふっ」

――ったく。伝言のメモでまでひねくれやがって。
   私のあの無愛想な顔が頭に浮かび、思わず笑ってしまう。

ユォォォォォォォォ……ン!!

ルッキーニ「シャーリー、準備できた!?」

シャーリー「! ああ、大丈夫だ! いつでも行けるぞ!」

ルッキーニ「おっけー! ……あ、ねえねえ、あのメモ、何が書いてあったの?」

シャーリー「ん? ああ……なんか、ヤバい機能があるってさ」

ルッキーニ「へえー、どんなの?」

シャーリー「さぁ?」

ルッキーニ「えーっ……」

シャーリー「……あいつが付けてくれたんだ。役に立たないわけないさ」

ルッキーニ「…………」

シャーリー「? どうした?」

ルッキーニ「……信じてるんだね、私のこと」

シャーリー「……ああ。……当たり前さ」

ブルン! ブロロロロロロロ……!!!!
ユォォォォォ――――ン!!!!

ルッキーニ「終わったら、みんなで一緒に食べようね、飴!」バシュッ! 

シャーリー「……ああ! 絶対な!」バシュッ!

キィィィィィィ―――――――――ン……!!
ゴオオオオオオオオオオッッ!!!!


父「……よし、2人とも飛び立ったな」

ミーナ「お父さん!」

父「おお、中佐。イェーガー大尉とルッキーニ少尉は、今しがた出撃したぞ」

ミーナ「分かったわ。私も魔力が回復したから、すぐに向かいます」

父「ああ。……ええと、中佐には……ほら、これ」スッ

ミーナ「……? これ……いつかのチョーカー型レーダー? 『超感覚デバイス』……だったかしら。
でも、確か未完成だったはずよね?」

父「安心してくれ、制御用AIの問題は解決した。……とりあえず、着けてみてほしい」

ミーナ「? ええ……」カチャッ

カチッ ……ビュビュッ、ビュゥゥ――ン……
ピリリリリリッ…… カカッ!

≪……久しぶりね。ミーナ≫

ミーナ「……! こ、この声……まさか、BOSS!? 
あなた、ボードゲームのAIじゃなかったの!?」

父「ボードゲーム……? ああ、そいつは偽装だ。
こいつは私がまだリべリオンにいた頃に開発したAIでな。元々は戦闘サポート用だったのが、廃棄されそうになったんで隠したんだ。
戦闘とは何の関係も無いシステムに偽装してな。――501に来る時、荷物に紛れて持ってきちまったらしい」

≪正式名称は、『戦闘指揮システム・強化型』――"Battle Operation System-Super"。
現在、本体は天城内部に設置。超感覚デバイスを通じて、貴女達の空戦を支援する≫

ミーナ「は、はぁ……でも、どうして廃棄品扱いに?」

父「……もしどこか一国の手に渡れば、世界の軍事バランスを崩しかねないからさ」

ミーナ「……!」

≪――私が忠を尽くすのは、国家でも思想でもない。
自分自身と……そして何より、生まれて初めて相見えた好敵手のみだ≫

ミーナ「……期待していいのね?」

≪応えよう。この忠をもって≫

ミーナ「……分かったわ。行きましょう、BOSS」

ブルン! ブロロロロロロロ……!
キィィィィ――――――――ン!!!!!

父「……頼んだぞ、中佐」

宮藤「……あの、お父さん……」

父「ん? ああ、宮藤軍曹か。……そうか、君で最後だな?」

宮藤「は、はい。……それで、あの……私には?」

父「え?」

宮藤「いえ、その……みんなが秘密兵器っぽいの貰ってるから、私にもなにかあるのかなぁ、って……えへへ」

父「ああ。……あるぞ。とっておきの秘密兵器がな」

宮藤「! ほ、ほんとですか!?」

父「本当さ。持って行ってくれるな?」

宮藤「もちろんです!」

父「よしきた!」ピョン

ガシッ!

宮藤「……あ、あの、お父さん? どうして私の背中に?」

父「決まってるだろ、秘密兵器さ」

宮藤「……え……」

父「……エレン・チューリング博士の大発明、史上最初の自律ロボット
近代魔導工学の結晶たるこのお父さん、作戦完遂のため尽力しよう!」

宮藤「…………ええーっ……」

父「おい何だその不満そうな顔は」

宮藤「だ、だって……お、お父さんだし」

父「役に立ちそうもないってか? ……いいさ、数分後には自ずと分かる。
この俺が……『お父さん』たる所以がな。ほら、早く早く、レッツゴー!」

宮藤「よ、よく分かんないけど……分かりましたよ、もう! 宮藤芳佳、行きます!」

ブロロロロロロロロ…!!
キィィィィィ――――――――ン!!!!

父「うぁ――――――っ!! 落ちる落ちるうわぁぁぁ――――――!!!!」

宮藤(ほ……ほんとに大丈夫かな……?)



ゴォオオオオオオオオオ!!!!

ゲルト「おおおおおおおおおっ!!!」

娘≪ふん! 突っ込んでくるなんて馬鹿じゃないの? ミンチにしてやる、いけえネウロイ!≫

ネウロイ「」ヒュンヒュンヒュンヒュン!!

ゲルト「……今だっ!」

キュイッ!! ドゴオオオオオオオン!!!

娘≪な、ぁ――!?≫

シャーリー「! す、すげえ……一瞬で消しズミ……!」

ゲルト「どうだ、逆噴射ジェットの味は! エーテル特殊燃料の前に、塵と帰らぬものは無い!」

宮藤「バルクホルンさん、すごいです!」

ゲルト「ふっ……それほどでもないさ、宮藤」キリッ

シャーリー(あーあ、またカッコつけちゃって)

娘≪まだまだぁっ!!≫

ネウロイ「」ヒュゴゴゴゴゴッ!!

シャーリー「なっ……! あんな大量に小型が……!」

エーリカ「任せて!」ヒュバッ!

……ゴロゴロゴロ……
ヒュオオオオオオオ…………!!

ルッキーニ「な、なに? なんか急に曇ってきたよ!?」

宮藤「そ、それに……この風って……?」

エーリカ「…………」スゥゥゥゥゥ

娘≪どうせハッタリでしょ! 全軍、突撃ぃぃ――っ!!≫

エーリカ「――シュトルムっ!!!」

ヒュオオオオオオオオガガゴガゴギッゴガゴゴガギャギャッ!!!!

ネウロイ「」ボギャッ! ドギャッ! メリッ!!

娘≪――!!!??!?≫

ゲルト「……な……あ……?」

シャーリー「た、竜巻……!? なんつー大きさだよ……」

娘≪そ、そんな――そんな、い、一瞬で――!?≫

エーリカ「ふーっ……やっぱ便利だね、これ」

宮藤「い、今のは……?」

父「チョンマゲ型局地気象コントロール装置、ISACA(イサカ)。……まさか、ここまでの威力とはな」

≪自分の力を抑えられない……いいですねぇ、私もです!≫

エーリカ「うわっ喋った」

父「ああ、AIの方もいささかバージョンアップしたからな」

娘≪く、くそ――なら、これでどうっ!?≫

パシュウパシュウパシュウッ!!

人型ネウロイ≪――!≫ビュウン!!

シャーリー「! まずい……気をつけろ、あいつら強いぞ!」

ゲルト「言われなくてもっ!」ドォン! ドォン! ドォン!!

人型ネウロイ≪≫ヒュンヒュンヒュン!

エーリカ「っ!」ダダダダダッ!

人型ネウロイ≪≫ヒュバババッ!

娘≪へっへーん、そんな単調な攻撃、当たんないよーだ!≫

父「くそ……あの動きを封じないことには……」

リーネ「私が行きます!」バッ!

宮藤「! り、リーネちゃん!?」

リーネ「すぅ…………っ!」

ダァァン! ダァァン! ダァァン!!

人型ネウロイ≪≫ヒラリ

娘≪無駄無駄無駄、そんな弾が当たるわけ――≫

リーネ「……さぁ、どうですかね?」ニヤッ

……パチッ
シュルルルルルルッ!!

人型ネウロイ≪――!?≫

ゲルト「! なんだ……何か、紐みたいなのが……」

バチン!! バチンバチンバチンバチン バシィィッ!!

人型ネウロイ≪――!! ――!?!≫

リーネ「……全弾、命中……!」

娘≪え――あ? は――!?≫

宮藤「ね、ネウロイが……」

シャーリー「空中で……亀甲縛りぃ!?」

人型ネウロイ≪――!!?!? ――――!?!!!≫モガモガ

エーリカ「なにこのマヌケな絵……」

シャーリー「……! あれ、もしかして……」

父「ああ。硬質繊維製行動抑止弾……私の奴は、トラップ型の実験を君に行ったと言っていたが」

シャーリー「! やっぱり、あの地雷の奴か! あったなぁそんなの!」

娘≪な――こ、こんな馬鹿みたいな銃弾で――ま、マキナのネウロイが――!≫

人型ネウロイ≪――――!!! ――!!!≫ジタバタ

リーネ「……動きは封じました。今です、皆さん」

ゲルト「ああ。……よくやった、リーネ」チャキッ

シャーリー「手足が動かせなきゃ、高機動性も形無しか。……そこだけは、人間そっくりだな」チャキッ

人型ネウロイ≪――! ま、待って! お願い、命だけは――命だけは――!≫

ゲルト「……命乞いなら、すぐそこにいる……」

シャーリー「機械の神に頼んでみろ!」

ドギャギャギャドギャギャギャッ!!!!!

人型ネウロイ≪ぎゃああああああっ!!!≫

ボギョッ! メキャッ! ブジュゥゥッ!!

娘≪ぐうっ――!≫

シャーリー「……二度も引っ掛かると思ったのか?」

娘≪ちょ――調子に乗るなッ! 人型はまだまだいるんだからっ!≫

人型ネウロイ≪――≫ビュンビュンビュン

エーリカ「! ったく、次から次へと……!」

娘≪さっきは油断してたけど、今度はそうはいかないよ! あの亀甲縛り弾は厄介だけど、当たらなかったらなんてこと――≫

 「あら、呑気にお喋りしている場合かしら?」

ズバッ!

人型ネウロイ≪≫ブシュゥゥゥゥゥゥッ!!

娘≪っ!?≫

ゲルト「! なんだ……ネウロイがいきなり真っ二つに!?」

ペリーヌ「……全く、血の色まで作ってあるなんて、悪趣味な機械ですこと」

シャーリー「ぺ、ペリーヌ! って……そのハイレグ……」

ペリーヌ「! な……なんですの! 仕方ないでしょう、格納庫にこれが置いてあったんだから!
ご丁寧に、このサーベルと一緒に!」

シャーリー「それ……確か、少佐が暴走した時の?」

ペリーヌ「ええ。……まさか、2回もこれを着る羽目になるとはね。少佐も驚いていましたわ」

シャーリー「……と、いうことは……」

ヒューン! ドガァーンドガァーン!

坂本「わっはっはっはっは! それそれ、発射発射ぁー!」

≪! 後方より敵機接近! 迎撃を開始する!≫ウィーン!

ドシュウンッ!

人型ネウロイ≪――≫メキョッ!

坂本「おっと。……しかし、またお前を使うことになるとはな、SOLIDAS」

≪できればまた酒を飲んでくれると嬉しいんだがな、少佐≫

坂本「はっはっは、それは無理な相談だ! そら、まだ弾薬は充分だろう? 撃て撃て撃て!」

≪――全く、付け入る隙もあった物じゃない≫

ドォン! ドォン! ドォン!

エーリカ「……ノリノリでロケット弾ぶっ放してる……」

シャーリー「おい、あの強化スーツ大丈夫なのか? また暴走とかしたら……」

父「いや、今回は少佐の意識がハッキリしてるからな。その心配は無いさ」

娘≪こ――このぉ――っ!!≫

人型ネウロイ≪――!≫ヒュババババッ!

ルッキーニ「……! 来たよ!」

ペリーヌ「……銃弾が当たりにくい、というなら……白兵戦しかありませんわね」

人型ネウロイ≪――≫ギュアンッ!

ペリーヌ「遅くてよ!」

ドガガガガッ!!

人型ネウロイ≪≫ボグシャァァッ!

ペリーヌ「撃破<フラカッソ>!」

人型ネウロイ≪――!≫ビュンッ!

シャーリー「……! 危ない、後ろに2機!」

ペリーヌ「回路、直結……放電、強化!」

バリバリバリバリバリ…ッ!!

ペリーヌ「――トネールっ!!」

バチュォォォォォォォォォォォンン!!!!

人型ネウロイ≪≫ジュァッ!

宮藤「え……き、消えた!?」

父「いや……とんでもない高電圧のプラズマで、一瞬のうちに気化させたんだ!」

娘≪な――嘘――! マキナの切り札が――そんな、全部――!!?≫

シャーリー「よし! 人型は全部倒したぞ!」

ペリーヌ「……残っているのは、本体ですわね」

娘≪! ひ――≫

バリバリバチッ!

ペリーヌ「『血と雷』<サングレ・イ・フェーゴ>!!」

ドズッ!!
バチバチバチバリッ!!!

娘≪ぐぅぅ――っ!!!≫



――巨大コア内部――

ドォォォン… グラグラグラッ…!

娘≪く――くそ、なんで――!≫

私(よし……順調にダメージが入ってる! もう少しで、このスイッチを……!)

娘≪なんで――なんであんなチャチな武器に――!≫

私「…………」

私「……そうね。ホント……チャっちくてダサくて……。
……新しいの作る度に、迷惑掛けてばっかだった」

娘≪――?≫


私(……なあんだ……)




私(役立ってるじゃない。……ちゃんと)
最終更新:2013年02月07日 14:33