[トンビ「・・・貴方が俺を助けてくれたんでしょうか？」]
[？？？「―――――――・・・？」]
[トンビ「えーっと・・・どう言ったら良いでしょうか」]
[トンビ「なんとなく・・・貴方の手の感じが落下していく間に抱いてくれた手と同じだったんです」]
[トンビ「どう言ったら良いのか分かりませんが・・・助けてくださってありがとうございます」]
[？？？「――なたの――――――ても？」]
[トンビ「俺は"俺"です。○○県の△△高校3年生。貴方は・・・」]
[？？？「―たしは――――――――――――――――、ハイデマリー・――――――――――――です]
トンビ・更正部屋
トンビ「・・・はぁ・・・はぁ・・・！ 何だ・・・？」
トンビ「・・・夢？・・・いや・・・もっと生々しかった・・・」
「今のは一体何なんだ・・・？」
トンビ「っ！更正さんは！」
更正「・・・ｚｚｚ」
トンビ「異常なし・・・か・・・」
更正「ぎゃあああああああああああああああああああああああああ！」
トンビ「ぎゃあああああああああ！！？？？？！？！？？」
更正「やめて！もうキュッってするのやめて！風呂掃除でもなんでもしま・・・え？」
トンビ「お・・・おはようございます」
更正「なぁ、トンビさん！今の夢だよな！なぁ！」ｶﾞｼｯ
トンビ「はえ？」ﾋﾞｸｯ
更正「赤茶色のズボンを履いた人なんていないよな！」
トンビ「お・・・俺は知りませんけど・・・」
更正「・・・はぁ・・・夢か・・・」
トンビ「あの・・・一体どんな夢を・・・」
更正「ｚｚｚ」
トンビ(寝てるし・・・)
ｺﾝｺﾝ
トンビ「だ、誰ですか？」
＜私です。リーネです
トンビ「どうかしましたか？」
＜昨日の夜の話を聞きたいから、談話室に来いだそうです
トンビ「はい、わかりました・・・行きますよ更正さん」ｽﾞﾙｽﾞﾙ
更正「うーっす・・・zzz」
談話室
ロスマン「きたわね」
トンビ「皆さんおはようございます」
更正「ちーっす・・・ｚｚｚ」
ガランド「それで、怪異軍はどういう子たちの集まりだったのかな？」
トンビ「胸が大き・・・じゃなくてやっぱり固有魔法持ちがいますね」
ラル「固有魔法持ちとはまた厄介だな・・・」
ロスマン「それで向こう側は穏便に事を進める気はないのかしら？」
トンビ「やっぱり無理でしょう・・・」
ロスマン「・・・はぁ・・・困ったわね」
トンビ「それと一つ気になることがあって・・・」
坂本「？」
トンビ「その・・・昨日寝言で言ってたっていうハイデマリーという人のことなんですが・・・」
カイエン「何か解かったのか・・・？」
トンビ「実は・・・相手側のウィッチにもハイデマリーという人がいたんです」
ラル「何？」
坂本「一体どういうことだ・・・？寝言で言った人物が現実に現れるなど・・・」
トンビ「更正さんは何か気付きました？」
更正「うーん・・・あの棒読みの奴は見たことある気もしなくはないんだけどね・・・」
更正「もしかしてあれじゃね！？前の世界のライバルだった人とか」
ラル「可能性はなくはないが・・・証明ができないことにはどうも言えんな・・・」
ロスマン「寝言と同じ人物が現実に・・・興味深いわね・・・」
「明日、街に行って調べてみましょう」
トンビ「お願いします」
ボルゾイ「・・・ｚｚｚ」ﾃｸﾃｸ
リーネ「あ、ボルゾイさんおはようございます！」
ボルゾイ「・・・くんくん」
リーネ「ちょ・・・ボルゾイさん！起きてください！匂い嗅がないでください！」
ボルゾイ「リーネは胸が大きい・・・柔らかい」ﾌﾌｯ
リーネ「ボルゾイさん～！」
更正「ほぉ」
トンビ「ほぉ」
ガランド「ほぉ」
カイエン(・・・個性的な奴ばかり揃ってるな・・・)
怪異サイド
携帯「あ～肩凝るな～もう・・・巨乳の肩凝りってやっぱりキツイな・・・」ｺﾞｷｯｺﾞｷｯ
「生類憐みの令ならぬ巨乳憐みの令とかあったらな～」
携帯「俺が寝てる間に他の『俺』が来てたらしいし、誰が来てたんかな？」
エーリカ「更正とトンビって言う人だってー」
携帯「あー変態スペックの更正とＰＳＰによからぬものを入れてたトンビか～・・・ってあれ？」
エーリカ「ん？」
携帯「なんでＥＭＴがここいらっしゃる？」
エーリカ「いや～女の子同士仲良くなろうと思ってさ～」
携帯「俺は男だっつーの！そのちっぱい揉むぞこの野郎！！」
エーリカ「こんなに大きな物持ってて男はないよね～携帯～」ﾂﾝﾂﾝ
携帯「貴様・・・いつの間に俺の後ろに・・・！というかつつくなああああああああ！」
エーリカ「こっちこっち～」
携帯「逃げるなあああああああああああ！！！揉ませろちっぱいいいいいいいいいいいいいいいいいい！！！」
エイラ「何やってんダ？オマエラ」
携帯「はぁ・・・はぁ・・・棒読みどうした・・・」
エイラ「棒読みって言うなヨ。これでも気にしてるんダ」
携帯「悪いが俺は今あの天使を捕らえるのに忙しいんじゃああああああああああ！！！」
ハイデマリー「えっと・・・その・・・携帯さんも一緒にお風呂どうかな？って思って・・・」
携帯「風呂？あーそういえば昨日は入ってなかったな」
エイラ「決まりダナ」ｶﾞｯ
携帯「え？」
エーリカ「れっつごー！」ｶﾞｯ
携帯「ちょい待ち！まだ入るなんて誰も言ってな―――」
ｶﾎﾟｰﾝ
携帯「・・・どうしてこうなった・・・？」
エーリカ「ふぅ～気持ち～」
携帯(見るな！見るんじゃない！バベルの塔を見られて毛虫扱いにされる・・・！って今はないか)
エイラ「どうしたんだ携帯？顔赤いぞ？」
携帯「べ・・・別に赤くなんかないんだからね！！！トマト食っただけだし！！！」
ハイデマリー「ふふっ・・・携帯さんはおもしろい人ですね・・・」
エイラ「携帯こっち来いよ。体洗ってやるからさ」
携帯「いいいいいいいいやいやいや！！！俺もう上がるしいいよ！」
エーリカ「携帯不潔だよ？」
携帯「別に一日ぐらい体なんて洗わなくても―――」
エイラ「隙あり！」ｶﾞｼｯ
携帯「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああ！！！？？！？」ｽﾞﾃｰﾝ
エイラ「携帯～覚悟ー！」
携帯「や・・・やめめめめめめめめめめめめめめ」
エイラ「おぉ・・・やっぱり大きいナ・・・」ﾓﾐﾓﾐ
携帯「てめっ、棒読みゴラァ！変なとこ触んじゃねぇ！！！」
エーリカ「恥ずかしがってる携帯も可愛い～」
携帯「ひぎぃ！？やめ・・・やめてくだしあ！」
――まずい・・・！このままじゃ越えてはいけない一線を越える・・・！こ・・・壊れるッ！
――こうなったら・・・
携帯「おや？ハイデマリーさん俺よか胸あるんじゃね？」
ハイデマリー「えっ」
エイラ「ほぉ～どれどれ」
ハイデマリー「ひ・・・ひ・・・！」
エイラ「そりゃー！」ﾓﾐﾓﾐ
ハイデマリー「ひぅ！？」
エイラ「おぉ！？これは携帯と並ぶ大きさなんダナ・・・」ﾓﾐﾓﾐ
携帯(チャーンス！)
ドダダダダ！
エーリカ「あ、逃げた」
携帯「あっはっはっはっは！！！あ～ばよ～とっつぁ～ん！！！」
ｶﾞﾗｯ
王子「えっ」
携帯「( ＾ω＾)」
父「ん？」
暗兵「ブー！！(AA略)」
携帯「(.(.(;´゜ω゜).).)」
衝撃波「あっ」
不良「は？」
携帯「:(；ﾞﾟ'ωﾟ'):」
携帯「おおおおおおおうぇ！
？？？！なんでお前ら半裸でそこたっとるん！？」
エーリカ「へぇ～女の子がお風呂入ってる所覗くんだー」ﾆﾔﾆﾔ
エイラ「なんダお前ら？覗きカ？エッチな奴らダナー」ﾆﾔﾆﾔ
ハイデマリー「あ・・・あ・・・/////」
男一同「」ｺﾞｸﾘ
父「ﾊｯ 見るな王子！」ｶﾞｯ
王子「痛い痛い！爪食い込んでます！爪！」
不良「ち・・・違う！これは誤解だ！覗きなんてしてないぞ！」
暗兵「俺達はただ風呂に入りに来ただけであってだな・・・」
衝撃波「冤罪だああああああああああああああああああああ！！！」
携帯「言い訳があるなら聞こう、少年達」
男一同「・・・」
携帯「そうか。そうだよな。男が風呂を覗く時は死を覚悟してるってことだもんな」
父「いやだから誤解だって・・・」
王子「俺達はその・・・友好関係を築くために一緒に風呂に入ろうということになって・・・」
不良「それで風呂に行ったんだが・・・」
暗兵「お前らがいるなんて思わなかった・・・」
衝撃波「言い訳にしか聞こえないかもしれないけど一応事実だからな？」
携帯「そうか」ｶﾞﾁｬﾝ
父「おーい、目が死んでるぞー」
携帯「覗きが許されるのは小学生までなんだよ！俺とハイデマリーさんの艶めかしい声聞けて満足だろうがああああ！！！」
携帯は混乱している！▼
暗兵「おい、落ち着け！」
衝撃波「駄目だ！壊れてる！」
携帯「アハッ！アハハハハハハハハ！！！」
エーリカ「はいはい、ストーップ」ｶﾞｯ
エイラ「携帯はさっきの続きしようナ」ｶﾞｯ
携帯「え、何を言っていらっしゃられる？」
携帯「いやや！あんなことされるなんてもういやや！やめて！やめっ・・・やめっ・・・」
ｶﾞﾁｬ､ﾊﾞﾀﾝ
＜ぐあああああああああああああああああああああああああああああああ！！！！！
男一同(不憫だなぁ・・・)
携帯「」ｶﾞｸﾌﾞﾙ
エイラ「お～い大丈夫か～？」
携帯「」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
エーリカ「やりすぎちゃった？」
携帯「」ｶﾞｸﾌﾞﾙ
ハイデマリー「重症ですね・・・」
エイラ「なんだつまんねーの」
携帯(
初めてレ○プされる気持ちがわかった・・・レ○プ駄目。絶対)
エイラ「はぁ・・・」
ハイデマリー「どうかしたんですか？ため息なんてついて・・・」
エイラ「いや実はさ・・・変な夢を見たんだ」
エーリカ「夢？」
エイラ「ウン、なんか目の前の男にバカバカ言い合いしてる夢だった」
エーリカ「誰と言い合いしてたの？」
エイラ「顔に靄みたいなのかかってて見えなかったんダ」
「でも・・・どこかで会ったような・・・」
エーリカ「もしかして・・・恋人？」
エイラ「なわけねーダロ」
エーリカ「ふーん」
エイラ「でも・・・なんだかそいつといると楽しくて・・・いつの間にか陽だまりに手を寄せてた時みたいに温かい気持ちになるんダ」
ハイデマリー「私が見た夢は男の子を助けた夢でした・・・」
ハイデマリー「その子は急に空から降ってきて・・・受け止めたら私と同じくらいの年の男の子だったのを覚えています」
「あの子は・・・誰だったんでしょうか・・・」
携帯「お前ら何言ってんだ？」
エイラ「？」
携帯「ズバリ、お前らが見た夢っていうのは記憶だよ」
ハイデマリー「記憶・・・」
携帯「棒読みは更正との記憶。ハイデマリーさんはトンビとの記憶。何も覚えてねーのか？」
「イチャイチャしてたじゃねーかおめーら。何回壁殴ったと思ってんだ？」
エーリカ「ぷっ・・・あはははははははははは！！！」
携帯「ﾅｽﾞｪ、ﾜﾗｳﾝﾃﾞｨｽｶ!」
エーリカ「だって・・・ドヤ顔で冗談言い出すんだもーん！」
携帯「・・・ちょっと意味が解からない」
エイラ「携帯～更正とトンビって奴らは私達の敵ダゾ？前だって襲って来たじゃないカ」
ハイデマリー「敵とイチャイチャなんて・・・あり得ないと思います・・・」
携帯「へ？敵？」
エーリカ「そうだよ俺～。更正っていう人とトンビっていう人は敵。イチャイチャなんてできるわけないじゃーん！」
携帯(おかしい・・・そんなわけねぇ！)
(エイラがヒロインの作品には
更正試練を受ける俺がいたはず・・・ハイデマリーさんの作品には
トンビ俺が・・・)
携帯(・・・もし・・・もし敵だとしたら・・・)
(各ヒロインに対して各俺が。各俺に対して各ヒロインがいたとしたら・・・)
携帯「チート組ＶＳチート組の戦いが繰り広げられることに・・・」
エーリカ「チート組？」
エイラ「ナァー、さっきからお前何言ってんだ？」
携帯(まずい・・・ここにいたら確実に死ぬじゃないですかー！やだーーーーーーー！！！！！)
エイラ「おーい聞こえてんのかー？」
ハイデマリー「顔色が悪そうですけど・・・大丈夫ですか？」
携帯「ん！？あぁ、余裕余裕！！！いつものことだし」ﾎﾞﾀﾎﾞﾀ
エーリカ「随分汗かいてるね・・・」
prrrrr!
携帯「！」ｶﾞﾊﾞｯ
pi!
携帯「もしもし！ネウ子か！？」
ネウ子『逃げてください携帯さん！』
携帯「逃げてください携帯さん！(迫真)っとかやってきても困るんだけど。要件言えや要件」
ネウ子『ボケてる暇はないんです！早くしないと皆死んじゃう・・・』
携帯「はっはっは！たった今死亡フラグが立った俺は も う 何 も 怖 く な い ！」
ネウ子『いいですか。よく聞いてください』
ネウ子『携帯さんが今いる世界は私達の記憶。つまりネウロイ達の記憶で構成されているものです』
携帯「んなもん聞いた覚えはねえぞー」
ネウ子『そこで他人にダメージを与えるような行動は控えてください！いいですか？絶対ですよ！？』
携帯「バカ野郎！俺だけがそんなことやったって他の連中が控えんわ！」
ネウ子『相手にダメージを与えた時に出るエネルギーが『怪異』と『兵器』に溜まるとそこの世界のみならず』
『皆さんの元の世界も危ういんです！』
携帯「話が見えないな・・・。エネルギーが溜まると具体的にどうなるんだよ」
ネウ子『そんなこと説明してる場合じゃな――――――』
ネウ子『キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア！！！』
携帯「おい！おいネウ子！どうした！おいゴラァ！シカトこいてんじゃねえぞ！」
？？？『やれやれ・・・困ったものですね。彼女には・・・』
携帯「・・・誰だてめぇ・・・！ネウ子をどうした！」
？？？『彼女は出来損ないですからちょっと眠ってもらっただけですよ』
携帯「殺したのか・・・！」
？？？『生憎、仲間を殺すほど血に飢えていないもので・・・』
携帯「てめーはお呼びじゃねえんだ！ネウ子を出せ！」
？？？『ふふっ・・・戦わないと元の世界に帰れない。だが戦えば元の世界諸共全部崩壊する』
『君は・・・どっちを選ぶのかな？』
ネウ子『戦っちゃだめです！絶対に戦わないでください！』
携帯「・・・」ｷﾞﾘｯ
？？？『はっはっはっはっは！！！楽しみにしてるよ・・・君がどんな―――』
ﾌﾟﾂﾝ―――
携帯「あ、充電切れた」
エイラ「おい、どうしたんだ携帯・・・いきなり大声なんかだしたりして」
携帯「ん！？いやなんでもない！さーて良い子の皆は寝る時間だぞ？☆」
エーリカ「どーしたんだよー」
携帯「なんでもないわ！さー寝た寝た！」
＜ｵｲﾅﾝﾀﾞﾖｰ ｵｼｴﾃﾖｰ ｲｯﾃｸﾀﾞｻｲﾖｰ
ﾊﾞﾀﾝ
携帯「はは・・・チート組ＶＳ俺・・・か・・・」
携帯「俺スレの連中皆に死亡フラグたってんだ。今更増えたって・・・怖くねぇ！！！」ｶﾞﾀｶﾞﾀ
携帯「ごめんネウ子、やっぱ怖い」
ネウ子「えぇーーーーー！！！酷いです・・・携帯さん・・・」
？？？「・・・」
最終更新：2013年02月07日 14:52
