ガランド「どうだいリーネちゃん。ここにいいお茶はあるかい?」

リーネ「はい!・・・でも・・・お金大丈夫ですか?」

ガランド「ん?気にしなくてもいいんだよ。お金は皆で共有するものだからね」

リーネ「ありがとうございます!」

ガランド(可愛い笑顔だ・・・おっと鼻血が)フキフキ

リーネ「?」

ガランド「じゃあ決まったら呼んでくれ。それまで外で待ってるよ」

リーネ「はい!わかりました!」


ガランド「可愛いなぁリーネちゃん。あの笑顔にイチコロだよ・・・はぁ・・・」

<王子の・・・王子のバカヤローーーーー!!!

ガランド「?」

衝撃波「うぅ・・・死にたい・・・」

ガランド(・・・あんなに泣いて・・・どうしたのかな・・・?)

衝撃波「ハッ み・・・みるなぁ!みないでくれー!」

ガランド「・・・ね、ねぇ君・・・落ち着きなよ」

衝撃波「うっ・・・うっうっ・・・」

ガランド「・・・仕方がないな・・・ほらこっちを向いて」

衝撃波「・・・え?」


ガランド「泣いてると折角のいい男も台無しだよ?」フキフキ

衝撃波「えっ・・・ちょ、え?・・・」

ガランド「これでいいかな?」

衝撃波「あ・・・はい・・・」

ガランド「ちょっとは落ち着いたかい?」

衝撃波「・・・はい・・・」

ガランド「ふふっ・・・それはよかった・・・」

衝撃波(なんだこの人・・・他の人と空気が違う・・・)

ガランド「そうだ。君。この辺りで最近変わったことがなかったかい?」

衝撃波「えーっと・・・」


ゴロゴロゴロ・・・
ピシャアアアアアアアアアアアアン!!!


衝撃波「っ!最近よく雷が落ちるようになりました!」

ガランド「ははっ、面白い子だね。君は」

衝撃波(あー何やってんだ俺、流されっぱなしじゃないか・・・・・・それにしても・・・)

ガランド「~~♪~~~~~♪♪」

衝撃波「綺麗・・・だな・・・」

ガランド「ん?何か言ったかい?」

衝撃波「い、いやなんでもないです・・・はい」

ガランド「?」

衝撃波(はぁ・・・今日の俺はなんか駄目だ・・・もう帰ろう)スタスタ


ガランド「あ、待ってくれるかい?」

衝撃波「?」

ガランド「そのインカム・・・どこで手に入れたのかな?」

一瞬赤みを帯びていた顔が冷める


ガランド「一通りお店を見て来たけどそれらしい店は一つもなかった」
    「本当に君はこの町の人なのかな」

衝撃波「鋭い女の子は怖いね・・・」

ガランド「・・・怪異軍の子・・・だね」

ガランドは携帯していた拳銃を腰から取り出し銃口を敵に向ける

衝撃波「こんな市街地で銃を撃つなんてやめてくれ」

ガランド「やりたくはないが仕方がないだろう?君は敵だからね」

衝撃波「後悔することになるが、それでもいいのか?」

ガランド「ここで君を倒さないで誰かが傷つくことになる、なら今ここで撃たなかったことが後悔になるだろう?」

ガランド「許してくれ、とは言わないが恨むならこの巡りあわせを恨んでくれ」

衝撃波「・・・」

ガランド「・・・さようなら」


ドォン!

賑やかな街並みを一発の銃声が貫く
僅かに静けさが街を遮るが再び何事もなかったように元に戻る

―――ただ二人を除いて


ガランド「・・・・・・どうして避けようとしないんだい?」

銃を握っていた手から力を抜き、ゆっくり下げる


衝撃波「最初から俺を狙ってないのがわかってたからな」

放たれた銃弾は衝撃波の足元にめり込んでおり、未だに煙がのぼっている

ガランド「・・・」

衝撃波「そんな甘い覚悟じゃこの戦いを終わらせることなんてできないぞ」

衝撃波はガランドの横を静かに通り過ぎる

ガランド「戦いを終わらせたいなら、どうして君は敵を目の前に攻撃しないのかな?」

衝撃波「・・・」

ガランド「君も覚悟しておくことだ」


<ガランドさーん!決まりましたー!

ガランド「あーうんわかった!すぐ行くよ」


リーネ「あれ?何かいいことでもあったんですか?」

ガランド「え?」

リーネ「口元。緩んでますよ?」

ガランド「・・・ふふっ・・・いや、大したことじゃないんだけどね・・・」

そっと後ろを振り返る

ガランド「奴らも私達と同じ心の弱い人間だったってことが・・・ただ嬉しかっただけだよ」

リーネ「?」
最終更新:2013年02月07日 14:53