━夜自室━
ガチャバタン
一週間前に基地に届き厨房で保管してもらっていたブツを持って部屋に入るとビューリングに怪訝そうな顔を向けられた
ビューリング「なんだその瓶は」
俺「ああ、扶桑の親戚に送ってもらった俺の地元の酒だ」
ビューリングは酒と聞き少し興味をもったらしい
俺「前にリズが飲みたいって言ってたからな。親戚に頼んで扶桑から送ってもらったんだ。まぁ女性に贈るものじゃないんだろうが…その…プレゼントだ」
本当は腕時計を贈るつもりだったが、取り置いてもらっていたものを欲しいと言ってバカみたいな値段で買っていった大馬鹿野郎がいたため酒になった
ビューリング「去年はなかなか良いワインをもらったよな。まぁいい。早速開けようか」
ビューリングは言うが早いか瓶を開け、グラスに注いだ
ビューリング「乾杯」
俺「乾杯」
二人でグラスを傾ける
ビューリング「クセがあるが、まぁ上手いな」
俺「そうか。良かった」
もう一杯静かに飲み、ビューリングはおもむろに立ちあがった
ビューリング「私からもプレゼントだ」
そう言い、タンスの中から一本のグルガナイフを出す
ビューリング「…やる」
俺「これを、俺に?」
ビューリング「ああ。クリスマスプレゼントでもあるし…婚約指輪のお返しだ」
俺「ありがとう…でも、いいのか」
ビューリング「…スペアは有る。それにお前への信頼と…愛の証しみたいなものだしな」
そう聞いて嬉しくなり、ビューリングを抱き寄せる。
ビューリング「///」
俺「そう言ってもらえて嬉しいよ」
ビューリング「…キスしてくれないか///」
ビューリングに求められ、言われるがままに唇を重ねる
ビューリング「俺…ん…んん」
俺「ん……ん…」
ビューリング「これから毎年こうやってクリスマスを迎えられたらいいな」
俺「大丈夫。来年も再来年もこれからずっとこうやって迎えられるさ」
てれ隠しで、一杯仰ぐ。
二人で静かに談笑しながら時は過ぎた。
俺「程よく酔いが回ってきたな」
ビューリング「早いな」
ビューリングと何度か晩酌をして鍛えられたつもりだったのだが…
しかし、ビューリングの顔も少し赤いのでそこそこ飲めるようになったようだ
俺「そういうリズだって少し赤いぞ」
ビューリング「気のせいだろ」
俺「そうか?」
ビューリング「ああ、そうだ」
俺「とは言え、少し眠くなってきたな」
ビューリング「…もうこんな時間か」
俺「寝ようか」
ビューリング「そうするか」
ライトを消し、二人で一緒に同じベッドにもぐりこむ
俺「ん…ちゅ…」
ビューリング「ちゅ……んん…」
そして、もう一回軽くキスをして抱きしめる
俺「おやすみ」
ビューリング「おやすみ」
そうして、俺の1940年のクリスマスは終わった
最終更新:2013年02月07日 15:09