エイラ「アーメガフッテモキニシナイー」ダダダダダダ
キィィン!パリンパリンパリン
エイラ「ヤーリガフッテモキニシナイー」ダダダダダダ
キィン!パリン!キィン!パリン!
エイラ「ナーニガアッテモキニシナイーット」ダダダ
パリィィン!
出撃した先には小型機がひしめいており、その大半は撃墜されていた
エイラは陽気に歌を歌いながらMG42のトリガーを引く
ビームをほとんど回避しているが、危なっかしくて見てられん
友「エイラ!そんな飛び方してたら死ぬぞ!」
エイラ「ア?死なねぇヨ、バカ」
虫も殺しませんて面してやがる…って違うだろ、どこのウォードッグだ
エイラ「まぁ、見てなっテ」ブォン!
友「あ!」
ダダダダダダ
エイラ「ほぉらよっト」
キンキンキンキン
友「ま、マジかよ…」
また小型機が一瞬で大量に墜ちた。ネウロイがかわいそうになってくるくらいだ
俺「…今反応が一気に消えたよな?」
オスプレイ機内には改造が施され、移動指令・補給基地と呼べるような設備を備えていた
ウィッチの使用するインカムに介入できる無線機や.50BMG弾とそのベルトリンク等の弾薬類等々
俺とパイロットが食い入るように見ているのもそのひとつ。対ネウロイ及びウィッチに特化したレーダーである
パイロット「レーダーの故障ではなさそうだぞ」
俺「…恐ろしいな、未来予知の魔法」
話には聞いていたエイラさんの固有魔法、未来予知。月並みな言葉だが、その実力を見せられた
パイロット「彼女らがエースといわれてる理由がわかった気がするぜ」
俺「ああ、まったくだ…ん?」
友に喰らい付かんとする敵をレーダーが捉えた
友「」ポケー
俺『友!チェックシックス!』
友「へ?あ、やべ!」
真後ろから敵が接近してくる。動きが速くて撃てない
友(なら避ければいい!)
キィィィン!
友「だらっしゃぁぁっ!」ブォォン!
キィン!?
ストライカーに魔力を押し込み、体をひねり、ビームを回避しながら敵の背後を取る
友「あぁぁぁっ!」ダダダダダダ
キンキンキンパリーン
友「ぁぁ…はぁ…はぁ」
エイラ「なんだ…今の動き」
宮藤「すご~い!」
友がやってのけたのが、クルビットという戦闘機動であることがわかったのは、しばらくあとである
俺『友、大丈夫か?』
友「ああ…でも吐きそう」
俺『…見えないところで吐けよ』
無理な機動をするからだ
バルクホルン「あらかた撃墜したようだが…妙だな手応えがない」
友「オェ…」(自主規制)
宮藤「友さん…」
ペリーヌ「まだ、健在だと?」
リーネ「コアを倒せば子機も消えるはずだよ」
ルッキーニ「いつの間にかやっつけちゃったんじゃない?」
俺「友のやつ無茶しやがる」
パイロット「そうだな…?レーダーに新たな反応?」
俺「ん?やけに遅いな。何だこいつは?」
パイロット「おい、敵の高度表示見てみろよ」
俺「え?…高度30000m?」
少佐が魔眼で確かめるまで、俺はレーダーが壊れたものだと思っていた
――第六章 Towards the stratosphere――
エイラ「ニヒッ」
タワーネウロイを放置して基地に戻る途中、エイラがなにやらニヤついていた
手に何か持っている。それが気になって、後ろからエイラに近づく
友「?」ブォン
エイラ「ナ、ナンダヨ」ブゥン
友「針葉樹の葉?なんでそんなの持ってんだ?」ブォォン
エイラ「うるさいナァ、友には関係ない!」ブォゥン
友「関係ないって何だよ!理由聞いてるだけじゃないか!」ブゥォン
エイラ「しつこいゾ!いい加減にシロ!」ブゥゥン
エイラに近づかんと必死に喰らいつくが、エイラは未来予知でそれを回避する
友も友で地味に難しい空戦機動を連発している
宮藤「エイラさんと友さんって、最近仲がいいですよね」
友「そうか?」
確かに、何かと一緒に居ることが多い
実際は、俺のやつとサーニャが一緒に居るところに2人してくっついてるだけなんだが
それでも仲がいいことには変わりない。実際、俺たち4人は名前で呼び合ってる
宮藤「はい、なんか仲のいい兄妹みたいです」
エイラ「だ、誰がこいつの妹なんかに…!」ブォン
殴りかかろうとこっちに近づいてくる
友「お、落ち着け、ただの例えだ」
宮藤「そ、そうですよぉ」オロロ
エイラ「それでもいやダ!」
友「エー」
サーニャ『そんな事言っちゃダメよ、エイラ』
エイラ「ん?」
サーニャ『お帰りなさい。皆』
俺『今日もお疲れ~』
友「サーニャ、に俺?」
フリーガーハマーを持ったサーニャと、フェンリルを着た俺が基地からこっちに飛んでくる
バルクホルン「あれが、フェンリル?」
宮藤「ホントに飛んでる…」
俺「なんだ?疑ってたのか?」
一度すれ違ったあと、反転して編隊に加わる
宮藤「いやそういうわけじゃ…」
ルッキーニ「ウジュー」
ルッキーニは、フェンリルのエンジン音が気に食わないのか、少し距離をとる
宮藤「そっか、これから夜間哨戒なんだ」
サーニャ「うん」
友「サーニャはともかく、俺のやつは何で?」
俺「ちょうどフェンリルが完成してな。飛行テストも兼ねて哨戒のお供というわけだ」
元々フェンリルは、地上部隊の近接航空支援を目的として作られた機体だ
攻撃ヘリなどとの戦闘も可能ではあるが、高空での対航空機戦闘は考慮に入れられていない
そのフェンリルを、高度数千mで使おうというのだから、それなりの改造が必要だった
エンジンも改良を加える必要があり、そのせいで完成が遅れたのだ
友「ほほう、夜のデートか…」ニヤニヤ
俺「…そんなロマンチックなもんじゃねぇだろ?一応任務だぞ」
この時代の星空は綺麗だろうけど
友「」クイクイ
親指を立ててある方向を指す
俺「ん?」クル
サーニャ「///」マッカ
…意識しちゃったのね
宮藤「」キャー
エイラ「」ガルルル
友「」ニヤニヤ
俺「」ハァ…
坂本「サーニャ、俺。邪魔して悪いが、今夜の哨戒は中止だ。一緒に基地に戻れ」
サーニャ「え?」
俺「…了解」
いやな予感がするなぁ…
その後、友が「残念だったな」とか言ってきたので、ガトリングの砲身でぶん殴ってやった
―ミーティングルーム―
カシャカシャと音を立てて、壁に写真が映し出される
坂本「空軍の偵察機が撮ってきた写真だ」
バルクホルン「ノイズしか写っていないようだが」
坂本「今回現れたネウロイだ。全体を捉えようとしたらこうなった。全長は30000mを超えると推測される」
バルクホルン「30000…高さ、30kmってことか!?」
俺「これが毎時10kmという低速でローマ方面に向かって移動中だ。厄介なことに、こいつのコアは、ここ」ビシッ
バルクホルン「てっぺん?」
坂本「私がこの目で確認した」
友「」チョイチョイ
俺「ん?どうした?」
友「何でお前が説明する側に居るんだよ」
俺「今回の作戦には俺の力が不可欠なんだ」
友「は?」
俺「まぁ、黙って聞いてろ」
ペリーヌ「ですが、私たちのストライカーユニットの限界高度は、せいぜい10000m…」
パイロット「ジェットストライカーなら別だが…ん?ジェット?」
ジェットという単語に反応し、数人が俺のほうを見る
俺「そうだ、今回は俺のフェンリルを使う」
映写機が次の写真を映し出す。フェンリルの設計図だ
俺「フェンリルに積まれているジェットエンジンは、出力をMAXにすれば成層圏まで上がれる」
パイロット「機体の対真空加工が必要だな」
友「燃料はどうするつもりだ?」
俺「武装を積まない代わりに増槽をつける。成層圏まで上がれば弾道飛行で何とかなる」
パイロット「設計図を見た感じ、行って帰ってくるにはちょっと足りないんじゃないか?」
友「そもそも武装ないのにどうやって攻撃すんだ?カミカゼでもすんのか?」
俺「…まずは最後まで話しを聞け」
サーニャ「なんかすごい…」
エイラ「皆話しについてけてないゾ」
俺「パイロットの言うとおり、フェンリル単機では、30000mまであがることも攻撃することもできない」
シャーリー「なら、皆でフェンリルを途中まで運び、フェンリルは攻撃担当のウィッチをつれて上がればいい。そうだな?」
エーリカ「あ~、ようやくわかってきた」
俺「わかりづらくてすまん…まぁ、そういうことだ。ちなみに、フェンリルは攻撃担当の護衛も兼ねてる」
宮藤「それで、その攻撃担当はだれなんですか?」
俺「瞬間的に広範囲の攻撃が可能なウィッチ…サーニャ、君が適任だ」
サーニャ「!」
エイラ「ウェ!」
坂本「確実にコアを破壊するためには、サーニャのフリーガーハマーが必要だ」
俺「やってくれるか?」
サーニャ「…はい」ニコッ
俺「」ドキッ
友「ヒュー」
エイラ「ハイハイハイハイ!私がやる!」ガタッ
坂本「やるって何をだ?」
エイラ「サーニャを運ぶ仕事!」
バルクホルン「エイラ、話を聞いてなかったのか?我々のストライカーでは成層圏まで上がれない」
エイラ「だったら私がフェンリルを」
俺「体格的かつ技術的に無理」
エイラ「それなら私が攻撃担当を」
坂本「コアを確実に破壊できる自信があるか?チャンスは一度しかないぞ?」
エイラ「うぐっ…」
バルクホルン「そういうことだ。あきらめろ」
エイラ「グヌヌヌヌ…」
坂本「質問はないな、では解散とする」
最終更新:2013年02月07日 15:33