ある晴れた日。ルーデルは自室にて

ルーデル「・・・」


ゴゴゴゴゴゴッという凄まじい気を出しながらベッドの上に乗せた服を睨み付けている。



そう・・・その服は扶桑皇国陸軍の航空ウィッチが着る軍服・・・巫女服(ミニ袴)である!!!!!




~~時は遡る事一週間前~~


その日はとても晴れており、暖かい陽気で過ごしやすい天気だった。ルーデルは彼女の専属整備士である俺軍曹を昼食にでも誘おうと思い、ハンガーに向かった。

ルーデル「俺、いる「だから、カールスラントのウィッチの軍服のがいいに決まってんだろう!?」・・・?」

急に聞こえてきた声。よくハンガーで聞く声だなと思い、チラリと中をのぞいてみた。すると、そこには数人の男性整備士が集まっており、
      • 俺の姿も見えた。

ルーデル「(お、俺?いったいなんの話をしているんだ・・・?)」

ルーデルは聞き耳を立て、会話の内容を聞き取ろうとした。すると、先ほどの整備士がさらに続ける。

整備士「だぁからよ本当お前らわかっちゃいねえな!!カールスラントのウィッチの軍服が一番に決まってるだろう!?」

整備士1「それは賛成しかねないね。ウィッチの軍服なら俺はリベリオンがいいと思ってるよ」

整備士2「はあ!?お前なに言ってんだ!!ウィッチの軍服ならロマーニャが一番だ!!」

ルーデル「(なんの会話をしているのだこいつらは・・・)」

ルーデルは頭痛がしてきてしょうがないという顔つきになっていた。まあ、しかし無理もない。
ウィッチといえば全世界の男が彼女にしたいと思う女性ナンバーワンだ。こんな会話が成立してしまうのもしょうがないだろう。

俺「まあまあ、みなさん落ち着いて・・・どこの軍服も素敵だと俺は思いますよ?」

ルーデル「(お、俺もこの会話に入っているのか?)」

ルーデルは思わずずっこけそうになった。まさか俺もこの会話に混じっているのか?と思ったからだ。
だが、見たところ俺は仲裁に入っているようだ。

ルーデル「(まあ、俺はまじめだからな。このような会話に入るなどまずない・・・か)」

だが、そんなルーデルの心を読んでか読まずか、整備士の一人がニヤリと笑う。

整備士3「そういうけどよ俺。私は知っているぞ?お前の本棚の中に『扶桑ウィッチ写真集』があることがな!!あと『扶桑陸軍の
     航空機動歩兵』という本があることもな!!」

俺「ちょ、なんで知ってんの!?」

整備士1「ほ~?ということは俺は扶桑のウィッチの軍服が一番の好みなんだな」

整備士2「まあ、やっぱり自分の国のウィッチの軍服がいいんだな」

俺「ええい、なに話をまとめようとしてんだ!!整備士3!!あんたなんで俺がそれを持ってんのを知ってんだ!?」

整備士3「HAHAHA!!そりゃお前さん。この前お前の部屋に遊びにいったときに見つけたに決まってるだろうが」

ルーデル「・・・」

ざわざわと騒ぐ俺と整備士たちのハンガーに入らず、ルーデルはその場をふらりと立ち去っていった・・・なにやらものすごいオーラを出しながら。




~~執務室~~

ルーデル「・・・」

アーデルハイド「(な、なにがあったのだろうか・・・?)」

昼食が過ぎしばらくした午後。普段なら嬉しそうな顔になりながら午後の訓練の準備をするルーデル・・・だが、今日は何か違う。
なにやら背中からゴゴゴゴゴっという音を出すオーラがにじみ出ているのだ。周りで準備をしていたウィッチたちも
そのオーラに当てられてか震えてる者もいる・・・中には今にも泣き出しそうなものまでいる。

アーデルハイド「あ~・・・大尉。どうしました?なにかありましたか」

ルーデル「・・・特になにもない」

ウィッチs「「「「「*1)))」」」」」

周りのウィッチは心の中でそうツッコム・・・じゃなければこんな世紀末の覇王のようなオーラを出すわけがない。

ウィッチ1「(やっぱり俺軍曹関連かな・・・?)」

ウィッチ2「(それ以外なかなか想像できないから・・・たぶんそうじゃない?)」

何人かのウィッチが目で語り合う。アーデルハイドはさすがにそのウィッチたちの姿を見て、

アーデルハイド「(大尉がこれでは隊の士気にも関わる・・・)大尉、本当に何もないのですか?私でよければ相談に乗りますが・・・」

ルーデル「・・・アーデルハイド」

アーデルハイド「もちろん私だけではありません・・・ここにいるシュツーカ乗りたち全員がそう思っております」

チラッと、ルーデルは後ろを見る。そこにはルーデルが信頼する仲間たちがルーデルのことを見ていた・・・何人かは涙目で。
ルーデルは感動に心打たれ、ありがとう・・・と答え、

ルーデル「ならば諸君私は聞きたいことがあるのだ・・・・・・扶桑陸軍の航空機動歩兵の軍服を手に入れるにはどうしたらいいと思う?」

ウィッチs「「「「「・・・・はい?」」」」」

精強無比のシュツーカ乗りのウィッチたちは・・・間抜けな声を上げてしまった。





~~それから一週間~~



あの後、ルーデルはシュツーカ乗りの少女たちと共に考えた結果・・・

ウィッチ1「・・・というより、よくよく考えたら大尉なら参考用にって言えば貰えるのでは・・・?」

という言葉に回りは納得。ルーデルもいけるかもしれないと思い、早速司令部へ。
司令部長と仲良くOHANASHIをして時間はかかったが手に入れたのだ。
ルーデルは改めてその軍服を眺め、

ルーデル「・・・うん、まああれだ・・・。決して俺の趣味に合わせたわけじゃないぞ?あいつの普段の恩義のために着るためなのだからな」

ルーデルはまるで自分に言い聞かせるようにいい・・・深呼吸

ルーデル「・・・よし」

シュルッとルーデルは自分の服を脱ぎ始める。




~~お着替え中!!覗き厳禁だぜ!!~~




ルーデル「ん・・・こうか。なかなか着付けが難しいがこれは・・・」

キュッと袴の帯を締めて、改めて自分の姿を鏡で確認してみると・・・

ルーデル「・・・これが私・・・か?」

変わった自分の姿に・・・驚いていた。今までのカールスラント空軍の軍服を着ているルーデルだが・・・ものすごく新鮮である。
紅白の服がかえってルーデルの白い肌を引き立ててる上に、二つの双丘が白絹の衣を押し上げ赤い袴から伸びた色白の足が映えている。
しかも髪は下ろしたままなのでこれまた新鮮さが加わり美しい・・・そんな変わった自分に驚くルーデルの元に、

俺「ルーデル大尉~。およびだと聞いたので来ましたよ~」

ルーデル「(な、お、俺!?なぜ!?)」

ルーデルはいきなり俺が来たことに驚き、慌てふためく。だが、同時にふと気づく。

ルーデル「(い、いや待て落ち着け・・・もともと俺に見せるために着たのだからな・・・問題はないはずだ)・・・お、俺か・・・は、入れ」

腹を据え、ルーデルは俺を室内に呼ぶ。

俺「はいそれでは失礼しま・・・す・・・」

俺が扉を開け、中に入り・・・固まる。なぜか?それは言わずとわかるだろう・・・

ルーデル「ど、どうだ?似合ってるだろうか・・・?」

ルーデルは気恥ずかしそうに俺を見る。だが、俺は扉から入ってきた状態で止まったまま動けずにいた。

ルーデル「・・・ふん!(ドゴっ!!)」

俺「プギャ!!・・・はっ!!い、いったい何が・・・」

さすがに無反応だったためか、ルーデルはムカッとして腹にボディーブローを決める。俺は変な声を上げ、
目が覚めたように辺りをキョロキョロ見回し

俺「る、ルーデル大尉。どうしたんですか?その・・・軍服は」

ルーデル「い、いやなに・・・あれだあの~」

ルーデルはどう答えようか悩んだ。まさか正面から堂々と『俺のために着た』と言うには今のルーデルには難しいだろう。そこで、

ルーデル「あ、あれだ!!他国の軍服を着てみて実用かどうかを見ていたのだ!!うんそうだそうに違いない」

俺「は、はあ・・・」

ルーデルの言葉に頷くも・・・それはどことなく気が抜けている。ただ視線はルーデルに釘付けにされているのだ。

俺「(や、やべえ・・・想像以上の破壊力。まさかここまで似合っているとは・・・)」

俺は鼻血が出そうなのを我慢する。実は俺、想像の中でルーデルにこの軍服を着せていたのだ。
しかしまさか生で拝める事ができるとは・・・

俺「・・・綺麗すぎる」

思わず、俺は心の声を暴露してしまった。

ルーデル「~~~~ッ!!!」

ルーデルは気恥ずかしそうに下を俯く。俺に言われることがまさかこんなに・・・

ルーデル「(こ、こんなに嬉しいことだとは思わなかった・・・!!)」

しばらく、二人は顔を真っ赤に染めて状態で動けずにいたとか・・・




アーデルハイド「・・・」


そんな初々しい光景をこっそり覗き見ていたアーデルハイドは、

アーデルハイド「・・・早くくっつけばいいのに」

と切実に祈っていたのである。
最終更新:2013年02月15日 12:55

*1 (((嘘だ!!絶対に嘘だ!!