ある日の夜。先ほどまで爆撃任務に就いていたルーデルは体についた泥と汗を流そうと思い、ルーデルは自室にあるシャワーを浴びていた。

ルーデル「ふう・・・」

ルーデルは全身に感じるシャワーの熱さに心地よさを感じながら全身くまなくシャワーのお湯を浴びせる。汚れを丹念に落とす・・・これから愛しい男と過ごすためだ。

ルーデル「(汚れすぎているのは俺に悪いしな・・・)」

そんなことを考えるルーデル・・・だがまあ彼女の思いとは違い、俺だったらまったく持って気にしないのだろうが・・・まあそこは女性特有のものがあるのだろう。
ルーデルはシャワーを止め、わしゃわしゃとタオルで髪の毛を拭き体を拭くほんのりとした赤みを刺して蒸気している頬は彼女の女らしさが表されている。ルーデルは拭くとズボンを
履き、髪はそのまま下ろした状態で

ルーデル「さて・・・いくか」

彼女の恋人である俺のいる寝室へと向かった。




~~自室~~

ルーデル「待たせたな俺」

首にタオルを掛けながらルーデルは自室に居る自分の専門整備師で恋人である俺に声を掛けた。その声に先ほどまで本を読んでいた俺は本から視線をあげ、

俺「いえいえ、ぜんぜん待っていませんよハンナ」

ニコリと笑いながらルーデルに話しかけた。ルーデルはその俺の優しそうな笑みをみながらルーデルは嬉しそうにニコリと笑う。

ルーデル「(ふふ・・・やっぱり俺がいると落ち着くな)そうか、すまないな」

俺「だから大丈夫ですって・・・はいどうぞ」

俺は苦笑いを浮べながら台所に行き、持ってきたグラスを渡す。中には牛乳が入っており、ルーデルは朝起きたときに毎食、そして風呂上りに牛乳を飲む習慣
があるため、それを知った俺はこのように牛乳を入れるのが習慣となっていた。ルーデルはそのコップを受け取りゴクリゴクリと一気に飲み干す。

俺「はは、相変わらずいい飲みっぷりですね」

ルーデル「うむ、風呂上りの牛乳は一気に限るからな」

ぷはと口元を手でぬぐいながらルーデルは俺に空になったグラスを渡す。俺はそれを受け取り台所に向かい置き、すぐに戻ってきて、椅子に座る。ルーデルは
ちょっと恥ずかしそうに躊躇いながらもスッと椅子を俺の横に置きそこに座った。俺は最初少しびっくりしたような顔になったが、すぐにクスリと笑い左手で
ルーデルの頭を撫で・・・

俺「・・・ハンナ」

ルーデル「なんだ俺」

俺「まだ髪が完全に乾いてませんよ?それでは風邪を引いてしまいますよ?」

ルーデル「ああ、そうだな」


ルーデルの髪がまだ濡れている事に気づく。だが、ルーデルは知っているかのように言葉を返す。俺はなんだろう?と思いながら怪訝な顔になるも、

俺「・・・ああ、なるほど。そういうことですか」

すぐに納得して、苦笑いしながら立ち上がり、シャワー室へと向かった。そしてしばらくシャワー室の中でゴソゴソとして、

俺「はい、それじゃあ髪拭きますよハンナ」

手にタオルと櫛を持って戻ってきた。ルーデルはそんな自分の考えが伝わったのが嬉しかったのか、俺のほうを見ながらクスッと笑う。

ルーデル「ああ、頼むぞ俺」

ガタッと椅子に座りなおしながら、ルーデルがそういった。俺はそれを苦笑いに似た、しかしどこか嬉しそうな笑みを浮べてはいはいと答える。

俺「それじゃあまずは・・・拭かせてもらいますよ?」

ルーデル「ああ、頼む」

俺の言葉にルーデルが。返す。まず俺はルーデルの濡れた髪をタオルで優しく拭く。ガシガシと拭くのではなく髪を濡らしている水分を吸い取るように優しく包み込むようにだ。
そして指で軽く頭皮マッサージのようなものもしながら髪の毛を拭いていく。

俺「痛くないですか?ハンナ」

ルーデル「ん・・・ああ、大丈夫だ。むしろ気持ちい・・・」

そうですか、と嬉しそうに答えながら俺は拭いていく。そして一通り頭部の髪を拭き終わった俺は次に伸びているルーデルの後ろ髪を拭くことにする。

俺「よっと」

後ろ髪を一つに束ね、それをタオルで包む。そして先ほどのようにスッと痛くならないように髪の毛の水分をふき取っていく。

俺「これでよし・・・後はこいつで梳きますか」

そういって、俺は手に持った櫛でルーデルの髪を梳き始める。スッスッと、手馴れた手つきで俺はルーデルの髪を梳く。

ルーデル「・・・本当、手馴れているな」

俺「ええ、昔は母や妹の髪の毛をこのように櫛で梳かしてましたからね。これぐらい朝飯前ですよ」

ルーデル「ふん、そうか・・・」

俺の言葉に、なにやら急に拗ねたような声を出すルーデルに俺は苦笑いを浮べる。

俺「(拗ねてるなァ・・・)でも、母も妹も髪質は固かったですから・・・ハンナみたいに柔らかいのは生まれて初めてですし、母や妹以外でこんな風に髪を
  梳くのはハンナだけですよ」

ルーデル「ん、そうか。私だけか・・・」

俺の言葉にルーデルは今度は嬉しそうに微笑を浮べる。俺はそんなころころと変わるルーデルのほんの少しの顔の表情を見て、嬉しそうに笑う。

俺「(本当、可愛いな・・・)・・・はい、できましたよハンナ」

ルーデル「ああ、ありがとう俺」

俺はルーデルの伸びた後ろ髪を最後まで梳き終える。ルーデルは礼を言って最後に手で髪を触り確認する。

ルーデル「やっぱりお前はうまいな」

俺「お褒めに預かり恐悦至極であります」

恭しくまるで、執事のようなしぐさをしながら答える俺にルーデルはぷっと軽く吹く。だが、同時にこれに乗るのもいいだろう。

ルーデル「ああ、ならば褒美をあげよう・・・俺、面を上げろ」

俺「はい?」

つっと、俺は疑問視を浮べながら顔を上げると・・・

ルーデル「んっ・・・」

チュッと、俺の唇に口付けをした。そしてすぐに唇を離す。

ルーデル「こ、これが褒美だ・・・」

恥ずかしそうに、でも嬉しそうに言うルーデル。俺は最初こそ呆然としたような顔をしていたが、すぐに顔を紅く染め

俺「・・・とてもすばらしい褒美でありましたフロイライン」

笑みを浮べながら、そういった。
最終更新:2013年02月15日 12:58