バルク「ふう、今日もいい汗をかいたな。訓練のあとには風呂に限る。ちょっと早いが、風呂に向かうか」

俺「あ、バルクホルン大尉。申し訳ありませんが、今は掃除中なのでお風呂は使えません」

バルク「ん、俺か。風呂掃除ご苦労。で、風呂はいつから使えるのだ?」

俺「そうですねぇ、この機会に給湯設備の整備もやっておきたいので、作業が終わるのは今日の夜頃だと思います」

バルク「そうか……困ったな、訓練で流した汗をそのままにしていると、衛生的にも良くないし、体が冷えてしまう。どうしたらいいものか……」

俺「すいません、また懲罰くらって風呂掃除をさせられているので、責任は俺にあります。一応すぐにミーナ中佐には報告しましたが、大尉は朝から訓練なさっていたのでお耳に入らなかったのだと」

俺「……そういえば大尉。一応、汗を流せる場所なら他にもありますが、どうしますか?」

バルク「(一応?)そんな場所があるのか?できることなら汗を流したいので、案内してくれないか?」

~林の中、とある泉~

俺「ここなら滅多に人も来ないですし、基地内で唯一淡水が湧く場所です。基地内を探索していて見つけた、俺の秘密の場所なんです」

バルク「ほう、私がここに来た時にはここに泉はなかったが、いつかの大雨で水たまりができたのだろうか。……ところで俺、ここには『絶対』誰も来ないんだろうな?」

俺「ええ、俺はたまにここでゆっくり休んでいることがありますが、誰かと会ったということは一度もないですね」

バルク「……分かった、信用しよう。で、ではここで汗を流すとするか。おい、俺はあっちを向いていろ!そして、念のため周囲を見張っておけ、分かったな!」スルスル

俺「あ、あともうひとつだけ、大尉――!?た、大尉、なんで、もう、そ、その、あの、ぬ、脱いで……あわわ」

バルク「え?――っ!?きゃあああああああ!俺、向こうを向いていろといっただろう、この馬鹿!変態! おい待て逃げるな、貴様は私の手でその記憶ごと抹消してやるー!!」
――その後、林の中から全治1週間程度の重傷を負った俺が、俺を捜索していた整備兵により発見された。俺の記憶は不明瞭で、とりあえず俺は任務放棄という事で懲罰が加算されたのだった。
最終更新:2013年02月15日 13:04