俺「これで営倉入りは扶桑の時を合わせると15回か……我ながら恐ろしい記録だ。これが俺の誇りだな」
バルク「そんな記録誇れるものか、バカ者!」
俺「……え?この声はバルクホルン大尉ですか?どちらにいらっしゃるんです?」
バルク「……お前の隣の部屋だ。まったく、入隊以来
初めて営倉に入ったが、こんな汚い場所だとは思わなかった」
俺「そりゃ一種の懲罰房ですから、綺麗じゃ意味がないでしょう。まあ、住めば都ですよ」
バルク「こんなところに住む気などない!どのみち明日には出られるんだ、今日1日我慢するだけのことさ」
俺「しかし、カールスラント軍人の模範みたいな貴方が営倉入りなんて、いったい何をなさったんですか?」
バルク「……いや、戦闘中に熱くなって僚機への指示を怠り、接触してバランスを崩した直後にネウロイのビームを喰らって、シールドはぎりぎり間に合ったが銃が暴発してしまってな」
バルク「宮藤軍曹の応急処置のおかげで一命はとりとめたが、ミーナ中佐から、命を捨てるような真似は二度とするなと叱られて、こういうことになったんだ」
俺「へえ~。バルクホルン大尉、何か気に入らないことでもあったんですか?」
バルク「まあ、戦闘の前はいろいろと気を張りすぎていたのかもしれないな。だが、もう大丈夫だ。私は、この基地の仲間はもう誰も失わないと決めた」
俺「それは良かった。501のエースが不調とあっては、この基地もどうなるか心配ですからね。流石はカールスラント軍人の鑑、メンタル面も十全なんですね」
バルク「……あははは、そんなことはない。そんなに褒めるな、まったく!」バン
俺「ぐはっ!?――え、えええええええ!?」ガラガラ
こうして、ちょっと壁を叩いたつもりが営倉の壁をぶち抜いてしまったバルクホルン大尉と、ウィッチと必要以上に接触したことがバレた俺は営巣3日の延長を喰らったという……。
ちなみに、このバルクホルン大尉が壊した営巣は、今でもブリタニア空軍によって保護され、ちょっとした観光名所となっているそうな。
最終更新:2013年02月15日 13:05