バルク「ハルトマン!年が明ける前に、何としても部屋の大掃除をやってもらうぞ!」

エーリカ「やーだねっと」タタッ

バルク「くっ、また逃してしまった……普段は寝てばかりのくせに逃げ足だけは早い奴だ。
    ……っと、ちょうどいいところに。おい俺、ちょっと付き合ってくれないか?」

俺「あ、バルクホルン大尉。えーと、なんだか嫌な予感がするのでお断りします」

バルク「させないぞ!とりあえず私の部屋まで来てもらおうか」


俺「うわ、なんですかこのゴミだらけの部屋は。大尉は意外と私生活ではだらしないんですね」

バルク「違う!このゴミの山は全てハルトマンのものだ!私の領域はいたって清潔だろう!」

俺「ああ、相部屋なんですね。それでまさか、この部屋の掃除を手伝えと……」

バルク「そういうことだ。この山を処分するだけなら私一人でも十分なのだが、
    ハルトマンが、『この山の中には柏葉騎士鉄十字章とかも入ってるよー』と」

俺「はあ。つまり、全部まとめて捨てられないから、整理を手伝えということですか」

バルク「ああ。毎年掃除をしているはずなのだが、このような有様になって、私ひとりでは手に負えん」

俺「はいはい。じゃあこの要不要箱に荷物を分けていきますかね」


俺「ふう、こんなもんかな」

バルク「……俺は意外と掃除の才能があるのだな、ハンガーはあんなに散らかしているのに」

俺「あれは散らかしているんじゃなくて、作業の効率化のため工具を並べて置いているだけです。
  それに、俺も大尉同様、同室のパートナーに恵まれなかったので……」

バルク「そうか。俺もいろいろ大変だな。今日はつき合わせて悪かったな」

俺「いえ、大尉と1日過ごすことができたので、俺はけっこう楽しかったですよ。ではまた」

バルク「ええ!?……///ああ、では、また来年も、よろしく……」


エーリカ「うわー、すごいねトゥルーデ。私の部屋片付けてくれたんだー」

バルク「部屋が汚いままではカールスラント人として気持ちよく新年を迎えられないからな。
    不要箱の荷物は明日捨てる予定だ。一応、中を確認しておくことを勧める」

エーリカ「はいはい……あれ?これは大切なものだよ。まったく、勝手に捨てないでよ~」

バルク「そうか、すまない……って、私が謝る道理はない!だったら自分で整理しろ!」

エーリカ「やだね~。あ、これも大事、これも、あとこれも……
     はい、これで大丈夫。これだけ捨てておいてね、トゥルーデ~」

バルク「ええ?あんなにあった不要箱のものが、半分ほどに減っているだと?
    こらハルトマン、これでは掃除をした意味がないだろうが!」

エーリカ「だって、全部トゥルーデとの大切な思い出だから、捨てられないよ」

バルク「!?……そうか、そういうことだったのか、ハルトマン……///
    (うーん、去年も一昨年も同じセリフを聞いた気がするが、まあいいだろう)」

こうして、エーリカの部屋はたいして片付かないまま、年が暮れようとしていた……。
最終更新:2013年02月15日 13:06