あらすじ
俺「さあ戦争の時間だ」
マイルズ「吹き飛べ!!」
バッハ「なんじゃこりゃ!?」
以上!!
俺とマイルズがタッグを組み、戦闘を始めたが・・・
俺「シャァ!!」
ザギャンッ!!
戦い方はいたってシンプルそのものだった。俺がネウロイに近接で近づきスコップでコアを叩ききり。
マイルズ「フッ!!」
俺を撃とうとするネウロイをマイルズが砲撃する。
ネウロイ「キュイイィッ!!!」
俺「おっと残念!!」
そしてマイルズが攻撃されそうになったら俺が即座に守りに入り、
マイルズ「そこっ!!」
マイルズが攻撃する。俺が攻撃に入ればマイルズは援護に入り、マイルズが攻撃されそうになれば俺が防御に入りマイルズは攻撃する・・・打ち合わせ無しのぶっつけ本番にしてみてはかなり
いいコンビネーションだ。
俺「思ってた以上に、動けるな!!」
マイルズ「ええ、そうね!!」
二人は付かず離れずの距離を維持しながら互いに守り、攻める。攻守一体になったその動きは俺の荒々しさとマイルズの軽やかさで美しく見える。
観測員「す、すげぇぞあの二人・・・たった二人でもう五体のネウロイを倒してやがる!!」
観測員2「ああ、それにネウロイもどんどん後退している・・・これならいけるぞ!!」
ひっくり返る戦況を双眼鏡で覗き込みながら、そう舞い上がる観測員の二人。いや、二人だけではない他の場所で戦っている兵士達もその戦いを見て喜んでいた。
バッハ「うむ、戦況はこちらに好転している・・・諸君!!もう少しの辛抱だ!!」
シンプソン「そうだぞ諸君!!暢気にティータイムなどとしゃれ込んでいる暇はない!!戦えぇ!!」
兵士s「「「「おおおおっ!!!!」」」」
バッハとシンプソンの鼓舞に兵士達が賛同した・・・そのとき、
マルコ「!?バッハ少佐!!あれを・・・!!」
徹鋼弾を持ったマルコが驚愕の表情を浮かべながら前方を指差した。バッハはそちらを向くと・・・
バッハ「なっ・・・・!!」
その視線の先にいたもの・・・それは
大型ネウロイ「キュイイィッ!!!」
今までのネウロイとは比較にならないほどの大きさを持ったネウロイ・・・大型陸戦型ネウロイだ。
俺「だらぁしゃ!!」
ザギャンッ!!
ネウロイ「ギュピイイイッ」
すでに何振りしたかわからないスコップを片手に俺はまた一体のネウロイを倒した。
俺「にしても本当きりが無いな~別に楽しいからいいんだけど、さ」
チュインッと飛んできたビームをスコップで弾きつつさりげなくそのビームを飛行壷に当てる俺。そんな俺の後ろではマイルズが40mm砲をぶっ放していた。
マイルズ「楽しいのはあんただけよ!!馬鹿いってないでさっさとネウロイ倒しなさい!!」
俺「へいへいへ~い!!」
マイルズ「なんか言葉が足りないような感じするしムカつくからその返事止めなさい!!」
のりのりで答える俺に対していつものようにうがー!!と怒鳴りながら諌めるマイルズ・・・まあ無駄であるが。
俺「んじゃ早速・・・って、なんだありゃ?」
次のネウロイへと襲いかかろうとした俺・・・だが、俺の目の前に現れたのは先ほどとは比べ物にならないいほど巨大なネウロイだった。
マイルズ「お、大型陸戦型ネウロイ・・・!?」
マイルズもそれに気付いたのか、俺と同じように見上げながら絶句する。大型の陸戦型ネウロイ・・・正直魔法力が消耗し、弾薬も乏しくなったいま、相手取るのは非常に厳しい・・・だが、
俺「うひゃ~!!こいつはまた倒しがいのありそうな奴だなおい!!」
そんななか、もちろん例外がいる。戦いを楽しみ、魔法力が底を突かず、銃砲を使わずただスコップで永続的に攻撃できるとびっきりの例外だ。
俺「なあマイルズ、あれやってもいいのか?やってもいいよな?いいんだよな!?」
マイルズ「うっさい!!別にかまわないけどあんた一人で突っ込むには無謀す「んじゃ俺、いっきまーす!!」って話を聞きなさいこの大馬鹿のトンチンカン!!」
やたらと騒ぐ俺にまたもや怒鳴るマイルズ。だが、『別にかまわない』と聴いた瞬間俺は即座に大型ネウロイへと突っ込んでいってしまった。
大型ネウロイ「キュイイィッ!!!!」
バシュンッ!!と走りよる俺の存在に気付いたのか、大型ネウロイは俺に向けてビームを放つ。
俺「あたらんよ!!」
しかし、ビームは他のネウロイと同じくスコップでビームを弾く。
大型ネウロイ「キュイイィッ」
だが大型ネウロイも負けじと次々とビームを撃つ。対する俺はそれをすべてスコップで弾く。
バシュンッキュインッ、バシュンッキュインッ、
ビームは次々と弾かれあさっての方向へと飛ぶ。だが、確実に俺の脚を止めているのも確かだ。
俺「チィッ・・・!!思った以上にやるじゃないかデカGめ!!」
スコップで弾きながら舌打ちをしながらも楽しそうに叫ぶ俺。だが、同時に俺は心の中で悩んでも居た。
俺「(これじゃあさすがにジリ貧だな・・・どうするか)」
いくら強力な攻撃が出せるからといっても、近寄らなければ意味が無い・・・大型ネウロイもそれがわかっているのか先ほどからビームを雨あられといわんばかりに乱射する・・・そのときだ。
俺「ストライクウィッチーズで候」>>44からの続き。
ドゴンッ!!」
大型ネウロイ「キュイイィッ!?」
いきなり、ネウロイの側面が爆発した。ネウロイもいきなりの強襲に驚いたのかいったん動きを止めた。ネウロイの爆発した側面から砲弾が飛んで来たであろう方向を見ると・・・
俺「ありゃぁ・・・アハトアハトじゃないか!!」
俺は驚愕したように見る。ドイツ軍が出てくる写真や映像だと必ずといってもいいほど出てくる高射砲だ。俺も幾度かその姿を写真で見かけたことはある。
大型ネウロイ「きゅ、イイイイッ!!」
すると、大型ネウロイは今度はアハトアハトへと砲塔を向ける・・・が
ドガンドガンドガンッ!!!
大型ネウロイ「ギュイイッ!?」
今度は反対の側面から衝撃が襲ってきた。
マイルズ「全員、ありったけの砲弾を奴に撃て!!」
ウィッチs「「「「了解!!」」」」
衝撃の正体・・・それはマイルズたちの援護射撃だった。ネウロイはその砲撃の衝撃によろめく。すると、ちょうどマイルズの撃った砲弾がネウロイの胸部にぶつかり、中から紅い美しい結晶・・・コアが現れた。
俺「(ッ!!いまだ!!)おおおおっ!!!!」
左右の援護もあり、ネウロイのビームが完全にやんだそのとき、俺はざっと、左足で踏み込み右手に持ったスコップを振りかぶり、
俺「らあああああああッ!!!!!」
ブオンッ!!と投げつける。スコップは綺麗な回転をしながらまっすぐとネウロイへと飛んで行き、
ザギャンッ!!!
大型ネウロイ「ギュピイイイイッ!!!!」
大型ネウロイのコアへと命中した。大型ネウロイは最後に断末魔のような声を上げつつ、白い結晶へと変わっていった。
俺「っしゃああ!!!」
スコップが見事に命中したことに俺は喜び、ガッツポーズをとる。バッハたちがいる塹壕からも歓声が上がった。
観測員「ネウロイ残存部隊退却していきます!!」
兵士s「「「「おおおおおおっ!!!!!」」」」
引き返していくネウロイを見ながら、兵士達は勝どきを上げる。上空ではマルセイユが弧を描きながら基地のほうへと帰っていく姿が見えた。
俺「・・・あ、そういやまるぽっぽいたのね。すっかり忘れてたわ」
空を飛ぶマルセイユを見ながらそう呟く俺・・・どうやら完全に忘れてたようだ。
マイルズ「はあ・・・あんたねぇ、さっきまで飛行壷をほとんどつぶしていたのは彼女よ?それすらも気付かなかったの?」
俺の後ろからキュラキュラと歩行脚のキャタピラ音をさせながら、マイルズがため息交じりで近づきつつそう話した。
俺「ああ、どうりで途中であの壷がいなかったわけだ・・・やたら数が減ってると思ったらあいつが倒してたのね」
マイルズ「・・・あんた、もしかして自分の目の前のネウロイのことしか考えて無かったわね?」
おうともさ、と笑いながら答える俺。マイルズはそんな俺を見て、はあ、とため息を吐く。
マイルズ「ま、いいわ・・・それりも俺!!あんたね本当身勝手な行動しないでよね!!」
俺「え?俺なんかしたっけ?」
マイルズの言葉に俺はホワイ?という感じで考えこむような振りをする。もちろんマイルズはその俺の行動にイラッとするわけで、
マイルズ「したでしょうが!!勝手に一人で突っ込んで暴れまわってたでしょうが!!」
俺「敵陣の中を一人颯爽と駆け抜ける・・・いいね!!胸アツだね!!燃えるね!!」
マイルズ「あつかないわよ!!下手したらリアルに燃えるわ!!」
俺はキリッとそんなことを真顔でいうも、マイルズは冗談いうな!といわんばかりにガぁー!!と怒鳴る・・・つい先ほどまでの戦場の空気はどこへいってしまったのやら、
軍曹「あ、あはは・・・ま、まあ落ち着いてください二人とも。今は早く基地に戻りましょ?ね?」
そんな普段の光景のようになってしまった二人を見て、周りのウィッチは苦笑いを浮べる。マイルズははあとため息を吐きながらそれもそうねと呟く。
マイルズ「そうね、早く行きましょう・・・俺勝手な行動はしないでよね?」
俺「・・・たぶんな」
マイルズ「何よその間は!!てかたぶんなの!?」
間を空け、たぶんと答える俺にツッコムマイルズ・・・本当いつもの光景である。
俺「いやほらあれだよ・・・ネウロイが俺に倒されたいって勝手に近づいてきたんだよ」
マイルズ「おもいっきしあんたが近づいてたわよね!?思いっきり笑いながらあんたから近づいてたわよね!?」
俺「それはお前の目の錯覚だよポメラニアン少佐」
マイルズ「完全に犬じゃないの!!」
スコップを回収し、腰のシースに戻した俺と40mm砲を持ったマイルズ。それにウィッチたちはファルハヤ峠の前線基地へと向かった。
~~前線基地~~
兵士18「帰ってきた!!愛しの戦車ウィッチーズ一個中隊!!」
キュラュラキュラとキャタピラを回す音と共に前線基地へと入ったマイルズ一行に対して、さきほどまで前線基地で戦っていた兵士達が集まる。
兵士30「有難う!!」
兵士31「結婚してくれー!!」
ウィッチ1「うへ~喉がカラカラですよ隊長~」
ハミカミながらその歓迎を受けるなか、一人のウィッチがぐでっとしながらそういうと
兵士32「どうぞ!!」
兵士33「これも!!」
次々と兵士達が自分が使っていた水筒を差し出した。中には結構高級なワインを持ち出してくるものまでいる。
俺「おうおうおう、これはまた随分とすげぇ歓迎振りだな・・・」
その後ろから、俺はウィッチ隊の歓迎されぶりを見て舌を巻く。確かに話しでは聞いていたがまさかここまでとは・・・そんなことを思っていると、
兵士30「あ、お、おいあいつ・・・」
兵士31「ん?・・・あ、あいつは」
兵士の何人かが俺の存在に気付いた。兵士達は俺のことを見ながらひそひそと話す。俺はそれを見て若干眉をひそめる。
俺「(・・・ああ、そういえば男のウィッチってのは珍しいんだっけか?・・・でもこれじゃあ珍獣扱いだな)」
ウィッチたちと違う扱いにそう思う俺・・・すると、マイルズたちの正面からバッハが兵士に肩を借りながらやってきた。
兵士18「あ、バッハ少佐!!ウィッチ隊と・・・共に戦っていた男です!!」
兵士の一人がバッハにそう叫ぶ。バッハはハッとした顔になりながらマイルズとウィッチ隊。そして俺を見る。だが、見られたマイルズは少し顔を俯かせ、
マイルズ「陸戦装甲ウィッチ隊!!気を付け!!」
マイルズの言葉にウィッチ達があわてて横一列になる。俺も一応今現在はウィッチ隊の所属なので並ぶ。そしてマイルズはバッハと向かい合い、
マイルズ「遅参の段ーー平にお許しください!!少佐殿!!」
マイルズの言葉に、バッハは一瞬驚いたような顔になり、そして帽子を深めに被りなおす。
バッハ「気にするな。待ち合わせで男を待たせるのはいい女の特権だよ!!」
バッハはぐっと顔をあげ、カールスラント式の敬礼をする・・・その目には若干の涙を浮かばせながら。
バッハ「よく来てくれたお嬢さん・・・いや、戦友(カメラーン)よ!!」
バッハの言葉に、兵士たちがいっせいに歓声を上げる。中には怪我をしているのもいるが、それでも無理して立ち上がりマイルズたちに歓声を送っていた。すると、バッハは歩き出し、
バッハ「そして君も・・・よくやってくれたな」
俺の前へと立ちそう告げた。
俺「あ?俺?」
いきなり目の前でそんなことを言うバッハにきょとんとした顔をする俺。バッハはああと答え笑顔を浮べる。
バッハ「君は・・・あの多くのネウロイの中で戦ってくれた。しかも多くのネウロイを倒した・・・もし君がいなければ我々も全滅していただろうし、ここにいる戦友も皆もっと酷い
怪我をしていただろう・・・だからこそ言わせて欲しい。ここにいる男たちの代表として・・・ありがとう」
ビシッと先ほどと同じようにカールスラント式の敬礼をするバッハ。周りは驚いたような顔をしたが・・・
兵士18「そうだな・・・お前のおかげで俺達は助かったんだ・・・ありがとう!!」
兵士30「有難うよ戦友!!」
兵士31「助かったぞ戦友!!」
兵士32「あいつらに目のものみしてやったな!!」
兵士33「男のウィッチの話は聞いたことあるが実物は
初めてみるな!!ありがとうよ戦友!!お前のおかげで俺達のウィッチたちの怪我が少なくなったぞ!!}
ワァッ!!と堰を切ったかのように周りの兵士たちが歓声を上げる。
俺「ん・・・え、・・・と、まあ・・・おおう」
だが対する俺は今までここまで歓声を受けたことがないのか、少し慌てふためき、木っ端図かしくなったの下に見るも・・・
俺「・・・ま、俺なら当たり前のことだけどな!!その礼しっかりと受け取らせてもらいさ!!」
二カッと笑い、俺は挙手の敬礼でそれに答える。
バッハ「少々とっちからってるが、お茶でもどうかね?」
俺「お?マジですか?何茶だろ?紅茶?緑茶?マテ茶?烏龍茶?」
マイルズ「あ、はい喜んで・・・てか何よ俺マテ茶とか烏龍茶って・・・」
俺「あん?なんだマテ茶と烏龍茶知らないのか?人生の10分の100損しているぜ?あんた限定で」
マイルズ「私限定!?てか10分の100損しているとかどんだけ重要なお茶なのよ!?」
俺「いや、ぶっちゃけそんな重要じゃねえな。てか正直俺マテ茶そこまで好きじゃないし」
マイルズ「じゃあなんで言ったのよ!!」
俺「気分だ!!それ以上でもそれ以下でもない!!」
マイルズ「ああ!!相変わらずムカつくーーー!!」
ゲラゲラと笑う俺にそれにキーッ!!と怒るマイルズ。回りにした兵士達は最初その光景を見てぽかんとした顔になるが、すぐに笑いの渦が巻き起こる。
バッハ「は、ははは・・・なかなか面白いねあの二人は」
軍曹「ええ、まあ日常的な光景ですので」
バッハの言葉に微笑を浮べながら答える軍曹。周りのウィッチたちもはははと笑う。
マイルズ「大体あんたはねーーー!!」
俺「んだと!?あんたはなーーーー!!」
ギャースカギャースカと叫ぶ二人・・・いつもの日常的な光景へと戻っていった。
こうして、俺は初の初陣を白星で飾り、その名を世界に轟かせることとなった。
最終更新:2013年02月15日 13:24