それから数日後......
―夕方5時、食堂―
俺「魔力使いすぎた・・・・・・」
エーリカ「ネウロイの上にでっかいダルマ乗っけて動き遅くしてたもんねー」
俺「コアが壊れるまでトゥーパリェフ型の大きさ維持してましたから。名付けてダルマ落とし!」 デデン!
エーリカ「ふーん」
俺「・・・・・・ダルマ落とし!」 デデン!
エーリカ「ご飯もまだだし、お腹空いたね」
俺「・・・・・・そうですね、小腹空きましたね」
エーリカ「俺ー、蒸かし芋作ってー」
俺「あ゛?あ゛あー・・・・・・作りますか」
エーリカ「やった!」
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バタン!
バルクホルン「ハルトマン!またお前のがらくたが私のジークフリード線を・・・・・・ん?」
俺「先輩、卵二個割っといてください」
エーリカ「こう?」バキャ
俺「うわ、卵すら割れねーんすか」
エーリカ「えー割れって言ったの俺でしょ?」
バルクホルン「お前ら何をやっている、今日の当番じゃないだろ」
俺「小腹空いたんで飯作ってんすよ、先輩も食べます?」
バルクホルン「俺は料理ができるのか。宮藤もだが、こうも料理ができる妹たちがいると私の威厳が・・・・・」
「いや、むしろしっかり者の妹ならばお姉ちゃんとしても」
俺「ハルトマン先輩、野菜も切れない?」
エーリカ「無理」
俺「マジっすか・・・・・・しゃーない、先輩は座っててください」
バルクホルン「俺、私も何か手伝おうか」
俺「じゃあタマネギの皮剥いといたんで、3個共みじん切りにしといてください」
バルクホルン「任せろ、こう見えても料理は得意なんだ」トントントン
俺「おっ、上手っすね!どーやったらそんなにトントン野菜切れるんだろ」
バルクホルン「ふふん♪ところで何を作るんだ?」
俺「オムライス。あ、タマネギはそんぐらいの粗さで十分っす。小皿に分けといてください」
バルクホルン「みじん切りだろう?料理は科学だ。目測ではなく正確な分量を計り」
俺「先輩、次はニンジン」ポイッ
バルクホルン「最後まで言わせろ!」パシ
俺「ナイスキャッチっす、ニンジンはさいの目切りでお願いしますね」
エーリカ「俺って時々強引だよねー」
バルクホルン「だがエーリカより遙かに可愛げがあるのは確かだ。ふむ、まずは皮を剥いて拍子切りか」ストンストン
エーリカ「えー何で!」
バルクホルン「命令は聞くし訓練だってさぼらない、たまにミーティング中に寝るが起こせば駄々をこねず、一言目に『すいませんでした』だ」トントントン
「何より俺は弟だ。な、俺」クルッ
俺「あーれケチャップどこやったよ」ガサゴソ
エーリカ「ケチャップなら隣の棚だよ」
バルクホルン「やれやれ素直じゃないな・・・・・・」トントントン
ガチャガチャ
俺「これか?トマトのマークが・・・・・・ってこれケチャップじゃなくてホイルトマトじゃないっすか、はずれ」
エーリカ「どっちも似てるから同じだよ」
俺「飯が作れねーワケだ・・・・・・」
エーリカ「作れないんじゃなくて、作らせてくれないの!」
俺「良い判断だと思いますよ」
エーリカ「む、それどーゆー意味?」
俺「そーゆー意味っす」
ガチャ
リーネ「皆さん何やってるんですか?」
宮藤「あれ?今日の当番私達ですよ?」
俺「小腹空いたんでオムライス作ってんすよ、二人とも食う?」
宮藤「わぁ~食べる食べる、オムライス楽しみ!」
リーネ「オムライス?」
俺「俺が作るのはともかく、もんっの凄く美味しい扶桑産の料理っす」
バルクホルン「俺、ニンジンも切り終わったぞ」
俺「先輩、人数増えちゃったんで申し訳ないっすけど後2個追加で」
ガチャ
シャーリー「芋芋ーっと、あれ?お前ら何やってんだ?」
ルッキーニ「お芋ー!って何やってんの?」
俺「・・・・・・更に増えた」
シャーリー「俺が厨房に立ってるとは珍しいなー。その横にいんのはバルクホルンか?」
バルクホルン「リベリオンにルッキーニか、残念だが芋なら他を当たるんだな」
「俺が料理をすると言うから手伝ってて見ての通り厨房は使えないんだ」トントントン
ルッキーニ「俺が料理してるとこ
初めてみたー、俺の料理食べたい!」
シャーリー「そうだな、私もちょっと興味あるなー俺」
俺「あー、そこで座っててください」
芳佳「私も手伝いますね!割烹着取ってきます」
リーネ「私も手伝います。エプロンエプロン・・・・・・」
俺「うわ、ご、ごめんね、ハルトマン先輩と俺の我が儘に付き合わせてもらっちゃって。本当ならごちそうする側に回りたかったんだけど・・・・・・」
芳佳「私も食べたかったし気にしないでいいよ」
リーネ「そうですよ。それに食べさせて頂くのに何もしないのも申し訳ないです」
俺「ほんま良い子達やで・・・・・・」
ガチャ
エイラ「サウナ気持ち良かったナー」
サーニャ「うん・・・・・・あれ?」
エイラ「お?お前ら何やってンダ」
シャーリー「俺が晩ご飯作ってんだってさ」
エイラ「へぇー、俺の料理楽しみだナ!」
サーニャ「そうね」
俺「げ、いつの間にか晩ご飯作ることになってる!」
芳佳・リーネ「準備できましたー」
エーリカ「いいじゃん晩ご飯でー」
俺「いいのかなー、小腹空いてただけなんだけどなー・・・・・・」
ガチャ
坂本「ハーッハッハ、ハハァ」
俺「この豪快にガツンと来る笑い声は刈谷・・・・・・じゃなくて、少佐じゃねーっすか」
坂本「ん?お前ら何してる、晩ご飯まで時間はまだあるだろう」
ペリーヌ「あら?皆さん何してますの?」
俺「いよいよ持って全員分作る雰囲気がしてまいりました。お三方、晩ご飯にしてもいいすかね、俺今日当番じゃねーんですけど」
リーネ「私は全然構いませんよ」
バルクホルン「私もだ、やっぱり料理は楽しいな」トントン
芳佳「私も構わないよ。あ、でも今から全員分作るとなると時間がかかるんじゃ」
エーリカ「えーやだー!今すぐ食ーべーたーいー!」
俺「よくもまぁ見たことの無い料理にそこまで食い意地張れますね・・・・・・」
エーリカ「たーべーるーのー!」
俺「ハルトマン先輩は隊長呼んできてください。一番に作ってあげますよ」
エーリカ「呼んでくる!」ダッ
俺「あの人、食い物が絡むと元気でるなー」
「あ、リーネさん、ケチャップどこ?」
リーネ「冷蔵庫の下から二番目に入ってますよ」
俺「おーあったった」
芳佳・リーネ「ところで、私たちは何すれば?」
俺「一通りの作り方教えるんで、後は分担して流れ作業でお願いします」
「まずフライパンに油敷いて加熱して、次にバター敷いてご飯を一人分入れて......」
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俺「卵乗っけて真ん中割ってできあがりっと。ほいハルトマン先輩、食いなっせ、たーんと食いなっせ」コト
エーリカ「いっただっきーます!」
俺「お好みでケチャップを卵の上にどうぞ」
エーリカ「絵書こーっと」
ミーナ「俺さん、晩ご飯にはまだ早いわよ?隊員の体調管理も私の役目なんだから、三食の時間を変えられたら困るわ」
俺「だって皆食堂に来ちゃって食べるって言うもんだから・・・・・・」
「今度からこっそり作って食べるんで、今回は目つむってください」
ミーナ「ふふっ、仕方ないわね。その代わり私の分だけ少し多くしてね?」
俺「了解、いっつもお疲れ様っす」
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芳佳「こっちのケチャップライスできました、卵お願いしまーす」
俺「お皿そこに置いといてー」ジュー
バルクホルン「こっちの野菜切り終わったぞ、リーネ炒めてくれ」
リーネ「はーい」
俺「卵乗っけてっと。よし、持って行くか」
エーリカ「おーいしー!!!」モグモグ
シャーリー「ハルトマーン」
ルッキーニ「一口だけちょーだい!」
エーリカ「んー、ダメダメ!これ私のなんだから!」
俺「喜んでもらえて感無量っすよ、はい二人ともお待ちっす」
坂本「しかし、オムライスとは久しぶりだな・・・・・・」
俺・ペリーヌ「少佐は食べたことあるんですか?(おありで?)」
俺「きれーにハモったなーフハッww」
ペリーヌ「そう・・・・・・ですわね」
坂本「ハッハッハ、二人は仲が良いな」
ペリーヌ「そ、それほどでもございませんわ!」
俺「ペリーヌ先輩が言うならそうっすね」
ペリーヌ「あ、い、今のは言葉の綾みたいなものですのよ!?」
俺「分かってますって、先輩が優しい人ってのは知ってますから」
ペリーヌ「え、え?」
俺「それで少佐?」
坂本「食べたことがあるかの話だったな、一度部下に連れられてレストランで一度だけ。しかし私の食べたオムライスにはケチャップがかかってなかったが・・・・・・」
俺「本格的な店だとケチャップじゃなくて、ドミグラスソースってのをかけるんすよ」
「あれ作るの手間暇かかるんで今回はケチャップですけど、いつか挑戦してみてーなー」
芳佳『俺さーん、卵焼いてくださーい!』
俺「はーい!」
「一個作るのに2分くらいかかるんで、もう少し我慢してくださいね」
坂本「飯を作ってもらっているのに文句なんか言わん」
ペリーヌ「や、優しいなんて言われたの初めてですわ、しかも殿方に・・・・・・」ブツブツ
シャーリー・ルッキーニ「おいしー!!」
俺「そう言ってもらえるの幸せっすわ、ほんと・・・・・・」ジーン
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エイラ『ウメー!俺ー!今度から週に一回オムライスナ!』
俺「隊長と相談してくださーい」
サーニャ『』モグモグ
ミーナ『サ、サーニャさん、そんなに急いで食べたら喉詰まらすわよ』
俺「後は俺とバルクホルン先輩の分だけなんで、二人とも食べててください」
芳佳・リーネ「おつかれさまでしたー」
俺「お疲れ様でした、手伝ってもらって助かったっす」
芳佳・リーネ『美味しい!』
俺「・・・・・・こーゆーの嬉しい悲鳴って言うんだろうな」
「バルクホルン先輩、その卵溶き終わったら先輩も座って待っててください」
バルクホルン「分かった・・・・・・と言ってる間に終わってしまったがな」
俺「んじゃ先輩、ほんっとお疲れ様でした」
「まさか全員分作るハメになるとは思いませんでしたからね」
バルクホルン「元はといえばハルトマンがお腹空いたと駄々をこねたからだろう?お前もいい迷惑だったな」
俺「すっげ、バルクホルン先輩心でも読めるんですか。サトリます?」
バルクホルン「フッ、まさかな」
「大抵の物事に無頓着な俺が料理をして、そばにハルトマンが居たからもしやと思っただけだ」
俺「よっ、流石大尉まで上り詰めただけありますね」タマゴジュー
バルクホルン「よせ、私はただネウロイを倒してただけだ。がむしゃらにな・・・・・・」
俺「ふーん、それでどこかの誰かが助かったんですからいいんじゃないっすかね」
「ただ、形振り構わなすぎて仲間に心配かけた時点でどうかと思いますけど」
バルクホルン「今は反省しているさ」
俺「ほいできあがりっと・・・・・・あそうそう」スッ
バルクホルン「何だ?」
俺「握手。まだ先輩とはまともな挨拶してなかったんで」
バルクホルン「そういえばそうだったな」スッ
ギュッギュ
トントンコツン
俺「それじゃ、先輩もみんなと食べてきてください。食いなっせ、たーんと食いなっせ」
バルクホルン「あぁ、有り難う」スタスタ
俺「・・・・・・行ったか。魔力が少ねーの忘れてた・・・・・・寝るな俺・・・・・・」ペチペチ
「しっかし、オムライスは至高の料理だな。食べるの好きで真心込めて作った料理に、適う飯は無いってあれ、本当かな」ジュー
エーリカ「俺ー!おかわり!」ヒョイ
俺「・・・・・・この後アフターディナーティで、リーネさんがフルーツケーキ作ってくれてたっしょ」
エーリカ「今はしょっぱい物が食べたい」
俺「あ゛あー・・・・・・、今作り終わったこのオムライス持ってっていいっすよ」
エーリカ「ほんと!?ありがとー!」ガシッ
タッタッタ
俺「ッチ、くっそ、俺はどこまで甘いんだよ・・・・・・」
「・・・・・・まいっか。おにぎり作って自室に持ってって、オーディオ聞きながら食ーべよっと」
最終更新:2013年02月15日 13:34