8年前のある日
とある日の昼下がりに食後のお茶を飲んでいるときのことだ。
サーニャ母「俺君はサーニャのことどう思ってる?」
俺「え?どうって?」
母「ぶっちゃけ好き?愛してる?」
俺「ぶっ!いきなりなんですか!?」
母「わが娘ながら将来はかなりいい女になると思うんだけど・・・。」
俺「何の話だよ!?」
この人、はじめはサーニャに似たおとなしい人だと思ってた。
大間違いだ。どちらかというと近所のおばさんと大差ない。
俺「っていうか、俺は10歳でサーニャはまだ5歳ですよ!?」
母「愛に歳の差は関係ないわ!」キリッ
俺「だめだこの人・・・早く何とかしないと。」
夫がいないとこのダメっぷりである。
(ちなみに、サーニャの父親はコンサートで出かけている。)
母「ほら、うちの子ってちょっと人見知りでしょう?」
俺「まぁ、そうですね。」
母「だから母親としては悪い男に強引に手篭めにされる前にまともな相手とくっついてほしいのよ。」
俺「だからアンタの娘はまだ5歳だ!!」
母「というわけで俺君、娘はキミに任せた!!」グッ
俺「人の話聞けよ・・・。」
母「だーかーらー。キスでもチョメチョメでもさっさとやっちゃえYO!」
俺「・・・チョメチョメってなんですか?」
母「チッ、やっぱり10歳じゃ知らないか・・・。」
俺「っていうか、そういうのはサーニャが決めるものでしょう?そもそも俺も得体の知れない奴じゃないですか。」
母「・・・いつかね、あの子と離れ離れになってしまう気がするの。」
俺「え?」
母「ほら、こんな世の中でしょう?明日私や夫が生きているとは限らないじゃない?」
俺「・・・。」
母「だから一緒にいられるうちはできるだけたくさんの幸せを与えてあげたいのよ。」
俺「・・・あの。」
母「なにかしら?」
俺「無理やりいい話にしようとしてません?」
母「チッ、ばれたか。」
俺「・・・うわぁ。」
母「ちょっと、そんな目で私を見ないで!やめて!!」
俺「大丈夫ですよ。」
母「へ?」
俺「今のままでも、サーニャは十分幸せだと思いますよ。」
母「・・・そう見える?」
俺「はい。」ニコッ
母「じゃあ娘のさらなる幸せのために婿に・・・。」
俺「自重してください。」
最終更新:2013年03月30日 00:54