[「やっぱり君は素晴らしい・・・僕にふさわしい存在だよ・・・」]
[「僕が植え付けたものを気にせず戦えるなんてね・・・」]
[「あぁ・・・君が欲しい・・・僕は君が欲しい・・・」]
[「でも今の君では僕には釣り合わない・・・」]
[「僕が求めてるのは君の奥深くに存在する純粋たる憎しみの心・・・」]
[「君の名前は『俺』じゃない・・・海の溝より深き・・・憎悪の心を持つ『
カイエン』なんだよ・・・」]
俺「はぁ・・・!はぁ・・・!」
俺(・・・夢・・・か?・・・いや違う・・・俺の脳裏に直接語りかけて来たような感覚だ・・・)
ガチャリ
ミーナ「・・・」
俺「・・・見たところ・・・俺は倒れたようだな・・・」
ミーナ「えぇそうよ・・・あなたはバルクホルン大尉とネウロイを撃破し、そして倒れた」
俺「・・・倒せたのか・・・流石大尉殿だな・・・」
ミーナ「・・・」
俺「調べたんだな・・・俺の体を・・・」
ミーナ「本当はこんなことをしたくはありませんでした・・・ちゃんと・・・ちゃんとあなたの口から聞きたかった」
俺「・・・自分から言えない理由は・・・もうわかっているんだろう?」
ミーナ「あなたは昔・・・お腹にネウロイのビームを受けるとともに多量の瘴気を注入された」
ミーナ「・・・今あなたの体は濃度の濃いネウロイの瘴気に蝕まれています」
「そしてその瘴気によって多量の魔力を消費する魔法を使えば体に激痛が走る・・・」
俺「それを繰り返すごとに段々と瘴気が体全体に広がっていき・・・やがて死に至る・・・」
ミーナ「そこまで自分で理解しておいて・・・どうして強力な魔法を使用したんですか!」
俺「お前には関係ない」
トゥルーデ「聞き捨てならんな」
ミーナ「バルクホルン大尉・・・」
俺「・・・」
トゥルーデ「私達にとって・・・お前も例外なく家族の一員だ・・・」
「あの時ハルトマンが言ったはずだ・・・『無理をするな』と」
トゥルーデ「お前はあの時ハルトマンが言ったことを破るのか・・・」
俺「関係ないと・・・言っている」
トゥルーデ「貴様!」ガシッ
ミーナ「バルクホルン大尉!」
トゥルーデ「孤高を気取るのもいい加減にしろ!お前のせいで皆が心配しているのが何故わからん!」
俺「孤高なんていう大層なものを気取ったつもりはない・・・俺はいつも孤独なんだ・・・」
俺「何度も言わせるな!貴様らには関係ないことだ!」
トゥルーデ「ハルトマンの気持ちがどうしてくんでやれん!」
俺「あんな奴の気持ちなんか知ったことじゃない!誰も傷つけさせないと決めた・・・」
「たとえ自分を犠牲にしてもな・・・!俺はもう・・・何も失いたくはないんだ・・・!」
俺「街も民も家族も守る・・・それだけでいいだろう・・・」
トゥルーデ「お前は・・・お前は何を背中にどれほどの重みを背負って戦っているんだ・・・!」
俺「・・・失礼する」バッ
ミーナ「俺中佐。あなたには失望しました」
俺(・・・一人で言ってろ)
ガチャ、バタン
トゥルーデ「ミーナ・・・アイツは正しいこと言っているんだろうか・・・」
ミーナ「誰も彼を正しいとは言えないわ・・・でも間違っていることは何一つ言っていない・・・」
「彼の心にかかっている暗い雲は・・・もう晴れることはないかもしれないわね・・・」
トゥルーデ「・・・」ギリッ
~俺の部屋~
俺「・・・なぁ金髪・・・どうして構うなと言うのにあいつら構ってくるんだ・・・?」
エーリカ「ありゃ?ばれてた?」
俺(これだけお菓子のカスがこぼれてたら誰だって解かるだろ・・・)
エーリカ「ありがとね・・・俺」
俺「・・・感謝の言葉をもらうようなことをした覚えはない」
エーリカ「ちゃんと無理せずに生きて帰ってきてくれたじゃん」
俺「・・・」
エーリカ(はぁ・・・全然表情が変わんないな・・・)
俺「お前は随分無理したようだな」
エーリカ「え?」
俺「右腕に裂傷でもあるんだろう?」
エーリカ「ちょっと森には行ったときに葉っぱで切っちゃって・・・えへへ」
俺「・・・」
エーリカ「もしかして・・・心配してくれてる?」
俺「・・・―――まない」
エーリカ「俺・・・?」
俺「すまない・・・」
エーリカ(え・・・?)
ガチャ、バタン
エーリカ「どうして君は謝ってばっかりなんだよ・・・」
エイラ「やっぱりサウナからの水浴びは最高ダナ」
サーニャ「・・・エイラ・・・俺さんとは仲良くなれたの?」
エイラ「うっ・・・その・・・なんていうか俺と会う機会が無くて・・・」
サーニャ「早く謝らなくては駄目よ?エイラ」
エイラ「うぅ・・・」
<♪~~~~♪~~♪~~~
エイラ「? なんだ?」
サーニャ「歌?」
俺「♪~♪♪~~~~~~♪~~~」
エイラ「? 何やってんだアイツ」
サーニャ「・・・綺麗な声・・・・・・」
俺「・・・盗み聞きか・・・?リトヴャク、ユーティライネン」
エイラ「エッ?」
サーニャ「ご、ごめんなさい」
俺(こんなところで歌ってたら聞かれるのも当たり前か・・・)
サーニャ「エイラ・・・今しかないよ」ボソボソ
エイラ「まじかよサーニャ・・・だって俺なんか不機嫌そうダゾ?」ボソボソ
サーニャ「エイラ・・・」ボソボソ
エイラ「わかったヨ・・・言うヨ・・・」ボソボソ
エイラ「お・・・俺・・・」
俺「・・・」
エイラ「この前は・・・その・・・なんだ・・・色々変なこと言って悪かったナ・・・」
「ゴメン・・・」
俺「・・・別に気にしてない・・・いつものことだからな・・・」
エイラ「」ホッ
俺「ただ一つ気になるんだが」
エイラ「?」
俺「お前らなんで服着てないんだ?」
サーニャ「あ/////」
エイラ「なっ/////私達をそんな目で見んなあああああああああああああああああああ!!!」
俺「・・・はぁ・・・」
サーニャ「あの・・・さっきの歌・・・もう一回歌ってもらってもいいですか?」
俺「もう二度とあの歌は歌わん」
エイラ「どうしてダ?いい歌じゃないか」
サーニャ「もったいないですよ・・・」
俺「・・・気分じゃない」
エイラ「じゃあいつか歌ってくれるのか?」
俺「嫌だ」
サーニャ「そんな・・・」
俺(自分で歌えばいいだろ・・・)
俺「なんで俺に歌わせたいんだ」
サーニャ「歌ってる時の俺さん・・・とても素敵だったから・・・」
俺「興味ないな」
エイラ「笑顔になればもっといいのにサ」
俺「さらに興味がないな」
サーニャ「・・・せめて1番だけでも・・・」
俺「しつこいぞ。俺は歌わん」
エイラ「っ!てめーサーニャに何を―――」
サーニャ「エイラ・・・大丈夫だから・・・」
俺「・・・・・――でくれ」
エイラ「?」
俺「もう俺に係わらないでくれ・・・誰も傷つけたくないんだ・・・!」
サーニャ「え・・・」
俺「俺は・・・心の中の闇が怖い・・・」
エイラ「どういうことだよ・・・」
俺(いずれわかる・・・)
エイラ「お、おい俺!」
サーニャ「行っちゃった・・・」
~ミーナの手帳~
はぁ・・・全くあの人には困ったものね
大事なことだけ言わないで一人で抱え込む。
あらには一人全速力で走って行ってしまうんだもの・・・
明日・・・息抜きに海にでも行こうかしらね
宮藤「え?海に行くんですか!?」
俺(? なにやってんだ・・・あいつら)
ペリーヌ「俺・・・さん・・・どうしたんですの・・・?」
宮藤「俺さん!気を確かに持ってください!」
リーネ「俺さ~ん!」
俺「塵一つ・・・残させやしない・・・」
最終更新:2013年03月30日 01:26