執務室
坂本「で、ミーナ。彼は誰なんだ?」
ミーナ「明後日から配属予定だった、俺准尉よ。この書類を見て頂戴」
ゲルト「あの変態が准尉なのか」
エーリカ「わぁ、撃墜数62機・・・エースだね」
坂本「しかし、だ。質問がある」
ミーナ「くると思っていたわ。
だけど、ごめんなさい。私にもわからないの。
エーリカ「まあ、本人に聞くのが一番だろうね」
ゲルト「あまり気は進まないがな」
そう言って結論に達したようで、彼女達は部屋を出て行った。
残された「俺」についての書類にはこう書かれていた。
前部隊:無所属
使い魔:シャチ
固有魔法:魔力の充填、遠視、
対空ソナー、水中呼吸、浮遊
ストライカー:伊406潜水脚
適性:潜水ウィッチ
会議室
ミーナ「それでは、改めて紹介します。俺准尉です」
俺「よろしくお願いします」
ペリーヌ「なっ・・・」
ゲルト「変態」
所変わって会議室。俺は、なんとも言えない歓迎を受けていた。
一体なぜか。理由は至極簡単である。俺はいまだに海パン一丁だったからだ。
ことの経緯を簡単に説明すると、ここはウィッチ用の基地なので男性用の服がなかったのだ。
俺「海パン一丁で自己紹介て
これから大丈夫なのか不安になるぜ」
宮藤「す、すいません」
俺「あ、いえ、別に宮藤さんを責めている訳じゃないですから」
ゲルト「そうだぞ宮藤。別にこんな変態に気を使う必要は無いぞ」
俺「あなたがそれを言いますか、バルクホルン大尉」
ゲルト「なんだ、知っているのか?」
俺「そりゃ調べますよ、これから世話になる人たちの事なんですから」
ゲルト「これから世話になるウィッチの事を調べていた?やはり変態ではないか」
俺「あんたねぇ・・・」
格納庫の整備兵に聞けばあったのかもしれないが、生憎男性との接触は禁じられている。
それに加え、俺准尉に聞きたいこともあるので俺が起きてから15分後に急遽この集会を開いたのだった。
俺「と言うか、俺はいつになったら外に出られるんですか」
ミーナ「俺さん、その格好で外に出たら変態よ?替えの服が届くまで待っててください」
俺「だからその服を探しに行くんですよ」
エーリカ「え?どこにさがしにいくの?海岸にはなかったよ?」
ゲルト「そうだぞ。その格好で外に出た日にはただの変態だぞ」
俺「あのですね大尉、この際言わせてもらいますが、
俺が海パン一丁なのはあなたのせいですからね!
あなた、俺を殴ったでしょう!それも二回!」
ゲルト「う・・・それは」
俺「あのストライカーと対物ライフルは特注なんですよ。
まだ見つからないなら俺に探させてくれませんか?5分で見つけますよ」
ゲルト「おい俺。いったい私が殴った事とお前が海パン一丁なのに
何の関係があるんのか言っていないじゃないか」
俺「ああ、言ってませんでしたね。あのストライカーには俺の服も入ってるんですよ。
まあストライカー内に作られた空間に服を突っ込むと言う簡単なやり方ですが」
ゲルト「・・・それはすまなかった」
俺「いえ、言わなかった俺も悪いですし。俺もすいませんでした」
俺がそう言うと、あたりが少し気まずい空気になった。
俺「と、とりあえず探してきますね!」
そう言って走って行く俺。
ミーナ「え、俺さん?」
エーリカ「行っちゃったねー」
3分後
ミーナ「本当に大丈夫かしら、不安だわ・・・」
坂本「確かに、もう3分経ったしな。しかし、潜水ウィッチと言うくらいだし大丈夫だと思うが」
エーリカ「いまごろお腹の痛みで動けないんじゃかいの?
トゥルーデ強く殴りすぎたんじゃない?」
ゲルト「うっ・・・反省している」
リーネ「芳佳ちゃん、あの人変じゃない?」
ペリーヌ「私もそう思いますわ。あんな破廉恥な格好でウィッチの前に出てくるなんて」
宮藤「根は悪い人じゃないと思うんだけどなぁ」
ルッキーニ「
シャーリー、あの人のことどう思う?なんか不思議な人だったけど」
シャーリー「んー、私もよくわからないや。だけど面白そうな奴ではあるかな」
エイラ「サーニャ、いざという時には私が守ってやるからな」
サーニャ「ありがとう、エイラ」
と、皆が雑談をしていると、ドアが開き、服をきた俺が部屋に入って来た。
俺「ただいま戻りました」
ミーナ「あら、お疲れ様。どうやって見つけたの?」
俺「ストライカーとライフルに発信機をつけていたんです。それの反応を辿りました。」
坂本「それはご苦労だった」
ゲルト「しかし、聞きたい事もいくつかある。質問してもいいか?」
俺「ええ、遠慮なく。どうせたくさんあるでしょうし、早く済ませたいです」
ゲルト「わかった。では早速質問させてもらうとしよう。
潜水ウィッチとはなんだ」
俺「まあ、気になりますよね。そのままですよ。
潜水ができるウィッチです。俺しかいませんがね。
前もって言っておきます。飛べません」
坂本「だから海の近くであるここの基地に来たのか。しかし、
なぜ、陸戦ウィッチにはならなかったんだ?」
俺「軍の意向です。せっかくの男のウィッチですし、インパクトが欲しかったんでしょう。
そのおかげで専用装備ももらえてるんで別に気にしてませんが」
ミーナ「あなたの固有魔法「ああ、一つずつ説明して行きます」
俺「まず一つ、リネットさんのと同じようなもの。
二つ目、水中での呼吸。
最後に、空中に向かって音波を発生させ、
反射具合によって相手のコアの大まかな位置を特定する魔法です。あまり魔法っぽくありませんがね」
ミーナ「そ、そう」
エーリカ「ねえねえ、今まではどの部隊にいたの?」
俺「どこにも所属しないで世界中の海を漂っていましたよ」
坂本「それを軍が許したのか・・・?」
俺「ええ、むしろ軍から命令されましたね。しばらく海にいろ。
決して死ぬな。とね」
エーリカ「それで撃墜数62機かぁ、すごいねー」
ミーナ「とりあえず私達の質問はこれで終わりよ。
そういえば、皆の自己紹介がまだだったわね。」
〜自己紹介中〜
ミーナ「いったん私達は部屋に戻るから、後は自由にしていいわ。
そうね。基地の案内は宮藤さんに任せるわ」
そう言って4人は部屋から出て行った。
すると、宮藤がリーネと一緒にこちらへ来た。
宮藤「それじゃあ、案内しますね。
そういえば俺さんの使い魔って何なんですか?」
俺「ああ、そういえば言ってませんでしたね。シャチですよ」
リーネ「鳥ではないんですね」
俺「ま、飛べませんから。一応ストライカーにギミックも仕込んではいますが」
宮藤「あ、着きましたよ」
俺「案内ありがとうございました。
それではもう休ませてもらいますね」
宮藤「はい、わかりました。行こう?リーネちゃん」
リーネ「うん」
そう言って2人は去って行った。
俺「・・・はあ。寝よう。まだ少し時間は早いけど」
どうやら俺が起きたのは夕食後だったようで、
一応寝てもおかしくない時間のはずだ。
俺「・・・飛びたいな」
俺は、眠りに落ちた。
最終更新:2013年03月30日 02:07