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最近は良く晴れる。
朝の日差しで目が覚めるという幸せを噛み締めながら食堂の扉を開けると、
そこにいたのは中尉だった。


ニパ「珍しいですね。中尉が当番だなんて」

菅野「まあ、うまそうだからいいけど」


ニパは暢気にあくびをしながら席に着く。
目の前に置かれた蒸し芋からはおいしそうな湯気がのぼっていた。


クルピン「ああ、俺君ね。風邪ひいたんだよ」



俺「熊さん、熊さんお願いですから…」

サーシャ「知りません。39.4ですね」

ロスマン「立派な風邪ね」


ベッドで唸る俺の腋から手早く体温計を取りだし、
熊さんとロスマン先生がかりかりと何かを書き付けている。
一瞬腋に触れた熊さんの指に興奮を禁じえなく、鼻血が出そうだったがさすがに出なかった。


サーシャ「下原さんにたまご粥でも頼みましょうか?」

俺「卵の話はいいんです。揉ませてください、きっと治りますから」


俺はぼやける視界の中、必死に手を伸ばすが手は動いていない。
しかしそんな俺の必死の願いは聞き入れられず、ロスマン先生におでこを叩かれた。


ロスマン「鼻血の出し過ぎで貧血、そこに大尉の正座で風邪なんてひくからよ」

サーシャ「私がもう少ししっかりしていれば良かったんですけど…」


そういうと熊さんはしゅんと小さくなった。
君の所為じゃないんだよと抱きしめてあげられたらどんなに幸せか。
抱きしめられてはにかむ熊さんを想像して、俺はすでに鼻血を出していた。
動かない体がもどかしい。こんなに可愛い子を抱きしめられないなんて理不尽だ。


俺「熊さんのおっぱいを揉ませてくれたらきっと治ります」

サーシャ「…本当に治るんですか?」

俺「もちろんですとも、もちろんですとも!ですから熊さん服を――――」

ロスマン「調子に乗らない!安静にしてなさい!」


鼻に思いっ切り紙を突っ込まれ、俺は悶絶した。
なんて容赦がないんだろうか。
ロスマン先生の軽蔑するようなまなざしと、
熊さんの申し訳なさそうな引き気味の視線の狭間で俺は興奮の頂点に達し、
そのまま眠る様に意識を失った。



ニパが俺の隣にいる
それがあまりにも自然で、俺はぼんやりと声をかけた。


俺「ニパ?」

ニッカ「うん?どうした?」

俺「いや、もう夜だけど」

ニッカ「お見舞いに来たんだよ。俺はいっつも来てくれるじゃないか」


そう言って笑うと、ニパは俺のおでこに置いてあったあて布を変えてくれた。
ひんやりとして気持ちが良い。相変わらず頭はぼやぼやするが構わない。


俺「…ありがとう、ニパ」

ニッカ「それほどでもないよ。あ、汗かいてるよな?」


なんて卑猥な事を言うんだと、俺は絶句した。
確かに汗でびっしょりだ。風邪をひいている時にこういう事を言うという事は脱ぐという事で、
それはつまり俺が服を脱いで……誰が体を拭くんだ?
そうこう考えているうちに、上着が脱がされていた。
どこでこんな事を覚えて来たんだ。そんな事を考えながら俺は興奮を隠しきれない。


ニッカ「すぐに拭くからさ、楽にしていいよ」


ニパはひんやりした布で丁寧に俺の体を拭う。ノリノリである。
首筋から始まり、体のラインに沿うようにゆっくりと肩まで拭われる。
俺は必死に声を抑えてニパがいつ胸板を拭いてくれるかを待っていた。
そして気付いた。ニパの試すような目つきに。
なんて子だ。おっぱいの素晴らしさもさることながら、こんなことまでやってのけるとは。
俺はすぐにでも押し倒したかった。
このまま押し倒して、その胸に飛び込みたかった。この際風邪なんてどうでもいい。
そんな葛藤も知らずにニパは


ニッカ「こっちも辛そうだけど、どうする?」


そっと俺のズボンに手をかける。
そこで目が覚めた。
俺は誰にも負けない。






最終更新:2013年03月30日 02:30