ロマーニャ上空
宮藤「うぅ・・・・やっぱり３人だけじゃ……」
ペリーヌ「弱音を吐くんじゃありません！なんとか……みんなが来るまで持ちこたえないと……」
坂本「烈っ風っ斬！！……っく……もう魔力が……」
数時間前——
ミーナ「昨日、ネウロイを撃退したので本日は休暇とします。たっぷり羽を伸ばしてください」ニコッ
シャーリー「よーし、ルッキーニ。久しぶりにローマに行くか〜」
ルッキーニ「ヤタッー！ヨシカも一緒に来る？」
宮藤「私は昨日の出撃で疲れちゃったんで基地で休んでます。みんなで楽しんできてください！」
シャーリー「そうかー。おい堅物軍人！お前も行くか？」
バルクホルン「むっ、私は別にいい。基地で万が一に備えて待機している」
シャーリー「そんなこと言ってー、たまには愛しのクリスに服でも買ってやれよ。喜ぶぞー」ニヤニヤ
バルクホルン「なっ！……う、うむ。そこまで言うならその、行ってやらんことも・・・・・」
エーリカ「私もついて行ってあげるよー。トゥルーデだけじゃセンス的に心配だしねー」
バルクホルン「どういう意味だハルトマン！」
リーネ「じゃあ私もお茶を買いに……」
エイラ「そ、そのサーニャ、なんか欲しいものはないか？あったらその……私が一緒に……」ゴニョゴニョ
サーニャ「エイラが行きたいなら……」
宮藤「はは……基地には私たち４人だけになっちゃいましたね」
ペリーヌ「わ、私は別にかまいませんわ！花壇の手入れでもしてます（さ、坂本少佐と二人っきりで訓練でも……//）
ミーナ「私は残った書類を片付けなくちゃ……ハァ……」
坂本「あんまり根を詰めすぎるなよ。少しは休みも必要だ」
現在——
宮藤「昨日出撃したばかりだから……魔力が……」
坂本「まさか翌日にまた現れるとは……こんなパターンは
初めてだ……っ！！宮藤！！危ない！！」
宮藤「きゃあ！！」
ペリーヌ「しっかりしてくださいまし！しかしこのネウロイ、速い上にビームを乱射しながら突進してくるから厄介ですわね……」
ハンガー
俺「……見ていられないな……」
整備兵A「ちょっと！誰だあんたは！」
整備兵B「勝手にストライカーを持ち出してどうするつもりだ！」
俺「……戦う」
整備兵C「戦うってアンタ……そんな手ぶらで何が……」
俺「……俺、発進します」
整備兵B「わっ、ちょっと待てって！！」
俺「……」ビューン
再び上空
宮藤「うぅ……もうシールドが……」パリン
ペリーヌ「宮藤さん！ビームが！！」
宮藤（もう……だめ……）ギュッ
俺「……」シールド
宮藤「えっ……」
ペリーヌ「誰ですのあなたは！」
俺「……」ムシ
ペリーヌ「キィイイイイイイイイイ！！」
坂本「！！危ない、そこのお前避けろ！！ネウロイが突っ込んでくるぞ！！」
宮藤「早く避けて！……なんで……このままだと……」
俺「……」
ネウロイ「」ギューーーーーーン
俺「」ズシャア
宮藤「そんな……いや……いやぁあああああああ！！」
坂本「まっぷたつに……どうして避けなかったんだ……」
ペリーヌ「！様子が変ですわ！！」
俺「」ペキペキ
坂本「再生してゆく……」
宮藤「見てください！ネウロイが！！」
ペリーヌ「まっぷたつになって行きますわ……まるであの人のように……」
ネウロイ「」ザシュウ
俺「……」
坂本「どういうことだ……やつの傷が治って今度はネウロイが勝手にまっぷたつに……」
ペリーヌ「でもコアには達していませんわ！」
俺「……ちょっと銃を貸してくれ」
宮藤「えっ、は、はい。どうぞ」
俺「」バンっ
坂本「なっ！自分の頭を打ち抜いただと！？」
ペリーヌ「でもまた再生してますわ！」
宮藤「ということはネウロイも……」
ネウロイ「」パリン
坂本「コアが……まるで銃弾で打ち抜かれたように……」
ペリーヌ「いったい何がおこってるんですの……」
宮藤「あ！みんなが来たみたいです！！」
バルクホルン「おぉおおおおおい！！大丈夫かぁあああ！！！！」ギュイーーーーーン
エーリカ「うわぁ！三人だけでネウロイを……ってだれ？その人……」
バルクホルン「ストライカーを履いた……男だと！？貴様何者だ！！」ジャキッ
宮藤「ま、待ってください！その人は私たちを助けてくれたんですよ！」
ペリーヌ「そうですわ！あのネウロイだってこの人が……」
坂本「お前……いったい何者なんだ……」
俺「……申し遅れました。本日より、５０１統合戦闘航空団に配属されることになりました、俺準佐です」
俺「自分の傷を見ている対象になすり付ける能力です」
バルクホルン「これは……俺の肉片？ああ……あああああああああああ！！」
宮藤「こんな戦い方やめてください！おれさんも、周りの人もいつか壊れちゃいますよ！！」
ミーナ「……非、人道的な作戦の果て、精神を崩壊……」
俺「……おれには痛覚がないんですよ…」
最終更新：2013年03月31日 00:25
