— 俺の部屋 —

俺「……本気で没収するんですか?…」

バルクホルン「あたりまえだ」

バルクホルン大尉には強い口を聞けない…

反抗的な態度をとると、殴られそうで怖い…

今だったら、酒瓶で頭殴られる気がする…

バルクホルン大尉は煙草・酒瓶を探し出し、一ヶ所にまとめている

俺「……はぁ……」

俺が溜息をつきながら机の椅子に座ったとき、

一匹の蜂らしきものがバルクホルン大尉に向かって飛んでいくのに気づいた

俺「あ、危ない!!」

バルクホルン「な、何をする! うわっ!!」

ドタン!

俺は急いでバルクホルン大尉を蜂から遠ざけた

たぶんあの蜂はまた、ルッキーニ少尉が基地内に持ってきたんだろう…

蜂が遠ざかったのを確認すると同時に、今の俺たちの状況も確認した

俺は知らずにバルクホルン大尉をベッドに押し倒していた

わお、まるで漫画みたい

バルクホルン「…き、貴様…………////」ゴゴゴゴゴゴゴ

俺「こ、これは不可抗力…」

やばい…

これは殴られるぞ……

俺の体からどんどん血の気が引いていく

バルクホルン「それに……手をどけろっ!!//////」

俺「手って………はっ!!」

俺「こ、これは…不可抗力!!」

バルクホルン「…貴様……もう許さんぞ…///」ゴゴゴゴゴゴ

そろそろ本格的にやばいよ!!

大尉、酒瓶両手に持とうとしてるし!!

俺「た、大尉!!落ち着いて!!」

バルクホルン「貴様というやつは…貴様というやつは…////」ゴゴゴゴゴ

ガシャーン

そして酒瓶は俺の頭に振り下ろされた

しかも酒瓶にはまだ中身が入っており、俺の頭を叩いたと同時に中身もあふれ出した


俺「」チーン

バルクホルン「く、くそっ!ワインが…」

ワインはベッドにどんどん染み込んでいく… そして、バルクホルン大尉の軍服にも…

その時、ドアが勢いよく開いた

バタン

エイラ「な、何があったんダ!?」

エイラが見たものは赤色に染まって倒れている俺と割れた酒瓶を持っているバルクホルンであった

エイラ「バ、バルクホルン大尉……な…なにしてんだヨ……」

バルクホルン「ああ… ちょっと問題を起こした俺に罰を与えた……」

エイラ「これは…罰ってレベルじゃねぇヨ!! これは犯罪ダッ!!」

バルクホルン「? なにを言っているんだ?エイラ」

エイラ「…自分が何をしたかわかってないのカ!?」

バルクホルン「?? 本当に何を言っているかわからないぞ」

エイラ「…見損なったゾ!!大尉!! おい!俺!!しっかりしロ!!」

エイラ中尉は涙目になりながら、倒れている俺に近寄る

どうやら、エイラ中尉は勘違いをしているようだ

バルクホルン「なぁエイラ、何か勘違いしてるぞ」

エイラ「勘違いだと!? 何言ってんだヨ!!大尉は……大尉は俺を…殺したんだゾ!!」

バルクホルン「殺し!?私がか!? 違う、俺医師は赤ワインの酒瓶で殴られて気絶してるだけだ」

エイラ「…赤ワイン?……コレ血じゃないのカ?…」

バルクホルン「ああ」

エイラ「……本当ダ…お酒の匂いがすル……ってことハ…俺は死んでない?」

バルクホルン「死んでない。 俺医師は自業自得ってとこだ」

エイラ「自業自得?……」

バルクホルン「こういう訳でな…」カクカクシカジカ




エイラ「なるほどナ」

エイラの誤解も解け、ほっとした表情を浮かべたバルクホルン

そんな時に赤ワインに塗れた俺が目を覚ました

俺「……う……」

エイラ「ん?起きたカ?」

俺「……エ…イラ?……」

エイラ「エ、エエエイラ!? お前、今までユーティライネン中尉って呼んでたのニ!?」

俺「…エイラ……」

エイラ「な、なんだヨ!?//// って、うわっ!!////」カベドーン

エイラは俺医師に両手を押さえられ、身動きが取れなくなる

そして、2人は今にもキスをしてしまいそうなほど顔が接近している

俺「…綺麗だ……エイラ…」

エイラ「な、なに言ってんだヨ!!//////」


おいおいおい!! 何してんだ、俺は!! 意思とは関係なく、勝手に体が…!!
バルクホルン大尉に酒瓶で殴られて、俺おかしくなっちまったのか!?


俺「…吸い込まれそうな瞳……美しい白い肌……柔らかそうな唇……」

エイラ「ま、待ってクレ!!//// 心の準備ガ…/////」


本当にどうしちゃったんだよ、俺は!! こんな歯の浮くようなセリフ!!キモチワリィ…
だ、誰か…俺のことを止めてくれ!!
や、ヤバイ!! ユーティライネン中尉の唇が…!!


俺「…君が…欲しい…」

エイラ「ハァ!?///// お、オマエ何言ってるんダ!!/////」

   「わ、私には…サーニャが!!/////」

俺「…緊張しなくてもいい……俺に任せろ……君を…快楽に…導いてやるよ…」

エイラ「ま、待っテ!!//// そ、そんなトコ…///// 」


うおぉぉぉぉぉっ!? なにやっちゃってんの、俺は!!
君が欲しいとかバカじゃねぇの!? このままじゃ…ユーティライネン中尉と…!!


俺「…さぁ…君の…美しい所を…見せてくれ…」

エイラ「や、ヤメ…//// ボタンを…外すナっ!!/////バ、バルクホルン大尉!!助けてクレ!!/////」

ユーティライネン中尉は2人のそばでボーッと立っていたバルクホルン大尉に助けを求める

バルクホルン「ん…ああ…//// ま、任せてくれ…!!///」

2人の凄まじいやり取りに顔を真っ赤にしているバルクホルン大尉は耳をピョコンと出して、俺に殴りかかろうとする


や、やめろっ!!バルクホルン大尉!! この俺は俺であって俺じゃないんだ!!
殴るのだけは勘弁してぇぇぇっ!!


エイラ「…は、早ク…んん!/////」

バルクホルン「い、今助けるぞ!!ずおりゃぁぁぁぁぁっ!!」

ドゴォォォォン!!

俺「ぎにゃぁっ!?」

エイラ「ハァハァ…/// ありがとう…バルクホルン大尉…///」

バルクホルン「……///」

俺「」チーン



意識が…遠のいていく…

俺…死ぬのか?……

まだ…20代なのに…










つづく
最終更新:2014年10月22日 01:56