記憶の無い俺10
891 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 20:57:33.92 ID:eI4DlRsMO
エピローグ
ザザーン……ザザーン……
バルクホルン「……」
ミーナ「トゥルーデ、またここにいたのね」
バルクホルン「ああ」
ミーナ「……」
バルクホルン「あいつが守った空と、あいつが眠る海だ……」
バルクホルン「ここにいると、私の戦う意味を再確認できる」
ミーナ「そう……もう生き急いだりしないでね」
バルクホルン「心配するな、あいつはそんな事を望んでいないことくらいわかる」
892 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 21:01:45.00 ID:eI4DlRsMO
ミーナ「無理してない?」
バルクホルン「大丈夫だ、あいつは私の笑顔を好きだと言ってくれた……いつまでも暗い顔なんてしていられないさ」
ミーナ(それが無理してるっていうのよ……)
ミーナ(表面上は取り繕っているけど、今のトゥルーデは張り詰めたガラスみたい)
バルクホルン「……」
ミーナ(気持ちが切れたときが心配だわ……)
エーリカ「おーい!二人ともー!もう時間だよー!」
ミーナ「行きましょう、今日はクリスさんの退院準備をしないと」
バルクホルン「そうだな、クリスを待たせるわけにもいかん」
893 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 21:05:23.38 ID:eI4DlRsMO
――――ロンドン
クリス「お姉ちゃん!」
バルクホルン「やあクリス、久しぶり」
クリス「久しぶりって先週会ったばかりだよ」
バルクホルン「ああ、まだそれしか経っていなかったか」
クリス「もう、しっかりしてよね」
バルクホルン「ははは、悪い悪い」
クリス「ただでさえアレなのにこれ以上心配させないでよ、もう」
バルクホルン「アレとはなんだ、アレとは」ペシッ
クリス「えへへ、でもやっぱアレだよ、まだちょっと暗いよ」
バルクホルン「ん?そんなことないぞ」
895 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 21:10:58.20 ID:eI4DlRsMO
クリス「でもお姉ちゃん、まだ引きずってるんでしょ」
バルクホルン「」ピクッ
クリス「俺さんって人のこと」
バルクホルン「……そうだな、何をしていてもまだ俺の顔が浮かんでくる」
バルクホルン「私はこんなに弱い人間だったのか……たまに自己嫌悪になるよ」
クリス「そうじゃないよ、好きだったんでしょ?その人のこと」
バルクホルン「」コクン
クリス「だったらさ、いいじゃん、強い弱い関係ないよ」
クリス「思い出にすがってもいいと思うよ、それが支えになるなら」
バルクホルン「……」
896 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 21:12:57.65 ID:eI4DlRsMO
クリス「お姉ちゃんはいつも自分の気持ち押し殺して無茶ばっかするんだから、少しは甘くなりなよ」
クリス「どうせまた落ち込んでてご飯も食べてないんでしょ?」
バルクホルン「」コクン
クリス「もー、体壊すよ!」
カチャカチャ
クリス「はい、私のご飯分けてあげるから、食べる!」
バルクホルン「はは、まさかクリスにこんな風に言われる日が来るとはな」
クリス「それだけお姉ちゃんが痛々しいんだよ、はい、あーん」
バルクホルン「あーん」パク
クリス「そうそう、そういえばこの間すごい事があったんだよ」
897 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 21:15:54.78 ID:jw/P9rg90
うわぁああああああああああああああああああああああああああああん
898 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/17(日) 21:18:22.02 ID:m1CSiEru0
あ、生存フラグが立った気がする
899 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/17(日) 21:19:50.88 ID:3rOlTe4Q0
エピローグに入った時点で(ry
900 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 21:21:49.06 ID:rsjDGlQlO
も~う もどれ~な~い
901 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 21:26:32.39 ID:eI4DlRsMO
クリス「一ヵ月くらい前かな?夜中に私の部屋におと」
ガタン!
バルクホルン「……」
クリス「どうしたのお姉ちゃん?」
バルクホルン「クリス、すまん」
ガチャッ
パクパク
クリス「そんなにお腹すいてたの?」
バルクホルン「……」
カチャン……カランカラン…
クリス「ああもう、スプーン落とさないでよ」
902 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 21:28:08.59 ID:psxuSmGBO
味か…
903 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/17(日) 21:30:08.80 ID:m1CSiEru0
コングラッチュレーション…! 生存おめでとう…!
904 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 21:31:51.76 ID:eI4DlRsMO
ダッ
クリス「あっ、お姉ちゃん!」
バタン!
ダダダダダダ
「廊下は走らないで下さーい!」
ダダダダダダ
「あぶねっ、前見ろばかやろー!」
ダダダダダダ
「ああ~若いのは元気だねぇ」
ダダダダダダ
バターン!
905 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/17(日) 21:32:25.56 ID:jw/P9rg90
wktk
906 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 21:36:08.58 ID:eI4DlRsMO
ザワザワ ザワザワ
バルクホルン「はあっ、はあっ、はあっ……」
ナンダナンダ ダレダ?
バルクホルン「はあっ、はあっ、ゴク、はあっ」
ツカツカ
?「ちょっと軍人さん、ここは関係者以外立入禁止ですよ!」
バルクホルン「!!」バッ
907 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/17(日) 21:39:10.87 ID:l6AZ2Uxw0
駄目だ……まだ笑うな……
908 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 21:39:50.55 ID:eI4DlRsMO
男「ここ、見てくださいホラ」トントン
―給仕室―
※関係者以外立ち入りを禁ず
バルクホルン(……違った……気のせい、か……)
男「聞いてるんですか?」
バルクホルン「はい、申し訳ありませんでした……」
男「まったく、どこと間違えたんだがしりませんがだめでしょう勝手に入ってきちゃ」
バルクホルン「はい、すぐに……」トボトボ
?「何の騒ぎですか?」
男「あ、副料理長代理補佐見習い」
バルクホルン「!」
?「その呼び方止めてくださいって言ってるじゃないですか……」
男「だってそうじゃないですか」
?「むー……そ、それより!そこの軍人さん!」
バルクホルン「……」
?「さっき男さんにも言われたかもしれませんけど、ここは立ち入り禁止なんですよ!」
バルクホルン「……」フルフル
?「ちょっと、こっちを向いてください」
バルクホルン「」クルッ
?「いいですか、ドアに立ち入り禁止と書いてあるにも関わらず入ってこられちゃったら注意書きの意味がないじゃないですか」プンプン
バルクホルン「……」ウルッ
?「それにその格好、雑菌が入ったらどうするんですか、ここは入院患者さんの為のご飯を作ってるんですよ」プンプン
?「聞いてるんですか?大尉」
909 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/17(日) 21:40:19.93 ID:EqsbYHca0
ドン!
910 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 21:40:57.46 ID:jw/P9rg90
大尉?
911 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 21:41:54.47 ID:eI4DlRsMO
バルクホルン「うっ…うぅぅ……」ボロボロ
「あー、泣かしたー!」
?「う、うるさい!静かにしてください!!」
?「そ、そんなにきつい言い方をしたつもりはないんですが……」
?「あー、その、なんだ、とりあえず落ち着いて、落ち着いて下さい」
バルクホルン「」グスグス
?(何だろう……何だかわからないけどこの人の涙を見ていると胸がひどく締め付けられる)
バルクホルン「」ゴシゴシ
?「と、とにかくいいですか?『食』という字は『人』に『良』くすると書い……むぐっ」
オオー ヒューヒュー
「副料理長代理補佐見習いやるぅー!」
「どこでそんな美少女ひっかけたんですかー!」
?「ぷはっ、なな、なにをするんですか大尉!」
?「あれ……大尉?」
バルクホルン「」ボロボロ
?「おかしいな、初対面の筈なのに何で」
バルクホルン「」ギュー
?「あ、俺実は記憶が曖昧で……もしかしたら前に……」
バルクホルン「」ギュー
?「あいたた、ちょっと、そんなに強く抱きしめないで」
912 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/17(日) 21:41:56.12 ID:3rOlTe4Q0
コングラッチュレーション‥‥!
913 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/17(日) 21:42:06.88 ID:TQkIsZjiP
そういえば体で覚えてることは忘れにくいんだっけ
おっと壁、壁
916 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 21:44:03.12 ID:eI4DlRsMO
バルクホルン「ずっと、もう……離さないって……一緒に……」ボロボロ
?「え、ええっと……」
バルクホルン「うそつき……最低……大嫌いだ……」ボロボロ
?「と、とりあえず落ち着いて、名前だ、名前からお話しましょう」
バルクホルン「」コクン
俺「ゴホン、俺は、俺っていいます
この病院の中で倒れてる所を拾って貰ってここにいます」
俺「貴女は?」
バルクホルン「私は!私の名前は……!」
おしまい
ED
※曲あててくれた人ありがとうここで使っちゃいました
最終更新:2013年01月28日 14:12