『白い海を越えて』 その1





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11 :試作な俺[]:2010/12/13(月) 20:53:34.49 ID:HY8HYpfhO

前回の簡単な粗筋

バルクホルンの特訓受けたり

固有魔法の説明したりした

俺「協力して戦えるようにしないとなー」

坂本「アイツ戦闘中に正確変わり過ぎじゃね?」

宮藤に色々カミングアウトしたり

遠くからしか攻撃してこないネウロイが出たりして

ダルシム「バスターライフルの狙撃モードで狙撃させます」

サーニャも来る事になって

エイラ「私も行くぞ!」

3人で夜間哨戒する事になったとさ

12 :-Prototype-試作品-11話-白い海を越えて[]:2010/12/13(月) 20:55:36.99 ID:HY8HYpfhO

ブゥーーン……

すっかり暗くなった空を、3人は徐々に高度を上げながら飛び続けている

雲の下は真っ暗闇で、光源はストライカーユニットに付いた航空灯のみだ

俺(こうも暗いと、あの時の事を思い出しちまうな・・・)

俺(あれからもうだいたいニ年、か)

エイラ「雲の上に出るゾ」

俺「おー」

サーニャ「・・・・・」

ボフッ

ブゥーーン……

<高空>

俺「うわぁ………………」

雲の上に出た。
そこは、月明かりに照らされた一面真っ白な世界。空には無数の星が輝く
壮観な風景に、俺は思わず感動の声を漏らす

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/13(月) 20:56:31.61 ID:9DcHvhBK0
支援

14 :-Prototype-試作品-11話[]:2010/12/13(月) 20:57:54.94 ID:HY8HYpfhO

俺「真っ白な雲がどこまでも広がっている・・・。すげー……、まるで白い海みたいだ。綺麗だなぁー・・・・・ん?」

俺「うおっ、月でかっ!明るっ!」

エイラ「随分と楽しそうダナ」

俺「そりゃこんだけ綺麗だったらな。景色で感動したのなんて、初めて海を見た時以来だ……」

エイラ「夜の空はニガテじゃなかったのか?」

俺「こんな綺麗な空は初めてだしな。それに―――」

サーニャ「それに・・・?」

俺「2人が居るからな。俺1人じゃ絶ぇーっ対、こんな所まで来られなかったよ」

俺「なんつーか・・・・・、ありがとうな?エイラ、サーニャ」

サーニャ「・・・ふふふっ」 クスクス

俺「? ・・・なんで笑うんだ?」

エイラ「おまえ、去年の宮藤と全く同じこと言っているゾ」 クスクス

俺「へぇー」

俺(アイツと、か・・・)

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/13(月) 20:58:52.39 ID:SVXeGzfX0
バスタァァァァシエンダァァァァ!!うぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

16 :-Prototype-試作品-11話[]:2010/12/13(月) 20:59:05.92 ID:HY8HYpfhO

――――――――――――――――――――

<翌朝、エイラ・サーニャの部屋、兼臨時夜間専従員詰め所>

俺「あー……、眠い。マジ眠い。昨夜は結局何も出て来なかったし」 フラフラ

エイラ「そんな都合よくすぐに出てきたりはしないっテ」

俺「あ、もうダメだ。寝るネルねる・・・ねる、ぽ・・・」 ドサッ

俺「(-.-)zzZ」

俺はソファーに倒れ込むと、すぐにそのまま眠り出した

エイラ「ふわぁー……、私達も寝るかぁ・・・って」

サーニャ「スー・・・、スー・・・」

エイラ(もう寝てる・・・)

エイラ「ふふっ、おやすみサーニャ」 ニコッ

俺「残念、それは私のお稲荷さんだ・・・」 ムニャムニャ

エイラ(ホントどんな夢見ているんだコイツ)

――――――――――――――――――――


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/13(月) 20:59:54.68 ID:rlxVCy6b0
変態仮面ェ……

18 :-Prototype-試作品-11話 >>13>>15 支援多謝![]:2010/12/13(月) 21:03:03.94 ID:HY8HYpfhO

――――――――――――――――――――

エイラ「ん・・・・・」 パチッ

エイラ「・・・・・」 ボーーッ

エイラ(まだ明るい……。ちょっと早く目が覚めちゃったナ)

エイラ(あれ?)

ふとソファーの方を見るが、そこに眠っている筈の男の姿はなかった

エイラ(アイツ・・・、どこ行ったんダ?)

サーニャ「スー・・・、スー・・・」

ガチャッ、ソローリ、ソロリ……

ドアが静かに開き、誰かが忍び足で入ってきた

エイラ(誰だ?)

寝ぼけ眼で確認する。タオルで隠れて顔は見えないが、華奢な体つきと、白い肌が見える

エイラ(アレ?こんな奴、知らないゾ・・・)

エイラ「誰だ?」

?「ん?」

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/13(月) 21:04:56.10 ID:oCrXkjjmO
支援

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/13(月) 21:06:42.39 ID:9DcHvhBK0
支援
しかし人がいないな

21 :-Prototype-試作品-11話 支援感謝![]:2010/12/13(月) 21:08:07.31 ID:HY8HYpfhO

俺「あー…、悪い。起こしちったか」 ポカポカ

エイラ「って、ええっ、俺ェ!?」

俺「……どーした?そんな声出して」

エイラ「っだってオマエ……その・・・」

エイラ(女にしか、見えなかったゾ……)

俺「?」

エイラ「……風呂に行ってたのカ?」

俺「おう。おまえらも行ってきたらどうだ?気持ちいーぞ」

エイラ「私は風呂よりサウナ派なんだけどナ」

俺「サウナ……?何それ」

エイラ「ほぅ・・・、俺はサウナ知らないのカ」

俺「?」

サーニャ「ん・・・」 ムクリ

俺「あ、起きた」

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/13(月) 21:12:54.20 ID:Pq5Gv3/n0
支援

24 :-Prototype-試作品-11話[]:2010/12/13(月) 21:13:24.24 ID:HY8HYpfhO

――――――――――――――――――――

俺(暇だ・・・)

俺(あいつらサウナとか言うのに行っちまったし。1人じゃ退屈だなー)

俺(今日も夜間哨戒かぁ)

俺(昨日はネウロイ出て来なかったけど・・・。γ-グリフェプタン飲まないで済んでラッキーだったかな……)

俺(・・・・・・・)

俺「あ゙ー止めだ止めだ!考えても何も変わらねえってーの!」 ブンブン

俺「・・・ん?何だコレ」

ガチャッ

サーニャ「ん・・・・・」

エイラ「ふぃー・・・。さっぱりしたぁーって、何見てるんダ?」

俺「なぁ、これ何だ?」

エイラ「何だ。チェス知らないのか」

俺「ちぇす?」

エイラ「ボードゲームの一種だよ。やってみるカ?」

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/13(月) 21:16:30.87 ID:rlxVCy6b0
支援
諦めたらそこで妄想終了じゃよ

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/13(月) 21:16:37.57 ID:9DcHvhBK0
25
どうしてそこで諦めるんだそこで!

28 :-Prototype-試作品-11話 支援感謝なんダナ! >>25頑張ってー[]:2010/12/13(月) 21:19:21.37 ID:HY8HYpfhO

――――――――――――――――――――

俺「チェックメイト」

エイラ「グヌヌヌヌヌ・・・!」 プルプル

サーニャ(また、この人の勝ち……)

エイラ「おまえ、チェス知らないって嘘だろ」

俺「違うけど?」

エイラ「全く知らない奴に三回も負けるかよー……」 

俺「こんなんルールさえ分かってりゃ簡単じゃーん」

エイラ「むぅー……」

エイラ(何だよコイツ、ますます訳わかんないゾ……)

俺「もう一戦やるか?」

エイラ「当たり前だ!勝ち逃げなんてさせないからナ」

ガチャッ

シャーリー「夕方だぞ。起き―――って、もう起きてたか」

エイラ「あ、もう夕方か」

俺「とりあえず、勝負はお預けだな。飯食いに行こーぜー」

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/13(月) 21:19:35.44 ID:nQ3g3R/D0
支援
ワードがエラー吐いて書き貯め分がorz

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/13(月) 21:20:22.64 ID:SVXeGzfX0
だからあれほどバックアップを(ry

35 :-Prototype-試作品-11話[]:2010/12/13(月) 21:25:51.62 ID:HY8HYpfhO

<食後>

コトッ

俺「何コレ?」

宮藤「ヤツメウナギの肝油。ビタミンたっぷりで目に良いんだよっ」

エイラ「うへぇ~……。またこれカ・・・」

俺「……なんか生臭くねーか?」

バルクホルン「魚の油だからな。だが栄養はちゃんとあるぞ」

俺「ふーん?」 グィッ

俺「ブホォァ!」 ブフーーッ!

宮藤「わっ!俺さん大丈夫!?」

バルクホルン「コラ!吹き出すな! ああもう、急にそんなに飲むから……。仕方がないな」 フキフキ

ペリーヌ「なんてお下品な・・・!」 プルプル

俺「な、何だよコレ・・・」 ポタポタ

エイラ「何してるんだアイツ……ウっ(マズい)」

サーニャ(マズい……)



<夜間哨戒中・高空>

俺「やっほーーい!」 ⊂(^ω^ )二⊃ブーン♪

エイラ「またそんなにはしゃいで・・・、何が楽しいんだ?」

俺「昨日はいつ敵が来るかと集中してて、あんま自由に飛べなかったしー」 クルクルクルクル

エイラ「あまり気を抜き過ぎるなよ。作戦行動中だぞ?」

俺「わかってるよーっと。でも、自由に飛ぶのは好きなんでな」 ⊂(^ω^ )二⊃ブーン♪

エイラ「本当にわかってるのか?アイツ」

サーニャ「楽しそう・・・」

エイラ「確かにアイツ、本当に楽しそうだナ」 (まるで、子供みたいにはしゃいじゃってサ)

エイラ「ま、確かに飛ぶのは私も嫌いじゃないけどナ」

俺「良いよな。誰かと一緒に飛ぶのってさ、それだけで心強いや」

俺「1人の・・・・・。1人ぼっちの空は、怖いモンだ」

エイラ「…………?」

俺「そう考えると、サーニャは立派だなー。いつも1人で飛んでいるんだろ?」

サーニャ「任務だから」

俺「それでも立派だよ。凄いよなー。そんな可愛いのに」

エイラ「そうだ。サーニャは凄いんだゾ?そして可愛い」

サーニャ「2人共・・・///」

俺「俺だったら絶対ムリダナ。この静けさが、逆に怖くなるよ」

エイラ「怖いのカー?」

俺「ああ。まるで誰もいない1人ぼっちの世界。場を独り占め出来るという感動よりも、人肌が恋しくなるね」

エイラ「おまえ怖がりなんだナー」 ニヤリ

エイラは少しからかうように言う。だが―――

俺「ああ、本当にな。とんだ臆病者だよ俺は」

エイラ(・・・何だよ、張り合いがないナ……)

サーニャ「大丈夫」


ギュッ

俺「へっ?」

エイラ「あっ!」

サーニャ「今は、私達が居るから」

そう言ってサーニャに手を握られた

俺「あ、ああ。……アリガト」

エイラ「むー・・・」

ギュッ

俺「……エイラ?」

エイラ「ホラ、これで怖くないだろ」

俺「別に、今は怖かったわけじゃ……」

エイラ「怖がり」

俺「うっ・・・」 (確かに自分で言ったけど、こうやって改めて他人に言われるのは良い気分じゃないな・・・)

エイラ「ヘータレーー」

俺「ヘタレ……って、おまえには言われたくはねーよ」

エイラ「何がだよ」

俺「見てりゃ俺でもわかるぞ?おまえってサーニャの事―――」 ヒソヒソ

エイラ「わーー!わー、わー、わぁーーー!!」 バッ

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/13(月) 21:43:51.08 ID:oCrXkjjmO
支援支援

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/13(月) 21:44:19.86 ID:rlxVCy6b0
エイラは可愛い

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/13(月) 21:46:53.59 ID:Ev8oG46FO
支援

43 :-Prototype-試作品-11話 支援感謝なんだぜ[]:2010/12/13(月) 21:47:36.36 ID:HY8HYpfhO

俺「ん゙んっ」 ムゴムゴ

エイラ「おまえ、いきなり何言いだすんだよー!」 ヒソヒソ

俺「・・・プハッ!ひょっとして、バレてないつもりだったか?」 ヒソヒソ

エイラ「寄りによって、おまえみたいな鈍感な奴に言われるなんて・・・」 ヒソヒソ

俺「は?俺が鈍感?」 ヒソヒソ

エイラ(自分は宮藤に好かれているの気がついてないクセに・・・)

エイラ(まぁ本人も自覚無さそうだけど)

キュィーーン・・・

俺「で、おまえって何?結局サーニャが好きなの?」 ヒソヒソ

エイラ「え、あっ、わ、わわわわ私は―――」

サーニャ「2人共!」

エイラ「サ、サーニャ?」

俺「まさか聞こえてた?……って、それは……」

サーニャの頭の魔導針が赤く点滅し、反応している。つまり―――

サーニャ「・・・シリウスの方角15000に、ネウロイと思しき飛行物体。数……1」

俺「15000って、確か例のネウロイが仕掛けてくる・・・。シリウスってどっちだ?」

サーニャ「あっち」 スッ

エイラ「んー……、遠すぎて何も見えないゾ・・・」

俺「いや……。光が見えた、わかるか?」

エイラ「へっ?・・・っ!!」

エイラの未来予知に何かが引っ掛かった

俺「ビームが来る!散開しろ!」

繋いでいた手を離し、2人を散開させると―――

ビシュゥゥゥゥン!!

俺「ちぃ!」 ビュゥーン!

その直後に遠方から飛来した紅いビームが、3人の飛んでいたコースを走り抜けた

俺自身もギリギリなんとかかわす

俺「来やがったか」

サーニャ「ネウロイよ・・・!」

俺「見なくてもわかる!追撃来るぞ!」

45 :-Prototype-試作品-11話 ここら辺スーパー厨二タイム[]:2010/12/13(月) 21:58:10.94 ID:HY8HYpfhO

超長距離からのネウロイのビームを、3人はかわし続ける

エイラはサーニャにくっついて、未来予知でビームの軌道を先読みして避けている

俺(あいつらは大丈夫そうだな・・・。こっちを見てないのは好都合だ)

ビームを避けながら、そっと懐から1つのプラスチック容器を取り出す

γ-グリフェプタン――――――強化ウィッチである俺中尉が、ネウロイと交戦する際に服用を義務づけられている、『覚醒薬』である

俺はネウロイのビームと、2人の視線に気を配りながら、容器を折り開けて中身を飲み干す

――――――――――γ-グリフェプタン・投与――――――――――

そしてバスターライフルを右手に持ち替えると、魔導変換を開始する

俺「魔導変換開始・・・」

一般的なウィッチが魔導変換をすると、一発撃つ分のチャージにも10分以上は掛かる。
しかもシールド使用不可、移動不可、ネウロイに狙われやすくなるなどのデメリットが多い

しかし俺は、飛行してビームを回避しながらも変換を着々と進める

しかも今はγ-グリフェプタンの効果の1つ、『固有魔法の更なる効果倍増』により、
非服用時は2~3分かかるチャージ(※7話)を、十数秒で完了出来る

俺「魔導変換、完了」

そして、チャージが完了した

サーニャ「ネウロイとの距離、15000のまま。やっぱり接近して来ない・・・」

エイラ「本当に遠くから撃ってくるだけカ・・・。俺、撃てるか?」

俺「ハッ!任せとけよ」

ジャキッ

ライフルを構え、魔導スコープを覗き込む。

ビームの飛んでくる方角。遥か遠くの空に、ネウロイの姿を確認した。機械の花のような、奇妙な形をしている

俺「へっへへへ!見つけたぜぇ!?一殺(イチコロ)にしてやんよぉっ!」

エイラ(人が変わってる・・・、癖なんだっけ?)

サーニャ(・・・・・)

γ-グリフェプタンには精神高揚の効果もあるため、服用後は恐れなどの感情を麻痺させ、さながら死を恐れない狂戦士のように戦う事が可能になる

しかし、冷静な判断力も麻痺させてしまうなどの難点もあるが

俺「ロングレンジブラスト・・・。ぶち抜けよおおおおおおぉッ!!!」


ズゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオァーーーッ!!



収束された青白い光が、遥か遠くのネウロイ目掛けて一直線に駆けていった

エイラ「やったカ・・・?」


ビシュゥゥゥゥン!!

俺「っ!」 サッ

サーニャ「ネウロイ、依然健在。距離は15000のまま」

エイラ「おい、外したぞ!」

俺「ちぃっ…!もういっちょぉ!」

魔導変換開始――――――――――――――――――――完了

俺「ハァ・・・、ハァ・・・」 ケホッ、ゴホッ、ゴホッ……

俺「ターゲット、ロック―――」

キュィーーン・・・

サーニャ「ネウロイの反応消失。逃げたみたい」

エイラ「何やってんだよー……」

エイラ(あのおっさん、何が「彼なら出来る」だよ。逃げられてるじゃないカ・・・)

俺「ケホッ、ゴホッゴホッゴホッ・・・ガハッ・・・!」

エイラ「って、オイ。大丈夫か?」

急に激しく咳き込みだした俺の背中を、エイラが心配そうにさすろうとする

俺「っ!」 バッ

エイラ「わっ」

俺はエイラの手を払いのけると背中を向け、もう1つのプラスチック容器を折り開けて、バレないように中身を飲み干した

エイラ「何だヨー!人がせっかく心配してやったのに!」 プンスカ

俺「ケホッ・・・。すまん、心配してくれたのに」

サーニャ「大丈夫・・・?」

俺「……ああ、もう大丈夫。心配してくれてありがとな。エイラ、サーニャ」

エイラ「……まぁ、大丈夫ならいいけどナ」

俺「悪いな。俺のせいで……仕留め損なっちった」

サーニャ「私達こそ、何も出来なくてごめんなさい・・・」

エイラ(サーニャ・・・)

俺「いいんだよ。これは、俺の役目だからな」

俺「明日こそ仕留めてやるさ。だからエイラ、いざという時はおまえがサーニャを守れよ?俺は狙撃に集中しなくちゃならねえしな」

エイラ「おまえに言われるまでも無く、サーニャは私が守るからナ!」

俺「ははっ、その意気込みなら問題は無さそうだな」 ハハハ

エイラ「むぅー・・・・・」

――――――――――――――――――――

基地に帰還した俺達は簡易報告書を書き終えると、安眠を求めて部屋に戻った

ガチャッ

俺「ふわぁ~・・・。眠っ・・・」 トテトテ

エイラ「あっ、ちょっと待て」

ソファーに倒れ込もうとする俺を、エイラが呼び止める

俺「んー……?」

エイラ「私のベッド、使っていいゾ」

俺「へ?」 キョトン

エイラ「サーニャがな、1人だけソファーは可哀想だって。だから……いいゾ」

俺「マジでか・・・。いいの?」

エイラ「いいんだヨ。私はサーニャと2人で寝るから」

俺「ひょっとして……それが目当てか?」

エイラ「気を使ってやってんだよバカ」

エイラ「……まったく、少しは素直に―――」

俺「いや、とても嬉しいよ。ありがとう、エイラ」 ニコッ

エイラ「へっ?」

俺「そんじゃ、ご好意に甘えるとしますか」 ヒョイッ

ボフッ

俺「じゃあ、オヤスミ~……」

俺「(-.-)zzZ」

エイラ(・・・・・何なんだヨ)

エイラ(・・・私も寝よう)



――――――――――――――――――――――――――――――


(あれ・・・?)


(どこだ?ここ・・・)


どこか見覚えのある空を、俺は飛んでいる

いや、正確には浮かんでいるか

自分の体は無く、まるで映画でも見ているかのように、意識だけが一人歩きをしている

(ここは、確か・・・)


チュドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!


(!?)


(この音は、確か・・・)


?『アッハッハッハハハハハハ!!!』


(あれは・・・)


?『落ちろってんだよ!屑ゴミ共がぁっ!』

ストライカーを履き、大型のガトリングガンを両手に振り回し、ネウロイを次々と叩き落としていく1人の少年が居た


?『オラオラオラァ!!』


チュドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!


ネウロイ「――――――――――」

ビシュゥン!

?『はぁ?』 ヒョイッ

?『なんだぁ?バカか!』


チュドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!

パキィン! パシュゥーン・・・

?『へっ!雑魚が』

ビシュゥン!ビシュゥン!

?『あン?』

新手のネウロイがまた現れ、少年に対して攻撃を開始する


?『へっへへ・・・、また来たキタ!新しい黒いヤツが・・・ふひゃはははははははははははは!!!』

ネウロイ「――――――――――」

?『死にたいんなら、遊んでやるよぉ!』

ビシュゥン!

?『外れてるよ?』 ヒョイッ

?『沈め!沈め!沈めえぇぇぇっ!』 チュドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!

?『目障りなんだよ黒いのがぁ!』 チュドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!

狂気の笑いと叫びをあげながら、ネウロイを一方的に蹂躙していく1人の少年。その少年の顔には見覚えがあった

いや、見間違える筈が無い。俺は誰よりもその顔を知っている。それは―――

(昔の……俺・・・・・)

俺(昔)『バカが!それが攻撃かぁ!?』 チュドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!

俺『落ちろぉーー!!』 チュドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!

俺『ウザいんだよっ!』 チュドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!

俺『ほら、ほら、ほらーっ!』 チュドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!


――――――――――――――――――――


やがて、昔の俺は全てのネウロイを撃滅した。空に静けさが戻り、静寂が訪れる

(1人って事は、二年前くらいか・・・・・・・)


俺『オーイ!居るんだろ?黒いの!出て来いよ!』

俺『まさかもう終わりだってんじゃねぇだろうなぁ!出て来てさぁ、俺と戦えよ!戦わせろよ!』

(・・・・・!)

俺『オイ居るんだろぉー!?早く出て来いよっ!楽しませてくれよ!』

しかし、その呼び掛けに応える者はいない。
周りにはネウロイどころか人1人おらず、ひたすら静寂が続く


俺『オイ、ふざけんなよ・・・・・!』

(そうか。この時の俺は……)

俺『オイ!ちゃんとやれよ・・・。なめやがって・・・!』

俺『こんなんじゃ……、こんなんじゃさぁ・・・』

(・・・・・)


撃って、殺して、壊して、ただ全てを破壊し続ける

しかしその果てには、何も残っていない。「無」だけ。彼は結局孤独なままだ



俺『楽しめねぇだろうが・・・!』


俺『満足、出来ねぇだろうが・・・・・!!』


俺『糞が・・・!』


俺『クソがアアアアアアアアアアあああああああああああああああああああああああああぁぁぁっ!!!!!』


空は何も応えてはくれない
彼の叫びが、空に虚しく響き渡り続けた


いつまでも


いつ、までも……


(・・・・・)


シュン!     

(場所が、変わった!?)

また別の場面に移る。今度は夜。無人島と思しき島の上空だ

(今度は一体―――)

チュドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!

(! また……)

俺『はぁ…、はぁ…』

またしても昔の自分がネウロイと戦っている。相手は超大型ネウロイ1。しかし、先ほどとは明らかに様子が違う


(!?  この島とこのネウロイ・・・。これは、まさか)


(まさか・・・・・!)

意識を動かし、辺りを見渡す。すると―――


少女『・・・・・』 フルフル

(!!!)

―――居た

昔の俺と巨大ネウロイの交戦地点から離れた海上の中空に、1人のウィッチと思しき少女が怯えて制止している

昔の自分は、まるでその少女を守るかのように戦っていた

271 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/14(火) 12:26:18.33 ID:iHRbo0DLO
支援するしかないな!!

272 :-Prototype-試作品-11話 >>271支援感謝![]:2010/12/14(火) 12:29:13.22 ID:e6u3KJuTO

(オイ、嘘だろ・・・。何でまた、ここに・・・)


俺『来るんじゃねぇよおおお!!』 チュドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!

両手のガトリングガンを、目の前の巨大ネウロイ目掛けて連射する

チュン!チュン!チュン!チュン!

しかし、効果は今一つのようだ

ビシュゥゥゥゥン!!

俺『ちぃっ!!』 サッ

避けたビームが、その先の海岸を削り、大穴を空けた


俺『クソ!しつこいんだよてめえ!!』 チュドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!


(ダメだ!そのネウロイにそんなのは効かない、あいつと一緒に逃げろ!)


俺『糞・・・!この野郎ぉっ!』 チュドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!


(頼むから逃げろ!戦うな!!)


(あいつと一緒に逃げるんだよ!もう戦うなぁっ!!逃げろぉっ!!逃げてくれ!)


(逃げろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!)


必死になって昔の自分に叫ぶが、届く筈も無い
やがてネウロイは、怯え続ける少女へとその狙いを変えた

273 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/14(火) 12:30:55.51 ID:t2pnMQiBO
支援

274 :-Prototype-試作品-11話 >>273支援ありがとう[]:2010/12/14(火) 12:35:13.41 ID:e6u3KJuTO

ギュイーン・・・!

巨大ネウロイは少女目掛けてビームを収束させ、今にも発射しようとしている


少女(ひ・・・!) ガクガク


俺『ハァ…ハァ…!この野郎・・・やらせるかよっ!』 ビュゥーン



俺が間に割って入り、シールドを展開した



(防ぐなアアアアアああああああああああああああっ!!! 避けさせろオオオオオおおおおおおおおおおおおっ!!!)



ネウロイ「――――――――――」


ビシュゥゥゥゥンッ!!!


ネウロイの放ったビームは―――


275 :-Prototype-試作品-11話 ちょっとグロ?[]:2010/12/14(火) 12:40:16.54 ID:e6u3KJuTO

ネウロイの放った収束ビームは―――


俺の脆弱なシールドなんて軽く貫通し


俺のすぐ横を通過した


そして「それ」は―――


俺が必死に守ろうとしていた少女


ネウロイに怯えてしまっていた少女


その少女に迫り―――――


そのまま彼女の左半身を―――――


消し飛ばした


俺『あっ・・・・・』


俺は振り返る。そして目に入ったのは、守りたかった少女


「それ」が壊されて、海に落ちていく光景だった


少女「ゼ……、ロ・・・・・」

それが、少女の最期の言葉だった

思わず手を伸ばす。だがその手は彼女に届きそうで、届かない


少女だった「モノ」は、そのまま海に落ちていき、暗闇に消えた


俺『う・・・あ、ああ・・・、アン、ジェ・・・・・』


(あ、ああ・・・・・)


俺『よくも・・・、おまえ。よくも、よくも・・・!』


(俺は……また・・・)


俺『ゆる、さねぇぞ・・・』


(救え、無かった・・・)




俺『・・・殺す』


俺『殺す、殺す、殺す、殺す、殺す』



俺『殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す』




俺『殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
ころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころす
ころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころす
ころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころす
ころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころす
ころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころす
ころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころす
コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス
コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス
コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス
コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス
コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス』




俺『楽には殺さねえぞ・・・!』





俺『ぶっ殺してやる!!』




俺『ぶっ殺してやるぞてめえ!!!』





俺『コロシテヤル!!!!!』




俺『ウア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙アア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!』



ググガ……ゴゴ・・・



かつて無い程の殺意に取り憑かれた俺の頭上に、超大型ネウロイをも遥かに凌駕する、 巨大な魔力の塊が出現した




俺『・・・死ね』



青白い輝きを放つそれを、超大型ネウロイに叩きつけるように振り下ろした

ネウロイ「――――――――――」 ビシュゥン!

超大型ネウロイは、ビームをそれに向けて乱射する。しかし、その莫大なエネルギーの塊は、そんなものを物ともしない


俺『死ねッ!シネッ!!』


ネウロイ「― ―― ― ―― ― ―― ―」


ネウロイに直撃したそれは、何にも阻まれる事無く装甲を消滅させて行く
ネウロイが悲鳴とも取れる、甲高い耳障りな叫びをあげる



俺『しね死ねシネ死ね死ね死ねしね死ねシネ死ね死ね死ねしね死ねシネ死ね死ネィィ!!!!』


ネウロイ「―――― ――― ―― ―     」

それは容赦なくネウロイの体を削り取って行った

そして、超大型ネウロイは消滅した。
光の粒子に化ける事もなく、文字通りに跡形も無くこの世から「消えた」。


俺『あっはははは!あハっ、あはははははハハハハはははッ!!』


ネウロイを完全消滅させたそれはまるで衰えることは無く、下にある孤島へと真っ直ぐ向かって行く


そして―――――




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                    ´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙i|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´




俺『は・・・っ?ははっ?あははっ!あっははははは!』


俺『あは、へはははハハハハ・・・』


俺『島が・・・消し飛んじったよ・・・。はは、アはははは』


俺『アハハハハハハっ!アはっ、あッはハハはハははハはははっ!!』


俺は狂ったように笑い続ける


その頬に、涙が伝っていることにも気がつかないで


(俺この時、泣いていたのか・・・)


サアアアアアァ・・・・・


やがて、雨が降り始める。彼の狂気、怒り、涙を洗い流す雨が


慟哭ノ雨に打たれて、彼の狂気は薄れて行く


俺『あはははははっ!あはっ、あははっ!あっはっはっはっはっはっはっはっ・・・』


俺『ハハ、は・・・っ 』


俺『はは・・・・・』


そして昔の俺の笑いが止まる

やがて、雨に遮られて彼の姿は見えなくなった
最終更新:2013年01月29日 15:10