『白い海を越えて』
_______________________________
推進BGM的な物>
(ははは・・・)
(また、アイツが死ぬ所を見るなんてな・・・)
《見たくなかったか?》
(!)
《そうだよなぁ。無かった事にしたいよなぁ?》
《おまえのせいで、今の女は死んだんだからなぁ》
(・・・・・)
《結局、おまえに誰かを守る事なんざ出来ねぇんだよ》
《この前(※7話)だって、終始あの女に助けられてたじゃねぇか》
(そんな事は・・・無い!俺にだって、誰かを守る事くらい―――)
《ハァ~?》
《できるワケねぇだろうが》
《おまえは何でそんな事をやっていると思う?》
《忘れちまったのか?》
《壊す事しか出来ないお人形さんよ》
285 :-Prototype-試作品-11話 10分レス無かったら電池落ちだと思ってくれ[]:2010/12/14(火) 13:05:49.05 ID:e6u3KJuTO
(っ・・・・・!)
《おまえはいつだって、自分の命を守るだけで精一杯な・・・》
《ただの消耗品だろうがよ》
《現状に不満がある?怖い?だから逃げたい?》
《でも出来ねぇよなぁ?逃げだしたら首のソレが「ボンっ!」だもんなぁ?》
(ぐ・・・・・)
《だからって自殺する勇気もありゃしねぇ!》
《壮観だったよなぁ?04の死に様はよ》
《おまえの目の前で首が「ボンっ!」。赤い花が咲きましたってか?》
《そんなん見ちまったら、死ぬのが怖くなっちまうよなぁ!》
(黙れ・・・!)
《結局おまえは、まだ利用価値があるから生かされ続けているだけ。おまえの命はあの爺の気分次第ってわけだ!》
《そんなモンだよなぁ!?おまえの存在なんてよぉ!》
(違う・・・!俺は―――)
《違わねえだろうが》
286 :-Prototype-試作品-11話 支援感謝![]:2010/12/14(火) 13:09:28.99 ID:e6u3KJuTO
《戦闘用に改造された人間にどんな未来が待っている?そんなの自分が一番良くわかっているだろうが》
(ぐっ・・・・・)
《おまえさぁ、勘違いしているよな》
《教えてくれよ01。おまえはいつ「人」になったんだ?》
(・・・・・!)
《戦うことしか出来ない、愚かな人形》
《壊す喜びしか知らない、哀れな人形》
《それがおまえの運命だ》
(違う!俺は人形なんかじゃない!)
《戦って、戦って、戦って、戦って、戦い抜いて・・・》
《何が残った?》
《でけぇ穴と・・・死体の山だけじゃねぇか》
《そんなおまえのどこが「人」なんだ?教えてくれよ、01》
(黙れよてめえ!)
287 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/14(火) 13:09:41.82 ID:hmAzXA6q0
支援
288 :-Prototype-試作品-11話 ずっと(俺)のターンでごめんね 支援感謝[]:2010/12/14(火) 13:14:03.37 ID:e6u3KJuTO
《それと・・・、とんだ間抜けだよな。あの女……バルクホルンもよ》
《「おまえは以前の私と同じだ」、だって?》
《自分の目の前にいるのが化け物・・・いや》
《ただの消耗品とも知らずに「同じ」だとよ》
《めでてえ話だよなぁ?あの女の話程度のモンじゃねぇだろうが。おまえの通ってきた道はよ》
《軍人だろうが何だろうが・・》
《あんな日和った連中が、おまえの気持ちなんてわかってくれるわけねぇよなぁ》
《わかる筈ねぇよなぁ。あんな甘ったれた連中に・・・》
《おまえが今まで、どんなに必死な思いで生き続けて来たかなんてさぁ!》
(黙れよ!)
《でもそれで良いんだよ。わからなくて》
《おまえがどんなに「思い込んだ」ところで所詮・・・》
《道具は所詮道具》
《偽りは所詮偽り》
《歯車は所詮歯車なんだからなぁ!》
289 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/14(火) 13:17:54.37 ID:+obd7skpO
強化人間のジンクス…打ち破ってくれるよね…
ほら!OOで最近打ち破ったしさ…… 支援
290 :-Prototype-試作品-11話[]:2010/12/14(火) 13:18:03.03 ID:e6u3KJuTO
《おまえは「人」なんかじゃねぇ!ただの人形だ》
《ただ壊し続ければいいんだよ、憎しみの示すままにな!》
(憎しみだ・・・?)
《そうだ、考えてみろよ》
《おまえは何故そこに居るんだ?何故戦わされているんだ?》
《奴らが・・・ネウロイ共がいるからだろうが》
《あいつらさえ居なければ、こんな事にはならなかった!》
《だからネウロイ共が憎い!壊して、殺して、破壊し尽くしたい!》
(黙れ・・・!黙れ!)
《それがおまえの戦う理由だっただろうが!》
《守りたいだとか、そんな甘ったれた理由じゃなくな!》
(黙れええええエエエええええええええええええええええっ!!!)
《そんな事さえ忘れちまったのかよ!えぇ!?》
《出来損ないの『試作品(プロトタイプ)』さんよおぉぉぉぉぉぉーっ!!》
《ただ壊せばいい!どうせおまえなんてあと―――》
?<~♪、~~♪
291 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/14(火) 13:18:13.68 ID:pgF5LKqzO
うおおおおおおお………しえーん
292 :-Prototype-試作品-11話[]:2010/12/14(火) 13:19:53.72 ID:e6u3KJuTO
《!?》
(これ、は・・・)
(歌・・・?)
?<ー~♪ー♪~~♪
(歌が、聴こえる・・・)
《ちっ、邪魔をしやがって・・・!》
(歌は・・・、この歌は・・・)
(あたた、かい・・・)
293 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/14(火) 13:20:55.45 ID:j75Q/DoR0
289 ユニコーンでは打ち破れませんでした…
294 :-Prototype-試作品-11話-白い海を越えて 支援感謝なんダナ![]:2010/12/14(火) 13:22:24.97 ID:e6u3KJuTO
_____________________
ハッ
俺「あ、あれ?」
俺「一体、何が・・・」 キョロキョロ
俺「って、エイラ?サーニャ?」
俺「何しているんだ?そんな所で」
エイラ「やっと正気に戻ったかー・・・。全く、心配させやがっテ」
俺「へ?」 キョトン
サーニャ「もう、大丈夫・・・?」
俺「あ……ああ。大丈夫だ。問題ない」
サーニャ「良かった」 ニコッ
俺「……なぁ。俺ひょっとして、どうかしてたか?」
エイラ「覚えてないのか?」
俺「ああ。……あっ、でも」
エイラ「でも?」
俺「誰かの歌が聴こえた・・・。そんな気がするんだ。確かあれは、サーニャの・・・」
エイラ「・・・それだけで十分ダナ」
サーニャ「うん」
俺(夢でも・・・・・見てたのかな)
エイラ「ホラ、行くゾ」 グイッ
俺「ど、どこへ?」
エイラ「サウナだよ。今おまえ汗だくだしナ」
そう言われて自分の体を見る。確かに酷く汗をかいていた
エイラ「サウナ知らないんダロ?連れてってやるよ」 グイッ
俺「へ?それって風呂みたいなモンなんじゃ・・・。マズいだろ」
エイラ「大丈夫だ。何かあったら、私がオマエを張り倒すから」 グイッ
サーニャ「行こう?」 グイッ
俺「って、サーニャまで・・・」
グイッ、グイッ
俺「わかった。行く、行くよ!」
298 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/14(火) 13:35:22.12 ID:/sKOu75qO
急に爆発すれば良いなと思ったよチクショウ!
393 :-Prototype-試作品-11話-白い海を越えて[]:2010/12/14(火) 19:46:44.89 ID:e6u3KJuTO
<サウナ>
俺「あ゙づーーー~い゙・・・」 グデー…
エイラ「スオムスじゃ、風呂よりサウナなんだゾ?」
俺「そうなのかぁ・・・」 グデー…
エイラ「それより、あまりサーニャの方を見るなよ?」 ジトー…
俺「目にタオル捲かれてちゃ何も見えねーよ・・・」
エイラ「それでもダメだ。糸の隙間から見てるかもしれないダロ」
俺「俺にそんな特技はねぇよ」
俺「だいたいサーニャどころか、どこに何があるのかすら全くわからねぇってーの」 ブンブン
エイラ「オイ。あまり腕を振り回すなよ。狭いんだかr―――」
ムニュッ
エイラ「ひゃっ!?」
俺(ん、何だこれ?) ムニムニ
394 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/14(火) 19:49:42.45 ID:+obd7skpO
いきなりラッキースケベか 支援
395 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/14(火) 19:50:30.05 ID:hRAZuiLR0
おい急に壁にヒビが入ったぞ
397 :-Prototype-試作品-11話[]:2010/12/14(火) 19:51:25.27 ID:e6u3KJuTO
ムニュムニュ
エイラ「ひぅっ、あ゙っ、あっ///」
俺(エイラの奴、なに変な声出して・・・って、あれ?)
ムニュムニュ
エイラ「ぅあっ、あっアアっ///」
俺「これってまさか………………エイ、ラ・・・?」
エイラ「さっさと・・・」 プルプル
俺「へ?」
エイラ「さっさと手をハナセーッ!」 バチィーン!
俺「グフッ!」 ドサッ
――――――――――――――――――――
エイラ「ハァー・・・。まったく、油断も隙も無い奴ダナ・・・」
俺「不可抗力だ・・・。悪かったよ・・・」 グデー…
エイラ「・・・フン!」 ツーン
サーニャ「ふふっ」 クスクス
エイラ「……サーニャ?」
サーニャ「エイラ、楽しそう・・・」
エイラ「どうやったらそう見えるんだよ・・・。ちっとも良くないよ。いきなり胸揉まれるし」
俺「それは不可抗力だって。……だからせめて、手まで縛るのは止めてくれないか?視覚も奪われた上に、手も動かせないとなると色々不安で・・・」
俺は入る時に目に捲かれたタオルとは別に胸を揉んだ罰として、背中の後ろで両手をタオルで縛って拘束されている
エイラ「ムリダナ。出るまではそのままでいろ」
俺「え~・・・。これ手が疲れるんだけど」
エイラ「ダメだ!もし、サーニャに触られたりでもしたら困るからな」
俺「そんな事しないって・・・」 グデー…
エイラ「どーだか」
俺「……本当だよ。さっきのは俺が悪かった」
俺「胸を揉んじまって、許してくれるとは思わないけど、これだけは言わせてくれ」
俺「エイラ、ごめん」 ペコッ
エイラ「・・・私はそっちじゃないゾ」
400 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/14(火) 19:58:05.01 ID:hRAZuiLR0
チョコ「ハァハァ」
401 :-Prototype-試作品-11話 支援感謝![]:2010/12/14(火) 19:59:31.97 ID:e6u3KJuTO
サーニャ「エイラ、許してあげたら・・・?」
エイラ「・・・よし。今回はサーニャに免じて、特別に許してヤル」
俺「おー。ありがとうエイラ、サーニャ」
エイラ「本当に、今回だけ特別だかんナ?」
俺「大丈夫。二度とやらかさないさ」
エイラ「よし、じゃあもう出るか―――って、どうした?」
俺「あ、暑い・・・」 グデー…
サーニャ「のぼせちゃったんだね……」
エイラ「そうか、おまえサウナに慣れてないんだっけ・・・」
俺「あ゙ー……、あ゙づい・・・」 ハァ……、ハァ……
エイラ(まずいナ。脱水症状になってるかもしれない……。早く出してやらないと)
エイラ「オイ。大丈夫カ?」 スッ
エイラがそう言って、横たわった俺の体を抱き起こすのとほぼ同時に―――
ガチャッ
サウナ室のドアが開いた
シャーリー「おっ。エイラにサーニャ、に…………それ、は・・・」
エーリカ「なになにどーしたの?」 スッ
エイラ「良かったぁー、シャーリー達か……」 ホッ
エイラ(少佐やミーナ中佐だったら終わってたゾ・・・) フゥー……
思わず安堵の息を漏らすエイラ。だが―――
シャーリー「なぁ、エイラ・・・」
エイラ「ん?なんだ?」
シャーリー「それ、俺だよな・・・?」
エイラ「? そうだけど」
シャーリー「そうか、目隠しされた上に手も拘束され、おまえに抱きつかれて息を荒げてるのが俺、なのか・・・」
エイラ「・・・へ?」
改めて自分達の状況を確認するエイラ
まず自分は、一緒にサウナにこの男を入れる為に、タオルで目隠しをさせた。
これは男女の仲。そうそう簡単に裸の付き合いを許す程自分は軽く無いつもりだし(+サーニャの為)、当然の事だろう。某大尉殿は、既に経験したようだが
そして手の拘束。
事故だったとはいえ、胸を揉まれたのだ。しかも複数回。
一応許しはしたが、これくらいの拘束はおかしくはない。…………はず
そして今、この男はのぼせてしまい、自分は起こして介抱しようとしていた
彼は相当のぼせたらしく、息も若干荒げている
ただ、それだけの事だった
しかしそれは、飽くまでエイラ達の事情を踏まえたものであって、入って来たばかりのシャーリー達には―――
視界と手の自由を奪われ息を荒げる男と、それに抱きつく少女という、
なんとも「そういう」絵面にしか見えない場面なのであった
シャーリー(まさかの目隠し拘束・・・。エイラと俺。いつの間にこんな仲になったんだ・・・?サーニャがすぐ横に居るってのに・・・)
シャーリー(それともサーニャ公認?……いや、違うな。ま、まさかのさ、さ、ささ、3人でって奴なのか?しかも俺のあの状態・・・2人にされてた?)
シャーリー(・・・って、なんだそりゃ。何考えているんだあたし) ビシッ
シャーリー(しかしこれは・・・、宮藤が知ったら大ショックだろうなぁ……。ついでにあの堅物も)
エイラ「なぁ……、何か誤解していなイカ?」
シャーリー「大丈夫だ。だが次からはバレないような場所でヤルんだぞ?」 ササッ、テクテクテク・・・
エイラ「思いっ切りしてるじゃないカ!!って、ちょっと待てー!」 スタスタスタ
エーリカ(ふーん。そんな素質無いとか言ってたのにねぇ・・・)
エーリカ(俺子になってくれたら、私が好きなだけ虐めてあげるのに・・・) ニヤリ
俺「っ!?」 ゾクッ
――――――――――――――――――――
<基地付近、水場>
ザバァッ!
俺「ふぃ~ー!気持ちよかったー」 プルプル
俺「サウナ+水浴びのコンボがここまでのものとは・・・。スオムス、侮りがたし」 ゴシゴシ
俺「はぁー、さっぱりさっぱり」 ツヤツヤ
エイラ<おーい、もう着替えたカ?
俺「おー!もう大丈夫だ」
既に着替え終わっていた2人と合流し、基地へと戻り始める
俺「いやー。サウナも良いもんだな。エイラ達が夢中になるわけだ」
エイラ「ふふっー、そうだろそうだろ。俺もサウナ派に乗り換えるか?」
俺「乗り換えちゃおっかな~♪温泉は温泉で好きなんだけどさ」
エイラ「温泉も悪くは無いが、やっぱりサウナの方がいいぞー」
サーニャ「私は、サウナも温泉も好き」
俺「俺もそうだな。サウナはさ、水浴びとも相まって、沢山汗をかいて身が引き締まるって感じが良いんだよな」
そう言いながら、自分の腕を見つめる
エイラ「んー……」 ジィー……
俺「ん、どうした?」
エイラ「むー……」 ジロジロ
エイラはまるで品定めでもするかのように、上から下へと俺を凝視する
サーニャ「エイラ?」
パシッ
俺「へ?」
突如エイラに手を握られ、マジマジと手を見つめられる
俺「……そんなに情熱的に見られると照れちゃうな」
エイラ「っ!?///」 バッ
予想外の反応だったのか、エイラは少し慌てて手を離す
俺「……で?一体どうしたんだよ」
エイラ「いきなりこんな事言うのは失礼だと思うけど、俺ってさ・・・」
俺「ん?」
エイラ「女装とか似合いそうダナ」
俺「」
俺「……何故そうなる?」
エイラ「イヤー、俺って痩せっぽちで線が細いし、色白で肌綺麗だし・・・。あ、サーニャの方がずっと綺麗だけどナー」
サーニャ(・・・///)
俺「いや無いから。ありえねーから」
エイラ「無くないって。髪型は今タオル捲いてるみたいに、鬘かぶせれば大丈夫だろうナ」
俺(あれ?コレ何てデジャヴ?)
エイラ「目つきの悪さは・・・、化粧でごまかせそうダナ、うん。イケるイケる」
俺(あ、俺ってやっぱり目つき悪いのか・・・・・って、そうじゃなくて)
俺「あるわけないから。絶対似合わないから」
エイラ「そうかー?絶対似合うと思うんだけどナ」
俺「やらないからな!絶対着ないからな!」
エイラ「別に着ろなんて言ってないダロー?」
(やけに嫌がるな・・・)
俺「なら、いいんだ」 (古傷が・・・)
サーニャ「・・・似合いそう」 ボソッ
俺・エイラ「「えっ」」
415 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/14(火) 20:42:52.18 ID:8qt7o2140
古傷再び・・・
支援
416 :-Prototype-試作品-11話 >>414>>415支援ありがとう![]:2010/12/14(火) 20:43:50.03 ID:e6u3KJuTO
<夕食>
ドサッ
エーリカ「あ、ブルーベリー♪」
リーネ「ローマに手配して、送ってもらったんです。ブルーベリーは目に良いので」
宮藤「確かブリタニアでは、夜間飛行の際にパイロットが食べるんでしたっけ?」
坂本「そうだ。しっかりと食べろよ」
俺(うまー) モッサモッサ
ルッキーニ「ねぇねぇ!シャーリー、芳佳。ベェーってやって?」
シャーリー・宮藤「「ベェー」」
3人「・・・・・」
3人「あっははははははははは!」
ペリーヌ「まったく、またありがちな事を・・・」
エイラ「おまえはどうなんだっ」 バッ
ペリーヌ「っ!」 キュピィーン!←NT音
ササッ
エイラ「アレッ?」 スカッ
ペリーヌ「ふふっ、甘いですわよエイラさん」
エイラ「よ、避けた・・・?」
ペリーヌ「このペリーヌ・クロステルマンを、舐めてもらっては困りま―――」
エーリカ「ところがぎっちょん!」 グィッ
ペリーヌ「ひぎっ」 ニイィー…
坂本「ん?」 ジロッ
ペリーヌ「しょ、しょーふぁ・・・!(少佐・・・!)」 (歯が真っ青)
坂本「・・・何事も程ほどにな」 テクテク・・・
ペリーヌ「な、何てことなさいますの!」 ガルルルルルル
エイラ・エーリカ「「ナンテコトナイッテー」」 スッサスッサ
サーニャ(・・・美味しい)
俺「うっぷ・・・」 (食べ過ぎた)
<夜間哨戒中>
サーニャ「ラン・・・♪ラララ、ラン♪ララララン・・・♪・・・ラン♪」
俺「いい歌だよな、それ」
サーニャ「・・・ありがとう。この歌は、お父様が私に作ってくれたの」
俺「お父さんが?」
サーニャ「うん、まだ私が小さい頃の事・・・」
サーニャ「雨の降る日がいつまでも続いて、私が退屈していて雨粒の音を数えていたら、お父様がそれを曲にしてくれたの」
俺「・・・娘への贈り物ってやつか」
エイラ「サーニャはお父さんの勧めで、ウィーンで音楽を勉強していたんダ」
俺「いい親父さんだな。・・・今どうしているんだ?」
サーニャ「わからない……。私の居た街は、ずっと前に陥落したの」
俺「じゃあ、家族は・・・?」
サーニャ「みんな街を捨てて東に避難したの。ウラルの山々を越えたもっと、ずっと向こうに・・・」
俺「そうだったのか・・・。でも、べつに死に別れた訳じゃあ無いんだろう?」
サーニャ「うん。もちろん」
エイラ「そうだ、ずっと前に、こんな事があったんだよ」
――――――――――――――――――――
俺「誕生日にラジオでピアノが・・・。すげーな、まるで奇跡だ」
エイラ「いや、世界のどこかにサーニャの事を思ってくれる人がいるのなら、これは必然的な結果だよ。奇跡何かじゃないサ」
俺(思ってくれる人、か・・・)
俺「・・・そうだな。なら、会えるさ」
俺「そうやって、お互いが会いたいって思っているのなら、絶対に会える。そう思う事が出来るのは、良いことだよな」
エイラ「おまえ、また宮藤と同じ事言っているゾ?」 クスクス
俺「え、マジで?どうしてだろうな」
エイラ「案外、宮藤と気が合うんじゃないカ?」
俺「んー……、そうかもな」
エイラ(ふふっ、感謝しろヨー宮藤)
420 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/14(火) 21:04:17.00 ID:+8hL7E3F0
支援!
421 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/14(火) 21:09:00.46 ID:8qt7o2140
し~えん
422 :-Prototype-試作品-11話 支援多謝![]:2010/12/14(火) 21:10:13.82 ID:e6u3KJuTO
俺「でも、本当にそう思うよ。俺は」
サーニャ「え・・・」
俺「そうだろ?どんなに遠くに居たって、離れていたって―――」
俺は両手を広げ、星空を見上げる
俺「サーニャもお父さんも、同じ空の下に居るんだからな」
サーニャ(あ・・・・・)
俺「異世界や、天国に居る訳じゃない。この空の続く先に居るんだ」
エイラ(・・・・・)
俺「だからいつかきっと、まためぐり会えることが出来るさ」
サーニャ「っ・・・・・」 ブゥーン
ギュッ
俺「・・・サーニャ?」
サーニャ「ありがとう、俺さん」
俺「どういたしまして」 ニコッ
サーニャ「・・・///」
エイラ「何キザな事言ってんだヨ」
ポカッ
俺「アダッ」
エイラ「似合わないゾー」
サーニャ「ふふっ」 クスクス
エイラ「サーニャ・・・?」
俺「・・・ははっ、それもそうだな」 ハハハ
エイラ「・・・ふふっ」 クスクス
空をを飛びつつ、3人は声を揃えて笑う
月明かりに照らされた白い海の上に、3人の笑い声が静かに響く
その日、ネウロイは現れなかった
――――――――――――――――――――
<翌朝>
ガチャッ
俺「ふぁ~・・・、眠い」
簡易報告書を書き終え、部屋に戻る。サーニャは既に半分眠っているようだ
エイラ「ほら、今日も使っていいぞ」
俺「お、ありがと」
ボフッ
俺「昨日は目覚めが最悪だったからな~。今日こそは安眠したい」
エイラ「怖い夢でも見たのか?」
俺「ああ……、ちょっとな」
エイラ「怖いなら一緒に寝てやろうカ?」 ニシシ
エイラ「なーんて冗だ―――」
俺「マジで?ありがとう。じゃあ頼むよエイラ」
エイラ「・・・へっ?」
俺「じゃあ、俺は右側に寝るから、エイラは左側な」
エイラ「へ?えっ?///」
俺「枕はエイラが使うといいよ。俺は無しでも寝れるし。んじゃ、さっさと寝よーぜ。」
エイラ「ちょっ、まっ・・・本当に一緒に寝るのカ?」
俺「え?寝てくれないの?」
エイラ「・・・冗談のつもりだったんだケド」
俺「え、何?エイラったらからかうつもりでそんな事言ったの?俺の心を弄ぶつもりだったの?」
エイラ「だから軽い冗談だっただけで―――」
俺「うわ~、ショックだよ。まさかエイラがこんな白状な人だったなんて……」
エイラ「なっ」
エイラ(えぇー……、何なんだこの反応。予想外過ぎるゾ)
エイラ(確かに嘘、っていうか冗談だったケド・・・。まさか本気に取られるなんて)
エイラ(謝るか?嘘吐いてゴメンって。イヤイヤ、なんで私がこいつに謝らなくちゃならないんだヨ)
エイラ(でもここで怒るのはなんか負けのような……。いや、だからって一緒に寝るのは・・・) グルグル
エイラ(あー!私はどうすればいいんダー!) ブンブン
俺「・・・・・プッ」 クスクス
426 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/14(火) 21:22:24.45 ID:+obd7skpO
くっそ!!フラグ乱立しやがって!!!
支援
427 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/14(火) 21:22:42.47 ID:OptmskogO
支援びゅっびゅっ
428 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/14(火) 21:24:54.42 ID:+8hL7E3F0
支援どぴゅどぴゅ
429 :-Prototype-試作品-11話 フラグと言える程仲良くはなってはいない、はず……[]:2010/12/14(火) 21:26:08.89 ID:e6u3KJuTO
エイラ「え?」
俺「ぅくっ、アハハハハハ」 クスクス
エイラ「オイ俺、まさかおまえ・・・」 ジィーー……
俺「頭まで振っちゃって、そこまで悩むなんて・・・」 クスクス
エイラ「オ、オマエーーッ!!」
俺「あっはははははは、悪かった悪かった。まさかこんなに悩むとは思わなかったんだよ」
エイラ「私にあんなに悩ませておいて……」 プンスカ
俺「いやー、つい、な。ちょっとした出来心だったんだよ。その……ごめんな?」
エイラ「むぅー…………」 プックリ
俺「それに、俺が一緒に寝てって言った時のエイラ、とても可愛かったぞ?」
エイラ「へっ?か、カワイイ?///」
俺「あ、それだよそれ。その顔。可愛いよなー」
エイラ「っ、なっ、なぁ?///」
エイラ「な、何言ってるんだバカヤロー!早く寝ろヨー!」
俺「はいはい、オヤスミー」 ゴロン
430 :-Prototype-試作品-11話 イカ臭い支援ですね[]:2010/12/14(火) 21:34:22.75 ID:e6u3KJuTO
エイラ(か、かわいい?こいつが私にこんなコト言うなんて・・・) グルグル
エイラ(・・・・・) グルグルグルグル
エイラ「・・・ハァ、もう寝よう」
俺「(-.-)zzZ」
エイラ「コイツ、もう眠ったのカ・・・」
俺「あなたの為に歌う事が、こんなにもつらい事だなんて・・・」 ムニャムニャ
エイラ「またその夢カ・・・」
エイラ「・・・寝よう」 ゴロン
エイラ「おやすみサーニャ」 ニコッ
エイラ「・・・っと、ついでに俺もナー」
432 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/14(火) 21:40:57.93 ID:OptmskogO
3人とも可愛いですね、支援びゅっびゅっ。
438 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/14(火) 22:00:08.10 ID:+obd7skpO
乙乙
くっそ!エイラと寝てるとこお姉ちゃんにみられろ!!
440 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/14(火) 22:01:58.90 ID:8qt7o2140
438
そこは淫獣に見られたほうが
おもしろいことになるはず
214 :-Prototype-試作品-11話[]:2010/12/16(木) 23:25:58.71 ID:cKNic3DuO
――――――――――――――――――――
?<ぐぬぬぬぬぬ・・・!
?<ぬおおおお・・・!
エイラ「ふわぁ・・・・・」 ムクッ
エイラ「・・・何して居るんだ?オマエ」
俺「見りゃ、分かんだろ・・・!腕、立て、だよ・・・!」 プルプル
エイラ「なんでやってるんダ?」
俺「自主、トレ、だ・・・!最近バルクホルンとの特訓の時間、が、ない……からな……!」 プルプル
エイラ「ふーん」 (意外と真面目なんダナ・・・)
エイラ「・・・・・」 スッ
エイラ「手伝ってやろうカ?」 ニヤリ
俺「は?手伝うってなに―――」
ズシッ
俺「ぅごっ」 ガクッ
エイラ「どうした?頑張れヨー」 ニシシ
俺「お、重っ・・・!」
エイラ「」 カチン
グニッ、ギュウウゥゥゥ・・・!
俺「痛い痛い。顔つねらないでつねらないで」
エイラ「誰が重いっテー?」
俺「いや、だって本当に―――」
エイラ「ウリャッ!」 ムギュウウゥゥゥ!
俺「イタタタタタタ!」
エイラ「そういう時は無理してでも『軽い』って言うもんなんだよバカヤロー!」 ギュウウゥゥゥ・・・!
俺「そ、そういう物なのか・・・!」
エイラ「フンッ」 パッ
俺「ぁう」 ヒリヒリ
エイラ「ホラ、頑張れよー」←背中に馬乗りのまま
俺「人が乗った状態でなん、て……!ムリダナ・・・!」 ガクガク
エイラ「情けないナー、それでも男かヨ」 グリグリ
俺「っ」 ムッ
俺「スゥー・・・・・」
216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/16(木) 23:32:40.87 ID:o8VIlMhDO
つまり壁殴りという解釈で良いのかね?
支援支援
217 :-Prototype-試作品-11話 今回はほのぼの進行でお送りします 支援感謝[]:2010/12/16(木) 23:36:11.69 ID:cKNic3DuO
エイラ「俺?」
俺「ウォリャアアアーー!」 グイッ!
エイラ「ワッ!」 ガクン
俺「ハァ・・・!ハァ・・・!どーよ、やってやったぜ・・・!」 ガクガク
エイラ「おー・・・!頑張ったじゃないカ、えらいえらい」 ナデナデ
俺「頭撫でるより・・・降りて……くれ。そろそろ、限界だ・・・!」
サーニャ「ん・・・」 ムクッ
エイラ「あっ、おはよーサーニャ」 フリフリ
俺(重い・・・!) プルプル
サーニャ「2人共何しているの・・・?」 ボー……
エイラ「今、コイツを鍛えてやっているんだヨ」
俺「なあ・・・!話すのは降りてからでも良いのでは・・・?」 ガクガク
サーニャ「・・・・・」 ジィー……
サーニャ「私も、乗る・・・」
俺・エイラ「「えっ」」
218 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/16(木) 23:36:14.92 ID:+kj85qvGO
エイラに馬乗りにされながら床オナとか…
ふぅ…
219 :-Prototype-試作品-11話[]:2010/12/16(木) 23:41:25.80 ID:cKNic3DuO
俺「ちょっ・・・」
エイラ「サ、サーニャ・・・?」
サーニャ「・・・・・」 テクテク
ズシッ
俺「ぐっ」
サーニャ「頑張って」 ボー……
俺「ム、ムリ・・・!」 ガクンッ!
エイラ「わッ!」
俺「2人は、駄目だろ・・・」 グデー……
エイラ「オイ、大丈夫か……?」
俺「心配するなら、まずは上からどいてくれ・・・」 グデー……
エイラ「ゴ、ゴメン」 スッ
サーニャ「・・・・・」
エイラ「サーニャ?降りないと・・・」
サーニャ「スー……、スー……」
エイラ「・・・寝てるし」
220 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/16(木) 23:43:17.52 ID:qitQnSli0
支援だ
がんばれ
221 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/16(木) 23:43:53.42 ID:G9XHorFW0
支援ぬ
222 :-Prototype-試作品-11話 支援感謝ダナ[]:2010/12/16(木) 23:47:06.79 ID:cKNic3DuO
エイラ「なんだ、寝ぼけていただけなのカ・・・」
(そうだよな、サーニャがあんな事する筈ないもんナ・・・多分) ホッ
俺の背中の上で眠ってしまったサーニャをベッドに戻す
俺「あ゙ー……、腰イテー」
エイラ「大丈夫かー?」
俺「あとで宮藤に治して貰おっかな。『エイラとサーニャの2人が上に乗ってたから、腰痛めちゃった』って」
エイラ「ややこしい言い方すんナー!」
俺「?」
エイラ(本当はコイツ、わかって言ってるんじゃないだろうナ・・・)
俺「さてっ、サーニャはまた寝ちゃったし、夕飯にはまだ時間が掛かる」
俺「暇だったら、一昨日の続きでもやるか?」 スッ
そう言って、チェスを指差す
エイラ「おっ、いいゾ?今日こそ負かしてやるヨ」
俺「だが、ただやるんじゃあまり面白くない。……そこでこれだ」 サッ
ドン!
エイラ「これは・・・・・肝油?」
俺「負けた方は、この肝油を湯飲み一杯飲み干す!……ってのはどうだ?」
エイラ「だけどチェスじゃ、どう考えてもオマエに有利じゃないカー」
俺「んー……、じゃあこうしよう。三本勝負ってのはどうだ?最初はチェスで、その次はエイラが何で対決するのか指定すればいい」
俺「最後は・・・、まぁそん時に考えればいいだろ。それでどうだ?」
エイラ「ふふっ、いいゾ?乗ってヤル」 ニヤリ
俺「お、いいのか?手加減はしねーぞ」 ニヤリ
俺「三本勝負にする代わりに、負けたら飲む量だって通常の3倍なんだぜ?」
エイラ「フッ、余計な気を使わなくても、すぐにその余裕の表情を塗り替えてやる・・・」
エイラ「敗北と屈辱の表情にナ!」 ビシッ!
俺「ハッ!随分な決め台詞をありがとよ」
俺「退屈させないでくれよ?勝ちばっかってのも、つまらないんでな」
俺・エイラ「「さぁ、始めようぜ(始めるゾ)」」
――――――――――――――――――――
224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/16(木) 23:53:07.33 ID:ZHCJPXfm0
支援ダナ
225 :-Prototype-試作品-11話[]:2010/12/16(木) 23:56:36.58 ID:cKNic3DuO
俺「チェックメイトってな」 コトッ
エイラ「・・・・・フッ」
俺「随分と余裕だな?肝油様に一歩近づいたってのに」
エイラ「なぁに、この一勝はサービスみたいなものだ。束の間の勝利、精々味わっておけヨ」
エイラ(ここまでは予想通り・・・)
エイラ(悔しいけど、コイツの強さは本物だ。普段あんなにバカっぽいクセに。チェスじゃ私が何回やったって勝てっこない。・・・バカのクセに)
エイラ(とにかく、こういう頭を使う系の対決は却下だ。なら―――)
俺「さて、次はどうするんだ?エイラ」
エイラ「腕相撲だ。腕相撲で勝負!」
俺「それでいいのか?」
エイラ「ああ、やるゾ」 ガシッ
俺「オーライ」 ガシッ
エイラ(コイツのもやしっ子っぷりは、ハルトマンから聞いている。それなら私でも勝てる筈だ) ニヤリ
俺「ハッ、甘いぞエイラ。大方、俺みたいな細い奴が相手なら、男相手でも勝てるとでも思ったんだろう?」
俺「だが・・・おまえは一つミスを犯した」
エイラ「なに?」
俺「確かに俺は、力勝負じゃ宮藤にも負けちまう程度だったが・・・それは前の事」
俺「今の俺は、もう人並みには強くなっているんだよ!(多分)」
エイラ「なら・・・それがどのくらいの物なのか、確認させて貰おうじゃなイカ」
――――――――――――――――――――
俺「い、痛い・・・」←負け
エイラ「結構頑張ったが・・・フッ、まだまだダナ」←勝ち
俺「くっそー……、前よりは鍛えた筈なのに・・・・・あ」 ズキズキ
~~~~~~~~~~~~~~~
〔バルクホルン『だが、まだまだだぞ?おまえは出発点が人より後ろなんだ。もっと鍛えなくてはな』〕
~~~~~~~~~~~~~~~
俺(そうだった。俺、元々がマイナスだったんじゃん・・・・・)
エイラ「さてっ、これで一勝一敗ダナ。次はどうする?」
俺「んー……。そうだな、次は誰かにでも決めて貰うか?サーニャ・・・は寝ているし、誰か他に―――」
ガチャッ
宮藤「みなさーん、そろそろ夕方ですよ、起きて下さ―――って、もう起きてたんですか」
俺「おっ、ちょうど良い所に」
最終更新:2013年01月29日 15:10