『Counter attack』 その2 



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795 :今回戦闘ばっかりなんだ。すまん[]:2010/12/28(火) 13:52:57.04 ID:6djC+6ftO

<翌日・セバーン島近海>


セバーン島……ロマーニャ基地から西に約300km。オストマルク寄りの島。
直径は1km程の、小さな無人島だ。
現在、島には推定700m級の超大型ネウロイが巣食い、地上で半円の球体形に要塞化している

その超大型ネウロイ『パトゥーリア』に対する総攻撃、オペレーション・『ノーティラス』が本日決行された

501は今回全員参加だ。11人の少女と1人の少年が、並んで飛び続けている
俺中尉の背中には、今回の作戦の決め手となるバスターライフルが装着されている。テウルギストは装備していない

やがて、肉眼でセバーン島、そして島に巣くう黒い巨大な影を捕捉した

坂本「―――パトゥーリアを捕捉、護衛のネウロイも確認した」

シャーリー「でかいな・・・」

宮藤「ヤマトよりもっと長い・・・、すごい大きい」

エイラ「これは、骨が折れそうダナ・・・」

俺「なぁに、狙いをつけるのが楽だとでも思っとけよ」

バルクホルン「だが、油断はするなよ」

サーニャ「了解・・・」

ペリーヌ「来ましたわ・・・!」

ミーナ「護衛のネウロイ・・・・・中型機15、小型機40、大型機の反応は無し。パトゥーリアの前面に展開」

ミーナ(思ったよりも、護りは薄いようね・・・)

坂本「よし!当初の搭乗割り通り、私とミーナ、バルクホルンとハルトマン、俺とエイラとサーニャが前衛だ。敵陣形の中央を突破する。他の者は前衛の援護をしろ!」

一同『了解!』

やがて、護衛ネウロイの群れが、射程内に入った

ネウロイ「――――――――――」

坂本「行くぞ!」

俺(さてとっ・・・) スッ

――――――――――γ-グリフェプタン・投与――――――――――

それは強化ウィッチである俺中尉が、ネウロイとの戦闘の際に服用を義務づけられている『覚醒薬』
他の隊員の目を盗み、こっそりと懐に忍ばせていたそれを一気に飲み干した

俺「オラァッ!行くぜー!」 ズガガガガガ!

手にしたMG-08を連射し、正面の小型機を粉砕する

バルクホルン「まずは1機!」 ズドドドドドドドドド!

エーリカ「やぁっ!」 ズドドドドドドドドド!


前衛部隊が正面のネウロイを駆逐し、敵陣形の中央を突破していく

ペリーヌ「リーネさんは後方から援護射撃をお願いしますわ」

リーネ「了解!」

ペリーヌ「宮藤さんは私に付いてきて下さいまし。私が撃ち漏らしたら、援護を」

宮藤「了解!」

シャーリー「いっくぞールッキーニ!」

ルッキーニ「うん!」

敵陣に切り込んで行く前衛部隊の後ろに周り込もうとする敵機を、後衛部隊が迎撃する

ペリーヌ「少佐達の邪魔はさせませんわ・・・・・トネール!」

バリバリバリィ!

ペリーヌが前方に雷撃を放ち、複数の小型機を撃破する

ペリーヌ「宮藤さん、あの中型をやりますわよ!」

宮藤「はいっ!」 ババババババ!

宮藤とペリーヌの攻撃により、前方の中型機のバランスが崩れる

そこにリーネが対装甲ライフルを撃ち込み、中型機を撃破した



<前衛部隊>

前衛部隊は正面の敵を集中撃破しつつ、徐々にパトゥーリア目掛けて進軍していく

エイラ「大丈夫か、サーニャ?」

サーニャ「大丈夫よ」

ネウロイ「―――――」 ビシュン

小型機が横に並行飛行をしつつ、ビーム攻撃を仕掛けてきた

エイラ「コイツ、サーニャに近づくナー!」 ババババババ!

エイラの銃撃を受け、小型機は撃墜された

左方から中型機が、ビームを乱射しつつ突っ込んでくる

ネウロイ「――――――――――」 ビシュビシュン!

俺「あ?なんだよオマエ」 ドシューン!

坂本「俺!編隊を崩すな!」

俺「落ちな蚊とんぼ!」 ズガガガガガガ!

中型機を撃墜し、すぐに編隊に戻る

坂本「俺、あまり編隊から離れるな」

俺「・・・了解!」

799 :試作な俺-12話[]:2010/12/28(火) 14:05:49.18 ID:6djC+6ftO

バルクホルン「よし、パトゥーリアまであと一息だ!」 ズドドドドドドドドド!

エーリカ「っ!  見て!」

坂本「あれは・・・」

パトゥーリアの表面が、巨大な円状に紅く輝き始める。複数箇所が輝くのでは無く巨大な円が一つだ


パトゥーリア「━━━━━━━━━━」

坂本「っ!散開しろ!」


ギュイーン……・・・!ズゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!



俺「うおおお危ねー!」

バルクホルン「まるでバスターライフルだな・・・くっ!」

巨大な円から放たれた極太の紅いビームは、遠く高い空へと消えて行く
あのまま固まって飛んでいたら、一網打尽になっていただろう

エーリカ「凄い火力・・・流石は要塞型だね」

坂本「コアは中心部上方だ・・・攻撃開始!」

ズドドド!ズガガガガガガ!ババババ!バララララララララ!!

ミーナの指示により、前衛の一斉攻撃が開始される。パトゥーリアに、無数の弾丸が降り注いだ。だが─────

ミーナ「堅い・・・!」

800 :試作な俺-12話[]:2010/12/28(火) 14:10:07.86 ID:6djC+6ftO

パトゥーリアの装甲は、銃弾の嵐を物ともしない。「牙」で強化された俺のMG-08の弾丸でも、装甲破壊には至らなかった

俺(「牙」が効かねえ・・・!くそっ、銃弾じゃこれ以上威力上げれねぇぞ……)

ミーナ「サーニャさん!」

サーニャ「はい・・・!」

ドシュドシュドシュゥーン・・・・・・・ドガドガドガアァン!!

サーニャのフリガーハマーから発射されたロケット弾が、パトゥーリアに全弾着弾する。だが───


バルクホルン「無傷だと・・・・・!?」

坂本「ならば!」

坂本が背中の烈風丸を抜き、振りかぶる


坂本「はああああ・・・・・・! 烈 ッ 風 ー 斬 !!」 ズバァッ!

坂本が振るった烈風丸から、斬撃の刃が放たれる

しかし───

ガキィンッ!

坂本「なにっ!?」

801 :試作な俺-12話[]:2010/12/28(火) 14:18:15.90 ID:6djC+6ftO

ミーナ「烈風斬を弾いた!?」

ビキッ・・・

坂本(・・・いや、効いてはいる。しかしこれだけでは、装甲を砕く決定打にはならない)

バルクホルン「コイツの堅さは異常だぞ・・・!」

坂本「仕方ない・・・・・!俺、バスターライフルを───」

俺「もうやってるぜ」 ジャキッ

既に俺はバスターライフルを構え、狙いをつけている

俺「もっさん、コアはこの位置だったよなぁ」

坂本「もっさんじゃない。ああ、そうだ」

坂本(あまり気乗りはしないが・・・今回は仕方ない)

俺「ターゲット、目の前のデカブツ。フルブラスト・・・!」

エイラ(あ。あれ毎回言うんダナ)

俺「あーばよッ!」


ズゴオオオオオオオオオオオオオオオォーーッ!!!!!



2つの並んだ銃口から、青白い閃光が放たれ、パトゥーリアの中心に突き刺さる。
その凄絶な一撃は、パトゥーリアの堅牢な装甲を容易く粉砕し、コアを破壊してもなお衰える事なく島の大地に大穴を空ける

802 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/28(火) 14:21:11.26 ID:VHdbEYKy0
支援 環境団体から訴えられるw

803 :試作な俺-12話 ところがぎっちょん 支援感謝ぜよ[]:2010/12/28(火) 14:24:02.65 ID:6djC+6ftO



─────はずだった



ビシュゥン!

俺「ぐぁっ!」 ブシュッ

パトゥーリアに突き刺さった青白い輝きの中から、突如紅いビームがライフルを構えていた俺を襲う

咄嗟の反応により体を僅かに反らして直撃を免れるが、左肩に被弾した

バルクホルン「俺っ!」

ミーナ「嘘・・・・・直撃のはずよ!」

坂本(バスターライフルに耐えた?・・・・いや、違う。光が奴に吸い込まれていくのが見えた)

エーリカ「見て!」


パトゥーリア「 ━━━━━━ ━━━ ━━━━ ━━ ━━━━ ━━━━━━━━━━━」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・!!


パトゥーリアが甲高い叫びと共に、その体を肥大させた

坂本「っ! まさか・・・バスターライフルのビームを吸収したとでもいうのか!?」



ネウロイ「――― ―――― ―――」

ネウロイ「――― ―――― ―― ―」

ネウロイ「― ― ――― ―――――」

ネウロイ「― ―――― ―― ―――」


パトゥーリア本体から大型機、中型機の多数のネウロイが分離し、前衛部隊を囲むように展開して行く

サーニャ「囲まれた・・・?」

バルクホルン「罠か!」


ググ、ガ、ゴゴ・・・!


パトゥーリア本体の装甲が低い慟鳴と共に、僅かに開く

エーリカ「っ! チャンス───」

ビシュン!ビシュン!

エーリカ(っ・・・!) サッ

エーリカは装甲の開いた隙間を狙ったが、現れた敵増援に阻まれる

そして───


無数の小型ネウロイ達「――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!」


坂本「中から・・・!」

パトゥーリア内部から無数の小型機が、僅かな装甲の裂け目を通って現れた

805 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/28(火) 14:38:13.91 ID:FfHWCzlp0
バスター吸収とかTUEEEEEEE

806 :試作な俺-12話-Counter attack[]:2010/12/28(火) 14:40:06.12 ID:6djC+6ftO

パトゥーリアは内部から無数の小型機を出撃し終えると、裂け目を閉じてしまう
そして周辺には無数の小型機と、中型機、大型機が展開して甲高い叫びを上げる


ミーナ「大型機4、中型機45、小型機・・・120!」

ミーナ「戦力を隠していた……?ネウロイがこんな罠を張るなんて」

エイラ「か、囲まれたゾ!」

サーニャ「・・・・・!」

坂本「仕方ない・・・・・撤退だ!」


パトゥーリアは無数のネウロイを分離させた事により多少小さくなったが、それでもバスターライフルや烈風斬が通用するかどうかはわからない。
それ以前に今は大多数のネウロイに包囲され、孤立しまっている。再攻撃している余裕など無い。
これ以上の戦闘続行は、リスクが大きすぎた


俺「逃げるってのかよ!?」

坂本「このまま戦い続けるのは危険だ。前衛部隊、後衛部隊共に全機撤退!基地に帰投する」

一同『了解!』

俺「チッ……仕方ねえか、了解!」

俺(くそ…、あの野郎の文句が聞こえてくるぜ…!)


パトゥーリア「━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━」

前衛部隊が離脱し始めると、「逃がさん」とでも言うような叫びをパトゥーリアが上げる。すると周りのネウロイ達が、一斉に遅いかかってきた

ネウロイ「――――――――――」 ビシュビシュン!


パトゥーリア「━━━━━━━━━━━━━━━」

そしてパトゥーリアの表面装甲が再び大円形に輝く。先ほど発射した主砲だ

ミーナ「!  ブレイク!」


ギュイーン…………・・・・・!ズゴオオオオオオオオオオオオオオッ!!!



発射された主砲ビームをミーナの指示により散開して躱す
しかし先ほどとは違って狙いが逸れ、主砲ビームは見当違いの方向に飛んで行く

エイラ「どこを狙って───」

坂本「後衛部隊か!」

ミーナ「後衛部隊!そちらに敵の主砲が───」


?『キャアアアアアアアッ!!!』


ミーナが危機を告げ終える前に、インカムを通じて2人分の悲鳴が全員の耳に響く。隊員全員に緊張が走った

バルクホルン「い、今のは・・・!」

ミーナ「後衛部隊!状況を報告して!」

宮藤『リーネちゃんとペリーヌさんが・・・2人が・・・!』

シャーリー『2人が今の砲撃に巻き込まれて撃墜された!とっさにシールドを張ってなんとか直撃は免れたけど、とても戦える状態じゃ……』

俺(!! リーネとペリーヌが!?)


坂本「後衛部隊は至急戦線離脱!可能なら離脱しつつ負傷者への応急処置を───」

俺「やりやがったなあああああ!この野郎オオオオッ!!」

シャーリーからの報告を聞いた俺が不意に離脱を止め、再度パトゥーリアへと向かい始めた

バルクホルン「俺!?」

俺「よくも・・・!よくもリーネとペリーヌをォ!!」

バルクホルン「待てっ!俺!」 ガシッ!

バルクホルンが俺の腕を掴み、引っ張って止めようとする

俺「離せ!」 グッ

バルクホルン「!?」 グググググ・・・

バルクホルン(私が、力で押されている・・・・・俺に!?) グググ・・・

俺「リーネが・・・、ペリーヌが・・・、2人がやられちまったんだぞ!?アイツに!」

俺「それなのに・・・それなのに尻尾巻いて逃げろってのかよっ!!」 ググッ…

γ-グリフェプタンには精神高揚の効果がある為、摂取後には興奮状態となり、さながら死も恐れぬ狂戦士のように戦闘を行う事が出来る。
しかし、それは同時に冷静な判断力をも麻痺させる事を意味しており、それは時に暴走を招く

そして今、仲間が傷つけられた事によりその「箍」が外れてしまう。

この時俺は、既に冷静な判断力を失ってしまっていた

809 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/28(火) 14:57:22.27 ID:FfHWCzlp0
支援

810 :試作な俺-12話[]:2010/12/28(火) 14:59:06.20 ID:6djC+6ftO

バルクホルン(これでは、押さえきれない・・・!くっ!) グググ・・・

俺「悔しくないのかよ!2人がやられたってのに!」

バルクホルン「落ち着け!バスターライフルも烈風斬も通用しない奴相手に、おまえ一人で何が出来るというんだ。冷静になれ!」

俺「一人でもやるんだよ!アイツは俺がぁー!」

バルクホルン「俺!」


バチンッ!


俺「ぐっ・・・!何すんだよオマエ!」

バルクホルン「冷静になれ。2人は死んだ訳ではない!」

俺「っ!」

バルクホルン「今は生き残る事を考えろ!ここで死んだら何にもならない!」

俺「・・・・・」

バルクホルン「私だって、悔しいに決まっているだろ。だが……今はどうしようもない。退くんだ。アイツには、また後日挑めばいい」

俺「・・・・・」

俺「わかった。・・・・・ごめん。今は退く!」

バルクホルン「ああ!」


坂本「わかったのなら、早く逃げるぞ!」

バルクホルン「少佐・・・!?」

坂本「部下だけを残して逃げ出す程、私は薄情では無いつもりだ」

坂本「安心しろ。他の前衛部隊は既に離脱した。後衛部隊もな」

バルクホルン「じゃあ、後は──」

俺「俺達だけ、か」

ネウロイ「――――――――――――――――――――!」

ビシュンビシュンビシュンビシュン!!

バルクホルン「完全に囲まれたか・・・!」 サッ


俺「離脱ルートを確保する!もっさん!」

背中にマウントしていたバスターライフルを、右手に持つ

坂本「誰がもっさんだ!」 スッ

ネウロイの攻撃を回避しつつ、坂本が魔眼で前方を確認する

坂本「あの右上前方の、大型機を狙え!」

俺「っしゃあー!!」 


ジャキッ!

俺「ターゲット・ロック、フルブラスト!」

俺「道を開けろおおおおぉぉぉっ!!」


ズゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォーーッ!!!!!



青白い閃光が放たれ、前方の大型ネウロイを飲み込む。
そして中型数機、小型十数機を巻き添えにして、空へと消えて行った

坂本が事前に魔眼で味方の位置を確認した為、離脱中の味方が巻き込まれる事は無い

坂本「離脱するぞ!」

俺・バルクホルン『了解!』

バスターライフルにより空けられた包囲網の穴から、三人は離脱していく


――――――――――――――――――――


ネウロイ「――――――――――」

ネウロイ「――――――――――」

ビシュンビシュン!ビシュン!

バルクホルン「くっ・・・」

俺「くそっ!しつッこいぜ!」


包囲網を突破し、ある程度セバーン島とパトゥーリアから離れた三人を、追撃のネウロイが追いかけて来ている

坂本「奴ら、ただでは帰してはくれないようだな」

俺「チッ・・・!」

バルクホルン「やりますか?」

坂本「いや、いい。奴らはパトゥーリアの子機だ。このまま我々がセバーン島から離れれば───」

ネウロイ「―――――」 ギュン!

坂本「なっ!?」

バルクホルン(速い!)

ネウロイ「――――――――――」 ビシュン!

坂本「くっ・・・!」

追撃部隊の中に足の速いのが居たようだ。前方に回り込まれ、後方の大型機を始めとした追撃部隊に挟み撃ちにされる

バルクホルン「くっ・・・!やるしか───」 チャキッ

俺「ここは任せろ!」 ドシューン!

坂本「俺!?」

俺「後方の憂いを断つ!」

そう言うと俺は、2人とは別方向へと飛び始める

バルクホルン「俺!─────な、何だ?」

坂本「ネウロイ共が、俺の方に・・・!」

ネウロイ「――――――――――――――――――――」 ギュイン


俺「魔導変換・・・・・・。変換率、20……30……40…………」

俺(なるべくゆっくり……。その間に、出来るだけ2人から遠くへ・・・)

バスターライフルの魔法力チャージ───すなわち魔導変換は、ネウロイを引き寄せるという特徴がある

変換チャージ中は無防備になる為こんなのは欠点でしか無いが、それは飽くまで普通のウィッチならの話だ

俺は今、逆にネウロイを引き寄せるという欠点を利用し、ネウロイをどんどん2人から引き離して行く

大型機、中型機、小型機全ての追撃部隊は、今俺1人を狙っている。
逃げ続ける俺を、ネウロイ達が魚の群れのように追いかけ続ける


俺(そうだ・・・!)


俺(来い・・・!もっと来い!もっと来い!もっと来い!もっともっと来い!!)


ネウロイ「――――――――――――――――――――!!」 ギュイイン!


815 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/28(火) 15:13:22.08 ID:uwpYGduC0
支援

816 :試作な俺-12話[]:2010/12/28(火) 15:14:16.22 ID:6djC+6ftO



俺「そんでもってぇ~~~──────」 ギュオッ!



ジャキッ!



突如俺は前転するように体を前のめりにして頭を下げ、足を後ろ向きに上げて、逆さまになる。
天地が逆になった状態で、追いかけて来るネウロイ目掛けてバスターライフルを構えた。



俺「死んじまいな!」



ズゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォーーッ!!!!!




放たれた光が、追撃部隊を丸々飲み込む

大型含めた多数のネウロイが、青白い光の中に消えた


俺「ハァ・・・!ハァ・・・! ケホッ、ゴホッ!」

俺「全部・・・殺ったよな?」 ゴホッ、ゴホッ

817 :試作な俺-12話 支援ありがとう[]:2010/12/28(火) 15:17:12.54 ID:6djC+6ftO


ビシュン!

俺「っ!」

姿勢を戻したところで、俺目掛けて一筋の紅い閃光が放たれた。
とっさに反応した俺は、左腕を翳してシールドを張ろうとする。
発射直後の硬直により、回避が不可能なのは既に悟っていた


ズキッ!

俺「うっ!」

しかし先ほどの傷の痛みにより腕を上げれない

俺「くそっ!」 スッ

とっさにバスターライフルを盾にしたが───

ブシュッ!

俺「がはっ!」

驚異的な威力を誇るライフルも盾では無い。到底防ぎきれず、ネウロイのビームが俺のわき腹を焼いた。おかげで何とか直撃は免れたが。

そして俺を撃ったのは、一体の小型ネウロイ。どうやら討ち損じが居たようだ


ネウロイ「――――――――――」


ビシュン!


俺(や、やば───)

818 :試作な俺-12話-Counter attack[]:2010/12/28(火) 15:25:10.89 ID:6djC+6ftO


バルクホルン「俺!」 パキィン!


バルクホルンが俺とビームの間に割って入り、シールドを張ってビームを防いだ


俺「バ、バルクホ───ゲホッ!ガハッ!」

俺(時間切れが近いか・・・!とにかく、今のうちに───) スッ


バルクホルン「はあああああっ!」 ズドドドドドドドドドド!!

バルクホルンがMG-42を連射して、小型機を粉砕する
その隙を突いて俺は懐に手を伸ばしてアラキドノイルを取り出すと、一気に中身を飲み干した

バルクホルン「俺、無事か?」

俺「あ、ああ……。大丈夫だ、問題ない」

バルクホルン「離脱するぞ」

俺「……了解」


こうして501統合戦闘航空団───ストライクウィッチーズは、セバーン島を後にした


オペレーション・ノーティラスは、失敗に終わった


悔しがる者、敵への怒りを抱く者、仲間の身を案じる者、憂いを覚える者


それぞれが様々な思いを抱きつつ、ロマーニャ基地へと帰投した





819 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/28(火) 15:28:45.14 ID:Uj0YpkyC0
乙ギーチェ!
820 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/28(火) 15:29:43.36 ID:Clwy/li10
乙!!

821 :試作な俺-12話-Counter attack[]:2010/12/28(火) 15:30:17.81 ID:6djC+6ftO
少し設定置いときます

  • シナップスシンドローム

γ-グリフェプタンの効果が切れた禁断症状を意味する、通称「時間切れ」
発症する条件は、服用後の『一定時間の経過』及び、『魔法力の大量消費』のいずれかである。
シナップスシンドロームは、服用者に激烈な苦痛を伴う発作を引き起こし、そのままだと最終的には廃人となるとされている。


発症中は強化ウィッチといえども戦闘不能に陥り、まともな飛行すら困難になってしまう。
シナップスシンドロームを治癒する為には、特効薬である『アラキドノイル』の服用が絶対条件である。
このような危険性などから、γ-グリフェプタンは『覚醒薬』というよりも、『毒薬』であると一部の研究員に皮肉られたりする事もある。

詳細はそのうち追加
最終更新:2013年01月29日 15:13