『侵害』 その1 

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797 :試作な俺-20話-侵害:2011/04/26(火) 21:48:59.81 ID:v1D+3COuO


<ロマーニャ基地・食堂>

ダム・ダ・ダルシムによる事実の告白。

彼らの真の研究目的が人を超えし人……『強化ウィッチ』の量産計画であり、
そして俺の正体が、その為に必要な生体データを提供する為に創り出されたプロトタイプ───”試作品”であると言う事

それらの衝撃的な事実の発覚から、既に5日が経過していた

シャーリー「ああー~っ、つっかれたぁー」

エイラ「もうくたくたダ・・・」

宮藤「お腹ペコペコだよ・・・」 ぐぅ~

今日も来襲したネウロイを撃破し、彼女らには束の間の休息が訪れる。
この5日間でネウロイの攻撃は激化し、なんと3度もの襲撃があった

しかし彼女らは勝ち続けた。一致団結して迎撃にあたり、誰一人欠ける事無く勝利を重ねた

………ただ、未だに目を覚まさぬ少年を除いて

バルクホルン「………………」 モグモグ

エーリカ「トゥルーデ、大丈夫?」

バルクホルン「何がだ」

エーリカ「何がって・・・。トゥルーデ、この5日間ロクに休んでないじゃない」


この5日間の戦いの中、一際撃墜スコアを伸ばした人物が居た。バルクホルンだ。彼女の活躍には目を見張るものがあった

戦闘時には誰よりも速く敵編隊へ突貫し、瞬く間に敵機を叩き落として行く。被弾も0。まさにトップエースに相応しい活躍を遂げていた

非戦闘時には司令部を出し抜こうとするミーナや坂本の代わりに書類を片付け、時間があれば鍛錬に励み、時にはラオホウへ俺の様子を見に行く。
彼女が大切な人を取り返す為に無理をしている事は、誰の目にも明らかだった

バルクホルン「私なら大丈夫だ。ちゃんと休む時には休んでいる。心配は要らない」

エーリカ「・・・そう。ならいいんだけど……」

エーリカ(やっぱり無理してるよね。肉体的にも……、精神的にも……)


ルッキーニ「ねぇ、シャーリー……」

シャーリー「ん、どうした?」

ルッキーニ「俺は…………もう起きてくれないの?」

バルクホルン「!」 ピクッ

エーリカ(・・・・・・・)

シャーリー「おまえ・・・」

ルッキーニ「だってもう、5日も経つんだよ? それなのに全然……」

ルッキーニ「もう、俺には会えないのぉ…………?」 ウルウル


いつも元気な筈のルッキーニが、暗い表情をして目には微かに涙を浮かべ、縋り付くようにシャーリーに尋ねる

彼女たちは闇と戦い続けると決意した。決意した筈だった

しかしネウロイの攻撃は激化の一途をたどり、仲間は5日経っても目を覚まさないとなると、流石に不安になってくる。だがそれも仕方のない事だ。

彼女たちは軍人である前に少女なのだ。ましてやルッキーニはその中でも最年少。仲間が死に直面した瞬間を見たと言うのは、ショックが大きかったのだろう。
それにもし実験を止めれても肝心の俺が目覚めなければ、彼女たちの胸には”家族を救えなかった”という深い傷が残る事になってしまうだろう


ルッキーニ「こんなの・・・こんなのイヤだよぉ・・・・・!」 ポロポロ

リーネ「ルッキーニちゃん……」

宮藤「大丈夫だよルッキーニちゃん。俺さんは絶対に目を覚ますよ」

ルッキーニ「ホ、ホント・・・?」 グスッ

坂本「アイツの渋とさはよく知ってるつもりでいる。そう簡単にはくたばったりしない筈だ」

シャーリー「そうだ。前だって俺は元気に戻って来ただろ? だから今回も大丈夫さ」 ポンッ

ルッキーニ「うじゅ・・・」

シャーリー「だから……あたしたちで守ろう、アイツの戻ってくる場所を。アイツの分までネウロイと戦おう。アイツは必ず戻って来るんだから」 ナデナデ

ルッキーニ「・・・だよね! そうだよね♪」

ルッキーニは安心したように笑みを浮かべる。いつもの元気いっぱい、無邪気な笑顔だ

バルクホルン「・・・・・・・」

エイラ「アイツ戦いの後はいっつもボロボロだろ? 今回もそれダナ」

宮藤「そうそう! きっと明日の朝には 『おっはよ~(オッス)』 って、いつもの調子でひょっこり顔出しますよ」

ルッキーニ「うじゅっ! 今の芳佳、俺にそっくり~♪」

宮藤「そ、そう? そんなに似てたかな…///」

ペリーヌ「あの気だるそうな雰囲気をよく捉えていると思いますわよ」

エーリカ「よーし、私も続いちゃうよぉ~!」


エーリカ『トゥルーデ、訓練行こうぜ~』

宮藤『チャージ完了。ターゲット・・・・・あーもう、めんどくさっ。以下省略ゥ!!』

リーネ『今日の~ご飯は~♪───Σ げっ! またキノコか・・・・・(シュン)』

シャーリー『キノコなんて滅んでしまえ。キノ充爆発しろ』

ミーナ「ふふっ、みんなそっくりね」

坂本「確かにな。はっはっは!」

サーニャ『お正月はオイモしか食べねぇ…』

エイラ「それ誰の真似なんダ?」

サーニャ「・・・///」

801 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/26(火) 22:00:59.99 ID:oH9JqS4jO
支援足りないぞ!約束が違うじゃないか!

802 :試作な俺-20話:2011/04/26(火) 22:05:13.93 ID:VrlCKhFa0

エーリカ「てゆーか、みんなの中じゃ俺ってそんな感じのイメージなんだね」

シャーリー「んー、ちょっとバカっぽい感じ?」

宮藤「だからバカっぽくは無いですよ、ただ純真なだけですって」

リーネ「純真・・・というか単純で、調子に乗りやすい所がありますよね」

ミーナ「直情型なのね」

ルッキーニ「それと戦ってる時はいつも、ものすごぉーーーーーい元気だよね」

一同「あー・・・(納得)」

ペリーヌ「それに高笑いの仕方が個性的……と言うよりちょっと変ですわね」

シャーリー「そうかー? 私はアイツの笑い方、結構好きだぞ」

エイラ「最後にヘタレも追加ダナ」

一同「・・・・・・・・」

エイラ「……何でみんな私を見るんダ?」


シャーリー「でも、そういうバカっぽい所とかをひっくるめても、アイツはいい奴だよ」

エーリカ「にゃははー、確かにね」

ペリーヌ「まぁ、あの笑い方にもいい加減慣れましたしね」

宮藤「みんなバカっぽい言ってますけど、俺さんとっても優しいですよ」

サーニャ「それに、凄い仲間想い……」

坂本「まぁ、やる時はやる奴だ。まだまだだけどな」


シャーリー「なら、そのとても優しくてヘタレで仲間想いで笑い方が変でちょっとバカっぽいけどやる時にはやる単純で純情なお調子者……を助ける為にも、気合い入れて頑張るとするか!!」

ルッキーニ「うんっ♪」

リーネ「はいっ!」

彼女たちには今、2つの大きな目標がある


1つはネウロイを倒し、人々を守る事


そしてもう1つは大切な家族を縛る非道な実験を打ち砕き、兵器として扱われている彼を深い闇の底から救い出すこと


先ほどまでの憂鬱な空気は一掃され、目的を果たす為に彼女たちは闘志を燃やす


希望の灯は、まだ消えていない


804 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/26(火) 22:10:29.80 ID:R/MpAh1a0
仕方ない俺のとっておきを出すときが来たようダナ

秘技「支援」

805 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/26(火) 22:13:08.76 ID:JODjwxqu0
まだまだ!

806 :試作な俺-20話 秘技感謝:2011/04/26(火) 22:16:08.56 ID:VrlCKhFa0

ミーナ「ふふっ、みんな本当に強いわね。私たちも負けてなんかいられない」

ミーナ「そうでしょう? トゥルーデ」 クルッ

バルクホルン「・・・・・・・」

ミーナ「厳しい状況なのは知っている筈。それでもみんなは前を向いている。考えていたって仕方ない。立ち止まってなんていられない」

ミーナ「そろそろあなたも、本当の意味で前を向くべきじゃないかしら」

バルクホルン「・・・そうだな。いつまでも俯いてなんていられない。私なら大丈夫だ」

ミーナ「・・・・・・・」

ミーナには直ぐに見抜けた。今のバルクホルンの戦う決意は、溢れ出そうな悲しみを抑えつけて上から被せただけの継ぎ接ぎの決意でしかない


悲しみの表情を隠す為、バルクホルンは決意の仮面を被った

しかし、その仮面はガラスで出来ていた


ガラスの仮面が外れて壊れてしまった時、彼女は本当に悲しみに押し潰されてしまうだろう

ミーナ(私たちが支えないとね……)


だが彼女には仲間が居る。助け合い支え合う、家族とも言える仲間が

共に戦う仲間が居る限り、その仮面は簡単には外れないだろう。 ・・・そう、共に居る限りは


<翌日・ロマーニャ近海>

ネウロイ侵攻の知らせが入り、直ぐ様501は出撃した

俺が倒れてからの6日間で4度目の侵攻。以前と比べれば耳を疑いたくなるような出現頻度だ

坂本「・・・敵発見! 前方18000、雲の中!」

シャーリー「ったく、毎日毎日……。よくもまぁ懲りずに出て来るもんだ」

ペリーヌ「俺さんが倒れてから、急に襲撃回数が上がりましたわよね」

ルッキーニ「俺が居ない今がチャンス! ……とかでも思ってるのかなぁ」

リーネ「ネウロイにそんな知能が・・・?」

ペリーヌ「まさか、そんなのありえませんわ」

ミーナ「お喋りはそこまでにして。来るわ」

バルクホルン「・・・!」 チャキッ

坂本「バルクホルン。あまり突っ込み過ぎるなよ」

バルクホルン「わかっている。大丈夫だ」

エーリカ(トゥルーデ……)

程無くして、ネウロイを肉眼で補足した


バルクホルン(貴様らに手こずっている暇は無い。すぐに片付けさせてもらう・・・!)

バルクホルン(アイツが目を覚ました時の為にも・・・! やってみせる!!)

自らを鼓舞して戦意を高揚させ、敵機へと向かって行くバルクホルン


───しかし


シュン!!


人型ネウロイ「・・・・・」


バルクホルン「!?」


バルクホルンの前方、何も無かった筈の空間に人型ネウロイが何の前触れも無く現れる。テレポートしてきたのだ。
人型はバルクホルンが狼狽えた僅かな間に彼女へ肉迫し、そして───

シュン!!

エーリカ「トゥルーデ!?」

ミーナ「なっ・・・!」

人型は再び姿を消した。
そこに居た彼女を・・・・バルクホルンを連れ去って

809 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/26(火) 22:30:22.65 ID:p4kHvvHE0
支援

810 :試作な俺-20話 支援感謝:2011/04/26(火) 22:31:02.44 ID:VrlCKhFa0


――――――――――――――――――――


一瞬だった。何が起きたかなんてわからなかった

いきなり目の前に人型ネウロイが出現し、息をつく間も無くバルクホルンに急接近する

やられると思った。対応も間に合わない。唯一出来たのは、咄嗟に目を瞑る事だけ

しかし、いつまで経っても痛みは来ない

そして直後に感じたのは違和感。彼女を包んでいたのは海上の空気だった筈だが、肌に触れるそれの感触がさっきと違う

そして聴こえるのは沢山の人の声───いや、まるで街中のような喧騒


バルクホルン(何だ、何が起きたんだ・・・?)

このままでは状況がまるで把握出来ずに埒が明かない。事態を把握する為にも、恐る恐る瞼を上げる

バルクホルン「……!」

眼下に見えたのは見覚えのある街並み。つい先日、その街中で仲間と2人きりで穏やかな休日を過ごした事は、まだ彼女の記憶に新しい


バルクホルン「・・・ローマ!?」


そう、そこはローマの街だった。
海上でネウロイと接触直前だった筈の彼女は、ローマ上空に瞬間移動していた

811 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/26(火) 22:33:11.16 ID:y7Mjrulh0
支援させていただく!

812 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/26(火) 22:35:42.02 ID:EaXM1wed0
支援

813 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/26(火) 22:36:47.69 ID:FeF0I/h70
支援

814 :試作な俺-20話-侵害 支援多謝:2011/04/26(火) 22:37:27.28 ID:VrlCKhFa0

推奨BGM的な物


《驚いたか?》


バルクホルン「!」


頭の中に直接声が響く。高いのか低いのか、太いのか細いのかもよくわからない、ただただ無機的な声が

それは何時の間にか彼女の前方25mくらいの地点に、同じように空中制止している黒い影

遠目に見たら黒い服を着たヒトに見えるかもしれない。だが違った。
何故ならそのヒトは服どころか肌までもが真っ黒で、顔には目も鼻も口も無かったのだから


バルクホルン「貴様は───」


真っ黒な鉄の体に、男性のような角張った体つき。
両脚と思われる部分はストライカーの形をしており、左腕は肘から先の部分が大きなクロー型に変化しているその姿は───


バルクホルン「この前のネウロイか!」


バルクホルンを転移させた正体は、先日の戦闘にて俺がローリングバスターライフルでネウロイ群を撃滅した直後に突然現れ、
2人に謎の言葉を残して去って行った人型ネウロイだった(※18話)


ビシュゥン!!

バルクホルン「くっ……」 サッ

何故自分を転移させたのか。何故喋る事が出来るのか。
そんな推理をする暇も無く人型が攻撃を仕掛けて来る。右腕より発射されたビーム躱し、片方のMG-42で反撃する

ズドドドドドドドドドドド!!

人型ネウロイ「――――――――――」 サッ、サッ

しかし素早い動きで回避され、発射された銃弾は明後日の方向へ飛んで行った

バルクホルン(! この動きは・・・)

バルクホルンは直ぐに気がついた。この人型は今までのネウロイとは違う、ウィッチのような戦術的な軌道の飛行を行ってこちらの攻撃を躱している。
そう、それもまるで歴戦のウィッチのような高度な動きで

それによりバルクホルンは、エースウィッチと戦っているような感覚を覚えざるえないのだった

市民「ネ、ネウロイよ! ネウロイが居るわ!!」

市民「なっ・・・! なんでネウロイがこのローマに!?」

市民「あぁっす! 真っ黒だね~。黒光りしてるね~あぁっすぅ!!」

市民「警報はどうなってんだよ!?」

そして眼下の市街ではネウロイに気がついた人々が慌てて逃げ始め、パニック状態になっていた

816 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/26(火) 22:43:24.31 ID:TNoWdJac0
雰囲気ぶちこわしだwwwww
支援

817 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/26(火) 22:45:16.11 ID:S1p/Gjg90
なんかおるww

818 :試作な俺-20話 彼はちょっと個性的なだけで、ただのカフェ店員デスヨ?  支援感謝:2011/04/26(火) 22:49:10.80 ID:VrlCKhFa0

ヴヴゥゥゥゥーーーーーン!!!!!

ここまで来てようやく警報が鳴る。だがそれは更にパニックを加速させて行く事になった

子供「う"わ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ぁ"っ"ん!! マ"ーマ"ぁぁぁぁぁっ!!」

市民「逃げろ……! 逃げろぉっ!!」

市民「どうなってんだよ! 軍は!?」

市民「大丈夫だ、ウィッチだってあそこに居る。俺たちは落ち着いて避難しよう。力のある奴は老人や怪我人の手伝いをしてくれ!」

市民「頼んだぜ、ウィッチの姉ちゃん! 頑張れー!!」

少女「い、いや・・・。足が竦んで立てないよぉ……」

お姉さん「ホラ、掴まって! 一緒に逃げるわよ」 ガシッ、グィッ

少女「ありがとう・・・! ありがとう・・・!」 スタッ、タッタッタッタッ……

お姉さん(あそこで戦っている人、あの時のお客さん・・・。(※17話) ウィッチだったのね、あの子……) タッタッタッタッ……

人々は混乱に陥りながらも、少しでも戦いから遠ざかろうと、蜘蛛の子を散らすように逃げて行く


ビシュゥン!!

バルクホルン「・・・!」 サッ

そしてその間にもバルクホルンは人型との戦いを続けていた。飛来したビームを回避する

819 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/26(火) 22:53:40.48 ID:p4kHvvHE0
やっぱりウィッチは頼りにされるか
支援

820 :試作な俺-20話:2011/04/26(火) 22:53:49.96 ID:VrlCKhFa0

数分間の交戦。銃撃とビームの応酬を通じて、バルクホルンは一つのある事項に気がつき始めていた

人型ネウロイ「――――――――――!」

バルクホルン「これでは撃てない・・・!」


このネウロイは明らかに、”街を盾にして”戦っている


常に街を背にするようにしており、こっちが回り込もうとしてもそれを崩さない。上空に誘い出そうとしても全くノって来ず、低空に居座り続ける

街にはまだ沢山の逃げ惑う人々が居る。迂闊に発砲すれば流れ弾がその人達に危害を及ぼす可能性がある為、此方の攻撃機会はかなり限定されてしまっている

それに対して人型ネウロイは、街の被害など全く気にせずに攻撃する事が出来る。やりたい放題だ

バルクホルン(こんな市街地で─────っ!)

人型ネウロイ「――――――――――!!」 ギュオッ!

ビーム攻撃でバルクホルンを狙い撃っていた人型は、突如攻撃を止めて彼女へと向かって行く。接近戦を挑むつもりなのだろう

か細い体をへし折ろうと、大型クローの左腕を振りかぶる

人型ネウロイ「―――― ――――――!」 ブンッ!

バルクホルン「!」 サッ

振り下ろし、そこから薙払いの二連撃。
体を捻って軌道を変更を行い回避し、人型の下に回り込む

821 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/26(火) 22:55:39.46 ID:y7Mjrulh0
支援ザム!

822 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/26(火) 22:59:12.93 ID:EaXM1wed0
支援支援

823 :試作な俺-20話 その支援に感謝する!:2011/04/26(火) 22:59:32.78 ID:VrlCKhFa0

バルクホルン(この向きなら・・・!) ズドドドドドドドドドドドド!

下側からの発砲。この向きからならば当然、流れ弾が街中を逃げ惑う人々に危害を及ぼす事は無い筈だ

チュン! チュン! チュン!

人型ネウロイ「―――――― ―――  ―」


命中。装甲が僅かに削られて、白く輝く破片が飛び散る。
大型クローを盾にして胴体部分への直撃は防がれたが、確かにダメージは確かにある。レグナントやパトゥーリアに比べれば大分マシな相手だ


バルクホルン(魔弾を以てしても、そう簡単には行かないか……。だが、装甲的に決して倒せない相手ではない・・・!)

人型ネウロイ「―――― ――――――!!」 ギュオッ!

人型が再び接近戦を仕掛けた。左腕の大型クローを振りかぶりバルクホルンを襲う。もう一度回避して撃ち返そうとするが───


ドグォッ!

バルクホルン「がっ・・・!?」


直撃。腹部を襲う重く鈍い痛み。視界が激しく明滅し、肺の空気が強制的に押し出された。
そのまま真っ逆様に街へ墜落しそうになるが、必死に歯を食いしばって意識を繋ぎ止める

バルクホルン(な、何が起きた……)

何とか持ち直して墜落を免れ、危うく自分を叩き落とそうとした相手を再び見据える。
そして気がついた。大型クローの左腕が、先ほどよりも明らかに長く伸びている事に

距離を取って躱した筈の攻撃を避け切れなかったのは、いつの間にか敵のリーチが伸びていて、攻撃を完全に見切れ無かった為であった

824 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/26(火) 23:02:14.39 ID:y7Mjrulh0
なんかこう・・・ハンマ・ハンマを思い出すな

825 :試作な俺-20話:2011/04/26(火) 23:03:51.56 ID:VrlCKhFa0

人型ネウロイ「――――――――――!!」 ギュオッ!

人型が再攻撃を仕掛けた。体勢を立て直したバルクホルンを再び叩き落とそうと、左腕の大型クローを振りかぶりつつ接近する


人型ネウロイ「――――――――――!!」 ブンッ


だがバルクホルンはエースだ、二度も同じ手は通用しない。振り下ろされた大型クローをギリギリ回避。伸びきった腕をすり抜けて懐に潜り込む

バルクホルン(これだけ接近すれば!)

両の手に持ったM42を構え、至近距離から胴体部への直接攻撃を行おうと───

人型ネウロイ「─────」 ジャキン!

バルクホルン「!」

しかしその時人型の右掌から、細長い刀剣が押し出されるように現われた

人型ネウロイ「―――――――」 ブンッ!

ズガァッ!!

バルクホルン「うっ、く・・・!」

隠し武器による奇襲攻撃。
咄嗟にシールドを張ったものの、衝撃を防ぎきれずに体ごと弾き飛ばされてしまう

バルクホルン(なんて力だ・・・!)

そのまま人型が追い討ちを仕掛ける。剣とクローによる連続攻撃が、バルクホルンを激しく襲う

人型ネウロイ「――――― ――!  ―――――――― !!」 ブンッ! ブンッ! ブンッ!

ザシュッ・・・!

バルクホルン「うぐっ……」

右腕が熱くなり、そこから血が滲み出して軍服を汚す。怒濤の如く押し寄せる連続攻撃を捌き切れず、片腕を斬りつけられていたのだった

バルクホルン「このっ……!」 ズドドドドドドドドドドドド!!

人型ネウロイ「――――――」 サッ、サッ

バルクホルン(!  何だコイツ、急に動きが・・・)

突如、人型の動きに変化が現れる。先程までよりも明らかに飛行の技術が上がっており、唯でさえ少ないこちらの攻撃機会は更に減ってしまう。
そのうえ人型はビーム、クロー、刀剣の容赦ない攻撃を仕掛け、しかもその攻撃の精度までもが上がっていた

バルクホルン(強い・・・!) クッ

攻撃を凌ぐのに手一杯で、防戦一方になっていく

バルクホルン(このままでは……、何とかしなくては!)


《・・・なるほど、理解した》


バルクホルン「・・・!!」


その時、バルクホルン頭の中に声が響く。
これでもう3回は聞いたであろう、無機的な声─────この人型ネウロイの声が


バルクホルン「理解しただと?」 (何だ……、何を言っているんだ?)

人型ネウロイ《どうやらキサマは、人々を守る為にウィッチになったようだな》

人型ネウロイ《・・・だが、それは無理な話だ》

バルクホルン「何・・・!」

人型ネウロイ《キサマは弱い。我々一個体に勝てないようでは、誰かを救う事など出来はしない》

人型ネウロイ《そう。その大切なクリスとやらも、大好きな俺とやらも、キサマには誰一人守れない》

バルクホルン「!?」


「クリス」 ・ 「俺」


唐突に人型が口にしたのは、どこか聞き心地の良い名前・・・彼女の大切な人達の名前だった。そんな予期せぬ展開にバルクホルンは激しく狼狽する

バルクホルン(どういう事だ。何故ネウロイが俺やクリスの事を知っている・・・!)

バルクホルン(私達を監視でもしていたのか? ならばいつも一緒に居る俺はともかく、何故クリスの事まで───)

ビシュゥン!!

バルクホルン「!」 パキィン!

隙を突くように撃たれたビームをシールドで防ぎ、即座に撃ち返す。しかし人型は俊敏な動きでそれを回避し、右腕の刀剣で斬りかかる。
バルクホルンは必死に応戦するものの、エースのように的確な飛行と精度の上がった攻撃により、徐々に追い詰められていった

バルクホルン(動きが読まれている・・・) ズドドドドドドドド!

人型ネウロイ「――――――――――」 サッ、サッ

828 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/26(火) 23:15:19.17 ID:EaXM1wed0
支援

829 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/26(火) 23:16:20.78 ID:FeF0I/h70
支援

830 :試作な俺-20話 支援感謝!:2011/04/26(火) 23:19:28.62 ID:VrlCKhFa0

人型ネウロイ《遅い》 ブンッ!

バルクホルン(しまった!)


ドグォッ!!

バルクホルン「かっ・・・は・・・・・」


攻撃を防ぎきれず、大型クローがモロに彼女の体をへし折り叩き落とす。
今度は体勢を立て直せず、高い建物の屋上に墜落してしまった。低空で戦っていた為に即死などにはならなかったが、ダメージは決して小さくない

人型ネウロイ《なんだその有り様は。守る為に共に戦い続けようと、あの男と約束したのではなかったのか?》

バルクホルン「!  まさか貴様、私の記憶を・・・」

人型ネウロイ《ああ、読み取らせて貰った》 ジャキン!

どこかしら自慢気に剣を示しながら人型は言う。どうやらあの剣で斬りつけられると記憶を読み取られてしまうようだ

人型ネウロイ《失敗したよ。まさかあの直後に意識を失い・・・今も目を覚まさないとは。どうりでこの数日何度仕掛けても奴が出て来ない訳だ》

バルクホルン(奴・・・。コイツの狙いは俺か……!)

人型ネウロイ《せっかくの誘き出しが台無しだ。仕方ないがキサマを始末して、それから次の手をゆっくりと考える事にしよう》 ゴゴゴ・・・

人型の腹部装甲が開き、そこに赤い光が収束され始める。
狙いは未だ屋上で動けないバルクホルンだ

バルクホルン(あ、あれはマズい・・・!)

人型ネウロイ《これで終わ───(ズドドドドドドドドド!) ───!?》


ズドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!


ウィッチA『よくもローマの街で好き勝手やってくれたわね・・・。許さない!!』 ズドドドドドドドドドドドド!

ウィッチB『人様の故郷に土足で踏み込んだんだ、ただで済むわけ無いよねぇ!』

ウィッチC『これより援護します!』

後方からの銃撃に背中を襲われ、人型はチャージを一時中断する。
それをやったのは援軍として現れた、ロマーニャ所属と思われるウィッチ達だった

しかし彼女達はまだ、このネウロイの危険性に気がついていない

バルクホルン「待て、迂闊に近づくな! このネウロイは───」

人型ネウロイ《蚊蜻蛉共が……邪魔をするな》 ゴゴゴ・・・

ウィッチA「この物の怪がぁ!!」 ズドドドドドドドドドドドドドドド!

人型ネウロイ「―――――」


ズゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォーーッ!!!!!


ウィッチ達「!?」

人型の腹部から放たれたビームは放射状に幾重にも拡散して広がり、彼女達に襲い掛かる。
それぞれが回避・防御をしようとしたものの、強力な火線を凌ぎきれずに撃墜されてしまった


832 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/26(火) 23:26:16.03 ID:S1p/Gjg90
おおう

支援

833 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/26(火) 23:28:50.62 ID:y7Mjrulh0
この物の怪がぁ!!
どこかで聞いたことがあるな・・・

834 :試作な俺-20話-侵害:2011/04/26(火) 23:30:33.14 ID:VrlCKhFa0

バルクホルン「!」


ウィッチA(バカな、私達3人を一撃、で・・・・・?)

ウィッチB(拡散ビーム砲・・・)

ウィッチC(ば、化け物だ………)


致命傷は免れたもののストライカーを破壊され、彼女達は市街へ墜落する。
何とか全員不時着したが、戦闘続行は不可能だろう

ウィッチA「く、くそぉ・・・!」

人型ネウロイ《だから邪魔をするなと言ったんだ》


バルクホルン「うおおおおおおおおおおおおおおお!!」 ズドドドドドドドドドドドド!!


人型ネウロイ《!》 サッ


倒れていた筈のバルクホルンがストライカーを可動させて再び宙に飛び上がり、人型と対峙する

人型ネウロイ《キサマ・・・まだ動けたのか》

バルクホルン「私はまだ・・・戦える!!」

人型ネウロイ《諦めろ。キサマでは我々に勝てない。何も守れやしない》


バルクホルン(負けられない。みんなの為、クリスの為、アイツの為・・・!)



バルクホルン「絶対に・・・私が守ってみせる!!」


916 :試作な俺-20話-侵害[sage]:2011/04/27(水) 12:53:04.09 ID:bwuNo4zvO


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<ラオホウ・調整室>

薄暗い調整室内部。研究者AとCの2人がデータのチェックをしつつ、何かの装置を操作している。
ガラス窓で区切られた隣の部屋では、装置に繋がれた大きなカプセルの中で体中にコードや電極をつけられた俺が眠っていた

研究者A「どうだ?」

研究者C「駄目ですね。数値に変化は見られません」

研究者A「拒絶反応を起こしてからもう6日か……。いつになったら目を覚ますんだろうな、コイツ」

研究者C「わかりません。なにしろ処置を施せたのが、『ブラックアウト』の起きる一歩手前でしたから。生きているのが不思議なくらいですよ」

研究者A「”生きている”・・・ねぇ。こんな状態で生きているなんて言えるのか、コイツ?」

研究者C「さぁ、どうでしょうね」

研究者A「・・・さてっ、そろそろ休憩にでもすっかぁ。コーヒー飲むか?」

研究者C「結構です。私はダルシム大佐に途中経過を報告してきますので、休憩を取りたければどうぞご自由に」 シレッ

ガチャッ、キィッ…………ガチャン!

研究者A「・・・相も変わらずいけ好かない野郎だな」 ケッ

研究者A「・・・・・・・」 スタッ

Aは徐に立ち上がると、ガラス窓越しに隣の部屋のカプセル内で眠り続ける俺を見据える

俺(カプセル内)「・・・・・・・・」

917 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/04/27(水) 12:55:04.61 ID:TRl2uJj/0
くっそ!試作来たってのに昼休憩終わりとか…
支援は置いてく

918 :試作な俺-20話 支援ありがとう[sage]:2011/04/27(水) 12:59:14.98 ID:bwuNo4zvO

研究者A(『ブラックアウト』・・・。拒絶反応を起こした強化ウィッチが最終的に行き着く症状)

研究者A(拒絶反応を引き起こした強化ウィッチは、短時間以内に処置を施さない限り先ず助からない)

研究者A(そして万が一処置が間に合わなかった場合、その強化ウィッチは─────)



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<三年前>

どこかの空の下。14歳くらいだろうか? ストライカーを履いたウィッチと思しき栗色の髪の少女が、数機のネウロイと交戦していた

ネウロイ「―――――――!」 ビシュゥン!

栗色の髪の少女「そんなの効かないって!」 ギュイン!

ネウロイがビームを発射する。
しかし彼女に向けて放たれたビームは手前で大きく逸れ、他のネウロイに直撃。そのネウロイは撃墜された

ネウロイ「―――――――!?」

栗色の髪の少女「あははっ、同士討ちご苦労さまぁ~♪」

ネウロイ「――――――!」 ビシュゥン! ビシュゥン!

栗色の髪の少女「無駄だよー!」 ギュィン!

何発ものビームが彼女を襲うが、全て手前で軌道をねじ曲げられる。
そして彼女が攻勢に転じる。航空機には到底不可能な異様な軌道で飛び、銃撃で残りのネウロイをあっという間に叩き落とした

919 :試作な俺-20話 あ、今回回想ばかりです。ご注意を[sage]:2011/04/27(水) 13:06:52.77 ID:bwuNo4zvO

栗色の髪の少女「これでおしまいっと。それじゃあ・・・」


栗色の髪の少女「ゼロワーン! 生きてるーーー? ねぇゼロワァーーン!!」


?「い、生きてるよ!」


「01」と叫ぶ少女の呼び掛けに応じるように、金髪の少年が現れる。見た目はざっと13歳くらい。虫も殺せないような柔らかい目つきをした、大人しそうな男の子。
ストライカーを履いている所から、どうやら彼は男性でありながらウィッチのようだ

栗色の髪の少女「おー、生きてたんだね01。何機落とした?」

01(金髪の少年)「・・・4機」 ボソッ

栗色の髪の少女「おぉー! 凄いね01! この前までは逃げてばっかりだったのに、そんなに落とせるようになったんだ♪」

01「苦しいの、嫌だし・・・。04は何機?」

04(栗色の髪の少女)「あたし? あたしは16機。まぁまぁかなっ」

01「そうなんだ、凄いね・・・」 (俺の4倍でまぁまぁって……)

04「えへへー、もっと誉めなさい♪」

おさげの少女「ったく、呑気なもんね。あんたら」 ケホッ、ゴホッ……

04「あ、08も無事だったんだ」

2人の下に、08と呼ばれた15歳くらいのおさげの少女が合流する。
ただ2人に比べると、その表情には疲労の色が強く浮き出ていた。こうやって滞空しているのだけでも辛そうだ


01「08……大丈夫?」

08(おさげの少女)「おまえなんかに心配されたくない」

01「ご、ごめん・・・」 ビクッ

08「すぐにビクビクするな! まったく、こんなのが私達の上位個体だなんて……」

04「まぁまぁ、そんな怖い顔しちゃ駄目だって」

08「お気に入りの01を虐められたくないのか? 04」

04「べ、別にいーでしょ、あたしのことは! ・・・あ、そんな事よりもホラ! 02も戻って来たよ!」

04が指をさす方向から、02と呼ばれた16歳くらいの赤髪の少年がやってくる。彼も三人同様の装備を身につけている事から、この4人は全員ウィッチのようだ。
4人中2人が珍しい男のウィッチ。そして何故か全員、首にお揃いのチョーカーを装着けていた

08「あんたにしては遅かったじゃない。調子でも悪かったのか?」

02「雑魚も群れれば始末に困る、それだけの事だ」

04「50機以上のネウロイが雑魚呼ばわりって……」

01(相変わらず凄いよな、02は……)

02「それよりも08。おまえ能力の使用は極力控えろって言われている筈なのに、随分と使っちまってたみたいだな」

08「・・・仕方ないでしょ。奴らに囲まれて、固有魔法使わなかったら絶対に落とされてた。あんたみたいなエース様にはわからないでしょうけどね」

02「・・・ま、俺には関係ない話だ。好きにすればいい。
  あの野郎からの撤退命令だ。帰投するぞ」


――――――――――――――――――――


04「08……さっきからフラフラだよ、大丈夫?」

01「……やっぱり無理しない方がいいよ。ホラ、捕まってよ」 スッ

08「・・・おまえみたいな臆病者の助けなんて必要ない」 ペシッ

01「!」

02「本人がそう言ってんだ、ほっとけよ01」

01「で、でも本当に辛そうだし……。今回だけでも・・・」

08「うるさい! おまえの助けなんて必要ない! 私は1人でも帰れ───」


ドクン・・・ッ!!


08「る・・・が、ふ……アぁつ・・・・」 ガクッ

三人「!」

不意に08が苦しみだし、飛行が不可能になって落下しそうになるのを01と04が支える

04「ちょっ、どうしたの08!」

01「だ、大丈夫!?」

08「グっ・・・が、ぁアっ・・・・・」


ドクンッ!  ドクンッ!


08「い、いや! いや! いやああアアアアアアァ・・・がッ・ァぁァ…………」


  ド   ク   ン  ッ  !  !  !




08「ぅグっ、がぁ、ァッ、ァァぁァぁ・・・・・・」



08「ガっ! ぁア! ああああああ"あ"あ"あ"アアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァぁぁぁぁッ!!!!!?」




08が断末魔のような悲痛な叫びを上げる。苦悶の表情を浮かべて瞳を血走らせ、頭に両手を当てて身を捩らせながらもがき苦しむ


04「08! どうしちゃったの!? ねぇ! 08!」


08「ぁ・・・ぐ、が、あ、あァ………………ぁ…………」 ガクッ


十数秒間のたうち回った後、08は糸の切れた人形のように動かなくなった


01「ゼ、08・・・?」


02「・・・・・」 スッ


何も出来ずにオドオドしている01と04を無視して、02はグッタリした08の首に手を当てて確認する


02「・・・どういう事だオイ。コイツ死んでるじゃねぇかよ……!!」


01・04「!!!」

923 :試作な俺-20話[sage]:2011/04/27(水) 13:29:54.23 ID:bwuNo4zvO


01「そ、そんな・・・!」

02(何がどうなっていやがる……)


 パ キ ッ ・ ・ ・ !


04「え・・・?」


突如08から何かが割れたような音がして、彼女の体が赤い光を放ち始める


01「な、何? 何が起きているんだ?」

02「!  おまえらソイツから離れろ!!」

01「えっ、でも・・・」

04「01!」 グィッ

手を離すのを躊躇う01を04が引っ張り、三人は08から離れる。
01と04の支えを失ったにも関わらず彼女の亡骸は宙に浮いたままで、更に強く赤く輝き見る間に光に包まれた

01(眩しっ・・・!)

より強い閃光が瞬き、あまりの眩しさに三人は目を瞑る。
そして光が消えて再度目を開けた時、三人の前に居たのは─────


人型ネウロイ「・・・・・・・」


三人「!!?」

一体の人型ネウロイだけだった
最終更新:2013年01月29日 15:26