『侵害』 その2 


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924 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/04/27(水) 13:34:22.79 ID:KEmTCxFNO
俺は10年後からやって来たんだ
支援をするためにね!

925 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/04/27(水) 13:35:38.20 ID:LexMoGf60
なんと、試作が来てたか支援

926 :試作な俺-20話 未来から支援ありがとう[sage]:2011/04/27(水) 13:35:59.42 ID:bwuNo4zvO

人型ネウロイ「―――――」 ビシュゥン!

04「わっ!?」 ギュィン!

突如人型が04にビームを放つ。04はギリギリの所でビームの軌道をねじ曲げて防ぐ

04「ちょ、ちょっと! どうするの!?」

そう言いながら04は人型と交戦を開始する。しかし彼女は攻撃せず、固有魔法でビームをねじ曲げて防ぐだけだ

02「・・・・・・・」 コオオオォォォーー…………

02の体から幾つかの赤い光弾が出現し、彼の周囲で旋回を始める

01「ま、待って! どうする気なの!?」

02「どうするっておまえ・・・殺すしかねぇだろ」

01「そんな! だってアレは08なんだよ!? 何とかして助けないと……!」

02「はぁ? 何言ってんだお前。アイツはネウロイになっちまった。もうどうしようもねぇだろ」

01「で、でもアイツは08で……」

02「アイツはもう俺達の敵だ。割り切れよ」

01「な、何言ってんだよ仲間だろ! この世界にたった8人しか居ない、同じ境遇の───」


バキィッ!!


01「うぐっ・・・」

02が01の頬を殴り、襟元を掴んで捻り上げる

02「いい加減にしろよテメェ・・・」 ギリッ……

01「う・・・」


02「いいか、その小さい脳味噌によぉーーく叩き込んでおけ。俺達実験動物はなぁ・・・、『 殺 さ な き ゃ 殺 さ れ る ん だ よ ! 』」


01「そ、そんな事……」


02「いつまで一般人を気取ってんだ。ウダウダ甘ったれた事言ってんじゃねぇ。テメェから殺すぞ」

01「ひっ・・・」

02は手を離して01を押しのけると、04と交戦中の08───いや、人型ネウロイと成り果てた08を見据える

02「殺らなきゃ殺られる・・・そんだけだろうが」

02の周囲に浮かんでいた光弾が形を変え、それぞれが鋭利な刃へと変化した。大きさは10~30cm程で、どれもこれも血のように真っ赤だ


01「ま、待って!」


02「行けよファングゥ!!」


02の叫びと共に「ファング」と呼ばれた10機ほどの小型浮遊刃が、人型ネウロイ目掛けて様々な軌跡を描きつつ向かって行く

人型ネウロイ「――――――――――!」 ビシュゥン!!

人型が自分目掛けて飛来するファングをビームで迎撃しようとする。しかし当たらない。
それぞれのファングは滑らかな曲線、鋭利な角線を描いてビームを躱し、高速で人型に迫る。

そして───


ズガァッ!!
人型ネウロイ「――――! ─ ─  ─―――!!」

ズガァッ! ズガァッ!
人型ネウロイ「――――! ――――――!!」

ファングが勢いのまま人型に突っ込み、その鋭利な刃先で小さい体のあちこちを貫いて行く。
まるで群れをなした猛獣達が、その鋭い牙をもって獲物に襲いかかるように


ズガァッ! ズガズガァッ! ズガァッッ!!
人型ネウロイ「――――――――――!! ―――― ――― ―― ―・・・・・」


バキィンッ!パシュゥーーン……


体中に突き刺さったファングによってコアまで破壊され、08だった人型ネウロイは光と化して霧散した


01「あ、あああっ・・・・・」 ポロポロ

04「そんな・・・・・」

02(ちっ、胸糞悪い・・・!)


01は瞳に涙を浮かべ、04は半ば放心状態。02は目の前で同類が末路を辿り、そして自分がその状況にけりをつけざるえなかった事に嫌悪感を露わにしていた

01「08・・・・・、ゼロエイトぉ…………」 グスッ、グスッ


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



<再び現在・ラオホウ内部・調整室>


研究者A(強化ウィッチの末路の1つ……。こいつらがその身に背負う、2つ目・・・いや、ある意味3つ目の爆弾、か……)

研究者A「・・・・・・・・」

俺(カプセルの中)「・・・・・・・」


研究者A(あの時……)

研究者A(もしもあの時、俺がちゃんと「あの男」を止められていたのなら、きっとこんな事にはならなかったんだろうな……)

俺(カプセルの中)「・・・・・・・」

研究者A(・・・って、今更何考えてるんだよ俺は。俺なんかがこんな事考える資格無いだろ…………)

俺(カプセルの中)「・・・・・・・」

研究者A「さて、面倒な奴が戻って来る前に、俺も休憩行くとするか」 テクテク

ガチャ、キィッ…………ガチャン

研究者Aも部屋から居なくなり、室内に静寂が訪れる。
部屋に居るのは、カプセルの中で死んだように眠り続ける俺1人だけだ


俺(カプセルの中)「・・・・・・・」





声が聞こえる・・・




誰かが戦っている・・・




聞き覚えのある声・・・・。大好きな声・・・・・・・・・




この声は・・・・・・・・・





『絶対に・・・私が守ってみせる!!』





トゥルー、デ………………




トゥルーデ・・・・・!




「トゥルーデ!!」





46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/29(金) 20:24:00.33 ID:N8gJ1As00
試作か、なら支援だ

47 :試作な俺-20話-侵害 支援感謝です:2011/04/29(金) 20:30:02.29 ID:ISf6Yn4p0


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<ロマーニャ・近海>

坂本「烈ッ風ー斬!!」 ズバァッ!

ネウロイ「―――――――・・・」 パシュゥーン……

サーニャ「・・・ネウロイの増援を確認しました。4時方向、数6です」

シャーリー「また増援か!」

ペリーヌ「波状攻撃ですわね・・・トネール!!」 バリバリバリィッ!!

ネウロイ「――― ――――――・・・」 パシュゥーン……

リーネ「これじゃあ切りがないですよ・・・」 ハァ、ハァ

ミーナ「ここが正念場よ! 頑張って!」

坂本達は何度もバルクホルンに呼びかけたが、余程遠くに飛ばされたのか? それとも混戦の為か? 応答はない。
捜索しに行きたいが、ネウロイの波状攻撃が続いているこの状況ではそれも出来ない

エーリカ(トゥルーデ、無事で居て。すぐに助けに行くから・・・!) ギュッ

エーリカは戦友の無事を祈りつつ、その仲間分まで敵を撃墜していく

「黒い悪魔」は今、完全に覚醒状態にあった

――――――――――――――――――――

<ローマ>

ズドドドドドドドドドドドドドドド!

人型ネウロイ《どうした……? 世界最強候補の名が泣くぞ》

バルクホルン「黙れ!」 ズドドドドドドドドド!

人型ネウロイ《死に急ぐのはキサマの勝手だがな……》 ブンッ

バルクホルン「くっ・・・」 サッ

人型ネウロイ《罪な女だな。キサマがちゃんと事実と向き合っていれば、あの男だって死なずに済んだろうに》

バルクホルン「俺は死んでなんかいない!!」

人型ネウロイ《いいや死んだ。奴はもう目を覚まさずに間もなく死ぬ。キサマの弱さがあの男を殺したんだ》

バルクホルン「黙れ! 黙れっ! 何も喋るな!!」

人型ネウロイ《我々に嘘は吐けない。本当はキサマも薄々思っているのだろう? 自分の弱さがこの事態を招いたと。もう俺は目を覚ましてくれないと!》

バルクホルン「ふざけるなぁ! 貴様なんぞに……!!」 ズドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!

激昂しながら猛攻撃を仕掛けるバルクホルン。しかし当たらない


人型ネウロイ《攻撃が雑になっているぞ》 ブンッ!

ドガッ!

バルクホルン「ぐぅっ・・・」


先程から一方的な戦いが続いていた。
バルクホルンの攻撃は人型には当たらない。人型の攻撃はバルクホルンに当たり、シールド防御しても衝撃に襲われる

世界第二位と言われた彼女が一方的にやられている。普段の敵とは異なるとは言え、ちょっと接近戦が秀でただけの敵に

バルクホルン(くそぉ・・・!!) ズドドドドドドドドドドドドドドド!

人型ネウロイ「――――――」

本当の彼女の実力なら、圧勝こそ出来なくてもこの人型にここまで引けを取ったりはしないだろう。もっと善戦する筈だ


しかし連日連戦による肉体・精神的な疲労、直ぐ足元の市街地には逃げる人々が居るというこちらに不利な戦場、
頭に直接響く人型の言葉に心を揺さぶられ、精神を乱される等の様々なマイナス要因により、彼女は本来の力を発揮出来ないでいた


人型ネウロイ《そうだ。キサマを始末したら、我々自らの手で俺とやらにとどめを刺しに行くことにしよう》

バルクホルン「何だと・・・!?」

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/29(金) 20:43:42.77 ID:vclAQAKrP
ちょっと試作来てるなら教えてよマーマ

51 :試作な俺-20話:2011/04/29(金) 20:48:11.21 ID:ISf6Yn4p0

人型ネウロイ《安心しろ。直ぐに他の仲間も、大切なクリスとやらも送ってやる。あの世で仲良く暮らすといい》

バルクホルン「そんな事をさせはしない! 絶対にっ!!」

人型ネウロイ(フン、ノリやすい人間だな……)

人型ネウロイ《出来るのか? キサマに。我々一個体にすら勝てないキサマに。妹すら守れなかったキサマに!》

バルクホルン「黙れええええええええええええええええええぇぇぇっ!!!」 ズドドドドドドドドドドドド!!

逆上したような雄叫びをあげ、MG42を連射するバルクホルン。
しかし冷静さを失った彼女の攻撃は人型には届かない。

人型ネウロイ《そんな素人同然の攻撃が───》

易々と銃弾を回避しつつ、人型はバルクホルンに肉迫する

人型ネウロイ《当たるものか!》 ブンッ!

ズガァッ!

バルクホルン「くぅっ!」

右手の刀剣による凄まじい連撃。シールドで何とか受け止めるものの、体勢を大きく崩される。更に人型はそこへ追撃を叩き込む

人型ネウロイ《落ちろ!》 ブンッ!

ドギャァッッ!!

バルクホルン(し、しまった! ストライカーが!?)


ガシッ!

バルクホルン「!」

激しい連続功撃を捌き切れずに大型クローでストライカーを破壊され、バルクホルンは宙に投げ出される

人型はそれを確認すると、素早い動きで大型クローで彼女の胴を鷲掴みにして拘束する。
即座にバルクホルンは両手のMG42で反撃しようとしたが、それよりも速く人型は右手の刀剣を一閃。二丁のMG42はバラバラにされて落下していった。

バルクホルン(くっ、この程度の拘束・・・!) ググッ・・・

人型ネウロイ「――――――」 グググッ・・・!

バルクホルン「が! ああっ・・・!」 ミシミシ

拘束を振り解こうと力を入れるが、それを阻止するように人型は左手に力を入れる。
体が圧迫されて骨が軋み、バルクホルンは苦痛の声を漏らす

人型ネウロイ《これが現実だ》

バルクホルン「うっ、く、うぅ……」

人型ネウロイ《キサマは我々に勝つ事は叶わず、こうして拘束されている》 ググッ!

バルクホルン「ぐっ! あ! あああ!!」

人型ネウロイ《キサマでは勝てない。救えない。守れない。いい加減、絶望を認識しろ》

バルクホルン「・・・・・るんだ」

人型ネウロイ≪ん?≫


バルクホルン「わた、しが・・・守るんだ・・・!」


キツく拘束されて苦しい中、声を絞り出してバルクホルンは言う

人型ネウロイ「・・・・・・・」

バルクホルン「やらせない。クリスも、俺も、みんな・・・みんな・・・!」


バルクホルン「今度こそ私がっ・・・守るんだ・・・!!」


人型ネウロイ《・・・まだ、光が見えるのか。ならば…………》 ガシャン

スッ・・・

人型は右手の刀剣を腕内に格納し、自由になったその手を眼下の街に向けて翳す。

そして───


ビシュゥン!!

市民「ぎゃあ"あ"あ"あ"あ"!!」


バルクホルン「!?」


人型ネウロイ《目の前で守るべき物が壊されるってのは、どういう気分なんだ? 教えてくれよ、人間≫


54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/29(金) 21:00:20.83 ID:nLuTmmwa0
支援
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/29(金) 21:01:56.38 ID:fcPZfcAy0
支援

56 :試作な俺-20話 支援ありがとう:2011/04/29(金) 21:05:31.64 ID:ISf6Yn4p0

人型が空いてる右手からビームを放ち、すぐ下で逃げる市民たちを攻撃し始める

人型ネウロイ《ほら》 ビシュゥン!

市民「がああああああぁ!!」


人型ネウロイ《ほらぁ!》 ビシュゥン!

市民「あ"あ"あ"あ"あ"!!」


バルクホルン「や、やめろ・・・!」


人型ネウロイ《はは、ははははは!》 ビシュゥン! ビシュゥン! ビシュゥン!


市民「ぐああああああ!!」
市民「ぎゃがっ!?」
市民「ぐわああああああああああ!!」


バルクホルン「やめろ!! やめろぉっ!! やめろおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉっ!!!!」


市民「あなた! しっかりして!? あなたぁ!!」
子供「お母さん! お母さん!! お母さんんっ!!!」
市民「ああっ、俺の腕・・・俺の腕がぁ!!」


人型はわざとビームを市民に直撃させて即死させたりせずに、余波に巻き込む形で攻撃する。
決して殺さずにただただ痛めつけ、苦しむ様をバルクホルンに見せつける

58 :試作な俺-20話:2011/04/29(金) 21:10:57.06 ID:ISf6Yn4p0

ビシュゥン!
ビシュゥン!
ビシュゥン!

バルクホルン「やめろ・・・・・」

ビシュゥン!
ビシュゥン!
ビシュゥン!

バルクホルン「やめて、くれ・・・・・」

人型ネウロイ《ん?》


バルクホルン「これ以上は・・・やめてくれぇ・・・・・」 ポロポロ


双眸から涙が溢れ、彼女の頬を濡らす。

自らの無力を見せつけられる圧倒的な絶望を前に、ガラスで出来た決意の仮面を粉々に砕かれた彼女はもう、か弱い少女のように泣き叫ぶ事しか出来なかった


バルクホルン「やめて。もう…………」

人型ネウロイ《そうか……。なら、キサマを先に殺す事にしよう》 ブンッ

冷酷な声でそう言うと、人型はクローの拘束を解いてバルクホルンの体を下に放り出す。

バルクホルンの体は重力の井戸に引かれ、市街に落下した

ドサァッ!!

バルクホルン「う、ぐぅ・・・・・」

バルクホルンは地に落とされた。
かなり低い高度だったので死んだりはしなかったが、動く事は出来ない

そして何の因果か落ちたその場所は、初めて来た時は彼女が俺と心から向き合って話し、次に来た時は自分の想いを伝えた、2人には思い出深い公園だった(※6話、17話)

人型ネウロイ《ここまでやっても、やはり奴は現れないか……》


人型ネウロイ《残念だが、さよならだ》 ゴゴゴゴゴ・・・・・!

人型の腹部装甲が開き、赤い光が集まり始める。
当然狙いはバルクホルンだが、もはや動けない彼女に躱す術は無かった


バルクホルン(みんな……)


人型ネウロイ《死ね》


バルクホルン(クリス…………)


ズゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオォーーッ!!!!!


収束された破滅の光が、バルクホルンに向けて放たれた


バルクホルン「俺…………!」 ギュッ


60 :試作な俺-20話:2011/04/29(金) 21:21:31.58 ID:ISf6Yn4p0



               「はいよ」


その時、一つの影が駆けつけた。

影は人型とバルクホルンの間に素早く割り込み、シールドを張って火線を防ぐ。


人型ネウロイ《・・・!》


やがてビームが止まる

現れた影が高出力の火線を全て受け止めた為、バルクホルンは無事だった

そして彼女は仰ぎ見る。自分の窮地を救った1つの影を。その背中を


バルクホルン「あ、ああ………」


ストライカーを履き、両肩に2つのバーニアを背負い、腰後ろに大型ライフルを装着し、手に魔改造されたMG42を持ったフル装備のその姿。
何度も共に戦い、命を預けあったその姿


「何とかギリギリ間に合ったみたいだな……」


聞き慣れた声。聞くとどこか安心する、大好きな声。その声の持ち主は───


バルクホルン「俺・・・・・!」


カプセル内で眠っていた筈の俺だった


61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/29(金) 21:23:04.27 ID:Hupf+LQx0
ヒーローは遅れてやってくるもんだぜ・・・。
支援だ、受け取ってくれー!!

62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/29(金) 21:23:08.10 ID:N8gJ1As00
遅いぞ馬鹿野郎

63 :試作な俺-20話 支援感謝です:2011/04/29(金) 21:27:11.76 ID:ISf6Yn4p0

俺「生きてる?」 スタッ

俺はゆっくりと、彼女の隣に降下する

バルクホルン「何故、おまえが・・・・・」

俺「トゥルーデが呼んだ気がしたから。だから来たんだ」

バルクホルン「私が・・・」

俺「ありがとう。まだ、生きていてくれて……」 ニコッ

バルクホルン「あ・・・」

バルクホルン(俺の……笑顔…………)

ガクン

俺「!  トゥルーデ!」


気を失ったバルクホルンの体を俺が支える。俺の笑顔を見た事により安心し、意識を手放したのだ。それほどまでに彼女の肉体は限界だったのだろう

俺は彼女の口元に耳を近づけ、呼吸をしている事を確認する

俺(気を失っただけか……) ホッ

俺はバルクホルンの体をゆっくりと寝かせる。
彼女は体中が傷と埃だらけになり、腕の切り傷からは血が滲み、頬には涙の流れた痕があった


タッタッタッタッ……

ウィッチA(なっ・・・男性のウィッチ!?)


俺「可哀想にな。こんな・・・こんなに傷だらけになって……」 スッ

俺はそっと優しく、目元の涙の痕を拭う

俺「ごめん・・・、来るのが遅くなって。もっと早く来れれば、こんな事にはならなかったんだよな……」 スタッ

指を離して立ち上がり、上空で待ち構える人型を見据える

俺「ゆっくり休んでてくれ。後は全部……俺がやるから」

ウィッチA「ま、待て! 1人でやるつもりか?」

俺「あ? ……ああ。その通りだよ」

ウィッチA「無理だ! あのネウロイは・・・普通じゃないんだぞ!」

俺「・・・ははっ、大丈夫っスよ。普通じゃないのは俺も同じですから」

ウィッチA「え・・・?」

俺「それよりもあなた、ウィッチでしょ? 市民の避難と、彼女の事を頼みます」

俺「大切な……とても大切な、”家族”なんです」

65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/29(金) 21:34:26.51 ID:mAMjQxHF0
支援
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/29(金) 21:35:30.79 ID:67CYtdUi0
支援
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/29(金) 21:36:41.97 ID:KnQzFBaP0
支援
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/29(金) 21:38:00.53 ID:bRLYzlbk0
帰ってきたらいい所じゃないの!
支援

69 :試作な俺-20話 支援多謝:2011/04/29(金) 21:40:01.26 ID:ISf6Yn4p0

ウィッチA「あんた・・・・・」

俺「頼みますよ!」 ギュオッ!

テウルギストを作動させ、俺は飛び立っていった

公園にはウィッチAと、気を失ったバルクホルンが残される

ウィッチA(あの男の目……。覚悟を決めた者の目…………)

――――――――――――――――――――

<上空>

俺「・・・・・・・・」

高度を上げて待ち構えていた人型と、俺は対峙する

人型ネウロイ《待っていた・・・。キサマを待っていた》

俺「・・・へぇ、喋れんのか」

人型ネウロイ《ん? ああ。驚いたか?》

俺「・・・・・・・・」

俺は応えず、薄ら笑いをを浮かべたままジッと人型を凝視している。


人型ネウロイ≪驚くのも無理はない。キサマ達が戦ってきた中でも我々・・・つまり、この一個体のような相手は珍しいだろう≫


俺「・・・・・・・・」


人型ネウロイ≪キサマらの言葉で言えば、『特異体』と言った所だろうな≫


俺「・・・・・・・」 ギュイーン・・・・・


人型ネウロイ≪我々が何故こうして人間のように話せるかと言うと、我々は過去に幾人ものウィッチを殺め、その記憶から学習を―――(ギュオッッ!!!)≫



バ  キ  ィ  ッ  !  !  !  !




人型ネウロイ「―――――――!?」


テウルギストを噴射させ、超加速で人型に急接近。口上を遮るようにその顔面を殴り飛ばした


俺「・・・能書きを聞く気はねぇよ」


71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/29(金) 21:50:14.21 ID:fcPZfcAy0
支援

72 :-Prototype-試作品-20話-侵害:2011/04/29(金) 21:52:38.79 ID:ISf6Yn4p0

ウィッチA(あの男、素手でネウロイを・・・!?)


殴り飛ばされて回転しながらぶっ飛んだ人型は何とか体勢を立て直し、再びこちらを向く


人型ネウロイ≪キサマ・・・!≫



俺「テメェがどこのどいつだなんてのはどうでもいいんだよ」



俺「ただな、俺の大事なモンに手ェだしたからには・・・・・」



俺の顔から、笑みが消えた



俺「ぶち殺してやるよ……クッソ野郎があああああああああああああああああああぁぁぁぁぁっ!!!!!」
最終更新:2013年01月29日 15:27