『言葉と感情。虚構と現実』 その1
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549 :試作な俺-22話:2011/05/16(月) 23:15:03.11 ID:h1mBi1Iq0
<ロマーニャ基地・医務室>
アレッシア「・・・大丈夫ですよ。命に別状はありません」
シャーリー「ほ、本当か? 俺はもう大丈夫なのか?」
アレッシア「ええ。奇跡的にも鉄筋は重要な器官部から逸れていましたし、その傷は宮藤軍曹が治癒してくれました。輸血も間に合いましたので、もう大丈夫です」
バルクホルン「よかった、本当によかった・・・」
アレッシア「今回助かったのは、治癒魔法の使える宮藤軍曹がそばに居た……という事が大きかったと思います。
・・・ともあれ、今は魔法力の過剰消費により衰弱して眠っていますが、1日もすれば目を覚ます筈です」
坂本「そんなに早く目を覚ますのか?」
アレッシア「はい。彼の生命力なら、それくらい……もしくはもっと早く目覚めると思われます」
坂本(強化ウィッチとしての生命力……)
坂本(今までの戦いで俺が大怪我をしても、完全に復活してきたのはその強い生命力のおかげでもあったのか……)
アレッシア「・・・それと、先程言ったように内臓などのダメージは宮藤軍曹が魔法で治癒してくれましたが、右腕の損傷がとても激しいです」
シャーリー「右腕?」
アレッシア「拳を中心に、腕全体が大きいダメージを受けています。まるで鉄の壁でも殴り続けたように……」
アレッシア「だから意識が回復しても、右手は使わせたりしないで安静にさせて下さい。・・・でも、どちらにしろ痛みで動かせないと思いますが」
坂本「了解した。どうもありがとう」
ガチャッ、キィッ……ガチャン
アレッシア「・・・ふぅ、俺中尉も怪我が多くて大変ね……」
アレッシア(……それにしても戦闘直後の興奮状態だったからとは言え、飛行中背中に異物が突き刺さっている事に全く気が付かないだなんて・・・、
そんな事有り得るのかしら?)
――――――――――――――――――――
シャーリー「・・・ところで、大佐サマは今回の事についてなんか言ってたのか?」
坂本「・・・大佐は今回の件について、
『現時点で我々が直接手を下すべき事項は無い。調整・実験の為の処置が必要になった場合は、その都度こちらから処理する』・・・だそうだ」
シャーリー「何だよそれ・・・。実験に無関係な所で俺が怪我したって、自分たちには関係ありませんって事か・・・!?」 ギリッ……
拳を握り締め、怒りを露わにするシャーリー。ふとバルクホルンが、黙って場を立ち去り始めた
ミーナ「どこに行くのトゥルーデ?」
バルクホルン「俺の様子を見に行く」
ミーナ「待って。あなただって、怪我が治ったばかりだし、安静にしていた方が……」
バルクホルン「大丈夫だ。1日休めたし、私はもう問題ない」
シャーリー「それなら、あたしも付き合うよ。いいだろ中佐?」
ミーナ「・・・そうね、わかったわ」
バルクホルン「………………」
<病室>
ガチャッ
バルクホルン「あっ……」
俺「トゥルーデ・・・と、シャーリー」
シャーリー「も、もう起きたのか? 早くなるかもしれないって言ってたけど、ここまでだなんて……」
バルクホルン「俺、大丈夫か? 痛くないか?」
俺「あ、ああ。大丈夫だ。どこも痛くない」
バルクホルン「そうか……」
シャーリー「・・・よし! なんだかよく分かんないが、とにかく起きた事に変わりはないんだ。みんなを呼んでくるよ!」
バルクホルン「あっ、おい!」
ガチャッ、キィ……ガチャン!
タッタッタッタッ……
シャーリーが走り去り、部屋にはベッドの上で体を起こしている俺と、バルクホルンの2人だけが残された
俺「………………」
バルクホルン「………………」
俺「……あのさ」
バルクホルン「……何だ?」
俺「トゥルーデは……怪我、大丈夫なのか?」
バルクホルン「私の方はもう大丈夫だ。作戦に支障は無い」
俺「……そっか、よかった」
バルクホルン「あの時私は、おまえが来てすぐに気を失って、次に目が覚めたらこの基地に居た」
バルクホルン「あの人型ネウロイ……おまえが倒したらしいな」
俺「……ああ」 コクリ
バルクホルン「おかげでローマの被害はごく小さいもので済んだらしい。奇跡的にも死者は出てなかったそうだ」
俺「ははっ、奇跡……か」
バルクホルン「……俺?」
俺「……いや、何でもないよ」
553 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 23:31:30.12 ID:k/GOq+Mb0
支援だ
554 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 23:33:31.29 ID:xNaZdM2O0
ヒョウ!試作じゃねえか支援だ
555 :試作な俺-22話:2011/05/16(月) 23:37:30.19 ID:h1mBi1Iq0
バルクホルン「……だが、それはおまえが成し遂げた結果だろう。大勢の人を守れたんだ。もっと誇っていいんだぞ?」
俺「……うん」
バルクホルン「分かればよし。なら、安静にしてなるべく早く怪我を治せ。自己の管理も、軍人としての責務の1つ───」
俺「なぁ・・・!」
バルクホルンの言葉を遮るように、俺が声を出す。
居ても立ってもいられずと言った感じだ
バルクホルン「・・・どうした。急に大声出して」
俺「・・・何も聞かないのかよ」
バルクホルン「っ・・・・・」
俺「俺は強化ウィッチで、人間じゃないんだぞ? しかもそれをずっと隠して、みんなを騙し続けてたんだ。それなのに……」
バルクホルン「・・・大佐から話を聞いた時は、みんなとても驚いてた。勿論私もだ」
バルクホルン「だが、おまえは口止めされていたんだろう? なら、それは仕方のない事だ」
俺「・・・・・・・」
バルクホルン「それに俺。おまえは人間だよ」
俺「・・・人間じゃねぇよ。俺はもう、みんなとは違う」
バルクホルン「そんな事は無い。俺、私たちは───」
556 :試作な俺-22話 支援感謝です:2011/05/16(月) 23:43:30.64 ID:h1mBi1Iq0
タッタッタッタッ……ガチャ!!
ルッキーニ「お~~れ~~~~~~~!!!↑↑↑」 ピョンッ
俺「うおぁ!?」 ドサッ
突如ルッキーニがダッシュで部屋に突入し、そのままベッドで体を起こしている俺の下へジャンピングダイブする。
突然の事に少し驚いたが、俺はしっかり両手で彼女の小さい体をキャッチした
ルッキーニ「えへへ、俺ぇ~~♪」 スリスリ
彼女はそのまま俺の上に跨り、両手を首の後ろに回して抱きつく
バルクホルン「フランチェスカ・ルッキーニ少尉……!?」
俺「ル、ルッキーニ・・・?」
ルッキーニ「俺っ。またまたロマーニャを守ってくれたよね! ありがとうー!」 ニコニコ
俺「へ? あ、ああ……」
ルッキーニ「あのね、だからぁー……」 ジリッ……
俺「ちょっ……」
そう言ってルッキーニは、ゆっくりとその小さい顔を俺の顔に近づける。
その表情は、無邪気さ半分。艶めかしさ半分と言った所か
ルッキーニ「この前は頬っぺただったよね♪ じゃあ今回は・・・///」 ジリジリ
557 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 23:48:28.99 ID:IXTLA/UF0
マンション倒壊余裕でした
558 :試作な俺-22話:2011/05/16(月) 23:48:35.25 ID:h1mBi1Iq0
バルクホルン「な、何をしているんだ少尉ぃーーっ!!」 グイッ!
ルッキーニ「うじゅああっ!?」 ドサッ
唇が触れるギリギリの所で、バルクホルンがルッキーニを俺から引き剥がした
ルッキーニ「うじゅ~・・・痛いよバルクホルゥン……」
テクテクテクテク……
宮藤「ダメだよルッキーニちゃん。俺さんは怪我人なんだからぁ」 ニコニコ
リーネ(芳佳ちゃん、笑顔が逆に怖いよ……)
シャーリー「何だ堅物ぅ~。ひょっとしてルッキーニに俺がとられちゃうって思ったのかぁ?」 ニヤニヤ
エーリカ「もう~、トゥルーデったら見境無いんだからぁ~」 ニヤニヤ
バルクホルン「またおまえ達はそんな事を・・・」
ルッキーニに続いて、続々と仲間が集まり始めた
エイラ「お、本当に起きてるゾ」
サーニャ「よかった、無事で・・・」
ペリーヌ「まったく、生命力は本当に凄いですわね」
俺「みんな……」
エイラ「あんまりサーニャに心配させたりすんなヨ?」
サーニャ「エイラだって心配してたじゃない」
エイラ「い、一応ちょっとだけな。……とにかく、あんま無理をすんナ」
俺「・・・あのさ、みんな。俺は強化───」
エイラ「そうだ! 寝てるだけなんて暇だろ? チェスでもやるか、チェス」
俺「へ? チェス?」
エイラ「ああ。前やった時、結局おまえに一度も勝てなかったからナ。リベンジって奴ダ」
俺「いや、チェスじゃなくて……。俺は……」
ルッキーニ「じゃあじゃあ! あたしが本を読んであげるね♪ 『ワンパーク』と『ハンガー×ハンガー』、どっちがいい?」
俺「『ペスノート』で頼む。・・・って、そうじゃなくて俺は……」
シャーリー「ほら、リンゴが剥けたぞー」
エーリカ「わ~い♪」
ルッキーニ「あっ、あたしも食べる~♪」
ペリーヌ「みなさん、病室ではもっと静かになさらないと……」
リーネ「はい、ペリーヌさんもどうぞっ」 スッ
ペリーヌ「あ、いただきますわ」 シャリシャリ
< ワイワイガヤガヤワイワイ
俺「・・・ったく、騒がしい奴らだな……」
すっかり賑やかになった部屋を見て、俺は軽く溜め息を吐きながら静かに言う。
しかしその言葉とは裏腹に、声には嬉々とした感情が含まれていた
バルクホルン「ふふっ、そうだな」
俺「・・・優しいんだな」
バルクホルン「ん?」
俺「みんなの事。俺が強化ウィッチだっての、誰も何も言わないし」
バルクホルン「・・・俺。さっきおまえは、『自分はみんなとは違う』と言ったな」
俺「ああ」
バルクホルン「私達は同じだよ」
俺「……違うだろ」
バルクホルン「……例えおまえの言うように、強化ウィッチだからおまえが私達とは違うとしても、それでも同じものがある」
俺「同じもの……?」
バルクホルン「心は、志は同じだ」
俺「!」
バルクホルン「おまえはおまえなんだ。強化ウィッチだなんて関係ない。違う? 違わない。私達の大切な家族なんだ」
バルクホルン「みんなもそれを分かっている。だから何も言わないんだよ」
俺「・・・・・・・」
バルクホルン「おまえはおまえだよ、俺」
俺「・・・よもや、あんたの口からそんなクサい台詞が出るなんてな」
バルクホルン「そ、そんな言い方は無いだろう! 人が真剣に話しているのに……」
俺「いや、でも・・・」
バルクホルン「・・・でも?」
俺「凄い……凄い嬉しいよ。ありがとう……トゥルーデ」 ニコッ
バルクホルン「・・・ようやく笑ったな」
俺「え?」
俺(今俺……笑っていたのか・・・)
バルクホルン「そうやって笑っていてくれ。先程のように塞ぎ込んでいるのは、おまえらしくも無いからな」
俺「……なんか、立場が逆になっちゃったな」
バルクホルン「言っただろう? 私だって、おまえの笑顔が好きなんだってな」 ニコッ
562 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 00:08:44.96 ID:WCxs5Ify0
しえーん
563 :試作な俺-22話 支援ありがとう:2011/05/17(火) 00:10:40.18 ID:fBFb05Yd0
俺「あ、ありがとう……」
バルクホルン「ふふっ。 ……ん?」
宮藤「むぅー……」 ジィー~
バルクホルン「ど、どうしたんだ宮藤。そんなにこっちを見て」
宮藤「……バルクホルンさんばかりズルいです」
バルクホルン「へ? ズルい?」
宮藤「いつもいつも、俺さんのいい所ばっかり持って行って独り占めして……」
宮藤「私にも、少しは俺さん下さい! それがダメなら、せめておっぱい揉ませて下さい!」
バルクホルン「何故そうなる!??」
宮藤「選んで下さい! 俺さんか、おっぱいか!」
リーネ「よ、芳佳ちゃん。バルクホルンさん困ってるよ・・・」
宮藤「えぇい、乳か! この乳かぁ!」 モミモミモミモミ
リーネ「Σ ひゃうぅ! 何で私にぃっ!///」 ビクンビクン
<ワーワー! ギャギャー!
俺「あははははっ……」
俺は笑いながら、騒がしくなった病室を、そこに居る仲間達の笑顔を見守る
俺(心は同じ、か…………)
俺(十分だ……)
俺(その言葉だけで、十分過ぎるよ……)
564 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 00:12:42.72 ID:WCxs5Ify0
淫獣絶好調ダナ支援
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 21:06:28.68 ID:PhoIX1nW0
ヒャッハアアアアア!
全力支援だー!
17 :試作な俺-22話 支援感謝です:2011/05/18(水) 21:08:16.10 ID:ptoDgCbU0
<その日(1日目)の夜・基地内俺の部屋>
容態が安定したと言う事で、俺は自室に移動された。しかし、相変わらず安静にしてなきゃいけない事に変わりはない
ガチャッ
バルクホルン「俺。夕食を持ってきたぞ」
俺「あっ、ありがとう」
バルクホルン「昨日といい今日といい、ネウロイの襲撃がまるでない。ほんの数日前までの襲撃頻度と比べると嘘のようだ」
俺「そんなに酷かったのか?」
バルクホルン「ああ、6日間で4回も出たからな。異常と言える程だった。それと比べれば、この2日間は平和なものだ」
バルクホルン「やはり、あの人型ネウロイがこの異常な襲撃頻度に関係していたのだろうか・・・」
俺「あのお喋り糞野郎か……。確かに色々言ってたな」
バルクホルン「話したのか?」
俺「ああ」
バルクホルン「・・・何を話したんだ」
俺「・・・・・・・」
〔《我々の同志となれ、人間》〕
〔《仲間になれと言っているんだ。キサマにはそう言う資格がある》〕
〔《そんな感情を持っていながら、何故キサマは未だに人間と共に居る? 何故自分自身の事を誤魔化して、奴らと手を取り合って生きる?》〕
〔《そんな事をする必要はないだろう。我々と共に来て、その感情のままに全てを破壊し尽くしたいとは思わないのか》〕
〔《キサマは縛られた存在だ。自由を失った命など、何の意味も持たない》〕
〔《そうだ。自らの運命に抗いたいと言うのならば、我々と共に来い。繋がらない未来の為に戦う義理は無い筈だ》〕
〔《いや、匂いと言うよりかは気配……、親近感のようなものだ。キサマの中から、我々に近い何かを感じるんだよ》〕
俺「・・・いや、大した話はしてないよ。ドヤ顔で今までの種明かしをされただけだ」
バルクホルン「種明かし・・・?」
俺「ああ。どうやら今までの俺達の戦いの裏には、ちょくちょく奴の姿があったらしい」
俺「バスターライフルのビームを吸収した『パトゥーリア』や、『レグナ・・・ついこの前出てきた手強い分割ネウロイ』のような特殊なネウロイの襲撃。
そしてここ数日の異常な襲撃頻度は、全てあの人型が裏で糸を引いていたらしい。どれもあの野郎の仕業だったんだよ」
バルクホルン「そうだったのか……。でもそれなら、今までのような強力なネウロイの出現も減るんじゃないか?」
俺「さぁ、どうだろうな。……そういや野郎にとどめを差した時、なんか気になる事を言ってたな」
バルクホルン「・・・何て言っていたんだ?」
俺「ええっと確か……『どうせアイツが動けば、キサマら人間は終わりだコンチキショー。略して”終わコン”、ブハハハハ!』……みたいな事を言っていたような?」
バルクホルン「!」
俺「そん時は負け惜しみだと思ってたんだけど、もしもそうじゃないとしたら……」
バルクホルン「……もし本当だったのなら、まだ奴らにはとても強力な個体がいる……と言うことになる。野放しには出来んな」
俺「………………」
バルクホルン「私からミーナに、偵察部隊の派遣の申請を出すように言っておこう」
俺「ああ、俺もそれがいいと思う。頼む」
バルクホルン「任せておけ。……っと、すまない。夕食の事を忘れていた。少し冷えてしまったかもしれん」
俺「あ、いいよ別に。冷えてても平気だよ」
バルクホルン「そうか? 悪いな。……はいっ」
バルクホルン「あ、あーん……」 スッ
俺「……何でそうなるんだ?」
バルクホルン「だっておまえは、利き腕が使えないじゃないか。だから私が食べさせようと思ったんだが・・・」
俺「い、いいよ悪いし……。左手で食べるよ」
バルクホルン「駄目だ、それでは私の気が済まない。おまえは以前私が怪我した時、一週間も毎日看病してくれただろう?(※14話外伝)そのお返しだ」
俺「それを言うなら、トゥルーデだって前に俺が怪我した時に看病してくれたじゃないか(※8話)。これじゃあ2対1だろ」
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 21:22:39.13 ID:oJlb2Wrj0
しえん
21 :試作な俺-22話 支援ありがとう:2011/05/18(水) 21:24:32.52 ID:ptoDgCbU0
バルクホルン「なら、次に私が怪我をした時に、おまえが看病してくれればいい。これなら2対2───」
俺「・・・縁起でもねぇ事を言うなよ」
バルクホルン「! す、すまない。口が滑ってしまった……」
俺「……」
バルクホルン「……本当は、お返しとかどうでもいいんだ」
俺「……?」
バルクホルン「あの時の事は勿論感謝している。だが、そんな建て前を抜きにしても、私は・・・私がしてやりたいんだ・・・!」
俺「っ……」
バルクホルン「それとも、大きなお世話だったか……?」 シュン
俺「!」
俺「……いや、ちょっと遠慮してただけだよ。ありがとう、トゥルーデ」
バルクホルン「そうか! 良かった・・・」 パアァ
俺(あんな顔されたら、断れる奴なんて居るわけが無いな……)
俺「じゃあ、遠慮無しに頼らせてもらっちゃおうかな」
バルクホルン「それがいい。今更遠慮する程の仲でもないだろう」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 21:27:41.27 ID:oJlb2Wrj0
お姉ちゃんかわいいなチキショウ
支援
23 :試作な俺-22話 支援感謝です:2011/05/18(水) 21:30:25.68 ID:ptoDgCbU0
俺「ははっ、そうかもな……」
バルクホルン「ホラ、あ~ん///」 スッ
俺「んっ」 モグモグ
――――――――――――――――――――
バルクホルン「・・・っと、これで終わりだ」
俺「ごちそうさまでした。 ありがとうトゥルーデ。助かったよ」
バルクホルン「ふふっ、気にするな。……ところで俺」
俺「何?」
バルクホルン「おまえ、普通にキノコを食べられるようになったんだな」
俺「えっ・・・」
バルクホルン「確かキノコ嫌いだったよな? 沢山入ってたじゃないか」
俺「あ……ああ。そうだな。俺もいい年だし、好き嫌いくらい無くしとかないとなーって思ったんだよ」
バルクホルン「うむ。いい心掛けだぞ俺」
俺「ありがと。あははは…………」
俺「……………………」
<翌日(2日目)正午・俺の部屋>
俺「……どうだ?」
宮藤「うーん」 ニギニギ
宮藤「触ってみた感じ、特に異常は無いと思うけど……」 サワサワ
俺「本当か? 色が変だったり、変な臭いがしたりしないのか?」
宮藤「いや、変な臭いなんてしないって。色もどう見たって普通だよ?」 プニプニ
俺「それじゃあさ、妙にカタくなってたりしてない?」
宮藤「あ、そう言えば前に触った時よりもちょっとだけカタいかも」 ニギニギ
俺「マジでかっ!? 金属みたいにカッチカチとか!?」
宮藤「いや、普通に鍛えたから少し筋肉ついてるなーってくらいだよ。金属みたいになってたら、さすがに自分でわかるでしょ」 モミモミ
俺「そ、そうだよな。何言ってんだろ俺・・・」
宮藤「変な俺さんー」 サワサワ
シャーリー「……さっきから2人は何やってるんだ?」 ゴソゴソ
宮藤「触診ですよー。俺さんに頼まれて、左腕の」 プニプニ
シャーリー(なんか紛らわしい……)
宮藤「でも、どうして私に頼んだの? ちゃんとした検査が受けたいなら、私よりもアレッシア先生に頼んだ方が……」
俺「いや、いいんだ。あまり話を大きくしたくなかったからな」
俺「……それに、医者の卵である宮藤の検査なら、任せても大丈夫って思ったんだよ」
宮藤「あ、ありがとう/// そんな大したものじゃないけどね……」
宮藤「・・・はい、これでお終いっ! やっぱり異常は無いみたいだよ」
俺「そっか・・・。ありがとうな、宮藤」
宮藤「どういたしまして♪ 困った事があったら、また頼んでねっ」 ニコッ
俺(異常無し、か……)
エーリカ「それにしても、何で左腕なの? 怪我してるのは右腕で、左腕は全くの無傷じゃん」 ゴソゴソ
俺「ま、まぁそうだよな」 (腕が生え変わっただなんて言えるわけがねぇ……)
シャーリー「確かに、何で右腕はズダボロなのに、左腕は新品みたいに無傷なんだ? どんな戦い方したんだよ」 ゴソゴソ
俺「別に……ちょっと体に過負荷な魔法使って、それが右腕だっただけだ。何でもないよ」
エーリカ「本当に?」 ゴソゴソ
俺「ホントホント…………って、おまえらさっきから何やってんの?」
シャーリー「ん? 何ってそりゃあ……」 ニヤッ
エーリカ「家捜しに決まってるじゃないっ♪」 ニシシッ
俺「……友達の家に遊びに行ってテンション上がった中学生かよ、おまえら」
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 21:41:57.62 ID:6ZEswV++0
スレタイ三村かよ!?
支援だよ!
27 :試作な俺-22話 支援多謝:2011/05/18(水) 21:45:51.66 ID:ptoDgCbU0
シャーリー「まぁまぁ。こんなにジックリ俺の部屋に入ったの
初めてだからな」 ゴソゴソ
エーリカ「せっかくだし、色々見とかないと損だよね~」 ゴソゴソ
俺「ちょっ、やめろっておまえら! 家捜しってのは恐ろしい行為なんだぞ!?」
俺「笑って済むレベルならいいさ。だが本人だって見つけたく無かった物を見つけてしまった場合はどうする? リアクションに困るってレベルじゃない」
宮藤(俺さんの体験談……なのかな?)
俺「そしてその瞬間を部屋主に見られた時なんて……! その後一緒に遊ぶというのに場には気まずい空気が流れ、翌日学校で顔を合わせた時もなんか話しづらい!
そんな風になってしまうんだ! それだけ家捜しってのは恐ろしい行為───」
シャーリー(ん? 何でこの一冊だけブックカバーが……) スッ
俺「ちょっ、待てシャーリー!! それは───」
(あれは整備のおっさん達がプレゼントしてくれた秘蔵本……!)
パラッ……
シャーリー「ほほぅ……」 パラパラ
エーリカ「わぁ……///」 パラパラ
俺(oh…………オワタ)
宮藤(ここからじゃ見えないけど、何の本なのかなぁ?)
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 21:48:35.74 ID:oJlb2Wrj0
jpg保存マジオヌヌメ
支援
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 21:50:42.66 ID:6ZEswV++0
jpgの方が嫌だろ…
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 21:51:12.67 ID:V1TQFPxU0
ダルシム×試作の薄い本と聞いて
31 :試作な俺-22話 支援ありがとう:2011/05/18(水) 21:51:25.51 ID:ptoDgCbU0
シャーリー「(パタン)・・・なるほど、俺」
俺「……なんdeathか?」
シャーリー「とりあえず俺、破亜限堕津1週間分な。ルッキーニの分もよろしくっ」
エーリカ「あ、私もお願いね~」
俺「年下にタカるの!?」
エーリカ「あ~、そんな事言っちゃっていいのかなぁ~?」
俺「うっ……」
シャーリー「言っちゃおうかな~。俺は巨乳派の───「だぁーっ!! わかったわかった!」
俺「奢る! 奢るよ奢らせて下さいシャーリー様ハルトマン様!」
エーリカ「やった! ありがとー俺♪」
シャーリー「サンキュー♪ かっこいいぞー俺。よっ、太っ腹っ!」
俺「くそっ・・・、俺とした事が何というミスを……」 グヌヌ
シャーリー「あはは悪いなー俺。せめてものお返しにあたしの胸触ってみるか? 巨乳派だし」 ポヨン
俺「んで、触ったら触ったで奢り分が倍になるんだろ?」
シャーリー「あ、バレたか」
俺「当たりかよ!」
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 21:54:13.68 ID:aT5EssOC0
倍で済むなら触るだろjk
猿よけ支援
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 21:55:27.01 ID:6ZEswV++0
例のシャーリーたん京極絵
↓
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 21:57:50.79 ID:oJlb2Wrj0
支援
まじで引かれるレベルのは発見されずにすんだけどなぁ
フラッシュメモリーに入れて隠してたんだけども
35 :試作な俺-22話 支援感謝 >>30じゅんじゅんパネェっす:2011/05/18(水) 21:58:19.95 ID:ptoDgCbU0
宮藤(今ちょっとだけ聞こえてたんだけど、俺さん巨乳派なんだ…………)
宮藤(………………) スッ←胸に手をあてる
ペッタンコ
宮藤(…………)
宮藤(だ、大丈夫だよ私! だってまだ成長期の途中だもん! むしろ私ぐらいが平均的な胸───)
リーネ「芳佳ちゃん、どうしたの?」 プルンッ、ユッサユッサ
宮藤「」
宮藤「えぇーい、乳か! この乳が悪いのかぁ!!」 モミモミモミモミモミモミ
リーネ「Σ ひうぅっ! 何でまた私があぁっ!!///」 ビクンビクビクン
ペリーヌ「コラあなた達! 怪我人の居る所で騒ぐのはおよしなさ───」
ルッキーニ「いっただき~♪」 パッ
ペリーヌ「あっ!」
. ´ ̄ ̄ ` 、
/ ヽ
/ l i ハ
i l. | | | l/ | l |
| | | |,,,|,,l,, |/ ,|,,,,,| |
| | |/┴ ┴‐┴‐‐リノ
| | l ト 3 3 ハ| とられてしまいましたわ・・・
i .| | | xx ' xxiノ|
| .| | ト △ _ノ| |
.|/| |ー`ヽハヘl |
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 22:00:28.38 ID:g3FTZm3X0
あれ?ペリーヌがいなくなった
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 22:01:00.21 ID:S/sTbL+d0
あ、ルッキーニ、ペリーヌもっていっちゃだめだろ
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 22:03:32.78 ID:6ZEswV++0
眼鏡ぺろぺろ
39 :試作な俺-22話:2011/05/18(水) 22:03:35.67 ID:ptoDgCbU0
ペリーヌ「こ、コラ! 返しなさい! 私のメギネさん……じゃなくて
メガネ!」 フラフラ
ルッキーニ「にひひー、こっちだよぉ~っだ」 タッタッタッ
ペリーヌ(うぅー、前がよく見えませんわ) フラフラ
俺「お、おい。部屋ん中でそんなに走り回ると危ないぞ」
リーネ「あ! ペリーヌさんそっちは───」
ドンガラガッシャン!!!
ペリーヌ「Σ ひゃぅっ!?」 ビタン!
リーネ「棚があるから気をつけて……って言おうとしたんですけど……」
俺「おいおい大丈夫か……?」
ルッキーニ「えぇっと・・・ペリーヌ、大丈夫ぅー……?」
ペリーヌ「」 キラーン
ペリーヌ「今ですわー!!」 ガバッ
ルッキーニ「わっ」 サッ
ドンガラガッシャァーンッ!! ドスン、ドスン! パリン! パリィン!!
俺(俺の部屋が……)
シャーリー「オイオイちょっとハシャぎ過ぎだぞ2人共。部屋の中グチャグチャじゃないか。こんな所をあの堅物に見られたら……………………あっ」
バルクホルン「おまえ達は・・・」 プルプル
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 22:08:46.76 ID:6ZEswV++0
ちなみに人の眼鏡盗る=殺されても文句言えないだからな!
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 22:09:36.78 ID:L/J88+bV0
40
えっ、マジで?俺も気をつけよう・・・。
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 22:11:07.08 ID:V1TQFPxU0
世界中の眼鏡かけてる人の眼鏡は叩くなって将棋の強い漫画家先生が言ってた
43 :試作な俺-22話:2011/05/18(水) 22:13:21.37 ID:ptoDgCbU0
バルクホルン「何をやっとるかあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」 ドッカーン!!
< ワー! カタブツガオコッター!
< ニッゲロー!
< シンゴー!シンゴー!
<チョット! メガネカエシナサイ!
タッタッタッタッ……
バルクホルンの喝により、俺以外の全員が部屋から去って行った。そこらには彼女たちが過ごしていた形跡が散乱している。つまりは散らかっていた
バルクホルン「まったく、小学校の教室かここは……」
俺「・・・ぷっ、あはははははははは……」
バルクホルン「…どうした?」
俺「いや、やっぱりみんなと一緒に居るとさ、楽しいなぁ・・・って思ってさ」
バルクホルン「そうか。・・・良かったな」
声を出して感情を露わにして笑う俺を、バルクホルンは暖かさに満ちた目で見守る
バルクホルン「・・・さてっ、怪我人はもう寝ろ。あとの片付けは私がやっておく」
俺「・・・ありがとう、トゥルーデ。じゃあ、オヤスミ……」
そう言って俺は目を瞑った。程無くして彼が安らかな寝息をたてるのを見送ると、バルクホルンは部屋の片付けを始める
バルクホルン(普段はしっかり整理整頓されていると言うのに……。皆もっと規律ある行動をするべきだろう。……ハシャぎたくなる気持ちはよくわかるけどな)
バルクホルン(…む、この時計止まってしまっているな。先ほど落ちた時に壊れたのか? しかし予備のも無いし……。取り敢えず元の場所に戻しておくか) コトッ
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 22:16:34.31 ID:6ZEswV++0
草薙混じってんぞwww
眼鏡は取り外し可能な眼みたいなもんだからな
ペリーヌは優し杉
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 22:17:18.63 ID:oJlb2Wrj0
フラグがたったよ
やったねたえちゃんっ
46 :試作な俺-22話 >>44いい子ですから:2011/05/18(水) 22:19:16.73 ID:ptoDgCbU0
<数時間後>
ガチャッ
バルクホルン「俺、夕食を持って来たぞ」
夕方。空がオレンジ色に染まり、その光が窓から部屋に差し込んで室内をオレンジ色に照らしていた。部屋はすっかり元通りに片付けられている。
バルクホルンが少し早めの夕食を持ってきたのだが、俺はまだベッドの中で眠っていた
バルクホルン「まだ眠っていたか……」
俺「んっ……」
その時、彼女の声に反応して、ゆっくりと俺が目を覚ます
俺「あれ、トゥルーデ……?」 ポー……
バルクホルン「おっとすまない、起こしてしまったな」
俺「……どうしたんだ?」 ポー…
バルクホルン「少し早いが、夕食を持ってきたぞ」 コトッ
俺「早いって……いくらなんでも早過ぎるだろ。まだ昼の1時じゃん。全然寝てないんだな俺」
バルクホルン「……何を言っているんだ? もう夕方じゃないか」
俺「えっ・・・。だって時計が……」
バルクホルン「ああ。あの時計は先程壊れてしまってな、止まっているんだ。……しかし今はどう見たって夕方だろう」 チラッ
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 22:21:03.35 ID:cPEUVXLy0
チラッ
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 22:24:18.52 ID:6ZEswV++0
胸をチラッ
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 22:24:22.78 ID:w71j86RbO
ムラッ
50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 22:24:58.27 ID:p6VPIGOF0
ドヤッ
51 :試作な俺-22話:2011/05/18(水) 22:25:33.78 ID:ptoDgCbU0
そう言って彼女は窓から差し込むオレンジ色の光と、その向こうに広がる夕焼け空を見る。
それにつられて俺も窓の外に視線を向ける
俺「あ、ああ。確かに夕方……だな」
バルクホルン「・・・?」
俺の不審な言動に若干疑問を抱きつつも、バルクホルンは食事を用意する
バルクホルン「取り敢えず俺、夕食だ。スープだぞ」
スープ「」 グツグツグツグツ
俺「……やけに熱そうだな」
バルクホルン「最近冷えるからな。体が温まるようにって熱くしてもらったんだが……やり過ぎだな、これは」
俺(リアクション芸人もビックリなレベルだぞこれ……)
バルクホルン「……よし。ここはまた私が食べさせる事にしよう。任せておけ」
俺「……いや、いいよ。流石に悪いし。スプーンなら左でも使えるからな」 ヒョイ
そう言って俺はトレイに乗っている、なみなみとスープの入った器を取る
バルクホルン「お、おい無理をするな───」
ツルッ、バシャァ~
俺・バルクホルン「「あっ」」
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 22:29:03.38 ID:oJlb2Wrj0
oh...
53 :試作な俺-22話:2011/05/18(水) 22:30:40.29 ID:ptoDgCbU0
両手で掴んでいたのだが、手を滑らせて器がひっくり返ってしまった。中に入っていた熱々のスープが、ベッドの縁に腰掛けていた俺の両脚にモロにかかる
俺(うぉあぁー! やっちまった!)
俺「ご、ごめんトゥルーデ。せっかく夕食用意してくれたのに───」
バルクホルン「そんな事はいい! 早く服を脱げ!」
俺「はっ? 脱・・・?」
バルクホルン「火傷が悪化してしまうだろ早く! ……そうか、腕を怪我しているから片手じゃ脱げないか。なら私が・・・!」 ガシッ
俺「まっ、待て待て待て!」 ガシッ
バルクホルンは俺のズボンを両手で掴んで引きずり下ろそうとする。俺は彼女の両手を掴んで必死に抵抗する
バルクホルン「何故抵抗する!」 グッ・・・
俺「そりゃあするだろ!」 グッ・・・
バルクホルン「抵抗するんじゃない、いっちゃえよ!」 グググ……ッ!
俺「どこに!?」 ググ……ッ!
バルクホルン「いいから脱げぇー!」 グググ……ッ!
俺「勘弁してくれぇー!」 グググ……ッ!
バルクホルン「・・・!? そう言えばおまえ、何故両手を動かせ───」
コンコン、ガチャッ
ミーナ「トゥルーデ居る? 話しておきたい事が───」
俺・バルクホルン・ミーナ「「「あっ」」」
54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 22:35:02.40 ID:Vbr7bm9/O
支援
55 :試作な俺-22話 支援感謝です:2011/05/18(水) 22:35:51.06 ID:ptoDgCbU0
ミーナ「…………」
バルクホルン「…………」 ←俺のズボンを脱がせようとしている
俺「…………」 ←バルクホルンにズボン半分くらい脱がされている
ミーナ「トゥルーデ。ほどほどにね……」 ガチャン、タッタッタッ……
バルクホルン「ちょっ、待て! 何を勘違いしているんだミーナぁぁぁぁぁぁっ!!」 タッタッタッ……
俺(またこのパターンか……)
<数分後>
ヌギヌギ
俺「……これでいい?」
俺が上ズボンを脱いで下着姿になり、色白の肌が晒される。
しかし入隊した頃と比べれば大分筋肉がついたようで、もう「もやし」と呼ばれるにはそぐわなくなっていた
バルクホルン「やっぱり火傷してるじゃないか……!」
俺「そうなのか……?」
バルクホルン「ほら見ろここ! こんなに赤くなってしまっている……!」
スープをモロに被った事により、俺の両腿の一部は火傷で真っ赤になっていた
俺「火傷・・・。ああ、確かに火傷してるな」
バルクホルン(俺……?)
バルクホルン「待っていろ。いま宮藤を呼んでくるからな」
俺「いいよ別に・・・。…くも………ねぇし」 ボソッ
バルクホルン「えっ・・・?」 (今……、なんて言った?)
俺「あ、いや……何でもない。頼むよ」
バルクホルン「………………」
火傷で皮膚が真っ赤になっているのにも関わらずまるで意に介した様子の無い俺を見て、
バルクホルンの中で複数の疑問点を重ね合わせた、ある「疑い」が膨らみつつあった
バルクホルン(俺、おまえは・・・)
――――――――――――――――――――
<その日の夜遅く・ヴェネツィア近郊・ネウロイの勢力圏間際>
偵察ウィッチa「……はい、異常ありません。……はい」
偵察ウィッチa「……了解。帰投します」 ザザッ
偵察ウィッチb「隊長は何て言ってました?」
偵察ウィッチa「帰投命令が出たわ。これより帰還します」
偵察ウィッチb「りょーかーい。結局無駄足ですかぁ」
偵察ウィッチa「そんな事言わないの。何も起きない事に越した事は無いんだから」
偵察ウィッチb「でも、この3日間はネウロイも大人しいものですよね。ちょっと前までの連続出現が嘘みたいです」
偵察ウィッチa「だからこそ、こうやって私たちが警戒しているのよ。怠ってはいけないわ。
いつネウロイが侵攻を再開するかなんてわからないんだし、それに501統合戦闘航空団からも要請があったじゃない
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 22:47:03.03 ID:cPEUVXLy0
はい。
しえん。
59 :試作な俺-22話:2011/05/18(水) 22:47:03.63 ID:ptoDgCbU0
偵察ウィッチb「確かにその通りですよね。・・・さてっ、そろそろ戻りましょうよ。隊長にドヤされちゃいますよ」
偵察ウィッチa「ふふっ、そうね。 ・・・・・・・あれ?」 チラッ
偵察ウィッチb「? どうしたんですかー?」
偵察ウィッチa「今、向こうで何か動い─────っ!!??」
ふと、戻り際にもう一度ネウロイの巣を見たaの動きが止まる。何かを見つけた事により酷く驚いてしまい、声も出ないようだ
偵察ウィッチb「どうしたんですか、センパイ?」
偵察ウィッチa「あ、あ、あれ・・・!」 スッ
偵察ウィッチb(あれ?) チラッ
bはaが指し示す方向、遠くに見えるネウロイの巣を見つめる
偵察ウィッチb「・・・・・っ!!!!」
偵察ウィッチb(空が・・・動いている・・・・・!?)
遥か遠くに見える、ヴェネツィア上空のネウロイの巣。大地を蝕み、空気を腐らせ、数多の涙と悲しみを生んだ、異形の敵達が犇めく魔窟
そこで、「何か」が動き始めていた
偵察ウィッチb「……こちら、ロマーニャ○○特務飛行分隊所属、b曹長。緊急事態発生、至急応答されたし」
偵察ウィッチb「繰り返す、緊急事態発生。繰り返す、緊急事態発生・・・! 緊急事態発生!!」
偵察ウィッチb「緊急事態発生!!!」
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 22:50:13.76 ID:L/J88+bV0
いよいよ、最後の戦いも近いのか・・・?
支援だZE!!
最終更新:2013年01月29日 15:29