魔人と呼ばれる俺 第一話「魔人と呼ばれる男」

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――――――――

朝…格納庫

俺「ん・・朝か・・・おはよう、リーゼ、ロッテ」

((おはようございます、マスター))

俺「しかし助けられた俺がマスター呼ばわりはいつまで経っても慣れないな・・・」

(私たちをつかうのは貴方ですのよ?ならマスターであってますのよ。)

俺「変な喋り方するな
  まあ、ありがとう・・おまえ達のお陰でここまでこれたんだ
  後はここを上手くやれば・・ゴールだ
  もしかしたら怨まれるかもな」

((辛いですがちゃんと私達をつかうんですよ?マスター
  私達はマスターの味方です))

俺「ああ、頼んだぞ。
  ・・なんの用だクロステルマン、宮藤、ビショップ
  盗み聞きは良くないとは思わんか?」

宮・ビ・ク「「「・・ごめんなさい」」ですわ」

宮藤「坂本さんとミーナ中佐が呼んできて下さいって行ってました!」

ペリーヌ「・・・」ギリギリ

リーネ「ペ、ペリーヌさん・・・」

宮・ビ・ク「「「では、失礼します!」」わ!」

((元気の良い娘達ね))クスクス

俺「俺は気が重いというより苦労しそうだ・・・

  ――行くか」

((場所わかるんですか?))

俺「・・・言うな
  ちょうどあそこにいるルッキーニに聞こう・・・」

(マスター小さいの好きですしね)

俺「何がとか言わんぞ」

――――――――

執務室前

俺「ここか・・ルッキーニが居なかったら着かなかったぞ・・・」

ルッキーニ「約束通りお菓子ちょうだい!」

俺「後でなんかあげるから帰りなさい」

ルッキーニ「はーい!約束だかんね!」

俺「俺特務大佐、失礼する」ガンガン

ミーナ「遅かったわね、俺さん」

坂本「まあ、入れ」

俺「場所も知らされて無いのにすぐ来れる訳無いだろ
  まあ良い、何用だ?」

ミーナ「え?
    ・・あの三人は何しに行ったのかしら、ごめんなさいね
    先程荷物やストライカーが届きましたので確認しておいてください」

もっさん「ここからが本題なんだが・・・これはどういうことなんだ?」

坂本少佐が一枚の書類を見せる
…本当に上は俺を処分したいらしいな

俺「“501st以下11人、訓練を除く出撃を禁じる”か
  ・・さぁ?俺の実力をはかりたいとかでは?
  明日には出撃出来るよう上に(脅して)言っときますよ」

坂本「お前が出すように頼んだわけでは無いんだな?
   しかしそこまで自分の力に自信があるなら一度手合わせ願おうじゃないか」

俺(凄く面倒臭いことになった・・・卑怯だけどあれを使おう・・)

――――――――

格納庫前

俺「先に一撃与えれば勝ち・・それは良いんだが見世物状態がなんとも・・」

ペリーヌ「俺さん逝ってしまえですわ!」

整備班「ぶっ刺せー!」

俺「応援されてる気がしないぞ」

もっさん「さぁ、構えろ俺!」

((ふふっ、力を見せ付けてあげなさい俺!))

俺「おまえら・・落ち着けよ・・
  ふー・・行くぞ!“エンゲージ”!」

宮藤「俺さんの左目の色が・・反転した・・?」

一種の肉体強化みたいなもんだ…レベルが桁違いだが
腰に据えた木刀の柄を握る
刀では抜刀術が主体だ

俺「抜刀術其ノ壱…空爪!」

二つの真空波を少佐に飛ばす…が容易く避けられる

俺「抜刀術其ノ弍…襲刃!」

相手の回避先に素早く木刀を叩き込むが相手の木刀に阻止される

もっさん「中々やるじゃないか、俺!」

返事はしない、相手に刃を叩き込む事だけを考えれば良い
宮藤がいるなら即死では無い限りほぼ大丈夫だろう

俺「抜刀術其ノ参…虚裏!」

相手の前に残像、後ろに残像、実体は何処か
残像に身を重ねて木刀を振るう…がまた防がれる

もっさん「くっ・・今のは危なかった・・魔眼がなければ負けていたな。
     だがまだだ!この程度か!」

俺「この程度って・・すげぇなアンタ・・
  でもまあ三閃を超えた先の回避不能の一閃、終わりです!」

もっさん「なに?・・ぐっ!下からだと!
     ・・私の負けだな・・・まさかここまでとは」

俺「いや、正直あれについて行けるだけ凄いぞ・・・本当化物だな・・
  うん、良い試合だった
  ?・・これは・・リーゼ、ロッテ詳細を」

(ネウロイですね)

(まだレーダーに反応するほど近くは無いですが
 数が少しだけ多いので行った方がいいですよ、マスター)

もっさん「どうした?俺?」

俺「いや、なんでもない
  少しストライカーの試運転に行ってくる」

もっさん「ふむ・・シャーリー!ルッキーニ!俺について行け!」

シャ・ルッ「「りょーかい」うじゅー」

((ぼかさず説明しないからこういうことに…))

俺「煩い・・邪魔されなきゃ良いんだよ!邪魔されなきゃ!」

シャーリー「はたから見ると変質者に見えるなー俺ー」

ルッキーニ「( ゚Д゜)うじゅー」

俺「うるせーよ!ほっとけ!」

(口では邪険に扱ってもマスター年下にはデレデレしちゃう性格ですし)

(つまり小さいあの子も攻略対象)

((ごくり))

俺「もうお前ら何を言いたいのかわからんぞ・・さて、出撃だ」

シャルッ俺「「「発進!」!」・・」

エイラ「ん?俺の奴何か落としたゾ?手紙?」

――――――――
戦闘空域手前…上空

俺「・・取り敢えず二人に言っておかないといけないことがある
  501st所属ウィッチは訓練以外の出撃を禁じられてる
  俺は良いんだけどな
  それで今ネウロイの反応があったから向かってるわけだが手は出さないように」

ミーナ《ネウロイの反応ですって?まだレーダーには何も・・・》

俺「・・聞いてたのかよ
  まだ範囲内に入ってないんだ、入る前に片付けるのも守護の勤めさ
  シャーリーもわかったな?」

シャーリー「りょーかい
      でも俺一人で大丈夫か?」

俺「大丈夫だ、問題無い
  しかしシャーリーは速いから俺もスピード出せて早く着けそうだ」

シャーリー「スピードにはこだわってるからね!
      正直それで抑えて飛んでる俺は異常だよ
      あれ?ルッキーニは・・寝てるのか?」

俺「ああ・・俺の背中にしがみついて寝やがったからベルトで固定してある
  パートナーならシャーリーが運んでやれば良いのに・・
  つか戦闘空域に入るから変われ」

シャーリー「俺の方が速いんだから運んでもらってんだよ
      まぁ、俺ってお父さんかお兄さんみたいだし安心してるのさ
      よし、代わってあげよう
      一旦減速して渡してくれ」

((私達からすれば出来の良い弟ですね))

やかましい
スピードを落としシャーリーにルッキーニを渡す

俺「せめてお兄さんにしてくれ・・・
  よし、任せたぞ」

シャーリー「行ってらっしゃい501stのお兄さん?」

俺「・・・行ってくる」バッ

シャーリー(あれ?あいつ武器持ってないような・・・)

――――――――

俺「さて・・・部隊のお兄さんは少し良いとこ見せないとね」

(そこまで愛情注いでるんならもっと仲良くすれば良いのに・・・)

(今までマスターの正体を知ったらみんな恐怖で離れるんですから仕方ないでしょう?)

俺「勝手に居着いてるしね、俺
  あっちも信用してないだろうし過去的に引かれそうだしな
  無駄話終了、大型3に中型15小型は無し
  ウォーミングアップに調度良し
  武装は大剣二本で十二分!」

(ケーニッヒ・ツヴァイ…スタンバイ!)

(来たれ二本の大剣よ!)

俺「どこで覚えたそんな決め台詞!シャルロッテか!あの女・・
  ・・憤っても仕方ない、はやく出せ・・・っと」

  • ―突如周りが光出し、光が収まった時には彼の手に刃渡り2mはある大剣が両手に一本ずつ握られていた

俺「ルッキーニが起きる前に終わらせようか?
  子供に良くない醜態を晒すかもだし」

((まあそうですね!))

俺「?じゃあいくぞ!」

  • ―彼は加速し大剣を軽々と振るう、中型や大型のネウロイのコアを3度正確に外し4度目に正確に砕き…断つ
彼女(シャーリー)から見てこの彼の武力は幾ら相手が強くないからとはいえ異常だろう
だがそれだけでなく彼の表情もまた…異常だった
彼は笑っているのだ…

俺「弱い弱イヨワイ4Y!!
  あァ、脆いなァ・・やっぱこんなもんだよなァ
  大型も残り一体だしコアに当てないで楽しむかないよねェ」

ネウロイにも恐怖心はあるのだろう、大型のネウロイは必死にあがき、叫びながらレーザーを放っている

しかし彼はシールドを張らず皮膚に掠らせ楽しんでいた…

俺「ひはッ!なんだよおまエ!その程度かよォ!お前はそれしかねェのかよォ!
せめて大型なんだから子機くらい出せってよォ!」

(マスター、暴走し過ぎです…ロッテ!止めてください!)

(正気を保つんです!力に呑まれないでください!)バシュッ

ロッテが大剣をしまい彼の腰のポーチから針の無い注射機を取り出し…打ち込む

俺「ガアッ!・・はぁ・・無意識に力を出し過ぎたみたいだな・・」

溜め息をつきながら最後のコアを壊す…
正直シャーリーの…部隊のみんなを見るのが怖いなー…
なんてな、そんなのどうでもいい

やはり表面上引き攣った笑顔で彼に感謝を述べ彼を避けるだろうか
それはそれで慣れてるから構わないがな

俺「・・帰還します」

ロケットの中の写真を見ながら俺はシャーリー達をおいて帰還する

――――――――

数時間後…ブリーフィングルーム

俺は部屋に戻り仮眠をしていた…筈なのに起きたらブリーフィングルームに居た・・・
しかもヴィルケがいつも立ってる場所にだ、誰だこんなところまで運んだ奴は・・・
まあいい、良くはないが問題ではない
問題は俺の前方の席に全員が座っていることだ
軍法会議まがいな事でもしたいのか?

俺「・・そうか、公開処刑か
  確か士気を上げるのに行われた事もあると聞いた」

((寝ぼけてないで起きなさい!))

冷静なツッコミありがとう
全員を見渡す…リトヴャクは寝かけていてルッキーニやハルトマンはいつも通り
後はちょっと引かれてたり厳格な感じだなクロステルマンなんか見ただけで逃げたそうな顔してる

ミーナ「・・・起きたようね
    俺さんは謎が多すぎます。ちゃんと貴方の事説明していただけないかしら?」

俺「別に少しくらい話しても良いがな・・どうせ調べたがまったく情報が集まらなかったんだろ?」

ミーナ「ええ、まったくと言って良いほどにね・・・どの部隊に所属してるか、戦歴等もわからないわ」

俺「詳しくは教えないが俺はオラーシャ軍の部隊にいるわけではないしな
  通り名は・・・色々あるがどれも好きじゃない
  代表して言えば
  “オラーシャの狂った魔人”
  “黒い死神”
   だな、もう説明しなくてもわかるな?」

約全員「・・・・・」

ルッキーニ「ねぇーシャーリー?知ってた?」

シャーリー「・・有名な人だぞルッキーニ
      第二次ネウロイ大戦から数多の名ある戦いに彼の姿が無かった事はないと言われてるくらいにな」

俺「本当は秘密裏に扶桑海事変の頃から参戦してるけどな」

ミーナ「倒したネウロイの数は不明・・しかしわかっているだけで5桁、一つの戦場に長居はしない気分屋、畏怖と尊敬と憎悪の念を送られている人よ」

(このババア…マスターを怨まれて当たり前とか絶対思ってますよ!)

(コロスゾ☆)

  こらババアとか言うな
  別に説明しただけで思ってるとは限らんだろ

俺「・・もういいな?
  俺だってやることがあるんだ」

そう言い部屋を出ていく
止めるものはいないが追い掛けて来る奴はいた

サーニャ「あの・・俺さん・・」

俺「・・なんだリトヴャク?」

サーニャ「サーニャで良いですよ
     あの・・聞いて良いことかわからないですけど・・
     戦闘中はなんであんな感じになるんですか?」

(この娘…遠慮無く踏み込む人ですね…)

俺「あー・・戦闘中は感情の制御がうまくいかなかったり悩内物質が過剰分泌されたりするんだ
  正直俺も自分が怖い・・
  だからみんなと距離は取るようにするから安心してくれ・・な?」

(嘘付きですね)

(仕方ないでしょ?リーゼ)

サーニャ「い、いえ!わたしは大丈夫です!
     それに私・・俺さんは覚えて無いと思いますけど前に助けてもらった事があって
     ・・ありがとうございました」

俺「そうか・・覚えて無くてすまんな?」

(また年下にデレデレして…)

(マスターはだいたいの人とは会ってなくても同じ戦場にいたんですけどね…)

エイラ「あいつ・・サーニャと仲良くしてる・・・
    引き離すついでにこの手紙の事聞かないとナ
    おい、俺!少し話があるんダナ
    後、私の事はエイラで良い」

俺「?そうか
  すまんサーニャ、エイラと話があるからまた夜にな」

サーニャ「はい・・エイラと一緒に待ってます・・」

――――――――

俺「それで、なんだ?エイラ?他の人がいると話せない事なのか?」

エイラ「俺が困るからみんなから離れてあげたんダヨ
    俺が行った時にこれが落ちててナ
    読む気は無かったんだけど見えてて・・
    オマエ・・サーニャの義兄ナンダナ・・・」

俺「・・・え?いや、ちょっと待て!見たのかよ!?
  冗談じゃないぞ!他言無用だからな!絶対だぞ!」

(おやおや)

(ばれましたね)ウフフ

エイラ「そのロケット・・見ても良いカ?」

俺「・・ああ
  小さい頃のサーニャの写真が入ってる」パカッ

エイラ「・・何年会って無かったんダヨ?」チイサイコロカ、カワイイナ

俺「10年近くだな・・
  この手紙になんて書いてあるのか想像出来るが違う内容だったらと怖くて見てないんだ・・俺宛じゃないけどな」

エイラ「なんで渡さないんダヨ?怖いからカ?」

俺「自分が渡して良いって思ったら渡してと言われてるからな、まだその時じゃ無いんだよ」

そう・・例え最悪なタイミングでもな

エイラ「そうなのか・・
    ま、秘密にしといてやるヨ
    じゃあナ!」

俺「ありがとう、エイラ。・・また夜に」

(急に優しくして…
良いんですか?後が辛いですよ?)

俺「特務がばれただけで計画を知られた訳ではないから仕方ないだろ・・
もともとこの方が護衛しやすい。諦めた」

その時俺は気付いてなかった
俺の表情が妖しげに笑っていた事に

――――――――

深夜…上空

エイラ「・・ちょっと聞きたいんダガなんで俺がここにいるんダヨ?」

俺「いや・・俺は一応ナイトウィッチでもあるんだぞ?」

サーニャ「エイラ・・俺さんは優秀な人だよ・・?」

エイラ「そうだケドナ・・仕方ないから頼りにしといてやるヨ!」

俺「まあ、今回俺は護衛役だから索敵はしないけどな
  二人の命は“黒百合の騎士”たる俺が護りますのでご安心を」

エイラ「あー・・聞いたことあるゾ
    ダイナモ作戦の時に一部のウィッチがお前をそう呼んだトカ」

俺「自分で言っといてあれだが忘れたい通り名だよ・・・」

サーニャ「ふふ・・私は白百合ですよ?」

エイラ・俺「「それは良い意味だから良い筈?」ダロ?」

サーニャ「そうですか・・少し残念です」

俺「残念なのか・・?まあ、元気出せ」ナデナデ

サーニャ「あ・・はい・・・//」

エイラ「気安くサーニャに触るナー!」

エイラ(でも義兄だから良いんじゃないノカ?)

――――――――

数時間後…上空

俺「今日はネウロイは来ないみたいだな・・」

(マスター!)

(上です!)

俺「なに!?どうして気付かなかった!リーゼ!ロッテ!」

(あのネウロイおかしいです!)

(同じネウロイにも探知出来ないようにしてるなんて…)

上を見上げる…大型のネウロイが何かを無数にばら撒いている…

俺「あれは・・小型か!
  だがコアは大型にだけみたいだな
  サーニャ!応援を呼べ!
  エイラはサーニャの護衛を!」

大剣で応戦するが二人を護り戦うのは昼間のように容易ではない
数が多いのもあるが誘爆型のせいで視界が悪くコアの無い小型は見え難い

サーニャ「駄目!繋がらなきゃあ!」

エイラ「サーニャ!あっゥ!」

俺「サーニャ!エイラ!くそっ!」

二人の所へ一直線に突っ込み二人を抱えて近くの小島へ運ぶ
二人とも気絶しているが重傷では無い…出血が少し多いが…急いで止血する
これで暫くは大丈夫だ
小型は相手してもキリが無い…なら一気に大型の所に行こう…なに、痛いのは我慢できるさ

((はあ…死なないで下さいよ?…無敵じゃ無いんですから))

俺「わかってる、死んだら二人を基地まで運べないしな」

(…良き戦いを、マスター)

俺「さあ・・行こう。時間が無いから一撃で仕留めるぞ・・」

大型に向かって一直線に飛ぶ…小型が邪魔だったが大剣で振り払った
大型のネウロイを割断しコアを断つ
…おかしい上手く行き過ぎている
小型はもっと大型の前に展開していないとおかしい…
…まさか!
振り返ればやはり二人の所に向かっている

次々と消えてはいるが消える前に一撃お見舞いしようってか…
させるわけにはいかないんだよ!
大剣をしまい込み全速力で二人の元へ駆け付け前に立ち銃を構える
だが近付くのを諦めたようで遠くからレーザーを発射しようとしている
銃を捨てすぐに二人の前でシールドを張りレーザーを防ぐ
しかしシールドが負荷に耐え切れずひび割れた所から細く彼に突き刺さる

俺「がぁぁ!ぐっ…」

このままではシールドが完全に壊れる…そう思った時に攻撃が止んだ
攻撃してきたネウロイもやっと消え去ったようだ…出来ればもっと早く消えて欲しかった

…二人を抱えて急いで基地に帰ろう

(また無茶して…)

(そんなんだから部下に過保護なボスとか呼ばれるんですよ)

俺「いま冗談にツッコミいれられるほど余裕が無い…静かにしてくれ
  あー・・ヴィルケ?
  ・・聞こえますか?」

ミーナ《聞こえてます、どうぞ》

俺「繋がったか・・こちら俺・・ジャミングにより通信妨害されていた
  先程ネウロイと交戦、これを撃破
  しかし負傷者が出たので宮藤軍曹、救護班を格納庫に待機させて欲しいのだが、どうぞ」

ミーナ《なんですって!?了解しました!すぐに待機させておきます!》ブチッ!

俺「しかし二人も抱えて運ぶと中々おm・・」

(喋らないでくださいマスター!死にますよ?)

(はい、死んじゃいますよ?)

俺「はい・・・」ゲホッ

――――――――

早朝…格納庫

宮藤「あ!俺さん達が来ました!」

ミーナ「救護班!簡易寝台の用意は出来てる!」

救護班長「大丈夫です!準備万端です!」

ミーナ「みんなまだ眠いと思うけど頑張ってね」

俺「緊急停止!!緊急射出!!」ガーッ!スタッ

俺「二人をお願いします!」

宮藤「はい!任せてください!」

ミーナ「・・滑走路が目茶苦茶ね」

宮藤「あれ・・見た目ほど出血してない・・」

(マスターどんだけあの二人好きなんですか…)

(早く治療しないと!)

俺「妹の友達が優先に決まってんだろ・・少し遅れたくらいで死にはしないって
  ・・うっ!」ズルズル

(無理矢理連れていきます!)

(私達に抵抗する力も無いのに強がって…)

救護班長「あ!特務大佐!
     宮藤軍曹が怒ってましたよ?
     怪我してらっしゃるんでしたら言っていただかないと・・
     特務大佐!?酷い怪我じゃないですか!!
     誰かタンカ持ってきてくださらない!!」

思っていたより傷は深かったらしい
俺が意識を取り戻したのは3日後だった…

Next-Stage
最終更新:2013年01月30日 14:35