魔人と呼ばれる俺 番外編「もしあの時お鍋だったら編」

[[俺「ストライクウィッチーズだってね。」>http://]>>213-232



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俺「なんだ・・いたのかお前達
  食事はどうした?」

エイラ「ご飯はみんなで食べた方が美味しいカラナ」

サーニャ「せめて三人で食べようってエイラと決めたんです
    お鍋ですけど・・」

俺「二人は優しいな・・ありがとう
  でもお鍋を運んで来るのは想定外だよ・・」

サーニャ「お鍋・・美味しいですよ?
     それに楽しいですし
     雰囲気だけでも俺さんに楽しんで欲しいなって」

俺「・・健気過ぎて泣けてきたぞエイラ」

エイラ「サーニャは天使だからナ
    私も手伝ったんだ、有り難く思うんダナ」

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お鍋開始
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俺「おい、エイラそれまだ煮えてないぞ
  こっちを食べろ
  サーニャ、これも煮えてるから食べると良い」

サーニャ「俺さんさっきから全然食べてないです・・」

俺「これはこれで楽しんでるから気にするな
  それに二人は育ち盛りだ
  いっぱい食えば良い」

サーニャ「・・・」グイグイ

俺「熱い!こら、白菜を突き付けるな!
  そんな恥ずかしいことしないからな!」

サーニャ「・・あーんです」

エイラ「食ってやれヨ、俺
    サーニャの優しさを無下にするつもりじゃ無いヨナ?」

こいつ…そう言われたら断れないだろうが

俺「今回だけだからな・・」

突き出された白菜を口に含む
熱い…

俺「・・多分美味しいと思うぞ」

相変わらず味はわからんがまあ良いか

サーニャ「・・わ、私にもしてください//
     後、エイラにも!」

エイラ「ええ!?私は別に良いヨ?サーニャ?」

昔のサーニャもこんなだったなー…
ミルクも離乳食もよく俺があげてたもんだ

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俺回想中
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幼サーニャ0歳「ごく・・ごく・・」チューチュー

幼俺「ちゃんと飲んで元気に育つんだよ?」

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幼サーニャ1歳「もぐもぐ・・」キャッ!キャッ!

幼俺「なんで僕があげないと離乳食を食べてくれないのかな・・」

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幼俺「熱いから気をつけて食べないと駄目だよ?
ふー・・ふー・・
はい、あーんして
慣れないうちは少しずつゆっくり食べるんだよ?」

幼サーニャ2歳「うん!ありがとう!お義兄様だいつき!」

幼俺「まだサ行の発音がちょっと不安だなー・・
   僕も大好きだよー」ホオズリ

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幼サーニャ3歳「お義兄様が食べさせてくれると美味しいです・・」

幼俺「自分で食べても変わらないと思うけどなー」

幼サーニャ3歳「自分で食べるより美味しいもん・・」

幼俺「お義父様、お義母様微笑んでられませんって!
   僕はサーニャが食べさせて欲しいって言うなら食べさせてあげるけど
   自立も覚えさせた方が絶対良いよ!」

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幼サーニャ4歳「お義兄様・・これ嫌い・・お義兄様が食べさせてくれるなら食べる・・」

幼俺「しょうがないなー・・あんまり好き嫌いしたら駄目だよ?
   はい、あーん・・」

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回想終了
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    • これ昔の俺のせいだな!

俺の事覚えてるかどうかは別として無意識にこの食べさせて貰いたい欲が出てきたと

この歳になると恥ずかしいぞ、サーニャ!
さっさと済ませて終わらせよう

つみれを半分に割って冷ましてからサーニャの口元に運ぶ
なんの躊躇いも無く箸ごと口に含まれた
…躊躇いが無いな

ああ…もうその笑顔だけでお腹いっぱいです

残りの半分を冷ましてからエイラに突き付ける

俺「早く食え、俺が耐えられない」

頼むから早く食え

エイラ「え?あ・・き、今日だけだカンナ!」

出来ればそうであって欲しいもんだ

俺の箸から控えめに躊躇いながら箸ごと口に含む
いや、具材だけ口に含めば良いから

エイラ「ほ、ほら!食えヨ!」

エイラが顔を真っ赤にさせながら茸を突き出して来る

…お前は頑張ったよ

俺「・・御丁寧にどうも」

箸には触れずに具材だけを口に含む
慣れてるなってか?
ああ…小さい頃のサーニャもよく真似して食わせようとしてきたからな
風邪気味な時とかうつしちゃ駄目だから編み出したんだよ

それはともかく、味はさっぱりわからんが美味いんだろ、多分

俺「あー・・頑張ったな
  いつか役に立つさ、多分・・」

エイラの頭をくしゃくしゃと撫でる

エイラ「や、役に立つのカナ・・あぅ」

撫でるナ!とか言ってた頃が懐かしいなぁ…
しかし最近本当に丸くなったなこいつ…
そういや前に坂本が

“エイラもサーニャもすっかりお前に懐いたな
しかしまさかエイラも懐くとは思わなかったぞ
流石だな、はっはっはっ!”

とか言ってたが何が流石なのかまったくわからん

サーニャの方を見るとなんか羨ましげな視線が…
あー…わかったから…本当甘えたがりだなサーニャは

手招きして近付いて来たサーニャの頭をくしゃくしゃと撫でる

うん、凄く喜んでるな

しかしだな…大丈夫なのかサーニャ…
変な男に騙されたりしないだろうな…心配だ…

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そんなIFあの時お鍋だったら編 完
最終更新:2013年01月30日 14:37