流星Ⅱ 4
767 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/29(月) 10:17:26.64 ID:8ZottrPo0
>>215から
………
……
…
ミカ「あら、ごきげんよう」
夕食を食べ終わり移住区へ移動中、廊下でアホネン大尉とすれ違った。
ミカ・アホネン大尉。第一中隊を率いる隊長。もとい、"おねえさま"だ。
俺「こんばんわ」
足を止め向き直る。
769 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/29(月) 10:20:10.43 ID:8ZottrPo0
ミカ「先日の魔法。お見事でした」
先日‥‥ヴォスク鉄橋の作戦のことだろう。
俺「そりゃどうも」
ミカ「最初に来たときは変わり者過ぎて、
いらん子の中でも、ブッチギリのいらん子が来たのかと思いましたけど」
ストライカー全盛期の時代に箒だもんな。
俺「まあ、そう思われるかもしれませんね」
ミカ「これからも活躍、期待してますわ」
俺「こちらこそ。第一中隊の活躍、期待してますよ。俺達が本当に"いらん子"になるくらいにね」
別に嫌いという訳ではないが、変に牽制してしまう。
アホネン大尉はニッコリと、それでいて隙を見せない笑顔を作った。
770 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/29(月) 10:25:28.28 ID:8ZottrPo0
ミカ「それと」
グッとその輝くおでこを近づける。
ミカ「あなたはウィッチではあるけど男よね?」
俺「女に見えますか?」
ミカ「‥‥あなた意外ときれいな顔立ちしてますのね」
その蒼い目が妖艶なものに変わる。
墓穴をほった、のかもしれない。
ミカ「それはさておき、私のいもうと達に手は出していないでしょうね?」
771 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/29(月) 10:26:03.06 ID:sx85rU8k0
流石アホネンさんやー
773 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/29(月) 10:30:27.79 ID:8ZottrPo0
俺はアホネン家が大家族なのかどうかは知らない。
ここでいう"いもうと"とは第一中隊の隊員のことである。
第一中隊はここにいるミカ・アホネンを"おねえさま"と呼び、その隊員たちを"いもうと"と呼ぶ。
しかし"おねえさま"と"いもうと"はただの隊長と隊員の呼び名というわけではない。
その間柄は本当の姉妹という意味ではなく、"あっち"の意味の関係でもある。
過去にハルカも"いもうと"になったことがあると聞いた。
なるほど、それを乗り越えたからあそこまで一途になったのだろう。
俺「こっちにその気があったとしても、向こうはあなた――しか見ていないようですけどね」
"の眩しい額"が喉まで出かかったのは秘密だ。
ミカ「当たり前よ。ま、そんな事しでかした日にはあなたのお墓がここに立つことになるでしょうね」
俺「その時は是非とびきりキツイ酒を備えてくれると嬉しいね」
部屋の方へ向き直る。
ミカ「私に無駄な出費をさせないようにね。あなたはこの基地の、そして世界の財産でもあるのだから」
背を向け手をひらひらと振りその場を去った。
774 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/29(月) 10:35:12.42 ID:8ZottrPo0
………
……
…
深夜、俺は物音で目を覚ました。
普段はこんなこともないのだが。
明日が作戦と合って、緊張でもしているのだろうか。
どうせ誰かが用でも足しに行ったんだろう。
特に気にすることもせず、体を傾けさせ、再び目を瞑る。
再び物音がする。
この短時間で戻ってきたということはやはり用を足しに行っていたんだろう。
と、足音がこちらに向かってきた。
俺は一番窓際のベッドを使わせてもらっている。
隣にはキャサリンが寝ているはずだ。ということは起きていたのはキャサリンということになる。
‥‥おかしい。その足音は俺のベッドまで来ていた。
そして俺の毛布がまくられた。
俺「‥‥?」
振り返ると、目の前に豊満な体が迫っていた。
柔らかい感触と共に俺の驚きの声は封殺される。
775 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/29(月) 10:40:05.48 ID:8ZottrPo0
まるで俺を人形のように抱く何か。
顔に感じるのは布のような感触。視界は闇をかぶったピンク色と肌色に支配され、鼻をくすぐる香水の香りがする。
‥‥柔らかい。やはり見た目通り、とでも言えばいいか。
って冷静に分析してる場合じゃない。息が苦しくなってきた。
両手を使ってその体を引き剥がしにかかる。
が、彼女の両手が首をがっちりと固定し、さらに俺の上に転がってきた。
こんな事言うのもなんだが、重い。
キャサリン「んんー‥‥」
どうも寝ぼけているようだ。
足を俺の腰に回し、彼女なりの熟睡スタイルを徐々に組み上げていく彼女。
引き剥がそうにも首と腰に回された四肢の力がすごい。
そうこうしてる間にもどんどん肺の中の空気が少なくなってくる。
必死でもがき、なんとか空気を確保する俺。
キャサリン「んー‥‥うごいちゃだめねー‥‥」
彼女はそういうと両腕で、またもその柔らかな双丘に顔を押しつけてくる。
今度はさらにすりすりと顔を動かされた。
776 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/29(月) 10:45:18.26 ID:8ZottrPo0
頬に当たる柔らかい感触。
ええいこうなりゃやけだ。
無理矢理にでも起きてもらおう。
と、そのとき俺の頭の中の悪魔が囁く。
せっかくなんだから楽しめ、と。
俺はその開いている両手を下に持って行き、今、顔に当たる双丘とは別の柔らかな双丘を撫でる。
極め細やかな肌の柔らかな感触が手のひらから感じ取れる。
彼女はすこし反応するもまだまだ起きる様子はない。
ならば、と俺はその双丘に指を沈めていった。
すべてを受け入れるようにその肉は指を食べていく。
ただそれだけなのにすごく気持ちいい。
それを楽しむように俺は何回も手を閉じたり開いたりする。
だんだんと彼女の顔がこわばっていくのが見えた。
キャサリン「ぅうん‥‥そこは‥‥」
と、腕の力が弱まる。
今だとばかりに体を引き剥がす――予定だったのだが、俺は悪魔に取りつかれてしまった。
今度はその息を止めていた肉に手を回す。
先日掴んだ智子の物もなかなかの物だったが、やはりこの隊の"こっちの"トップエースだけはある。
手のひらに収まりきらないその果実は、俺の手の動きにあわせ大きく形を変える。
俺はそれをまるで子供のように楽しんだ。
777 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/29(月) 10:50:27.57 ID:8ZottrPo0
寝ぼけていた彼女の息遣いがだんだんと荒くなってくる。
それにあわせて手から伝わる体温も上昇していくのがわかった。
苦悶の表情を浮かべている彼女。
‥‥そろそろやめてやるか。十分楽しんだし。
そう思うと、俺は手を離した。
そして体を引き剥がす。うーんと唸りながら俺の体は彼女の束縛から解放された。
さてどうしよう。
このまま一緒に寝るとまた息を止められるかもしれない。
だからといって開いているであろう彼女のベッドに行ってもいいものか。
それ以上のこともしたし。
‥‥こいつがこっちに来てるんだからいいか。
俺の脳内会議が数秒で終了し、ベッドの上に立ち上がるとさっきまで楽しんだ体に別れを告げ、
持ち主の居なくなったベッドの方へ向かった。
ベッドに倒れこむ。彼女の甘い匂いがする。まあ、分かってはいたが落ち着かない。
が、明日は作戦日だ。さっさと寝ないと。
キャサリン「‥‥ヘタレねー‥‥」
俺「‥‥‥‥寝言、だよな?」
返事はなかった。
778 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/29(月) 10:53:47.06 ID:8ZottrPo0
………
……
…
翌日。
本日は橋爆撃作戦の二日目だ。
キャサリン「今日も楽勝だといいねー」
エルマ「そーですねー」
昨日の深夜のことは特にお咎めもなく終わった。
なんでベッド交換してんの?→キャサリンが寝ぼけてこっち来たから俺がキャサリンの方で寝た→ふーん。
だいたいそんな感じ。
当の本人のキャサリンも特に覚えていないようだった。
災難でしたねー等と言われた。とんでもない、むしろラッキーだったよ! なんて口が裂けても言えないが。
本日も相変わらず全員で爆弾を投下する作戦。
信用なんてそうそう勝ち取れるものではないということだ。
と、その時耳障りなあの音が基地中に響いた。
智子「なっ!」
エルマ「警報!?」
今から出撃というときに来るとは‥‥今しがた準備した爆弾を引き払い、空中戦用の装備を準備しはじめる整備班。
大変そうだなーと、俺は他人ごとのように見ていた。
779 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/11/29(月) 10:57:07.93 ID:esRE+n1kO
ふぅ…
支援
780 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/29(月) 11:00:11.26 ID:8ZottrPo0
とにかく出撃し、編隊を組む。
そこで、相手の情報が入った。
智子「はぁ!? ディオミディア!?」
智子が素っ頓狂な声を上げる。
ディオミディア。話だけは聞いた。智子を退け、ビューリングを撃墜した大型ネウロイ。
うちの二人のエースに勝つとは‥‥まさにバケモノと呼ぶのにふさわしい。
どうやら敵はそのバケモノを中心として、ラロスが10体ほどの編成らしい。
智子「ディオミディアが相手となると‥‥」
キャサリン「前と同じやり方でどうね?」
そうか。前にこいつらはそのバケモノを倒しているんだ。
ウルスラ「無理。今ロケット砲が改修中」
どうやら前回はウルスラのロケット砲が活躍したらしい。
なるほど、それほど装甲の厚い相手ということか。
エルマ「あれに近い火力を出すとすれば‥‥やはりリュウセイさんの魔法ぐらいですかね‥‥」
あのロケット砲はかなりの火力がある。
あれに近い火力となると‥‥俺も最大限の魔法、"あの白い魔法"を使うしか無い。
781 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/29(月) 11:05:20.21 ID:8ZottrPo0
智子「しかたないわね‥‥リュウセイ、頼めるかしら」
俺「やるしかないんだろ?」
智子「すまないわね」
というか一回襲撃されているなら、なにか対応策を考えているのではないのか?
それがウルスラのロケット砲頼りということはないだろうし‥‥
まあいい、俺は与えられた役目を果たすだけだ。
俺「まあ、やってみるさ。とにかく迎撃地点まで行こう」
782 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/29(月) 11:10:52.70 ID:8ZottrPo0
………
……
…
俺「ほんとにでっかいなこりゃ‥‥」
迎撃予定ポイントに着くと、遠くの空から向かってくる黒い集まりが目に見えた。
間違いなく今まで見たどのネウロイよりもでかい。
よく見ると、身体中に針のような突起が無数に付いている。
智子「あいつがディオミディアよ‥‥身体中に機銃が付いていて不用意に近づくと蜂の巣にされるわ」
キャサリン「誰かさんみたいにねー」
キッと睨みつける智子の視線をヘタな口笛を吹きながら受け流すキャサリン。
俺「とにかくここから大砲を撃たせてもらう。第一中隊の奴らにも連絡してくれ」
目を閉じ、集中する。
あの時と同じだ。できる。
俺「我に翼を。重力という名の鎖から開放を。『グリーンフィールド』」
足元に魔方陣が広がり、俺はそこに降り立つ。
その間に皆は俺から離れ、事の顛末を見守っている。
783 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/11/29(月) 11:12:03.02 ID:C7brtL9/O
支援
白い魔法と聞いたらまた射精しちゃうのかって思ってしまった…許してくれ…
784 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/29(月) 11:15:37.40 ID:8ZottrPo0
箒を構え、詠唱。
俺「光。それは全てを浄化する力。それは我らの歩むべき道を照らし出す力。
この惑星を照らす力の源よ。その一端を我が振るうことに許可を。
黒は白に。全てを焼き尽くす光は――」
光を穂先に集め、奴を一撃で沈めるためのエネルギーを貯める。
ギイイイイイイィィィィイイイイイイイイイイィィィィィ!!!!
金切り声が俺の耳を襲った。
途端に、穂先の光が霧散していく。
俺「今、我が手に!‥‥『アポローンホワイト』!!」
なんとか詠唱を完了し、エネルギーを射出するもその大きさは前に撃った白とは比べものにならない。
光の矢はディオミディアに命中した。が、風穴をあけるどころか装甲を削ることも出来ていない。
俺「くっ‥‥そ‥‥」
膝をつき、がっくりとその場に這い蹲る。
智子「大丈夫!?」
その様をみて、すぐさま皆が集まってきた。
786 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/29(月) 11:20:08.03 ID:8ZottrPo0
俺「す、すまん‥‥集中が切れちまった‥‥」
エルマ「一体なんだったんでしょうあの音」
キャサリン「まだ耳がキンキンするねー」
ビューリング「どうやらあのディオミディアが鳴いたようだな」
ミカ「そんなことより、もう次が迫ってます! もう一度さっきのを‥‥」
いつのまにか第一中隊までも集まっていた。
俺「すまん‥‥もうあれは撃てない‥‥」
ざわっと回りから声がする。それはもちろん動揺の声だろう。
俺「もう一度あれを撃つ魔力は、残っていない‥‥」
そう言いながら俺は箒に乗り、足元の魔方陣を解除する。
ミカ「そんな‥‥じゃああれはどうしたら‥‥!」
そうだ。あいつを倒すのはこの俺にしか出来なかったのだ。
しかしそれももうできなくなってしまった。‥‥くそっ、自分に腹が立つ。
787 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/29(月) 11:25:14.52 ID:8ZottrPo0
ビューリング「とにかくなんとか足止めをするしか無いだろう。その間に爆弾でもなんでもぶつけるしか無い」
智子「そうね‥‥アホネン大尉、第一中隊で回りの蝿共をケチらしてくれないかしら」
ミカ「いいけど‥‥貴方達だけでアレを止められるの?」
智子「前にあいつらを倒したのは誰でしたっけ?」
ミカ「‥‥そうね。頼みましたわ。では行くわよ、私のかわいい妹たち!」
そう言うと第一中隊はディオミディアに群がるラロスへ向かっていった。
智子「‥‥さて、私たちも行きましょうか」
ハルカ「がんばります!」
エルマ「街はやらせません!」
キャサリン「怖がってられないねー!」
ウルスラ「‥‥倒す」
ビューリング「だが、どうする。今の私たちに火力はないぞ」
その一言で空気が重くなる。
どうあがいてもここの奴らが装備しいる銃では、あの巨体に穴を開けるなど無理だろう。
智子「誰かが投下用の爆弾を持ってぶつけるぐらいしかないわね‥‥」
こうなったら‥‥やるしかないのか‥‥
788 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/11/29(月) 11:27:03.66 ID:A1kJisDmO
フフフ…デッドエンド支援フフフ…
789 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/29(月) 11:30:08.65 ID:8ZottrPo0
俺「‥‥‥‥切り札を使う」
重い空気の中、俺は口を開いた。
智子「切り札? そんなものがあるの?」
俺「ああ。呪文詠唱もなくなるし、魔法力もアップする。魔力も回復する。」
ウルスラ「‥‥つまり、今のリュウセイの完全上位互換?」
キャサリン「そんなモノがあるならさっさと使うねー!」
俺の顔はすこぶる暗くなっているだろう。
俺「こいつだけは‥‥こいつだけは使いたくなかった‥‥」
そういうと俺は覚悟を決め、数m前進し魔術書を掲げる。
そして大きく息を吸い‥‥
俺「変身! 『みらくる☆まじかる☆れいんぼー』!!」
その瞬間、世界は止まった。
790 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/29(月) 11:30:52.91 ID:Ic8+ILN+0
ひでえwww
791 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/29(月) 11:35:19.24 ID:8ZottrPo0
俺の体を光が包む。
柔らかく、それでいて力強い光が俺の周りに集まり、やがて弾けた。
そこには全身をピンク色のフリフリで固めた少女の姿があった。
頭には、可愛らしい赤いリボンがついた帽子が。
手には、先程までそこにいた男が持っていた箒と、同じサイズの筆が。
腰には、巨大な花をそのまま取り付けたような、スカートが。
足には、純白のロングソックスと天使のような純白の翼の生えた靴が。
その姿は小さな女の子が好きそうなデザインで固められていた。
遠くで見ていた全員が口をぽかんと開けている。
俺、改め私「七色の魔女、コメット・ブロッサム! あなたもわたし色に染めてあげる☆」
二度、世界は止まる。
792 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/29(月) 11:36:10.91 ID:sx85rU8k0
…
793 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/11/29(月) 11:36:41.59 ID:A1kJisDmO
うわぁ………うわぁ
794 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/29(月) 11:40:06.90 ID:8ZottrPo0
智子「‥‥え、えーっと‥‥なにそれ」
なんとか言葉を搾り出した智子。
私「わたしの名前はブロッサム! コメット・ブロッサムよ!」
ビシッ!とポーズを決める少女――ブロッサム。
驚くべきことに容姿だけでなく、声までも可愛らしい少女の声になっていた。
たしかにどこから見ても少女だが‥‥
エルマ「え、えーっと‥‥あれ、リュウセイ少尉‥‥ですよね?」
ビューリング「そのはず、だが‥‥」
ハルカ「‥‥かわいい」
智子「えっ」
キャサリンは空中であるにもかかわらず器用に腹を抱えて笑い転げ、空中を叩いている。
ウルスラまでも必死に吹き出すのをこらえているようだった。
私「さぁ行くわよネウロイちゃん! 今からわたし色に染めちゃうんだから!」
魔女っ子――ブロッサムは三度目の静止をした世界を飛翔していった。
795 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/29(月) 11:40:58.63 ID:8ZottrPo0
区切り
次回!第二章最終回!
どうしてこうなった!!
796 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/11/29(月) 11:41:30.43 ID:yJ3tKED6P
ここに今、新たな変態が誕生した!
斗え! コメット・ブロッサム!!(わーたしーにーでーきることー
ところで予約を19:00から21:00に変更しても大丈夫でしょうか
理由 _ _ ∩
( ゚∀゚)彡 ざん!ぎょうしんウチノジョウシッ!
⊂彡 ざん!ぎょうしんウチノジョウシッ!
(「幻星神ジャスティライザー」に乗せて)
797 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/11/29(月) 11:43:26.52 ID:A1kJisDmO
乙だけどこっちが知るかよ馬鹿野郎(褒め言葉)wwwwww
253 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/30(火) 06:10:16.52 ID:RdLX0lwF0
前スレ>>794から
ブロッサムはディオミディアに近づいていった。
ある程度近づくとディオミディアによる射撃が始まる。
ブロッサムはすぐさま、もと来た方向に帰る。
どうやら彼女は敵の射程を確かめたようだ。
ある程度離れるとその手にもつ筆を相手へ向けて一言。
私「さー行くわよ!」
ポーズを決めそう叫ぶと、青空というキャンバスに赤色の点を描く。
智子「なにやってるのかしら」
キャサリン「お絵かきなんじゃないかねー‥‥ぷふー」
口元を抑え頬を膨らませるキャサリン。
ウルスラは未だ必死に肩を揺らしながら笑うのを我慢している。
254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/30(火) 06:13:39.66 ID:Lk4KW/gd0
魔法少女ktkrwww
255 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/30(火) 06:15:17.82 ID:RdLX0lwF0
描いた赤色の点から、体ほどの火の玉が生まれディオミディアへ飛んでいった。
急に現れた火の玉が射程圏に入ると、無数の機銃が火の玉に向けられ、あっという間に蜂の巣になってしまう。
私「あー、赤色1号さんがー!」
その赤色1号と呼ばれた物体はすぐにかき消されてしまった。
エルマ「ああ、やっぱりあの程度の大きさじゃ‥‥」
智子「たしかに、これじゃあ普通のリュウセイの攻撃じゃ届かなかったわね」
私「ならこれはどう?」
ブロッサムは高く上昇し赤色の星を描いた。
するとその星の真ん中から先ほどと同じように火の玉が何個も生まれ、ディオミディアに注がれていった。
同じように射程圏に入ると機銃の掃射が始まる。
次々とかき消されていく火の玉。
256 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/30(火) 06:20:08.89 ID:RdLX0lwF0
ビューリング「あの量でもだめか」
ハルカ「いったいあいついくつ機銃を埋め込んでるんですか。まさにハリセンボンですね」
私「数でダメなら!」
今度は空中を移動しながら、先ほどとは比べものにならない程の大きさの星を描きその頂点を丸で囲んだ。
その大きさはディオミディアと同じくらい、と言ったところか。
先ほどと同じようにその真ん中から特大の火の玉が生まれる。
ディオミディアの胴体がすっぽり入りそうなぐらいの大きさだった。
キャサリン「おっきいねー!」
ハルカ「まるでキャサリンさんみたいですー!」
まるで小型の太陽のような火の玉は、ゆっくりゆっくりとディオミディアに近づいていく。
ディオミディアも機銃を乱射して応戦するが、いかんせん火の玉が大きく消えない。
幾分か小さくなったが着弾。そして爆発。ディオミディアの体を黒煙が包んだ。
257 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/30(火) 06:25:09.34 ID:RdLX0lwF0
エルマ「やったー!」
ハルカ「すごいですねリュウセ――いやブロッサムちゃん!」
手を組み歓喜の声を上げるエルマ達。
ギイイイイイイィィィィイイイイイイイイイイィィィィィ!!
先程のように大きな声を上げるディオミディア。
すると、黒煙の中からあの巨体がまた出現した。
キャサリン「げ! しぶといねー!」
智子「あの爆発でも落ちないなんて‥‥あの時よりも格段に硬くなってるんじゃないの!?」
私「もー! あれで落ちてよー! なら次はこの子よ!」
そういうと青色の絵の具で三本線を描いた。
そこから生まれるのは三本の氷の矢。
それがすぐさまディオミディア――いや、ディオミディア改に向かって飛んでいった。
と、その氷の矢が射程圏に入っても先程のように光弾が飛んでこない。
ビューリング「さっきの爆発で機銃がイカレたか」
ディオミディア改の胴体へ氷の矢が突き立った。
が、ディオミディア改は止まることを知らない。
機銃がなくなったディオミディア改だったが、なにやら背中の装甲部分が開いている。
と、そこから小型のラロスをさらに小さくしたような物が出てきているではないか。
259 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/30(火) 06:30:29.56 ID:RdLX0lwF0
ビューリング「どうする」
ビューリングは智子に問いかけた。
智子「なにが?」
ビューリング「機銃がなくなったということは私たちも攻撃できるということだ。
それにあの小さいやつなら私たちでも倒せるかもしれない」
智子「ああ、そういえばそうね。すっかり忘れてたわ」
私「来ないで!」
智子「え?」
隊員の頭の中に声が響く。
私「大丈夫! わたしにまっかせてー!」
260 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/30(火) 06:35:14.36 ID:RdLX0lwF0
その声が響くのと同時にふたたび距離を取るブロッサム。
エルマ「‥‥今みなさんも聞こえました?」
キャサリン「今のわたしにまっかせてー!ってヤツのことね?」
ハルカ「あ、私だけじゃなかったんですね」
見ると第一中隊も動きが止まっている。相手をしていたラロスも掃除し終わったようだ。
智子「‥‥大丈夫らしいけど」
ビューリング「‥‥見てるか」
261 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/30(火) 06:40:11.67 ID:RdLX0lwF0
ブロッサムは持っている筆で器用に絵を描き始めた。
その絵は人型でピンク色で‥‥それはブロッサム自身の絵だった。
まるで子供の落書きのようだったが、ブロッサムが描かれていることには間違いない。
私「桃色123号ちゃん! あのちっちゃいのたおしてきて!」
あっというまにそのらくがきブロッサムは完成し、コクリと頷くと、
今しがたわらわらとこちらへ向かってくる小型ラロスに突っ込んでいった。
私「さーてとっ」
その間にブロッサムも遠く離れ、鼻歌を歌いながら新しい絵を描き始めている。
私「はっじめっにおっやまっがあーりましてー♪」
こんどは今までの比ではないぐらい、空全体を使って人型の何かを描いているようである。
らくがきブロッサムの方はというとその手にもつ筆で小さいネウロイをかたっぱしから殴り倒していた。
その動きは俊敏で、姿形からは想像もつかないほどの動きをみせている。
機銃を受けた顔は絵だからなのか笑顔のまま固定されているが、むしろそれが恐怖を引き立てている。
263 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/30(火) 06:45:12.40 ID:RdLX0lwF0
らくがきがあらかた小さいラロスを根絶やしにした頃、後ろの空の巨大な絵が完成を迎えようとしていた。
私「よーし! でーきた!!」
ブロッサムは特大の絵を青空という名のキャンバスに描いた。その大きさはディオミディアと同等の大きさだった。
そしてその絵は――よく知る赤と白の悪魔の絵だった。
絵は徐々に燃え出し、立体になっていく。
その絵が全て三次元になったとき、そこにあったのは燃え盛る巨大な悪魔――智子だった。
私「紅白999号ちゃん! あいつをやっちゃってー!!」
紅白999号ちゃん「わたしはー」
紅白999号ちゃんはコクリと頷くと、ディオミディア改へ突進しながらその右手を思い切り振り被り――
紅白999号ちゃん「のーまるぅぅぅぅぅぅ!」
――ディオミディアへ突き出した。
その動きはハルカを殴った智子にそっくりだった。
グシャッという音と共に拳が突き刺さるディオミディア改。
直後紅白999号ちゃんが輝きだし――
紅白999号ちゃん「だあああああああああ!!!」
264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/30(火) 06:46:36.81 ID:Lk4KW/gd0
これはひどいwwww
265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/11/30(火) 06:48:24.40 ID:bQEaedRN0
なんかDODの赤さん思い出したwww
268 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/30(火) 07:00:10.42 ID:RdLX0lwF0
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智子は目の前の一部始終を見て口をあけて呆然としていた。
残り五人は全員が腹を抱えて笑っている。
桃色の魔女は背中に閃光を受けながらびしっとポーズを決め、
私「お仕置き完了☆ 私色に染まっちゃったね!」
戦いは終わった。
俺のプライドも終わった。
後日、新聞にはカウハバの怪奇現象として小さく載った。
269 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/30(火) 07:05:07.70 ID:RdLX0lwF0
………
……
…
1940年2月24日。
昨日行われた鉄橋への爆撃は、出撃前に大規模な襲撃を受け翌日に延期となった。
つまりは今日である。
今は出撃前の朝食の時間。
本日もいつもと変わらないパンとスープ。
俺「死にたい」
変わっているのは俺の顔色と俺を見る皆の目ぐらいだった。
エルマ「リ、リュウセイさん? そんなに落ち込まなくても‥‥」
俺「いいんだ‥‥どうせ俺は女装癖の変態魔法使いさ‥‥」
昨日披露した俺の最強の魔法。それは恥を捨てなければ発動できない禁断の魔法だった。
女になるという対価をはらうことにより、莫大な魔力を手に入れることができる。
そして記憶はそのままに性格がかなり改変されてしまう。
出来れば二度と使いたくない。
ハルカとビューリングが基地内で見たという赤いリボンの女の子。それはもちろん俺のことだった。
究極魔法は莫大な魔力を秘めている。が、10分も持たない上に一度使用すると約72時間再発動はできない。
その魔力を通常状態でも自由に使えるようにするため、俺は度々練習を繰り返していたのだ。
その練習をしていた時間帯が早朝だった。両者ともその時間に見ていたのはそのため。
270 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/30(火) 07:10:11.99 ID:RdLX0lwF0
なぜそんな面倒くさい魔法が生まれてしまったのか。
それには姉が関係している。
姉は、俺に女装させるのが好きだった。
そして俺は姉が大好きだった。
小さいころの俺は女装すると姉が喜ぶので、いつでも魔法で着替えられるようにしたのだ。
その魔法がなぜか莫大な魔力を含み、且つ、性格さえも改ざんしてしまう副作用を孕んでいたのだ。
結局のところ自己催眠が強くなりすぎる、というのが俺の出した結論だ。
自己催眠が強ければ強いほど魔法力は上がる。
それから俺は何度もこの魔法を研究し、あんな恥ずかしい副作用を切り離そうと努力した。
が、その努力は報われることはなく今に至る。
あのあと変身の解けた俺はすぐさま逃げ出した。
数十分後、ベッドでくるまっている所を見つけられ、夜は部屋で俺を話の肴にどんちゃん騒ぎだった。
キャサリンは終始大爆笑だったし、ウルスラも何度もジュースを吹き出していた。
エルマさえも笑いを我慢できず、何度か口の中のものを吹いては掃除をしていた。
ビューリングも終始ニヤニヤしていた。絶対この先この件をネタに話をふられるんだろうな。
智子だけは怒り狂っていた。
どうしてわたしがあんな扱いなのよ! 納得行かないわ!と酒を煽っていた。
271 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/30(火) 07:12:57.51 ID:RdLX0lwF0
そしてハルカは――
ハルカ「あ、あのう、リュウセイさん」
俺「なんだ‥‥」
ハルカ「もう一回あれ、見たいんですけど‥‥」
俺「ぜっ――――たいいやだ!」
ハルカ「そ、そんなあ。あれすっごく可愛くて、その‥‥///」
その目はいつもならば智子に向けられているはずのものだった。
俺はこの時初めて「背筋が凍る」という経験をした。
272 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/30(火) 07:14:45.87 ID:RdLX0lwF0
俺「た、助けてくれよ智子」
智子「私の気持ちを味わいなさい」
キャサリン「リュウセイはモッテモテねー!」
エルマ「あ、あう‥‥なんでこっちを見て言うんですかー」
ハルカ「可愛かったなー‥‥はぁ‥‥」
ウルスラ「‥‥プッ」
ビューリング「いいんじゃないか。貴重な体験だと思うぞ」
俺「い、いやだぁぁぁあああ!!」
後に"サイレントウィッチーズ"と呼ばれるようになるスオムス義勇独立飛行中隊。
この隊は"ある意味すごい"ことで有名になる。
俺は今日、改めてこの隊の一員になれた気がした。
-黒色で桃色な歴史-
終わり
273 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/30(火) 07:15:30.96 ID:RdLX0lwF0
あとがき
というわけで流星第二章終了です。
どうしてこうなった。
書いてて自分で中身がないなあ、と思いつつも消すこともできず。
こうなってしまいました。
番外でいったことですけど、全てにおいて微妙で腹を切りたいです。
せめて第三章はしっかりしたものを書きたいものです。はい。
それではまたいつか。
ここまで読んでくださった奇特な方、ありがとうございました。
274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/11/30(火) 07:17:52.02 ID:bQEaedRN0
乙乙
ウルスラがジュース吹くって凄いことだな…
最終更新:2013年01月30日 14:52