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流星 ホワイトデー編





296 名前:流星 ホワイトデー[sage] 投稿日:2011/03/21(月) 13:42:54 ID:6B4ay0MY [2/22]
ジュゼッピーナ「ねえ、あんた料理できる?」

俺「は?」

だんだんと暖かくなる世界。しかしそんな時期でも2ヶ月前の寒さに逆戻りしてしまう日だってある。
3月14日。今日はとてつもなく寒い。氷の国の面目躍如と言ったところか。

そんな肌に突き刺さる寒さが、俺の今いる国を思い出させてくれる空の下、
いつものように箒のメンテナンスをしていると、いつもとは違う隣人が突拍子も無い質問をぶつけてきたのであった。

ジュゼッピーナ「だから! 料理は出来るのかって聞いたの!」

俺「‥‥できないよ」

ジュゼッピーナ「でも昨日のあれはあんたが作ったんじゃないの?」

俺「あんなの誰でもできるだろ‥‥肉焼いただけだぞ。そりゃあ味付けは俺がやったけど‥‥」

昨日、つまり3月13日は、我がいらん子中隊のムードメーカーでありトラブルメーカー、
クラッシャー
"壊し屋"キャサリン・オヘアの誕生日だった。

俺はその席で姉直伝のバーベキューを作ったのだった。
懐かしい故郷の味ということでキャサリンも大変喜んでいた。

俺が作ったバーベキューは姉直伝で、自慢ではないがとても美味しい。
あんな味付けで美味しくなるのは不思議でしょうがないが、なるものはしかたない。

297 自分:流星 ホワイトデー[sage] 投稿日:2011/03/21(月) 13:44:09 ID:6B4ay0MY [3/22]
ジュゼッピーナ「じゃあ私の誕生日の時のは?」

俺「あれは‥‥」

ジュゼッピーナ「なによ」

俺「‥‥ハルカの手伝いをしただけだ。扶桑の料理をリベリオンの俺ができるとおもうか?」

ジュゼッピーナの誕生日はいまから半月ほど遡る2月27日。
その時は団子やらまんじゅうやらの扶桑お菓子のオンパレードだった。

ハルカは俺と二人で作ったと言っていたらしいが、実際にはほとんどハルカ一人で作ったようなものだった。
俺はほんのちょっと手伝っただけ、というか生地を練るなど、やたらと疲れる仕事ばっかりやらされた。

ようは雑用ってわけだ。‥‥頼まれると断れない自分が憎い。

ジュゼッピーナ「そっか‥‥じゃあ次はウルスラかな‥‥」

俺「なんかするのか?」

ジュゼッピーナ「秘密よ!」

若干食い気味でそう言い切ると、さっさと言ってしまった。

298 自分:流星 ホワイトデー[sage] 投稿日:2011/03/21(月) 13:45:24 ID:6B4ay0MY [4/22]
ジュゼッピーナが来てから一年ちょっとが過ぎた。
第一印象から正反対の性格になった彼女は、この部隊の賑やかしのひとりとなっていた。

もうその席は空いてないと思っていたのだが‥‥というかもういらないのだが。

実力はと言えばやはり折り紙つきで、いらん子の頼もしい戦力となっている。
さらに、あの一件でハルカにも火がついたらしく、メキメキと実力を付けていた。

良いライバルは人を成長させると言うが、なるほど、目の前で実例が出れば納得せざるをえない。
動機はこの際置いておく。

キャサリンもハルカに置いて行かれると思ったのか、
しっかりと実力をつけてきていた。壊し屋と呼ばれていたのが嘘のようだ。

智子も不動のエースっぷりを発揮している。夜のほうも相変わらずなのだが。
普通の人だなんだというのも最近は聞かなくなった気がする。

ビューリングも変わらずといった様子で、
今日も朝飯を食べ終わるや否やどこかへ行ってしまった。

エルマはやっとこの隊の扱い方になれたようで、肩を落とす機会も減ったように見える。
あくまでも客観的に見た場合なのだが‥‥

俺はと言えば、相変わらずといったところか。
特に変わったようなこともなく、着実に魔力を高めながら、
こうして箒のメンテナンスをしている。

そしてウルスラ。いつものように実験を繰り返し、新しい武器を開発している。
最近はストライカーの方にも手を出しているらしい。

‥‥部屋を吹き飛ばしながら。

俺「まったく、どこの壊し屋の影響なんだか」

299 名前:流星 ホワイトデー[sage] 投稿日:2011/03/21(月) 13:46:34 ID:6B4ay0MY [5/22]
ウルスラ「さあ?」

俺「うわっ、いたのか‥‥」

気づけば俺を温めてくれていたストーブのそばに、噂の人物が現れていた。

ウルスラ「さっき来たんです」

俺「あー、その。気に触ったならすまん」

ウルスラ「いいです。事実ですし」

以前と比べてだいぶ喋るようになったウルスラ。
俺が敬語を使わなくていいと言っても、直る気配が一向にないので俺も諦めていた。

ウルスラ「こうしてここにいるのも、そのせいですしね」

俺「‥‥なるほど」

先日も部屋を吹っ飛ばし、実験謹慎中なのであった。
これだけ騒ぎを起こしても、銃殺にならないのはひとえに功績のおかげでもあるのかもしれない。

300 自分:流星 ホワイトデー[sage] 投稿日:2011/03/21(月) 13:47:35 ID:6B4ay0MY [6/22]
俺「ああそうだ。さっきジュゼッピーナが探してたぞ」

殺しにかかってくるような冷たさの水に雑巾をぶち込み、
再び手を動かし始めるのと同時に、先程のことを思い出していた。

ウルスラ「ジュゼッピーナさんが?」

俺「ああ」

ウルスラ「‥‥なんのようでしょう」

たしかにこの組み合わせはよくは見ない。
ジュゼッピーナは大抵、智子、ハルカと共にいることが多い。

同時に聞こえてくるのは雌猿の喧嘩か、悲鳴が8割を占めるが。

一方ウルスラはキャサリンとよく一緒にいる。
ほんと、なんでこの二人が仲がいいのかわからない。
凸凹で相性がいいのかな?

‥‥‥‥凸凹に深い意味はない。

俺「なんの用かはわからんが、料理のこと聞いてきたな」

その言葉を聞いた瞬間ウルスラの動きが止まったような気がした。
いや、もともとあんまり動いていなかったのだが。

ウルスラ「‥‥‥‥――料理」

俺「‥‥なんだその間は」

ジュゼッピーナ「あ、いた!」

301 自分:流星 ホワイトデー[sage] 投稿日:2011/03/21(月) 13:48:36 ID:6B4ay0MY [7/22]
ウルスラがなにか言いかけたところにカットインしてきた声。
それはまぎれもなく褐色パスタ娘だった。

ジュゼッピーナ「まさか私が去ったところにいるとはね。あんたも知らせなさいよ!」

俺「んな無茶な‥‥」

さっき去っていたよりも力強く石畳を踏みながら、こちらへ近づいてきた。

ジュゼッピーナ「とにかく借りてくわよ!」

そうとうイライラしていたようで、もはや質問もせずにウルスラの腕をとると、
来た時と同じように去っていた。

俺「やさしく使ってやれよー」

手を振りながらこちらを向くウルスラへ向けてそう言うと、
だいぶ間を置かれた箒に絞った雑巾をあてがった。

302 名前:集中読書週間開催中!詳しくはWikiトップページにて![sage] 投稿日:2011/03/21(月) 13:49:16 ID:P9ql0Yoc [1/2]
ロリコン!ロリコン!

303 自分:流星 ホワイトデー[sage] 投稿日:2011/03/21(月) 13:49:44 ID:6B4ay0MY [8/22]
………
……

ビューリング「‥‥‥‥よし」

ハルカ「はい、よくできましたー!」

ひとり分の拍手が室内に響く。

ここは厨房。
この基地の人々に暖かさと活力を与えるための物を作る場所。

そんな場所に普段はいない人物がひとり。その側に教官がひとり。

二人の目の前には今しがた焼きあがったクッキーがあった。

ビューリング「‥‥意外と簡単にできたな」

ハルカ「そうですねぇ‥‥ささ、包んで持って行きましょう!」

ビューリング「ん、包むのか」

ハルカ「え? だってあげるんですよね? だったら――」

ジュゼッピーナ「あらビューリング少尉にハルカじゃない」

片手にウルスラを連れたジュゼッピーナが入ってきた。
やはりふたりともビューリングの方を見て驚いた顔をしている。

キャサリン「この匂い‥‥クッキーね!? ってビューリング?」

そのうしろから目を輝かせながらキャサリンもやってきていた。
こちらもビューリングの姿を見て驚いている。

304 名前:流星 ホワイトデー[sage] 投稿日:2011/03/21(月) 13:51:05 ID:6B4ay0MY [9/22]
ジュゼッピーナ「どうしてここに?」

ビューリング「‥‥まあちょっとな」

三人から目をそらすビューリングの後ろで、ハルカは笑い声をあげないように笑顔を作っていた。
その二人の行動からなんとなく自体を察した三人もまた、ハルカと同じような笑顔を作った。

ビューリング「それよりおまえたちはどうしたんだ」

ジュゼッピーナ「ちょっと使おうと思ったんだけど‥‥先客がいるなら後にするわ」

ハルカ「大丈夫ですよ。もう終わりです」

ウルスラ「私は拉致されて‥‥」

キャサリン「そこでたまたま合流したね」

ハルカ(なにをするんだろう‥‥)

ふーん、という相槌を打ちつつハルカはそんなことを思った。

ハルカ「と、それじゃあ私たちはいきましょう」

ビューリング「あ、ああ、そうだな」

二人は出来上がったクッキーを皿に移すと、小さい箱と包み紙を持って出て行った。

305 自分:流星 ホワイトデー[sage] 投稿日:2011/03/21(月) 13:52:39 ID:6B4ay0MY [10/22]
キャサリン「ひとつぐらい置いてってもいいのに‥‥」

ジュゼッピーナ「それは野暮ってもんよ。さ、私たちも始めましょう!」

ウルスラ「あの‥‥」

ジュゼッピーナ「ん?」

ウルスラ「なにをするの?」

ジュゼッピーナ「ああ、お菓子を作るのよ!」

掛けてあったエプロンをつけながらジュゼッピーナは答えた。

ウルスラ「作るのよって‥‥」

ジュゼッピーナ「そのためにあんたを連れてきたんだから。
        あ、キャサリン少尉も付いてきたんだから手伝ってよね!」

キャサリン「おっけー! 応援なら任せるねー!」

腕まくりをし、舌を出し、ウインクしながらそう言うキャサリン。
ジュゼッピーナ、これを華麗にスルー。

306 自分:流星 ホワイトデー[sage] 投稿日:2011/03/21(月) 13:54:14 ID:6B4ay0MY [11/22]
ウルスラ「それでなんで私‥‥」

ジュゼッピーナ「あの男に頼もうとしたらできないなんて言うもんだから、
        あと残ってるのがあんたぐらいだったのよ」

あの男とは彼のことだろう。そういえば先日料理してたような‥‥

ウルスラ「料理ならハルカ――」

ジュゼッピーナ「それじゃだめなのよ!」

キャサリン「なんで?」

ジュゼッピーナ「智子中尉にあげるんだもん。あの子の手をかりちゃダメでしょー?」

その言葉を聞いてふたりとも「あー‥‥」という声を漏らした。

307 自分:流星 ホワイトデー[sage] 投稿日:2011/03/21(月) 13:55:08 ID:6B4ay0MY [12/22]
ウルスラ「でも私料理できない」

ジュゼッピーナ「え?」

ウルスラ「できない」

ジュゼッピーナ「‥‥‥‥」

ウルスラ「‥‥ごめんなさい」

ジュゼッピーナ「‥‥で、でもいつも実験してるじゃない。
        似たようなものだし大丈夫よ!」

キャサリン「いつも失敗してるねー」

ジュゼッピーナ「‥‥‥‥」

ウルスラ「‥‥‥‥」

キャサリン「‥‥‥‥」

ジュゼッピーナ「‥‥き、気合いよ気合い!! なんとかなるわ!!」

なぜだか知らないが智子の顔が浮かんだ。

308 自分:流星 ホワイトデー[sage] 投稿日:2011/03/21(月) 13:57:05 ID:6B4ay0MY [13/22]
………
……

俺「ん、なにやってんだふたりとも」

俺の手を真っ赤にしてくれた張本人を流しへと捨て、食堂へ戻ろうとすると、
ビューリングとハルカという珍しいコンビが、向かってきていた。

ビューリング「リュウセイ」

ハルカ「あ、ちょうど来ましたね! では私はこれで‥‥」

俺がその場へと着く前にハルカは走り去ってしまった。

俺「? なんなんだ?」

残ったビューリングに話しかける。
その手にはプレゼントのような青色の包装をされた小箱があった。

俺の視線に気づいたらしくビューリングはその箱を体の後ろへと隠す。

ビューリング「‥‥そうだ、タバコを吸おう。付き合え」

俺「ああ、それはいいけど‥‥それいいの?」

ビューリング「いいんだ」

俺「ふーん‥‥」

いつもよりも少し早く歩くビューリングの後を、足早について行った。

309 自分:流星 ホワイトデー[sage] 投稿日:2011/03/21(月) 13:58:17 ID:6B4ay0MY [14/22]
タバコを吸うといえばここ、という定位置へとやってきた俺達は、
いつものように並んで座り込む。

外へ出るとその寒さを実感させられる。
ここは厨房に近く、外にしては温かいのだが、それでも寒いことには変わりないようだ。

ここへくるといつも次の食事のことを考える。
匂いが漏れてくるのだから仕方ない。

とはいっても今の時間だとだれもいないはずなのだが‥‥
どうも聴きなれた声が聞こえる。

「で、これをこれぐらい‥‥」

「え。ちょっと多く無い?」

「計算した。問題ない」

「な、なんかすごい色になってるねー‥‥」

何をやってるんだろうか。いや、厨房にいるならやることは一つなのだろうが。
迷惑をかけないといいのだが‥‥

310 自分:流星 ホワイトデー[sage] 投稿日:2011/03/21(月) 13:58:58 ID:6B4ay0MY [15/22]
そんなことを思いながら今にも落ちてきそうな重い色をした空を眺めていると、
目の前に青い四角いものが飛び出した。

俺「‥‥どうした?」

もちろんそれは先程までビューリングが大事そうに持っていたものだ。

ビューリング「だいたい一ヶ月前にここでおまえにモノを貰っただろう」

一ヶ月前‥‥チョコレートか。

俺「それで、お返しか?」

声に出すことなく頷くビューリング。
‥‥もしかして照れてるのか? さすがのビューリングもプレゼントは恥ずかしいのか?
そんな彼女の様子を見て気持ち悪い表情になっているのは、そう、俺だ。

俺「別にいいのに‥‥」

あのとき十分いいものもらったし。

俺「ま、ありがたく受け取っておくよ。ありがとう。あけていいか?」

ビューリング「ああ、いいぞ」

包装を破き、箱を開けると、中から甘い香りが溢れてきた。
その甘い香りの奥あったのは、可愛らしいクッキーだった。

311 名前:流星 ホワイトデー[sage] 投稿日:2011/03/21(月) 14:00:18 ID:6B4ay0MY [16/22]
俺「その‥‥ずいぶんと、かわいいな」

言葉を探したがこれしか出てこなかった。

ビューリング「どうせ似合わないさ」

俺「そんなことはない」

ビューリング「ほめてもそれ以上のモノはでないぞ」

軽く笑いながら、俺はそれを口へと運ぶ。
軽快な音を発しながら小さくなるそれは少しずつ舌の上で溶けて行った。

俺「うん、うまい」

ビューリング「そうか」

その声からは先程までの緊張が抜けていたような気がした。

312 自分:流星 ホワイトデー[sage] 投稿日:2011/03/21(月) 14:02:06 ID:6B4ay0MY [17/22]
俺「ああ、食べてみればいいさ。どうせ味見してないんだろ?」

ビューリング「‥‥よくわかったな」

俺「さすがに分かってきてるさ。もう一年だぞ?」

箱の中からクッキーを一枚取るとそれを自分の口へと運ぶビューリング。

俺「うまいだろ」

ビューリング「‥‥ああ」

俺「当然だ。俺の大切な人が作ったんだからな」

ビューリング「‥‥おまえ恥ずかしくないのか?」

いつもと違う表情でこちらを睨む彼女。

俺「おまえにだけは言われたくない」

ビューリング「‥‥そうだな‥‥」

なんだ‥‥? なにかおかしい。

313 自分:流星 ホワイトデー[sage] 投稿日:2011/03/21(月) 14:03:56 ID:6B4ay0MY [18/22]
いける。これはいけるぞ。なんだかわからんがチャンスだ。
今日はなんだかしおらしい。今日は主導権を握れる!
普段は翻弄されっぱなしなんだ。これを機会に立場を変えてやる!

俺「なあエリザベス」

ビューリング「! な、なんだ」

普段は呼ばない名前で呼ぶことにより、動揺を誘ってみる。
目論見通り動揺しているな。

その様子を観察しながら、箱の中のクッキーを一枚取り出す。

俺「この前の続き」

そしてそれを咥える。

この場所で「この前の続き」と言われ、口に物を咥えれば、
たとえキャサリンであってもなんのことかわかるだろう。

キャサリンよりも頭が回るであろう彼女はもちろん理解したようで、
一瞬戸惑ったようだが、俺の方へ顔を近づけて来た。

さすがにクッキーはこの前のチョコと違ってでかいので、
半分ずつ食べて軽く唇に触れた後、攻めれば‥‥

ふふふ、だめだ、まだ笑うな、いや、しかし‥‥

‥‥と、まあここまで前置きしたのだから、この目論見は露と消えることとなる。
それが決まりというものである。

近づくクッキーと彼女の潤んだ瞳。
それを遮ったのは、大爆発だった。

314 自分:流星 ホワイトデー[sage] 投稿日:2011/03/21(月) 14:05:50 ID:6B4ay0MY [19/22]
………
……

爆風で吹き飛んだ三人は外へと飛んだようだった。
三人とも重なるように倒れていた。

ウルスラ「うーん‥‥また失敗‥‥ゲホッ」

まず起き上がるのがこの爆発の中心点、ウルスラ。

キャサリン「ど、どうして料理で爆発するねー!」

次に起き上がるのがキャサリン。ふたりともその場に膝をついて体を起こした。

ウルスラ「計算はあってるはずなのに‥‥」

キャサリン「そういう問題!?」

ジュゼッピーナ「う、うーん‥‥」

キャサリン「ああ、ジュゼッピーナ。大丈夫ねー?」

最後に起き上がったのがジュゼッピーナだった。

ジュゼッピーナ「‥‥もう二度とウルスラには頼まないようにするわ‥‥」

キャサリン「ところでなんか下があったかいねー」

ウルスラ「! ‥‥んっ‥‥なんか下にいる‥‥」

ジュゼッピーナ「んー? なにかしら‥‥」

315 名前:集中読書週間開催中!詳しくはWikiトップページにて![sage] 投稿日:2011/03/21(月) 14:06:09 ID:ZtavNigk [3/5]
流石エーリカの双子やでえ…

316 名前:集中読書週間開催中!詳しくはWikiトップページにて![sage] 投稿日:2011/03/21(月) 14:06:46 ID:P9ql0Yoc [2/2]
きっとウルスラのスタンドはキラークィーン

317 自分:流星 ホワイトデー[sage] 投稿日:2011/03/21(月) 14:06:49 ID:6B4ay0MY [20/22]
なんだ? 何が起きた? なんで俺は大の字で寝そべっているんだ。
痛い。後頭部を打ったようだ。
そして‥‥重い。なにかが俺の上に乗っているのか。

とにかく目を開けなければ。

痛みを堪えながら目を開けると、相変わらず灰色で埋め尽くされた空と、
白い物があった。

その白いものはどうやら俺の鼻より下に乗っているらしく、
これが重さの原因のようだ。

いやしかし重さを感じるのはそこだけではなかった。
腹のあたり、さらに足のあたりにも重みを感じる。

俺はそれをどかそうと何も載っていない両手を持ち上げた。

何かに触れる。それは大きくて柔らかくて暖かかった。

「ひゃん! ‥‥もー強引ねー? でも、そう言うの嫌いじゃないねー」

その柔らかいものをつかんだ瞬間、その手を掴まれ、抑えつけられる。
ああ、なんだか気持ちいい。

318 自分:流星 ホワイトデー[sage] 投稿日:2011/03/21(月) 14:08:18 ID:6B4ay0MY [21/22]
しかしこれはなんだ。
と、口にだそうとしたが、白いものが邪魔して声に出せない。
モガモガと変な声が出た。

「あっ‥‥だ、だめ‥‥しゃべっちゃ‥‥息が‥‥」

すると、そのモガモガに連動するように白いものが動き、変な声を漏らす。
‥‥人肌のような暖かさ‥‥布っぽい肌触り‥‥もしかしてこれって‥‥

「きゃー!!!」

ひとつの答えが導き出されるのと同時に、俺の大事なモノに衝撃が走る。
おもいっきり殴られた、ような‥‥

「なによこれ! 汚らしい!!」

それは‥‥殴っちゃ‥‥だめですよ‥‥ジュゼッ‥‥

薄れ行く意識の中で俺が最後に見たのは、
口をふさぐ白と、新しく空から降ってきた白と、

ビューリング「‥‥」

軽蔑するような白い目だった。


.ホワイトデー
-白い日-









智子「‥‥爆発音が聞こえたと思って飛んできたら‥‥なにこれ」

ハルカ「あの三人リュウセイさんの上でなにしてるんでしょうね」

エルマ「‥‥‥‥よくわかりません」

エルマは久しぶりにがっくりと肩を落とした。

319 自分:流星 ホワイトデー[sage] 投稿日:2011/03/21(月) 14:09:24 ID:6B4ay0MY [22/22]
あとがき




まがさしました。
すみませんでした。




これを投下してる最中も揺れました
はやく日常が戻ってくるといいな








最終更新:2013年01月30日 14:58