労働意欲旺盛無職俺2

「飛ぶよ、無職」



翌日

もっさん「俺、今日は訓練するぞ。みっちりきたえてやる。」

俺「オ、オネシャース!」

芳佳「がんばりましょうね、俺さん!」

俺「う、うん。あ、そういえば俺昨日契約したんですよ!」

リーネ「えっ、本当ですか!?みせてください~。」

俺「いくぞ!うぅぅ~ん、そりゃ!」フォン

リーネ「白い・・・たれ耳ですね。なんかさわり心地いいです。」サワサワ

芳佳「ほんとだ~。俺さんかわいいですよ。」サワサワ

俺「なんかそこら辺をほっつき歩いてたので、遊んだら突然契約されたんだ。」

もっさん「ふむ・・・。まぁいいじゃないか!それにしても・・・ふむ・・・。」サワサワ

俺「きゃっ///」

もっさん「まぁさて訓練するか。まずランニングからはじめるぞ~。基地10周だ。」

三人「はい!」


~~~~~~~


俺「はぁ・・・はぁ・・・。あ、なんか上からでそう。」タッタッタ

もっさん「こらー!ちゃんとはしらんかー!」

俺「は、はい!」タッタッタ

芳佳「俺さん大丈夫ですか?」

俺「だ、大丈夫さ・・・。たぶん・・・。ぜぇ・・・ぜぇ・・・。」

もっさん「次は筋トレだ!」

三人「は、はい!」




芳佳「ご~!ろ~く!」

リーネ「しーち!はーち!」

俺「きゅぅぅぅう!じゅうううぅぅぅぅ!うっ」バタッ

芳佳「お、おれさーん!」リーネ「あわわわ・・・・。」

もっさん「仕方ない・・・。」






俺「・・・・ん。ハッ!」パチクリ

もっさん「目が覚めたか?」

俺「あ、少佐・・・。すみません・・・。俺体力なくなってて・・・。指の力だけはあるんですけど・・・。」

もっさん「みたいだな。働いていたなら、ここまでの体力じゃないしな。それに剣もやってなかっただろう。それより大丈夫か?」

俺「あ、はい。大丈夫みたいです。・・・俺ここでやってけるのか心配です。」

もっさん「そのために訓練しているんだ。職業訓練じゃないぞ?それに私もいる。なにかあればすぐに言えよ。」

俺「少佐・・・。ありがとうございます。やさしいんですね。」

もっさん「な、なにをばかなことを。つ、つぎは飛行訓練をするぞ!」

俺「ウ、ウィッス!」





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飛行訓練にて・・・

俺「むん!(零式艦上戦闘脚か・・・。)」フォン

芳佳「じゃあ俺さん、いきますよー。」

リーネ「私たちが手を離さずに空まで連れて行きますので、ついてきてくださいね。」

俺「えっ?いきなり?ちょっ・・・!(手をつなぐなんて・・・。本当にひしぶりだな・・・。)」


芳佳とリーネの二人は俺の手をとって、加速し始める

俺はその手に連れられてエンジンをふかし、飛び立とうとする

滑走路が少しずつ、少しずつ速く通り過ぎていくのがわかる

俺は奇妙な興奮と不安を胸いっぱいに秘めていた

俺「み、宮藤!リネット!手、手をはなさないでくれよ!」

芳佳「大丈夫ですよ~。さ、飛びますよ!今です!」

突然俺の体がふわりと浮き始める





足が地から離れ、空に近づく錯覚をみせられる

リーネ「俺さん。今、飛んでるですよ。気づいていますか?」ニコ

俺「あ、ああ。わかるよ。なんか言いにくいけど・・・すげぇ・・・。」

どんどん地面が離れ、俺は空の中にいることを自覚するやいなや、達しそうな快感、いやとてつもない爽快感に飲み込まれた

もっさん『俺、どうだ?大丈夫か?』

俺『ふぅ・・・。あ、インカムですね。不思議な感じです。怖いけど、心地いいです。』

もっさん『じゃあ、次は・・・二人とも手を離して間を空けるんだ。でも俺から離れすぎるなよ。』

二人『了解です。』



芳佳「じゃあ3カウントで手を離しますね。」

俺「・・・・大丈夫だ。たぶん。」

リーネ「いきますよー。3。」

芳佳「2」

リーネ「1」




ゼロの声とともに手が解き放たれた





俺はその瞬間翼を手にすることになる


俺「と、とんでる!俺、飛んでるよ!すげぇ!解放感でなんか色々出そうだ!」

リーネ「ふふっ、俺さん、うれしそうだね。」

芳佳「そうだね~。私も最初飛んだときこんな感じだったな~。」

リーネ「そういえば、最初はネウロイと戦うために飛んだんだよね。すごいな~。」

芳佳「あのときは必死だったからあんまり覚えてないや。」

俺「芳佳、リーネ!ありがとう!少佐もありがとう!空飛ぶのって楽しいな!もう無職とかどうでもよくなるな!」

もっさん『ふふっ、そうだろう。今日はなれるために飛ぶんだ。宮藤、リーネ、いい機会だ。おまえたちがいろいろ教えてやってみろ。』

二人『は、はい!』



俺「あ、名前で呼んじまった。すまん。」

芳佳「じゃあまず、まっすぐ飛ぶのと、速度をあげたりおとしたりしましょう。えへへ、名前でも全然かまいませんよ。」

リーネ「徐々になれていきましょう。私もリーネでかまいません。」ニコ

俺「おう!」





その日はつきっきりで教えてくれた

俺はなんとか速度を上げたり下げたり、曲がったり、浮遊の仕方とかだったりをできるようにはなったけど、やはり二人のようにはいかない

あとからペリーヌがインカムにでてきていろいろと教えてくれたわけだが、なにか嫌われてそうだ

嫌われるのには慣れてますけどNE



向こうの世界じゃ人とこんなに話したことなんてほとんどなかったし、久しぶりに・・・楽しいとかそういう思いをした

戦力扱いされてないみたいだけど、なんとかしてみんなの役に立ちたいもんだ、とひそかながら強く思っていた





飛行訓練終了後、執務室にて

ミーナ「驚いたわ。俺さんはじめから飛ぶなんて・・・。どんな人にもやっぱりとりえはあるのかしらね・・・。」

もっさん「わっはっは!頭がからっぽだからもの覚えがいいのだろうな。これだとすぐに上達しそうだ!」

ミーナ「ふふっ、美緒ったら。でも思ったより、できそうでよかったわ。はじめはどうしようかと悩んだものだけど。」

もっさん「訓練しだいじゃいいものになりそうだ。しかし・・・私も驚いたな。宮藤のようだ。」

ミーナ「そうね・・・。ミヤフジさんも最初っから飛んだのよね。でも・・・トゥルーデが認めなさそうだから戦闘は無理かもね・・・。」

もっさん「大丈夫だろう。なんとかなるさ。ミーナ、そろそろ休憩しよう。働いてばかりじゃすぐ疲れるぞ?お茶でもいれよう。」

ミーナ「ふふっ、ありがとう。いただくわ。」ニコ






夜、テラスにて

俺「・・・・。そういえば、俺の部屋ってどこだっけ?教えられてないよな・・・。」

どうしようと俺が悩んでいると、突然後ろから声がかかる

?「どうかしたんですか?えっと・・・俺さん。」

俺「えっ?あ、リトヴャク中尉。ちょっと考え事をしていただけです。今から夜間哨戒ですか?」

サーニャ「はい。あまり無理をしないでくださいね。まだきて二日しかたってませんし・・・。」

俺「大丈夫ですよ。腐っても男ですから。もう取り返しのないほど腐敗してますが。」

サーニャ「そうですか・・・。なにかあったら言って下さいね?私でよければ力になりますから。」

俺「ははっ、リトヴャク中尉はお優しいですね。夜間哨戒がんばってくださいね。リトヴャク中尉もなにかあったら俺にいってください。」

サーニャ「はい、ありがとうございます。では、また明日。」

俺「うん、また明日。」




うーむ、かわいいな

エイラがああまで夢中になるのもうなづける




あ、そういえば寝るところを聞くのを忘れてた・・・

まぁいいか

今日も談話室のソファで寝るか

なんかもう無職っていうよりホームレスって感じな気もするが・・・




飼育されてるって感じだぞ
最終更新:2013年01月30日 15:03