労働意欲旺盛無職俺後日談1

「後日談・・・らしい・・・」





~テラス、ティータイムにて~





おっと、もうみんな集まってるな

しっかしいつもティータイムには力をいれてるな・・・

いい天気だし、海も綺麗だから今日は外でなのか

まぁこういう日もいいな




俺は背をきちっと正しながら歩き、ミーナ中佐、坂本少佐、エーリカの席におとなしくついた

すると時間も立たないうちにティーが運ばれてきて、俺の前に静かに置き、リーネは自分の席についた




ミーナ「ネウロイは撃墜したから、今日はもうでないと思われます。なのでゆっくりティータイムを過ごしてくれて結構です。」ニコ

もっさん「まぁゆるみすぎるのもあれだが、つい最近忙しかったしな。じっくり休んでくれ。」


ミーナ「俺さんもつい最近戻ってきたばっかだし、思い返すと俺さんの歓迎的なものも忘れてたから、この場で言うわね。」

ミーナ「俺さん、ようこそストライクウィッチーズへ。もう慣れてしまってると思うけど、これからもよろしくね。」

俺「ははっ、よろしくお願いします。期待しすぎないでくださいね。」

シャーリー「ま、今度は急に戻ったりしないから大丈夫なんじゃないか?」

とシャーリーはニヤリとして俺とエーリカを交互に見つめる



俺「大丈夫だろうけど、海に落ちたらわかんないな。たぶんないと思うけど。」


リーネ「まだ試してないんですか?」

俺「怖くてさ。でも考えて見れば世界を行き来できると思うぞ。だから誰かをつれていくのも可能だとはおもうけどな。」


芳佳「なんでそう思うんですか?」

俺「俺だけが世界を移動できると思えないし、俺がもう一度ここに戻ってこれたということは、常に世界は繋がっていると思ってもよくないか?」


バルクホルン「それは面白いな。でも、向こうで何回か試したようだが、無理なときもあったんだろう?」

エーリカ「でも、最後に戻ってこれたんだよね?それはどういうことなんだろ・・・。」

俺「うーん、それはきっと俺が戻ろうという意志がたりなかったんじゃないかなって思う。」


エイラ「どういうコトダ?」

俺「つまり・・・俺がこっちの世界に来るのがある意味怖かったんだな。でも結局覚悟を決めたらこれた、というわけ。推測の域だが。」




もっさん「ふむ・・・。ならおまえがまた元の世界に戻ろうと思わない限り、海に浸かっても大丈夫なわけだ。」


俺「たぶんそういうことになりますね。あ、推測ですよ。」

ペリーヌ「なら、一生戻れないんじゃなくて?今はこっちにいたいみたいですし。」



俺「ははっ、そうだな。確かに向こうの世界には戻れそうにないわ。」ナデナデ

と俺はおもむろに隣にすわっているエーリカの頭に手を伸ばし、髪をしゃくしゃくとなでていく

もちろん言うまでもなく、俺がこの世界にこだわるのは、この場所・人、そしてエーリカだ

だから向こうに帰ろうと思う気はさらさらない





ミーナ「ふふっ、仲いいのね。」ニコニコ

俺「そうですね。ずっといますし、なんか似てるんで、気楽なんですよね。」

シャーリー「確かに似てるけども・・・。」

サーニャ「でも、羨ましいです・・・。仲睦まじくて。」

俺「ははっ、サーニャありがとう。サーニャもきっといい人が見つかるよ。」

エイラ「ナ、ナニーーーッッ!!そ、そんなコトは・・・!」ガタッ

俺「お、おお、落ち着けエイラ。まだ慌てるような時間じゃない。」




ルッキーニ「さっきの話なんだけどさ!俺って誰かを向こうの世界に連れていけるの?」



その瞬間みんなの視線が突き刺さる

これは期待であろうか、それとも希望であろうか

まぁ未来世界の商品なんてだれでも惜しいよな

未来にだれだって行きたいよな・・・

俺だって睡眠学習装置でも買って、エリート人になりたいわ





それはおいといてもこのことに関しては俺にも疑問がいっぱいだ

またまた推測の域だが・・・答えはある



俺「さぁ?でもエーリカの腕を引っ張って海に落ちたときは無理だったから・・・。恐らくムリダナ・・・。」




そう答えた瞬間、みんなのため息が聞こえた

まったく・・・この青空にに合わない落胆の息だ





俺「でも・・・こっちに物品とかはもってこれたし、商品ぐらいなら・・・。」

エーリカ「そういえばお菓子とか持ってきてたもんね~。」ポリポリ

俺「エーリカがほとんど食べちゃったけど・・・。」ナデナデ

エーリカ「にゃはは、結構おいしかったよ。デザート系のやつとか美味しかったけどね~。あとはポテトチップスとか!」




バルクホルン「ということは・・・俺が向こうの世界に戻りたいと思って、向こうの世界に行ってからいろいろ買って、またこっちに戻りたいと思えば・・・。
         いけるんだな?」

俺「その通りですが・・・。バルクホルンさんに似合わない発言ですね・・・。」

芳佳「そういうことなら・・・とりあえず海に俺さんを放り込んだら・・・。」ゴクリ





リーネ「そういえば、最近カップが割れちゃって・・・。」チラッ

シャーリー「未来のゴーグルとかヘルメットってどんなんだろうなー。」チラッ

ペリーヌ「俺さんの世界では、ガリアはたしかフランスというんでしたわね。そこってガリアみたいに芸術的なものは・・・。」チラッ

もっさん「ペリーヌは美徳があるな。それを言えば、日本刀というのにも興味あるな・・・。基本変わらないらしいが・・・。」チラッ

俺「(おい、やべぇよ。助けてくれよ、マイハニー。)」チラッ

エーリカ「未来のお菓子おいしかったなー。」チラッ

俺「(ガッデム!)」





ルッキーニ「あたしもお菓子に興味あるなー。あ!あと俺の世界にはいろんなジュースとかあるって聞いたな~。」チラッ



俺「(おいおい、俺に向こうにいけってか・・・。勘弁してくれよ・・・。ん、視線が・・・?)」

エイラ「(俺!私はサーニャのグッズをダナ・・・。あと、ペアカップでも・・・。)」

俺「(アイコンタクトか・・・!ふざけんな!ん、サーニャ?)」

サーニャ「(私はなにかエイラのグッズとかを・・・。あとなにかおそろいのでも・・・。)」

俺「(そんな目でこっちをみつめるな・・・!)」




ミーナ「あらあら、私は・・・そうね。なんでもいいわ。」

俺「直接きたな・・・。」

芳佳「私は・・・俺さんなら私がほしい物をわかりますよね?」

俺「・・・だいたいな。ってか・・・向こうの世界にいくつもりはないんだが・・・。」

リーネ「世界も超えられない男の人って・・・。」




バルクホルン「こらこらおまえたち、あまり俺を困らせるんじゃない。」

俺「バルクホルンさん・・・。あんた優しいわ・・・。」

バルクホルン「ちゃんと現実的なものにしておくんだぞ。私のほしい物は・・・ま、なんでもいいさ。」

俺「・・・みんな冗談きついな~。ティータイムにそれはきついな~。」

もっさん「よかったな。仕事がはいったな。」




エーリカ「ねぇねぇ俺!私も連れていってよ!」

俺「いや、向こうに行く気はないぞ!こっちに帰って来られなかったらどうするんだよ、まったく・・・。」

ミーナ「うふふ、そうね。俺さんはもうこっちの世界が家になっちゃったから、帰れなかったら困るわね。」

俺「そうですよね。ふう・・・まぁ今度ロマーニャにでも行ってなにか買ってきてあげるからそれで我慢してくれ。」




シャーリー「残念だな~。まぁいっか。リーネ~おかわり~。」

俺「あ、俺も~。」

リーネ「わかりました~。」トテトテ






よくわからんうちに時間がかなりたってもう夕方になってしまっていた

こんなに時間を忘れて楽しんだのは本当に久しぶりだ

なにもかも忘れていたけど、ここじゃ思い出させてくれる





俺は今まで働いたことなかったし、こんなに人と離すことが楽しいとも思わなかった

でもここは楽しい

働くことも、どんな無理難題言われることもなぜか楽しい

いつも温かいなにかを産み出してくれる





でも俺は向こうの世界でのことを恨んじゃいない

そうでなければこっちの世界にくることはなかっただろうしな



結局結果論だけどこっちにこれてよかった





俺「みんな、これからもよろしくな。」




俺は思い立ったように、今まで思っていたことを口にした




エーリカ「うん!よろしくね。」




天使がにこりと笑って俺に言葉を返してくれる

みんなも微笑んで返してくれる




恋人も仲間も職も俺は手に入れた




そして一日がすぎてゆく




できれば、こんな日が続いて欲しいものだ・・・

と願いつつ俺はみんなの幸せを願った





~~~~~~~~~~~~~~~~~~





~朝、俺の部屋にて~




うつくしい朝日が俺の目に染みこんでくる



俺はそれを受け入れ、少し唸りながら体を起こし、目をこする




俺「ふわぁ~。よく寝たな~。なんかいい夢を見ていた気がするんんだが・・・。さて、今日も仕事にいっか!」





唐突に起き、ベッドから飛び降りる


今日もいい一日の始まりだといいもんだ


いそいそと服を着替え、とりあえず髪を整える






俺「なんか妙に目覚めがいいな・・・。夢でも見ていた気分だ・・・。」




なにか変な夢でも見ていた気がするが、そんなことは取るにたらないことだ




なんだか・・・楽しい夢だったはずだが・・・



そして俺はまず一番にすることを思い出し、そっとそれを実行する











俺「ほら、エーリカおきろよ。朝だぞ~。はやく食堂にいこうぜ。」


エーリカ「う~ん・・・・。あと30分・・・。」ギュ




そのかわいい少女は俺の服の端をつかみ、離さなくなる




俺「ほらほら、起きてくれ。芳佳がご飯つくってくれてるぞ。」

エーリカ「おれ~、もう少しだけ・・・。」グイ

俺「おわっ!ちょ、ちょっと待てって・・・。」

エーリカ「いいじゃん別に。もう少しだけ・・・。俺、あったかいよ・・・・。」

俺「はぁ~・・・まったく。仕方ないな・・・。」ナデナデ





そんなこんなでまた新しい朝が始まる

俺はこの世界ですべてをもらった

なら俺は・・・守るだけだ




場所も、みんなも、エーリカも

エーリカが好きなものを全部





でも、変わらず給料はでないらしい





これも無職の宿命か・・・
最終更新:2013年01月30日 15:11