忘年会は締まらない形で終わった

俺は朝の出発に備えて寝ようとした

シャーリーと一緒に・・・・

2人寄り添いながらベットに寝ている

シャーリー「俺、まだ起きてるか?」

俺「うん、起きてるよ」

シャーリー「明日には・・・もう行っちゃうんだよな?」

俺「うん・・・・・」

シャーリー「やっぱり、寂しいな・・・」

シャーリーは少し涙声になる

俺「シャーリー・・・」

俺はシャーリーを優しく抱きしめる

俺「大丈夫だって、すぐ戻る。それに手紙も書く・・・」

シャーリー「うん・・・・」

俺だってシャーリーと離れるのは寂しい

一時的なものでも寂しい

俺はシャーリーが眠るまで優しく抱き続けた

俺は明日の朝、原隊に一時的に戻る

これからどうなるのかと考えながら、深い眠りに落ちた

―― 朝 ―――
俺は誰よりも早く起きた

そして、出発の時刻になるまで、朝食を済ませた

誰もいない朝食・・・・すこし寂しい

まだ太陽も昇らない頃、滑走路に1機のJu52が着陸する

出発の時間が来たのである

俺は荷物を持ち、滑走路上へ向かう

ju52の前にはミーナさん、少佐、そしてシャーリーが待っていた

俺は少佐とミーナさん、そしてシャーリーと挨拶を交わし、機内に乗り込んだ

3人に見送られながら、ju52は離陸した

ここからは気持ちを切り替えなければならない

―― Ju52 機内にて ―――

機長「お久しぶりです、俺大佐」

副機長「同じく、お久しぶりです、俺大佐」

俺「おっ、2人とも久しぶりだな!!」

俺は501に着任するときにju52機内でマルセイユブロマイドを売りつけた機長と副機長に再会した

相変わらずの童貞臭漂う2人である

前は3人であったが、今は違う

機長「ところで俺大佐、写真ありますか?」

俺「そっか、君たちは知らないか・・・・」

副機長「何をですか?」

俺「俺、盗撮辞めたんだよ」

機長・副機長「どぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?!?!?!」

2人には、衝撃的だったろう・・・

あれほど写真に情熱を注いでいた俺が盗撮を辞めるといったのだから

機長「何でですか!?」

俺「前の俺は、男たちのために写真を撮るという目的を持っていた」
 「しかし、今の俺は愛しい人のために盗撮を辞めた」
 「ほかのウィッチを撮ると、怒るんだもん・・・」

副機長「愛しい人って誰ですか!?」

俺「なんで教えなきゃいけないんだ?」

機長「教えないなら、スカイダイビングしてもらう」

機長はそういうと、副機長に俺を機体から降ろせと命じた

副機長「命令ですから、恨まないでくださいよ」

俺「わかった!わかったから!!教えるから!!」

あぶねぇ・・・あと少し言うのが遅かったら、アドリア海に落とされてるところだったよ・・・

機長「誰なんですか?俺大佐」

副機長「天使とか言ったら、本当に落としますよ」

俺「愛しの人はシャーリー、シャーロット・E・イェーガー大尉だよ」

機長「・・・・・・・」

副機長「・・・・・・」

機内に沈黙が流れる

俺「どうしたの?」

機長「副機長、この男の敵をアドリア海に落としたまえ」

副機長「了解しました」

俺「どえぇぇぇぇぇl!?!?約束と違うじゃんか~!?!?!」

こんなやり取りが、基地に着陸するまで続いた



―― ブリタニア ―――
俺の前所属部隊 第617飛行中隊の基地に到着した

ここの部隊は基本的に男たちだらけである

ウィッチは俺を含めて4人だけだ。しかも全員 男ウィッチ・・・

ただでさえ少ないウィッチ、そして男のウィッチはほとんど居ないと言っても過言ではない

その珍しい男ウィッチたちが、ここ第617飛行中隊に集まっていた

その中の1人が負傷したわけだ

俺はju52のタラップを降りた

ギブソン中将「ここまでご苦労だった、俺大佐」

俺「お気遣いありがとうございます、ギブソン中将。俺大佐、ただいま第617飛行中隊に着任いたしました」

俺は中将に敬礼をする

ギブソン中将「うむ。では、俺大佐、前と変わらぬ部屋を用意してある。すこし休むといい」

俺「了解しました」

俺はもう一度敬礼をし、ここにいたときに使っていた部屋に向かった

その途中、男ウィッチ仲間である1人と出会った

俺「おう、久しぶり、男2」

男2「おぉー!!久しぶりだな!俺!!」

俺たちは久しぶりの再会に握手を交わす

俺「相変わらず、イケメンだな」

男2「何言ってんだよ~そんなに俺はイケメンじゃな・・・・いや、かなりのイケメンだっ!!」

俺「ほんとにそのノリ、変わらないな」
 「ところで、誰が負傷したんだ?」

男2「男3だよ。男4は元気だ」

俺「そうか・・・まぁ、助かってよかった」

男2「確かにな」

すこし哀愁を帯びた空気が流れる

男2「まぁ、あと2、3週間もたてば戻ってくるから」

俺「そうだな」

男2「そういえば俺は501に居たんだから、エーリカ・ハルトマン中尉の写真撮ったんだろ?」

俺「まぁ・・・撮ったけど」

男2「さすがだな!恋人はカメラのあだ名がついてただけあるぜ!」

俺「そのあだ名はじめて聞いたぞ!!」

男2「まぁ、気にするなよ。ハルトマン中尉の写真、売ってくれないか?」

俺「この前、501の整備士たちに売りつくしちゃったよ」

男2「えぇー!?じゃぁ・・・誰でもいいから売ってくれよ」

俺「一枚もあまってないって・・・・」

男2「マジかよ・・・・盗撮俺の異名を持つお前が、写真の在庫を抱えていないだなんで・・・・」

俺「残念ながら、今の俺はただの俺だ。盗撮俺ではない」

男2「盗撮をやめちまったのか・・・さては、女が出来たんだろ?」

俺「・・・・・・」

俺はとぼけた

男2「その反応・・・・マジなのか!?!?!」

俺「・・・・・・・・・・・」

男2「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!なんで、こんなやつに女ができるんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
  「世の中、理不尽だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

俺「お、落ち着けよ・・・」

男2「落ち着けるかぁぁぁぁっ!俺に女が出来たんだぞぉぉぉっ!女がかわいかったら俺をぶっ殺すぞぉぉぉぉぉ!」

俺「じゃ、殺してください」

男2「な!?な、な・・・・・マジでかわいいのか?・・・・・・」

俺「そりゃ、もちろん」

男2「・・・・・ウィッチか?」

俺「うん」

男2「・・・・胸は?」

俺「メガサイズ」

男2「・・・・もしかして、バイク好き?」

俺「そうだ」

男2「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」

男2は拳を勢いよく俺の顔にぶつけてきた

俺「げふっ!・・・・」

俺は床に倒れた

男2「立てよ・・・立つんだ、俺ぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」

男2が怒るのも無理は無い

その時、男4が現れた

男4「何やってんだよ!男2!!」

男2「男4!!俺が・・・この俺が・・・」

男2は半泣きである

男4「俺!?久しぶりだな!」

男4は倒れてる俺に手を伸ばす

俺「久しぶりだな・・・いてててててて」

俺は手を借りて立ち上がる

男4「いやぁ~俺、相変わらずだな!」

俺「まぁな」

男2「男4!聞いてくれよ!俺が・・・俺がイェーガー大尉と付き合ってるんだぞ!」

男4「へぇ~!俺やるじゃん!」

俺「ありがとう」

男2「そういうことじゃねぇぇぇ!お前は怒りを感じないのか!?!?!あの女神と付き合ってるんだぞ!?!?!」

男4「別にいいんじゃないの、俺も彼女できたし」

俺「おぉ、おめでとう!」

男4「ありがとさん」

男2「く・・・・う・・・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!俺と男4の裏切り者ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」ウルウル

男2は泣きながら走り去っていった

俺「お、おい!?」

男4「ほっとけ」


― 続く ―
最終更新:2013年01月30日 15:22