パシリな俺

プロローグ「転属命令は突然に」



――第31統合戦闘飛行隊 アフリカ 野営基地・ハンガー――

整備A「俺班長!全ストライカーユニットの整備準備完了しました!」

俺「よぉし!A班は陸戦のオーバーホール、B班は砲身の分解と清掃だ。
  C班は俺と空戦ユニットの通常整備だ、進達状況によってにはA・B両班の補佐に回る。
  B班は作業完了しだい俺に言ってくれ砲の微調整とテストは俺がやる以上だ!」

全整備員「「「OK!!班長!!」」」

俺「よし!かかれぇ!たらたらしてるヤツぁぶち殺すぞぉ!」

全整備員「「「うぉぉぉぉ!!」」」バタバタバタ……

俺「……ふぅ、さて俺の仕事はじめますかねぇ」

マルセイユ「おーい!俺!」

ペットゲン「俺整備班長おつかれさまです」

俺「おう、なんだペットゲン少尉にマルセイユじゃねぇか……おいマルセイユ……先に言っとくが
  また水煙草ぶっ壊したから直せーとかお菓子よこせーとか焼きそばパンと午後ティー買ってこいとか
  いったら怒るぞ?」

マルセイユ「おいおい、手厳しいねぇ俺整備班長殿?……まぁ、ちょっとしたお願いは確かにあるけどな」

俺「」

ペットゲン「今日は私とティナのストライカーユニットと新しく支給された銃器の調整と最適化をお願いしに来ました」

俺「別にたまにぐらいならお前さんの『ちょっとした』お願いってやつを聞いてやってもいいんだが限度ってモンを知れ」

マルセイユ「まぁまぁ、いつもなんだかんだ言って聞いてくれるじゃないか。っま、その話はおいといてこいつがさっき支給されたもんだ」ガチャガチャ

俺「ったく…ちょいと失礼、マズはペットゲン少尉のはっと……(ガチャガチャガキャ!カキン!)ありゃりゃ銃身が右に+1度歪んでるな
  あと、引き金が硬いな、あとはスプリングが2・3個ほど歪んでるのが入っちまってんなこりゃ。
  マルセイユ嬢のは……(ガチャガチャガキン!)……コレ銃身が左にコンマ7の歪みだな。あとは精度不十分のパーツがちらほらと…ってとこかな」

マルセイユ「何度見ても試射なしのうえ動作確認と目視だけでそこまで判別できるお前はふつうじゃないな」

俺「うるせぇ、ちょいと人より目と耳がよくてお肌が敏感なだけだ……で?
  こいつらを全部合わせて次の出撃までおねがいしますぅ俺整備班長さまぁってお願いしますぅって言いに来たのかぁ?」

ペットゲン「俺整備班長気持ち悪いです」
マルセイユ「地獄に落ちろ」

俺「……君達ほんと辛口だよね、まぁそいつは置いといて…すまんが、いまちょいとたてこんでてなぁ。
  そいつらが終わってからでもいいか?」

ペットゲン「次の出撃までに完了していただければ問題ありません」

俺「おっけー!んじゃこの話は終わりだな。さって仕事しg(クイクイ)「……」なんだよぉマルセイユさぁん。
  服のすそ引っ張るなよぉ仕事させろよぉ……」

マルセイユ「……」ジーーー

俺「そ、そんな目をしてもお願いは聞かんぞ!つかもういい加減引っかからんぞキャラが違うことに気付け」

マルセイユ「……」ウルウル

俺「ぐぐぐや、やらんぞ!絶対!」

マルセイユ「……」ウルウルガシッ!ダキ!

俺「っく!やら…んぞ……」

マルセイユ「……」フニフニフニフニ

俺「ギギギギギ゙……は、離れろ……当たってるからはなれてぇ……」

マルセイユ「……(耳元で)お・ね・が・い」フー

俺「ギギギギギ……わかった!わかったから!このあとご用件を伺いますので離れてもらってもかまいやせんかね!?」

チラッ
全整備員「(毎回毎回うらやましいぃぃぃぃい忌々しいあぁ忌々しい忌々しい!)」ギギギギ

マルセイユ「うん!それでこそ私の下僕1号!ごくろう!!さっすがは『魔女の僕(パシリ)』はちがうねぇ!」ッパ

俺「くそぉ悪魔め…ってその名で呼ぶな!俺はただ魔女(レディ)の要望に忠実で敏感なだけだ!
  ……このあと整備もあんのにまた負けちまってオレノバカオレノバカ……」

俺「ん?言いましたかペットゲン少尉?」

ペットゲン「いえ、何も……俺整備班長?私もお願いしたいことがあるのですがよろしいですか?」

俺「っは、はい!なんなりと!」

マルセイユ「……俺整備班長どのぉ?対応に差がありすぎると思うんだがそこんとこ詳しく聞きたいんだがね?」

俺「自分の無駄に詰まってる胸に手を当ててきいてみるんだ(ズドム!)ひゅぅぃ!」

マルセイユ「ふん!いくぞライーサ!あと俺!お願いが終わった後に話しがある。……にげるなよ?」

ペットゲン「……それでは失礼します」

俺「お前らが考えていることはわかるが……変わってやろうか?」

整備員一同「「「「「いえ私は遠慮しておきます」」」」」

俺「チキンどもめ……とりあえずこの話はこれで完了だな早速おれのしごとにっと」

マイルズ「俺整備班長!マチルダⅡの整備要望リストを提出しに来ました」

俺「おお、マイルズ少佐。わざわざありがとうございます。どれどれ……やっぱ駆動系の消耗が激しいな。
  後は戦車砲の効率化と最適化か…おーけーです少佐殿。早速とりかかりましょう」ペラペラ

マイルズ「はい。よろしくお願いします。……あと、その…部下どもがまた少しお願いをしたいとのことなので
     整備が終わった後こちらのテントまできてもらってもよろしいでしょうか?」

俺「あー……了解しました。整備が終わりしだい伺います」

マイルズ「は、はい!よろしくお願いします!お待ちしていますね!?」ッタッタッタ

俺「まーた面倒ごとが増えた……まぁ、気を取り直して整備にっと」

加東「俺班長、カメラの調整を頼みがあるんだがいいか?」

北野「おれはんちょうーおれはんちょー!この前作ってもらった”どらいやー”がぁー」

稲垣「俺班長、お疲れ様ですボヨールドの調整についてお話と、あと少しお使いを……」

パットンガールズ「「「俺班長マッサージおねが~い!」」」

俺「皆様!?整備が終わり次第取り掛かりますのでテントでお待ちいただいてかまいませんかね!?」

加東「すまんな」

北野「すいません~お手数をおかけしますぅ~」

稲垣「よろしくお願いします!」

パットンガールズ「「「さっすが俺班長!たよりになるー!」」」

俺「(俺労死するんじゃね?)」



――数時間後――

俺「はぁ……とりあえずマイルズ少佐、扶桑組み、パットンガールズの用件は完了だな。
  あとはマルセイユとペットゲン少尉のストライカーは整備完了したから……後はお願い(パシリ)か……面倒なことじゃなきゃいいが」

事務子「俺班長ぉぉ!俺整備班長ぉぉぉ!!」

俺「今度は何だ!」

事務子「俺班長、対ネウロイ作戦本部アレクサンダー元帥閣下より直接連絡です!」

俺「」



――第31統合戦闘飛行隊 アフリカ・ハンガー詰め所――

俺「はぁ!?転属!!??」

アレクサンダー「そうだ、君には今すぐにロマーニャに飛んでもらう」

俺「ロマーニャって……唐突すぎんだろが元帥閣下どのよぉ!第一、整備がまったくおわっちゃいねぇんだぞ!
  パットンガールズにマイルズ少佐んとこの陸戦ユニットはオーバーホールと調整中で様子見なきゃならん!
  しかもだ!ペットゲン嬢とマルセイユからのちょ・く・せ・つ受けたパシリ要請の内容を聞きにいってすらねぇ!
  無視したらころころされちゃう!」

アレクサンダー「すでに追加の整備人員は送ってある。何の問題もない」

俺「ありすぎて問題だらけなんですが」

アレクサンダー「……第501統合戦闘航空団"ストライクウィッチーズ"。君にはそこで整備班長をやってもらう」

俺「ちょっと!話をきいてください元帥閣下!?」

アレクサンダー「詳細は輸送機の中でおって説明する。……質問は?」

俺「……問答無用ってヤツですか」

アレクサンダー「無いようだな……すでに迎えを送っている、それでは健闘を祈る」ブツツーーーー

俺「(これ録音じゃね?…いつもの事だろうけど)」

ダバダバダババダババババババァーン!

黒服ーズ「「「「「俺最上級兵曹長ですね?あなたには私たちについてきていただきます!理由はお分かりですね!?」」」」」キリッ!ムキッ!ムキッ!

俺「準備ぐらいさせろ!や、やめろォォォ!それ以上俺に近寄るなぁぁぁぁ!!(ガシ!)ぉぉぉぁぁぁせめて!せめて!
  マルセイユとペットゲン少尉に説明をぉっぉぉぉ!」ズルルルル……





次回予告

突如第501統合戦闘航空団"ストライクウィッチーズ"に理由も説明されずにすることになった

俺整備班長こと俺最上級兵曹長

アフリカでパシリ人生を突っ走っていた彼に未来はあるのか?

ふざけんな!ねーよ!マルセイユのお願い(パシリ命令)無視した時点で詰んでんだよ!

次回、『パシリが来た』
ターゲット、ロック・オン!
最終更新:2013年01月31日 14:18