パシリな俺
第五話「強襲!マルセイユ」
あらすじ
エーリカ「ね~ね変な荷物いっぱいだけどどうする?」
俺「俺が片す」
エーリカ「……こそこそ」つフェルミオン粒子
俺「おいばか部屋に持ち込むのやめろ」
ウルスラ「兄様バイオコンピューターの配線がわかりませんっていうか説明がわかりません」
俺「おれもなにいってるかわかんない」
坂本「とりあえずペリーヌ亀甲縛りすればわかる。私にはわかるのだ」フンス!
ペリーヌ「あふん!」
俺「わかった」
ウルスラ「わかった」
エーリカ「えっ?」
以上3行になります
―― 第501統合戦闘航空団基地 ハンガー――
俺「あとはコイツをつないで……ウーシュ。どうだ?動きそうか?」
ウルスラ「いえ…それが魔導カートリッジロードシステム本体と生体演算機のマッチングが上手くいかなくて……もう少し調整が必要なようです。」
俺「そうかぁ……あー、そういや結局。魔導衝撃波弾の試射やるっていってたけど気化燃料の混合率とかも最終調整がまだだったなぁ。
まぁ、比率の候補はできてるし。美緒姐さん熱望の「魔導増槽」搭載型紫電・改はなんとか用意できたからよしとしようか」
ウルスラ「……配備された試験武装の選定もまだです…いかんせん突発的に物が増えすぎました」
<ガキン!……ガサガサ
<あ、おいお前なにやってんだ!?
俺「そうか……まぁ、調整はこの後の富士の試験飛行をしながらだな。あぁ~~~、今から荷物乗っけて間に合うかなァ~」
ウルスラ「その点は問題ありません。こんな事もあろうかと、すでに魔導衝撃波弾の調整用機材等と試験兵装は積載済みです」
俺「おお!いいねぇ~さっすが我が妹分!褒美に撫でてやろう~」ナデナデ
ウルスラ「あ…うう……」
<?
<?じゃねぇよ!なんでメンテナンスハッチ開いて配線鷲掴みしてんだよ!
俺「ほんとあんた等姉妹はこれされるとヘベレケになるよねぇ~……そういや、今日の試験飛行だれが参加すんだっけ?
美緒姐さんと…元へっぽこ3人組と…だれだっけ?」ナデナデ
ウルスラ「もぅ・・・兄様ったら。他には姉さまとバルクホルン大尉、それに、シャーリー大尉とルッキーニ少尉ですよ」
俺「おう…ナイトウィッチ組みとミーナ中佐以外か…まぁ、哨戒任務も兼ねるって言ってたしこんなもんか~っと、そろそろ時間だな。行くぞウーシュ」ッパ
ウルスラ「あ…」シュン…
俺「ほらほら、シュンとしてないで行くよウーシュ!ってかなんでシュンとすんのかと……ん?」
(圭)<フガァ!……ンンン! (バキン!)
俺「お前そのダイナミックな整備をいい加減やめろおい!どんな整備方法!?どんだけアグレッシブビーストにあふれてんだよ!!」
――地中海 上空・試験空域へ移動中――
シャーリー「イェ~イ!ヒャッホーイ!」ブゥゥゥゥン!
ルッキーニ「イエ~~イ!」ヒィィィィン!
エーリカ「にゃはははは~!」ブゥゥゥゥン!
バルクホルン「コラ貴様ら!何好き勝手に飛び回っているんだ!」
シャーリー「いいじゃんかよバルクホル~ン」
ルッキーニ「だってこのおっきな飛行機回りがいがあるんだも~ん」
バルクホルン「そんなのが理由になるわけないだろうが!兵器の試射実験と試験飛行を兼ねているとはいえ
訓練なのだぞ!もっと」
エーリカ「もぉ~トゥルーデはかったいな~」
シャーリー「ただ回ってるだけじゃないぞバルクホルン。ちゃ~んと機体の調整がうまくいっているか
確かめながら飛んでるかられっきとした試験飛行だよ~だ。だから~」
ルッキーニ「ひゃっほ~い!だいかいて~ん!」
エーリカ「もういしゅううう!」
バルクホルン「きさまらぁ!」
芳佳「あはは……けど、本当におっきな飛行機だね」
リーネ「う、うん……こんなに大きな飛行機。私の国にもないな」
ペリーヌ「これが離水するときは艦が空を飛んだかと思いましたわ」
坂本「重巡航飛行艇「富士」改め「スーパーXⅢ」全長、全幅、エンジン数も二式飛行艇の約2倍……か、まさに「空の戦艦」…だな」
俺<<おっと、その「空の戦艦」ってとこ「空の空母」に訂正してほしいね。こいつにが武装なんて必要最低限の自衛用しか積んでないんだから>>
坂本「はっはっは!そうだったなこいつは戦えないのだったな」
リーネ「あれ? 今、俺さん「空の空母」っていいましたけどどういうことですか?」
ウルスラ<<それは、この機体にはウィッチを飛行しながら展開、収容及びストライカーユニットの整備が可能な『空中空母』機能を実装しているからです>>
芳佳「へ~、じゃあ飛びながらこの飛行機に乗れるんですか」
俺<<もちろんだ。その訓練もこのあとの試験計画に組み込まれてるからな>>
ガンガン!
俺<<……?なにこの音>>
エーリカ「ねぇ~俺~着艦ってこのドアから入ればいいの?ちょっと眠いからあけてよ~」ガンガン!ガンガン!ガンガン!
俺<<え、ちょっとやだ…エーリカちゃん!?そこ非常用ハッチだから!着艦するときは後部ハッチが開いて専用の装置が動くから!>>
エーリカ「……」ガチャガチャ
俺<<やめて!しかも俺の私物置いてある部屋の非常用ハッチじゃねぇ~か!俺の部屋が廃墟になっちゃうやめて!試験終わった後ならどれだけでも寝床を提供しますから!>>
エーリカ「しかたないな~」
俺<<ありがとうございます!>>
シャーリー「……あんな軽いノリだけど結構すごいことしてるよなハルトマンって」
バルクホルン「あぁ、相手との相対速度を合わせて機体にピタリと張り付いてるからな。実は結構難易度が高いはずなんだが…あいつはかんでやってるんだろうな」
ルッキーニ<あ~!アタシも乗る~! ガンガンガン!
俺<<やめたげてよ!!>>
リーネ「うぅ~、難しくないですよね?」
俺<<そんな心配しなくていいぞリーネちゃん。専用の発着補助装置もあるから一度でやれるさ……あ、そうだ。美緒姉さん「魔導増槽」搭載型の調子はどうです?>>
坂本「そうだな……ちょっと待っていてくれ…シャーリー!私も混ぜてもらうぞ」
シャーリー「お、いいですよ少佐~どうぞ~」
坂本「それでは遠慮なく」
エーリカ「それじゃこのメンバーで編隊くんでみよーよ。ほらトゥルーデも!」
バルクホルン「う、うむ」
ルッキーニ「さんせー!」
坂本はストライカーの挙動一つ一つのを確かめるようにスーパーXⅢの周囲をシャーリーたちと即席の編隊を
組みながら飛び回る。一週…二週としばらく飛行していると坂本が少しづつだがほかのメンバーよりも行動が遅れているのにエーリカが気づく。
エーリカ「?」
シャーリー「お、どうしたんだハルトマン?」
エーリカ「気のせいかな坂本少佐がワンテンポ遅れてるような?」
坂本「ふむ……やはり、わかるか。となると、自分が思ったよりも挙動に影響が出ているようだな」
エーリカ「ん~なんというか、ストライカーが少佐に引っ張られてるように見えるんだよね」
坂本「確かに次の行動への切り返しに前よりも引っ掛かりがある気がするな」
俺<<そうなるということは思った以上に重心がブレてるな……ちょっとお待ちを『アクセス』して微調整します>>
しえーん
坂本「了解」
ペリーヌ「ストライカーの遠隔メンテナンスは俺さんに負荷をかけるのではなくて?あまりやらないほうが……」
俺<<そいつなら大丈夫だ。新しく支給された『生体電算機』のアシストのおかげでその負荷は無茶やらん限りは問題ないさ。
メンテナンスユニット改起動確認…開発者権限入力…認証OK…稼動中ユニット通常メンテナンスモード起動
…対象…選択…選択完了…パラメータ再設定……完了……これでどうです?>>
坂本「ふむ少し、試してみよう」
再度ストライカーの挙動一つ一つのを確かめるように富士の周囲をの編隊を組みながら飛び回る。
先ほどとは違い、鋭い機動でほかのメンバーを引っ張るような動きを見せる。
エーリカ「お~、すごい。さっきの動きと全然キレが違う」
バルクホルン「ちょっとした変更でここまで変わるものなのか」
坂本「うむ!これで問題ない。すまないな俺」
俺<<いえいえ、これが俺の仕事なもんで>>
シャーリー「新しく支給された…か。そーいや、うちの基地でやる新型ジェットの試験っていつからやるんだ?
テストパイロットすら来てないんだろ?」
俺<<だね~。そこら辺はおれもよくわかんねぇんだよねぇ~」
シャーリー「そっか……ジェットか~いいな~飛ばしがあるんだろうな~」
俺<<あるともよ、エンジン出力はレシプロの数倍。時速950kmは堅いって話だからな。な、ウーシュ」
ウルスラ「はい、レシプロストライカーに代わる次世代型ストライカーユニットですから」
シャーリー「950!?そいつはすごいな~乗ってみたいな~」
ルッキーニ「すごいね~ばびぃ~んってなるのかな!?」
バルクホルン「……パイロットが決まってさえなければ私がテストするところなのだが…残念だ」
シャーリー「あ~、バルクホルンじゃだめだめ。音速の世界を知らないやつが制御できるわけないだろ~」
バルクホルン「なんだとぉ!?」
エーリカ「落ち着きなよトゥルーデ。……でも、そのテストするウィッチっていつくるんだろ。こないと始まんないのにね~」
坂本「あぁ、そのウィッチならすでに501基地に輸送機で移動中だ。この試験が終わって戻れば顔合わせの予定になっている」
シャーリー「え!? じゃ、じゃあ基地に戻ったらストライカーが置いてあったり……!」
坂本「残念だが、ジェットストライカーの配備はまだだ。その前に、ローマで大掛かりなお披露目をおこなってから配備するそうだ。
それが終わってからになるので、当分は先の話になるな」
シャーリー「そ、そんなぁ~」
俺<<ははは、残念だったなシャーリー。だけど、やっと計画が動き出すわけだ…忙しくなるな。こいつわ>>
坂本「あぁ、俺にはいろいろと面倒をかけることになるだろうな」
俺<<そこら辺はうちの整備班を信用していただきたいですな>>
シャーリー「ちぇ~、俺。配備されたらあたしにも搭乗させてもらえるように頼んでおくれよ」
俺「へいへい、善処いたしますよ……っと、こんなことしてるまに試験空域だな。よーし、みんなー準備たのむ>>
ウルスラ<<待ってください兄様……トラブルのようです>>
俺<<ん?>>
坂本「どうした?」
ウルスラ<<これを聞いてください>>
<<ザ…ザザァァァ……繰り返す、サザ…はMSCF(最厳重警備隔離施設)へ接近中…ザザ…る。直ちに進路を変更されたし。繰…ザザ…す>>
ペリーヌ「……なんですのこの通信は」
<<繰り返す、貴機はMSCFへ接近中である。直ちに進路を変更されたし…ザザ…。この警告が聞き入…ザザ…ない場合は迎撃の…ザザ…がある>>
リーネ「げ、迎撃!?」
エーリカ「……味方に向かって迎撃か。穏やかじゃないね~」
バルクホルン「MSCF? こんな海域になにがあると言うんだ」
俺<<……あー、MSCFか…となると……美緒姐さん>>
坂本「あぁ、すでに捕捉している……まちがいない。NC研だ」
リーネ「NC……研?」
坂本「二時の方向……海上をよくみてみろ。かなり大規模な船団が見えるはずだ」
坂本が指差す先には、海の上に建物複数のビルが建っており。その周りに大小さまざまな種類の船が密集して航行している奇妙な船団が見て取れた。
ルッキーニ「なにあれ~。海の上にビルがたって動いてるよシャーリー!へんなの~」
シャーリー「いや…ちがうな。とんでもなく大きな浮きの上に建物を建ててその浮きの周りの船が牽引してるんだ。
ふ~ん、あれがNC研の大元締めか、はじめて見たな」
芳佳「あ、あの!さっきからいってるNC研っていったいなんなんですか?」
ウルスラ<<NC研、正式名称「ネウロイコア研究機構」。通称はネウ研又はNC研。各国が資金を出し合い設立されたネウロイの実態解明及び研究を目的とした
組織です。その名の通りに鹵獲したネウロイコアを研究、軍事利用するための施設で、CCSやウォーロックなどの基礎開発を行った場所でもあります>>
芳佳「……ウォーロック……CCS」
俺<<で、向こうにいる船団がその総本部「NC研究機構船団」…なのさ>>
リーネ「でもなんでそんな重要な研究所が海にあるんですか?」
俺<<簡単さ、陸にあると万が一ネウロイが進攻してきてあちらさんに施設を奪取でもされたら事だからな。現時点では
ネウロイは海に対応できてないからここは天然の難攻不落の要塞ってわけだ。しかも、位置を把握されないように
海上を移動してるってわけ。……だけど、その性質上徹底的な秘密主義な連中の集まりでね……>>
<<繰り返す、貴機はMSCFへ接近中である。直ちに進路を変更されたし…ザザ…。この警告が聞き入…ザザ…ない場合は迎撃の…ザザ…がある>>
俺<<てな感じでMSCFってとこは…簡単に言えば最重要機密そのものだからな。味方すら撃つぞあいつら>>
リーネ「そ、そんな……」
エーリカ「そういえばこのネウロイ戦争のあとの派閥あらそいがどうとかでミーナが愚痴ってたな~。上層部の人間同士がどうとかってさ」
バルクホルン「……敵はネウロイだけじゃない…か。さすがに、味方に攻撃されるのは御免被りたいな」
坂本「そんなことにならないように、まずは離れるとしよう……全機この空域を離脱。俺、返答は任せたぞ」
一同「了解!」
坂本「ん……?基地から通信か。どうしたミーナ…………了解したすぐに救援へ向かう。はぁ……トラブルとは重なるものだな」
俺<<どうしたんですか美緒姐さん。突然>>
坂本「さっき話しにでたジェットのパイロットが乗った輸送機が攻撃を受けている。予定繰上げだ。この場で着艦、弾薬を実弾に変更。俺、すぐに準備を頼む」
芳佳「えぇ!?」
俺<<…了解しました。ウーシュ、後部ハッチを開放、ナビは任せた。その後は、ブリーフィングに参加してくれ。俺は整備エリアに行って準備する頼んだぞ>>
ウルスラ<<了解しました>>
俺<<あ、美緒姐さん。ブリーフィングするなら専用の部屋あるからそこでどーぞ。ついでに茶と菓子用意しとくんで整備完了まで一服しててくださいな>>
坂本「……そんなものまであるのか」
俺<<ブリーフィングルームからキッチンまでなんでもござれ……だからいったでしょ。「空母」だって>>
~重巡航飛行艇・ブリーフィングルーム~
ACE COMBAT04 Shattered Skiesより 「Operation」
坂本「それでは、簡単だがブリーフィングを開始する。先ほどミーナから通信があり、501基地へ移動中だった輸送機が攻撃を受けているとの事だ。
現在、搭乗していたウィッチが現在応戦中。だが、輸送機が被弾したらしく、つい数分前に通信は途絶しているとのことだ。非常に危険な状態だ」
バルクホルン「そうなると長くは持たんだろうな……急がなくては」
坂本「そう、急がなくてはならない……だが」
ペリーヌ「何か問題でも?」
坂本「……この地図を見てくれ。我々の現在地は……ここ、最後に通信で送られてきた輸送機の座標は……ここだ」
リーネ「え、この距離は……こ、こんなに離れているんですか!? これで一番近い部隊が私たちだけ?」
エーリカ「私たち以外に友軍はいないの?」
坂本「MSCFが近くにいるが、向こうは防衛に手いっぱいでそれでころではないからな。仕方ない…とは思いたくないが」
シャーリー「ん~、ストライカーユニットを全開で飛ばせばなんとか間に合いそうだけど、向こうで戦闘して基地に戻るとなると…いや、向こうで戦闘できるかも怪しいかもしれない
ぎりぎりすぎる…魔法力が持たないよ」
ルッキーニ「うぅ~……じゃ、じゃあこの飛行機でアタシたちを運んでもらえばいいんじゃないの!?」
ウルスラ「……確かにこのまま搭載した状態で向かえば戦闘したのちに再度搭載、補給を行えば可能です。ですが、この機の最大速度はストライカーユニットに比べ大きく劣ります」
ルッキーニ「うじゃ~・・・」
エーリカ「よーするに間に合わない…と」
ウルスラ「……はい」
芳佳「そ、そんなぁ……あぁ! そうだ! 坂本さんの機体についている「魔導増槽」をほかの機体にもつけれませんか? それが可能でできれば」
ウルスラ「「魔導増槽」は通常の増槽とは異なる方式で取り付けを行います。さらに、ストライカーユニットと増槽本体、そしてウィッチとのセッティングも必要なため調整を行い
全機に取り付けるとなると、最低でも取り付けるだけで30分ほどかかります……残念ですが。このタイムロスは致命的です」
坂本「……だめか」
一同「……」
ばたばたばたばた…
デダーン!
俺「美緒姐さん!全ストライカーユニットの整備及び弾薬の実包変更完了しました!いつでも出れますよ!……って、どうしたのみんな。そんな深刻そうな顔して」
坂本「俺か……実はかくかくしかじかでな」
俺「かくかくうまうまってわけね……ちょいと地図借りますね。えっと、現在地がここだから…え~っと目標までの距離……を計算……ふ~む……ウーシュ」
ウルスラ「はい」
俺「こいつに搭載されてる『あれ』って……いける?」
ウルスラ「『あれ』…ですか?『あれ』はこの後の試験予定ですが…設計上問題ないはずです」
俺「なら問題ないな…うん!間に合いますよ美緒姐さん」
一同「……えっ?あれ?」
俺「ウーシュこんなときに言うセリフはわかってるだろ?」
ウルスラ「はい兄様!」
俺&ウルスラ「こんなこともあろうかと!」
一同「!?」
最終更新:2013年01月31日 14:31