パシリな俺

第六話「脅威!反射衛星ネウロイの恐怖!」


俺すら覚えてるか怪しいあらすじー


マルセイユ「つっかえない俺のせいで落ちかけた」
俺「ひどい」

マルセイユ「つっかえない俺にお仕置きで卍固めしたらよろこんだ」
俺「喜んでないからね?」

マルセイユ「……俺の指をいやらしい音を立てながら指を舐めるように脅迫された」
俺「してない!してないよ!!」

マルセイユ「……俺が自分に突っ込んだ指を私に……この私の口に……っく!」
俺「はーい誤解を招くような言い方はやめましょうねー俺そんなことしないからね~俺変態じゃないからね~」

フェデリカ「え、違うの?」

俺「ちっげぇよお嬢さん!」

ルーデル「そんなことより牛乳が飲みたいよ」

俺「あー牛乳なら向こうにおいてありますから勝手に……ってアンタも!どっから出てきたの!?自分の基地まで歩いて帰ってくれ!!」

ルーデル「基地はどっちだ?」

俺「あっち!」

以上三行になります

――重巡航飛行艇『富士』・後部カタパルトエリア――

Final Take Off


ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!

ウルスラ<<緊急発進シークエンスを開始します。全整備員は退避エリアへ移動してください…ストライカー発進ユニット発進位置へ移動
     第一発進開始…バルクホルン機カタパルトへ移動します。発進促進装置改「ウーレンベックカタパルト」始動>>

ガコン…!…ゴォィィィィィ……ヴィイイイ……

バルクホルン<<俺…聞こえているか?>>

ウルスラ<ウーレンベックカタパルト出力上昇中70…80…90……エンジン始動してください

俺「はいはい感度良好…どした。ストライカーになんか違和感でもあった?それならすぐに調整を」

バルクホルン<<いや、そうではない……このMSWBR弾頭……本当にお前が言うような威力なのだろうな?見た目はフリーガーハマーの弾頭が
       一回り大きくなった程度にしか見えんが……さっきのエクスキャリバーは使えないか?あれの最大出力ならば>>

俺「う~ん…チェックしたところ基部各部に亀裂がってな、この戦闘での再使用は危険すぎる。それにあれの本当の使い方は一点集中の大物狙いだから
  効果的じゃないんだよなぁ。まぁ、大体一発でここらの空域はクリアになるさ、ちゃーんとアフリカでの使用実績もあるんだからだいじょーぶよ」」

バルクホルン<<……まったく…マルセイユといいお前といいその自信はいったい何処からくるんだか。(ゴゴン)おっと…>>

ウルスラ<<後部ハッチ解放…ポイント15、48、32確認、打ち出し準備完了しました>>

俺「俺は俺ができることしかできるといわんさ!!安心して行って来い!!」

○●●ビー! ○○●ビー! ○○○ビィィィィィー!

バルクホルン<<そこまで大口を叩いたんだ…信用してやろう……ゲルトルート・バルクホルン!出るぞ!!」

『Take Off』ピー!  ギャオオオオオオオオオオオンンンンンン……

ウルスラ<<打ち出し完了。次機、坂本機発進位置へ移動します>>

俺「美緒姐さん。久しぶりに背負ってみた発動機の感触はどうです?」

坂本<<うむ、なかなかいい感じだ。悪くない、体を巡る魔法力の循環がよくなった感じだ……ふぅ、懐かしいなこの背中の感触…扶桑にいたときのことを思い出す>>

ガコン…!…ゴォィィィィィ……

俺「うんうんちゃんと魔導カートリッジロードシステムとのマッチングがうまく言ってる証拠だ……あとは人工使い魔(A.F.:ArtificialFamiliar)…っと…『NEMO』起きてる?」

人工使い魔『はい…俺。ウィッチサポート用A.F『NEMO』及び魔法力支援同期装置正常に作動中…異常なし』

坂本<<これがちゃんと稼動した状態の人工使い魔か……ちゃんと会話できるのだな>>

人工使い魔『はい、以前の件では失礼しました。今回の調整は万全、いつでも対応可能です。わが主』

坂本<<っふ、頼りにしているぞ(ゴゴン)…む>>

俺「打ち出し準備完了しました。発進…どうぞ!……NEMO!美緒姐さんを頼んだぞ!」

人工使い魔『ラーサ』

坂本<<坂本美緒!推して参る!>>

○●●ビー! ○○●ビー! ○○○ビー!
『Take Off』ビィー!  ギャオオオオオオオオオオオンンンンンン……

ガコン…!…ゴォィィィィィ……

マルセイユ<<すぅぅぅぅぅ……ふぅぅぅ…次は私の番だな……エンジン始動>>

俺「どおーよマルセイユ。完璧に仕上がってるでしょ」

マルセイユ<<……あぁ、完璧だ。魔導過吸機も問題ない……レスポンスも悪くない…いや、いいぞ俺しっくり来る>>

俺「ったりまえよぉ!お前の機体を何回整備したと思ってんだ。お前の癖と戦闘傾向に合わせたチューニングと最適化なんざ目をつぶってでもできらぁ!」

マルセイユ<<ふふふ、やはり私が乗る機体はお前の手が入ってないとな>>

俺「へへへ、やっぱりお前の機体は俺が整備しねぇとな!」

マルセイユ&俺「……へへへぇ~ん!(ゴゴン)」

俺「さぁ打ち出し準備完了だ。コンディショングリーン!緊急発進!いけぇマルセイユ!青い空に黒いお星様はいらねぇんだ!!全部堕ち落として来い」

○●●ビー! ○○●ビー! ○○○ビー!

マルセイユ「任せておけ!黄色の14!ハンナ・ユスティーナ・マルセイユ!出るぞ!」

『Final Take Off』ビィー!  ギャオオオオオオオオオオオンンンンンン……

俺「みんな行ったか」

ウルスラ「はい、あとは皆さんの帰りを待つだけです」

俺「だな。ウィッチ達の帰りを黙って待つのも整備員の仕事って奴だ。んじゃまみんなが帰ってくるまでにお菓子とお茶でもしましょうかねぇ」

ウルスラ「はい、お手伝いします。何を手伝えばよろしいですか?」

俺「……ウーシュちゃんは食器の準備をお願いね」

ウルスラ「……はい」

俺「けど、俺のが終わってから一緒に料理の練習しような」

ウルスラ「……はい!」

――戦闘空域・ネウロック戦闘エリア――

宮藤「っくぅぅ……!数が多すぎて!……!リーネちゃん後ろ!」バラララ!……パシィィィン!

リーネ「っきゃ!坂本少佐達が戦ってたビームを反射するネウロイがこんなに……黒くて空が見えないよぉ!」

宮藤「敵が七分で青が三分…これじゃ上昇もできな…っ!?…向こうのネウロイがどんどん子機をだしてるみたい!
   ……なんとか輸送機は逃がせたけどこれじゃすぐにでも追いつかれちゃう!ここでなんとか食い止めないと」

リーネ「うん!ハルトマンさん、一人であの人型ネウロイを食い止めてくれてる……だから!私たちは私たちにできることをしよう芳佳ちゃん!」

宮藤「うん!いっくぞぉぉぉぉ!」

ネウロック「……!」バシュー…ン!バシュー…ン!バシュー…ン!

エーリカ「はいはい~こっちだよ~」ッヒョイ バララ!

ネウロック「……?……!」カキューン キーンキューン…

エーリカ「やっぱり効かないか…どれだけ硬いのこいつ…まぁ、牽制程度になればいいよ!」

ネウロック「……!!」ヒィィィ……ゴォォ!

エーリカ「おっと!そっちには行かせない!シュトゥルム!」

ネウロック「!?!?」

ガギン!ギィィィィィィィ……ガゴォォォォ……ンン

エーリカ「ひゃ!これでも削れない!?…っぐ!」バシュー…ン!バシュー…ン!

エーリカ(どうしよう…全然決定打が足りないや。弾も今のでは空……シュトゥルムも今ので魔法力が足りなくて使えない…まっずい…かなぁ?とりあえず今は回避に専ね)

ネウロック「……?……!!」ヒィィィ……ゴォォ!

エーリカ「!? っげ!弾切れたのに気付いた!?うそでしょぉ!?」

ネウロック「……!」

ネウロイはエーリカへと一直線に向かう…真っ向から体当たりを加えるつもりらしい。

エーリカ「……っくはや!」

とっさに回避行動をとろうとするが想像以上に速く、シールドを張って堪える…が

エーリカ「…あ、あれ?出力が…!きゃあああああああああ!」

魔法力の消耗が予想以上だったのかシールドで直撃は防げたが衝撃を堪えきれずきりもみ状態で吹き飛ばされる。

エーリカ(……あ…私……落ちてる?……た、体勢を…立て直さなきゃ……宮藤たちが…)

くるくると回り、天と海がひっくり返った状態で朦朧としながらも体勢を立て直そうとするが
体に力が入らず……ストライカーも沈黙したまま……そんな状態だが視界にちらりと写る黒い塊…ネウロイが迫る。

エーリカ(…や、やば)

視界一杯にネウロイの頭部が迫った瞬間……視界が白に染まる…。

と、同時に落下するときの独特の感覚がなった…まるで誰かに抱きかかえられるような…。
白い閃光が消えるとネウロイは遥か上空へと移動してしまっていた。

「まったく…日に二度も落っこちる者を止めなきゃならんとはな…手のかかる後輩達を持つと苦労するな」

エーリカ「…トゥ……ルーデ?」

マルセイユ「おいおい私も忘れてもらっては困るな、ハルトマン」

エーリカ「ハン…ナも?よかった…間に合ったんだ」

バルクホルン「間一髪だがな……しかし、私たちが居ない間にかなり戦況が変わったな…なんだこの黒い空は…これがすべてネウロイ…か」

マルセイユ「ざっと3桁…下手をすれば4にとどくかもしれんな。だが、コレくらいの有象無象はなんの障害にもならんさ
      こっちにはMSWBR…魔導衝撃波弾がある。さぁ、バルクホルン出番だ」

バルクホルン「あぁ、いわれるまでもない!…ハルトマンを頼む」

バルクホルンは抱えていたエーリカをマルセイユへと渡し、背中にマウントしていたフリーガーハマーの発射機とはまた違う
3連装のロケット発射機をしっかりと構えた。

俺<<MSWBRの発射体勢移項を確認!現在戦闘中の全ウィッチ及び輸送機に告ぐ!高度を2400フィート以下にまで落としてくれ!
   繰り返す!コレより上空の小型ネウロイを一掃するため試作広域殲滅兵装を使用する!高度を2400フィート以下にまで落とせ!>>

シャーリー<<おお!さっき言ってた奴か。了解!20秒くれ…ペリーヌ!ルッキーニ!下がるぞ!付いて来い!>>

ルッキーニ&ペリーヌ<<了解!>>

宮藤<<だ、だって!リーネちゃん俺さんの作った武器だからまたすごいことになるかも急いで降下しないと…って、あれ?リーネちゃん>>

リーネ<<い、急いで芳佳ちゃ~ん!>>

宮藤<<え!?ちょ、ちょっとリーネちゃん!?はやいよー!!おいてかないでー!!>>

ネウロック「…………!!!………!!!」

マルセイユ「ふ、こっちの武器がやばいって勘付いたかのか……やけに勘のいい奴だ…だが、そんな一直線の機動では……いい的だぞ?」ガシャン

ネウロイはエーリカに仕掛けたようにもう一度最大速度で体当たりを加えるつもりらしい…通常の弾を受け付けないアドバンテージを生かした攻撃だ。
だが…それは通常の弾であったときだけだ。それをネウロイは一度受けたことに気付いていない。

マルセイユ「…今度の弾は只の弾じゃあないぞ!」カシャン!バリリリリ!!バリリリリ!!バリリリリ!

マルセイユはMG34を放つ…その銃口から放たれる軌跡は青白い光を放ちながらネウロイへと向かい……着弾。
命中した弾はすべて白い光を発しネウロイは瞬く間に真っ白な光の中に消え、光は共にどんどん後退していく。

ネウロック「!?!?!?!?」

マルセイユ「っは!アフリカ特製!対大型陸戦ネウロイ用7.92mm魔導カートリッジ弾は甘くはないぞ!…バルクホルン今のうちだ!発射しろ!」

バルクホルン「了解!信管…発射20秒後に設定……PRL及び魔導結晶活性化確認……MSWBR!ロンチ!!」カキン!バシュシュシュシュウウウウウウウウ………

マルセイユ「んなっ!おいバルクホルン何をやって」

俺<<え、あちょ、ちょっとトゥルーデ!?なんで全弾発射してんの!?>>

バルクホルン「ん?念には念を入れて全力で攻撃しようと思ったのだが…なにかまずかったか?」

俺<<しらねーおれしらねーぞぉ…そんないっぺんにぶっ放したことないからどんな威力になるか検討も付かん……まぁいい!早く退避しておくれ!>>

マルセイユ「言われなくとも。ハルトマンしっかりとつかまっていろよ!」

操縦士<<はぁ!?なんだって!急降下ぁ!?……ったく間に合うかどうか……ユジーン!カウントしろユジーン!!>>

通信士<<っは、はい!えーっと……弾着まであと10秒!…………………5…4…3…2…1…IMPACT!」



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    ノi|lli; i . .;, 、    .,,            ` ; 、  .; ´ ;,il||iγ|iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
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俺「だから言ったのに……あ~あ~こんなにしちゃってまぁ……」

バーンネウロイは砕け散った。

宮藤「すごい!…全部消し飛ばしちゃった」

リーネ「…粉々になったネウロイが空を覆ってる……綺麗な空」

マルセイユ「どうだバルクホルン…これがアフリカ名物MSWBRだ……すごいだろ!」フンス!

バルクホルン「……あー…そうだな…空を覆っていたネウロイが綺麗さっぱり消えていい青空だ…雲もなくなったがな。気象兵器かこれは」

エーリカ「相変わらず加減をしらないというかわかってないというか……こっちまで吹っ飛ばされるかと思ったよ俺~」

俺<<…え?それはさすがに俺のせいじゃないです。トゥルーデさんが3発も同時にぶっ放すからですよぉ>>

リーネ「え、でもバルクホルン大尉にトリガーを預けたのは俺さんですよね」

宮藤「ということは俺さんの責任?」

俺<<なにその超理論怖い……って一発だけ仕込んどけばよかったですよねすいません!!説明不足でしたねすいません!
  生まれてきてごめんなさい!>>

――戦闘空域・反射衛星ネウロイ戦闘エリア――

シャーリー「うっひゃーすっごい爆発だったな~」

ルッキーニ「うじゅじゅ…まだみみがきんきんするー」

ペリーヌ「まさか一撃で周囲に浮いていた小型ネウロイを…それもあの数を殲滅するなんて…常識はずれもいいところですわ」

シャーリー「確かになぁ~。あいつ加減って言葉しらないんじゃないだろうな……まぁ、そのおかげで小型はいなくなった…あのデカぶつはなんとかなりそうだ」

シャーリー達は青い空に残る黒い影を見据える……この空域を脅かしていた子機ネウロイ達の母機ネウロイは無傷とは言いがたい状態であるが、その巨体を空に浮かべていた。
いかに烈風斬を退ける装甲を持っていたとはいえ、その装甲表面はMSWBR弾頭の衝撃波により装甲の再生が追いつかずぼろぼろとなっている。

かのようにみえた

バキン…バキン…バキバキバキバキ…バキン!バラバラバラ……

ルッキーニ「うにゃ!? ネウロイが脱皮したよ! ムシ!?」

シャーリー「おいおいうそだろ……子機を自分に張り付かせて盾にしたのか」

ペリーヌ「なんてしぶとい……っ!また子機を出してますわ!」

ルッキーニ「えぇ~!もうこのマガジンしかないよー!」

シャーリー「おいおいこっちも予備しかないってのに!…宮藤達からの援護…間に合うか?」

ペリーヌ「……援護を待ってるいる間にもっと数が増えてしまいますわ……どうすれば」



シャーリー&ルッキーニ&ペリーヌ「!?」




<<ザ…ザ゙…… ザ…烈風斬始動…カートリッジ装填>>!

坂本<<私に任せろ!!行くぞ!  烈 風 斬  !!>>



気合の篭った声が無線で聞こえた次の瞬間には子機ネウロイの姿は消滅していた。

ペリーヌ「少佐!!」

シャーリー「あ、あの数のネウロイを一太刀で」

ルッキーニ「すごいよシャーリー!うじゃうじゃ~っていたのが全部スパーンって真っ二つになっちゃったよ!」

坂本<<遅れてすまなかった。いやはや、俺に取り付けてもらった装置のおかげでストライカーの速度反応がとんだじゃじゃ馬になってな。制御するのに手間取ってしまった
   このまま大型ネウロイと交戦する!!>>

シャーリー「了解!よし少佐と合流して一気に<<その必要はない!!>>ええ!?」

ルッキーニ「あ、あれ?」

坂本は減速などせずにそのままトップスピードの状態でネウロイへと向かっていってしまった。

坂本<<干渉、手助け、一切無用!!あのネウロイの相手は…私に任せてもらおう>>

ペリーヌ「し、しかし坂本少佐お一人では!」

坂本<<私は坂本美緒ではない!!>>

シャーリー&ルッキーニ&ペリーヌ「!?」


坂本<<そうだ……!『魔導カートリッジロードシステム』と『魔導増槽』を搭載したことによって過去の魔法力を
   手に入れた私は『坂本美緒』を超えた<<坂本みお>>……つまり!>>



                      魔
                      装
                 坂    少
                 本   女
                 み
                 お
                 !!



ルッキーニ「ま、まそー?」

シャーリー「しょう……じょお?」

坂本<<そう……その通り!!>> 
                        ネウロイ
人工使い魔<<紫電改の翼に希望を乗せて、断ち切れ魔の怪異!!魔装少女坂本みお!満を持してただいま参上!>>

ペリーヌ「坂本美緒をこえた……魔装…少女……な、なんて凛凛しい」ウットリ

シャーリー「し、しかし一人でなんてむちゃもいいとこですよしょ<<少佐ではない!魔装少女だ!!>>」

坂本<<心配一切無用!そちらの弾薬の状況は俺から聞いている!あとは任せておけ!わっはっはっはっは!!>>ブゥゥゥゥン…

ペリーヌ「あぁ…少佐…少佐ぁ…」

ルッキーニ「ペリーヌ~そんなこといってる場合じゃ、って……いっちゃった」

シャーリー「ザザ…あー、おい俺。こちらシャーリー……今の聞いてたか」

俺<<あー…一応聞いてた……もう…美緒姐さんってばいいお年頃なんだから少女は無理でしょ少女は…自分の歳考えようよぉ……>>

シャーリー「いや突っ込むところはそこじゃないだろ……と、言うかお前少佐に何持たせたんだよ……」

俺<<な、なにって…ただの対エクスウィッチ用魔法力補助ユニットと魔法力増槽だけど?>>

坂本<わっはっはっは!どうしたどうしたネウロイめ!その程度の反射数では私にかすりもせんぞぉ!!

ペリーヌ「す、すごいですわ…全方位360度からのビーム反射を見切ってらっしゃるなんて……っ!」

ルッキーニ「しかも、見切った上でビームと小型ネウロイずっばずっば斬ってる……全身に目が付いてるみた~い!」

シャーリー「……今の聞いて本当にそういえるか?」

俺<<ごめんなさいちょっと自信なくなってきちゃった。けど、おっかしいな~…持たせたのは本当にただの補助装置だぜ?
  あんなふうにいきなり人が変わったりなんてするわけないんだけどなぁ>>

ぬぅ……じゃあなにが原因……NEMO?いや、あれはただの防性人工使い魔だ。ありゃ、ロードシステムの外部からの魔法力供給でおきる
ウィッチ本体の使い魔への負担を軽減して補助する役割しかない…じゃあ何が問題なんだ?

坂本<烈風斬!烈風斬!烈風ぅぅぅぅ斬!!これでどうだ!?

人工使い魔<<…大型ネウロイに効果認めらません>>

坂本<っふ、やはり『普通』の烈風斬では斬れんか……だが……やれるなNEMO?

人工使い魔<<はい、もちろんです。そのための『魔導カートリッジロードシステム』と私のサポートを受け、全盛期の魔法力を取り戻した主に
      不可能などありません>>

坂本<その通りだ!ウィッチに不可能などない!行くぞNEMO!今が駆け抜けるとき!!

人工使い魔<<ラーサ>>

……ん?全盛期の魔法力…………………………………………………あ


流れたら敵がかわいそうになる曲


ウルスラ<<あ>>

俺<<……気付いたウーシュ?>>

ウルスラ<<……ええ…おそらく>>

俺<<……えっとシャーリーさん…原因がわかりました>>

シャーリー「なんだよ」

ウルスラ<<おそらく魔法力の容量限界突破による精神的高揚が原因かと…>>

シャーリー「は?なんだそれ」

俺<<えっとさ、シャーリーは魔法力を限界まで使い切るとどうなる?>>

シャーリー「使い切ると?そうだな~疲れる…というか全身から力が抜けるというか。それがどうかしたか?」

坂本<NEMO!カートリッジ装填!装填数3!

人工使い魔<<OK美緒。装填、装填数3……(バギン!バギン!バギン!)装填。魔導圧縮ボルト始動……魔法力、烈風丸へ>>

坂本<はぁぁぁぁっ!烈風丸!ブレェェェェェイブアァァァァァップ!!

俺<<だよな。じゃあ逆に、もし、自分の許容魔法力を超えた魔法力が自分の中に流れてきたらどうなると思う>>

シャーリー「そりゃ、疲れるとかの反対のベクトルに吹っ飛んで元気はハツラ……あ。そういうことか」

俺<<たぶんね…ありゃアガリが迫ってきて少なくなってきた美緒姐さんの魔法力許容量に、ならしもせずにいきなり戦闘出力。
  それも過去で一番絶好調だったときの魔法力が流れ込んできたんだ。NEMOと使い魔の補助を得ても急激に増えた魔法力を
  姐さんの体の魔法回路…魔法力の流れ道が捌ききれずにあふれ出して…自分の魔法力に酔っ払ってんだと思う>>

シャーリー「つまりーえっと……自分の魔法力が絶好調になり過ぎてアドレナリン全開になってるわけ?」

ウルスラ<<かなり噛み砕いて言えばそうです>>

俺<<ぶっちゃけ憶測の域をでないけどね>>

坂本<本郷先生直伝戦闘教義指導要綱十三番は『一撃必殺』。十三撃分の烈風斬をこの一撃に……やぁぁぁぁってやるぜ!!

   烈風ぅぅぅぅぅぅぅ丸ぅぅぅぅ…!! 
                      烈っ風ぅ斬っ!! 
                                疾ぅぅぅ風迅雷切りぃぃぃぃぃぃぃ!!
ばーんネウロイはくだけちった。

人工使い魔<<BULLS EYE……敵ネウロイ消滅しました>>

ルッキーニ「……切っちゃった……というか消えちゃった」

ペリーヌ「……本当に一撃で…あぁ、魔装少女坂本みお…なんて神々しいお姿…」ウットリ

シャーリー「錯覚かな。空の一部がゆがんでみるんだけど……俺。本当になに作ったんだよお前」

俺<<だからいってるじゃんただの補助装置…美緒姐さんの実力を十二分に発揮できるお手伝いをする装置だって
   っま、あれが美緒姐さんの本来の実力そのものなんだろうね~>>


シャーリー「常識って何なんだろうな」


――戦闘空域・旧ネウロック戦闘エリア――

エーリカ「な、なんだったのいまの光の柱……天まで伸びて倒れたと思ったら空と海が割れたよ…」

宮藤「あの魔法力…坂本少佐のですよ。あれは…烈風……斬?」

シャーリー<<あー…こちらシャーリー。こちらの大型は片がついた今からそっちにもどるよ>>

リーネ「は、はい!了解です……ということはコレで全部撃墜完了ですね!」

マルセイユ「……いや、まだだ。まだ終わってない」

宮藤「えっ?ど、どういうことですか。ここのネウロイはさっきの魔法衝撃波弾で」

バルクホルン「宮藤。向こうをを見てみろ」

そういい、バルクホルンは海面を指差す。そこには、腕がもげ、片足が吹きとび辛うじて浮いている様子の人型ネウロイが居た。

リーネ「さっきの攻撃でもまだ倒せてないなんて…」

宮藤「……でも、様子がおかしいですよ」

宮藤の言うとおり、ネウロイは高度を維持しているだけで戦闘を行う意思はない様に見える。

ネウロック「……」(ジー…カシャ)

エーリカ「?」

マルセイユ(……あいつハルトマンを見ているのか?)

エーリカ(なんだろ……このじめっとした感覚……私を見てるというより私の何かを見ているような)

ネウロック「……」(ジー…カシャ……ヴン)

ネウロイの頭部にあたる部分が不気味に光ると同時にネウロイは身を翻し、先ほどの戦闘速度と同等の速度であっというまに戦域を離脱していった。

マルセイユ「撤退したのか……どうするバルクホルン。追うか?」

バルクホルン「いや、深追いはするべきではない。さきほどの行動はいささか気になるが、今の私達が優先するべきことは輸送機の護衛だからな」

マルセイユ「りょーかいだ。こっちも弾もなければ魔法力もからっけつだからな早いとこ基地に戻って熱々のシャワーを浴びたいな。だがそれより……俺!
      当然準備はできてるんだろうな」

俺<<はいはーい。帰還後のお茶とお菓子の準備はもちろんできてんよ!今日はロマーニャで人気のトライデント焼きだよー」

ルッキーニ「やったー!おっかしー!あたしV2風味ー!」

エーリカ「私はキサラギ風味!もちろんアミダトッピングでー!」

リーネ「あの俺さん。お茶は…」

俺「紅茶は今回もいい奴をご用意してますよお嬢さん!味は保障すんぜ」

マルセイユ「俺~私はキンキンに冷えたビー「先に言っとくがビールなんざあるわけないからな」……」

俺「まぁ、お前の紅茶だけブランデーの味がきつくて紅茶入りのブランデーって感じになってるかもしれないけどな~」

マルセイユ「さっすが俺。話がわかるじゃないか」

バルクホルン「おいマルセイユ!戦闘が終わったとはいえこんな昼間から酒とは何を考えている!」

マルセイユ「うわ~うるさい奴がいるの忘れてた~。あーはいはい「かーるすらんとぐんじん」としての自覚が足りなくてわーるかったな~」

バルクホルン「マルセイユ!」

エーリカ「おっかし~おっかし~♪おいしいおっかし~♪」

<ギャーギャー!ワフーワフー!


俺「……なんでもいいからみんな仲良く帰っておいで」
最終更新:2013年01月31日 14:34