ー翌日ー
ー朝ー501隊基地 外ー
俺.oO(昨日は楽しかったな……)
俺.oO(ん? あそこにいるのは……)
俺「ペリーヌさん?」
ペリーヌ「誰かと思えば俺さんじゃありませんの、どうかいたしまして?」
俺「いえ……ペリーヌさんは何を?」
ペリーヌ「見てわかりませんの……花壇の手入れですわ」アキレ
俺「花がお好きなんですね」ニコ
ペリーヌ「な、なんですの……私までその笑顔で誑かそうと思ってもそうはいきませんわよ!//」カアア
俺「???」
ペリーヌ「……はぁ、自覚がないというのは本当に」アキレ
ペリーヌ「貴方、リーネさんのことをどう思って……」シンケン
ミーナ「あら、俺くん?」
俺「ミーナさん」ニコ
ペリーヌ「……」ハァ
ミーナ「今日も花が綺麗ね。この花壇は全部ペリーヌさんが大切に手入れしてるのよ」
俺「それは ……凄いな……」
ペリーヌ「あ、貴方にそんなこと言われる筋合いはありませんわ!」カアア
俺「とても綺麗な花です。きっと、育ててくれている人の優しさを花が伝えてくれているんですね」ニコ
ペリーヌ「なっ……!//」カアア
ペリーヌ.oO(な、なんていうことを笑顔で言いますの、この人は) アセアセ
ミーナ「……」フフッ
ミーナ「じゃあ、私は仕事があるから、これで……」
俺「はい、ミーナさん」
ミーナ「フフッ、じゃあ……ね……」
俺「ミーナさん……?」
ミーナ「……」フラリ
俺.oO(……倒れる!)
俺「ミーナ!」ガバッ
ミーナ「……」マッサオ
俺「ミーナ! ミーナ!」
ミーナ「……あ」
ミーナ「あ、あれ……私、どうしたのかしら……」
ミーナ「身体に、力が、入らない……」ハァハァ
ペリーヌ「すぐに宮藤さんを連れてきますわっ!」ダダダ
ミーナ「俺くん……さっき、ミーナって……」ハァハァ
俺「すいません……」
ミーナ「いいの……私も、俺くんのこと、俺って呼んでも……」ハァハァ
俺「……」
俺「構いません」
ミーナ「ありがとう、俺……」
ミーナ「……」
俺「……ミーナ! ミーナ!」
俺(糞!どうして……!)
ペリーヌ「連れてきましたわ!」
宮藤「ミーナさん!」
バルクホルン「ミーナ! 今すぐ運ぶぞ! 」
俺「俺も!」
バルクホルン「わかった! 行くぞ!」
俺「はい!」
ー
ー夜ーミーナの部屋前ー
坂本.oO(ミーナは大丈夫だろうか)
坂本.oO(様子を見に来てみたが……)
坂本.oO(あれは……俺?)
坂本.oO(……)
坂本.oO(……) フッ
坂本.oO(どうやら私は後にした方が良さそうだな……) クルリ
坂本「……」タッタッタ
ー
ーミーナの部屋ー
コンコン
カチャ
俺「……」
ミーナ「……俺」
俺「お具合は?」
ミーナ「大丈夫……笑っちゃうわよね、原因が過労だなんて……」フフッ
俺「いえ、そんなことは。それに……」
ミーナ「……うん」
俺「ミーナさん……ミーナは、俺とあの休日を過ごす時間を作るために、随分と無理をしてくださったのでは?」
ミーナ「違うわ……そんなの、関係ない」
俺「俺のせいで、貴方は」
ミーナ「本当に、違うの。私は大丈夫だから……」ニッコリ
俺「……」
ミーナ「……」
俺.oO(わからない)
俺.oO(この気持ちはなんだろう)
俺.oO(わからない……)
俺「ミーナさん……ミーナ」
ミーナ「なに?」
俺「俺は、貴方のことを考えると、胸が苦しい」
ミーナ「……」
俺「貴方のことを考えると胸が締め付けられるようだ」
俺「この感覚はなんです? 貴方の苦しんでいる顔を俺は見たくない!」
俺「俺は……! 俺は……ッ!」
ミーナ「……」
ミーナ「私も」
ミーナ「私も、貴方のことを考えると、胸が苦しい」
俺「!!!」
ミーナ「貴方のことを考えると胸が熱くなる」
ミーナ「貴方の苦しんでる顔なんて、見たくない」
ミーナ「何時も、どんな時も」
ミーナ「笑っていてほしい……」
俺「……俺は」
ミーナ「貴方は、今、何がしたい?」
俺「……俺は」
ミーナ「……」
俺「……」
俺.oO(ミーナ……)
俺・ミーナ「「……」」チュ
俺「……」
俺.oO(俺は、何を……)
ミーナ「……」
ミーナ「男の人では、貴方が初めてだから……//」カアア
ー
ーミーナの部屋前ー
坂本.oO(結局また来てしまったな……)
坂本.oO(二人の邪魔にならなければいいが……)
コンコン
坂本.oO(……)
コンコン
坂本.oO(……?)
坂本「ミーナ、入るぞ」カチャ
ー
ーミーナの部屋ー
坂本「……ミーナ?」
坂本「……!」
坂本「ミーナ!!」
ー
ー俺の部屋ー
俺「もう、真夜中だな……全く眠れない」
俺.oO(ミーナ……大丈夫だろうか)
俺.oO(心配だ……)
カチャ
俺.oO(誰だろう? ノックもせずに……)
坂本「俺」
俺「坂本さん……?」
坂本「ミーナの容態が急変した」
俺「……!」
俺「なんですって!!」
坂本「落ち着け!! 今は大丈夫だ。宮藤のお陰でな」
俺「……」
坂本「今は、な……」
俺「そんな……なんで……」
坂本「わからない。宮藤も驚いていた。あれは過労だとか、そういう様子ではなかった」
俺「……」
俺.oO(あの時……気づいていれば……!!) ギリ
俺「宮藤さんは今は……」
坂本「今は部屋で休ませている。あいつには朝から随分と無理をさせてしまったからな」
俺「そう、ですか……」
坂本「……」
坂本「俺、ミーナが好きか?」
俺「……! それは……!」
坂本「話がある。……ついて来てくれないか?」シンケン
俺「……」
俺「はい」
ー
ー海岸ー
ザザー……ザザー……ザザー……
俺「ここは……」
坂本「お前の倒れていた海岸だ」
坂本『今日こそ烈風斬を超えた奥義を……』
坂本『ん、あれは……誰だ?』
俺『……』
坂本『おい、お前! 大丈夫か! しっかりしろ!』
俺『……』グッタリ
坂本『身体が……冷たすぎる、体温が……! 不味い!!』
坂本『止むを得まい、基地まで……』
俺「……」
坂本「俺、私は、ずっと気になっていたことがある」クルリ
俺「……」
俺「はい」
坂本「お前はここに倒れていた。何も身に付けることもなく。凍えた身体で」
坂本「ペリーヌも言っていたが、こんな街からも離れている場所に男が一人、倒れていることなど、普通とは思えん」
俺「……」
坂本「この国にも国の警察署にも随分と掛け合ったが、お前を指しているような捜索願や情報は一切無かった。扶桑も同じだ。それだけじゃない」
坂本「サーニャの通信網も通じて、各国にいるナイトウィッチたちにも協力してもらったが、どの国にもお前を指す情報は一切見られなかった」
坂本「まるで初めからお前などどこにもいなかったかのように」
俺.oO(そんな……じゃあ俺は……)
坂本「杞憂なのかもしれん、どこか辺境の生まれなのかもしれんし、たまたま情報が出てこないだけかもしれん」
坂本「だが、お前は……」
坂本.oO(ミーナ、すまない……)
坂本「お前は、ミーナの死んだ思い人によく似ている……似過ぎている!」
俺.oO(……!!!)
俺.oO(そんな……ミーナ……)
坂本「死体は私がこの目で見ている。埋葬も終わっている」
坂本「その男に家族はいない……全員ネウロイに殺されたのだから!」
俺.oO(止めてくれ……)
坂本「ありえないのだ! 他人の空似かもしれん……! しかし、お前には余りにも不自然なことが多すぎる!」
俺.oO(止めてくれ……俺は違う! 俺は……)
坂本「そして、ミーナのあの症状だ……私はあれとよく似た症状を見たことがある……!」
俺.oO(違うんだ!!!)
坂本「あれは、あれは……」ギリ
俺.oO(違うんだああああああああああ!!!)
坂本「ネウロイの瘴気に犯された人間の症状と同じだ……」
俺.oO(あああああああああ!!!) ボロボロ
ナニガチガウ
俺.oO(違う、違う!)
ナニモチガワナイ
俺.oO(俺は、俺は誰だ!?)
オマエハニンゲンデハナイ
俺.oO(俺は人間だ!)
オマエハネウロイ?
俺.oO(違う! 俺は!)
ー
ー宮藤・リーネ・ペリーヌの部屋ー
宮藤「……」スースー
宮藤「……」スースー
宮藤『貴方は……』
ネウロイ『……』
宮藤『人間の形……まるでウィッチみたい……なんで?』
ネウロイ『……』キュイーン
宮藤『あ、待って!』
ネウロイ『……』キュイーン
宮藤『待ってよもー!』アハハ
宮藤『……あれ、私、笑ってる……なんで……』
ネウロイ『……』キュイーン
宮藤『あ、待って……!』
……
……
……
宮藤『誰も信じてくれない……どうして?』
宮藤『確かめたい……』
宮藤『もしかしたら、ネウロイと戦わなくても私たちは……』
……
……
……
ネウロイ『……』
宮藤『ここは、ネウロイの巣……?』
ネウロイ『……』
宮藤『何……貴方は一体……何を伝えたいの……?』
ネウロイ『……』
ネウロイ『……!』キュピン
宮藤『え、どこへ行っちゃったの!? 待って!』
宮藤『……あれ』
宮藤『これ、ずっと前にも……』
宮藤『これは……夢……?』
……
……
兵器『……』ウィィィィィィィン
宮藤『……!』
宮藤『ビーム砲……!』
ネウロイ『……』
兵器『……』バシュウウウウウウウウ!!
宮藤『ダメえええええええええええ!!』
ネウロイ『……!!』
ネウロイ『』
宮藤『……』
宮藤『そんな……』
……
……
宮藤「……」ウーンウーン
宮藤「……」ウーンウーン
宮藤.oO(人型の……ネウロイ……) ウーンウーン
ー
ー海岸ー
俺?.oO(ナゼ、ヒトハナニカヲアイセル……アイトハ……ヒトトハ……ワレワレハキョウゾンデキルノデハ……ソノタメノシンカ……ジョウホウガヒツヨウダ……アツメナケレバ……シンカ……) ザザザ
俺?.oO(キョウゾン……? キョウゾンナド!!……ワレワレハシンリャクシャ……ニンゲンハハイジョ……キョウゾンナド……!) ザザザ
俺?.oO(アンチキョウゾンハ……ナカマハスベテコロサレタ……ワタシダケトクベツ……シンカガトクシュダッタカラ……) ザザザ
俺?.oO(アラタナソンザイリユウ……ウィッチヲコロセ!! ウィッチノアンサツ……ソノタメニハヒトノスガタガ……!) ザザザ
俺?.oO(カールスラントノエイユウタチ……エーリカ・ハルトマン……ゲルトルート・バルクホルン…… ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ……ミーナ? チガウ……ミーナハチガウ……チガウ!) ザザザ
俺?.oO(ゼンインコロセ……ミーナニチカヅクノニツゴウガイイ……アノオトコノジョウホウヲ……ドウイツカ……) ザザザ
俺?.oO(ソレデイイノカ……ワタシハソンナコトヲスルタメニ……チガウチガウ……ワタシハ……ワタシハドッチナノダ……ドッチナノダ……コトナルフタツノカチカン……ソンザイリユウ……ボウソウ……) ザザザ
俺?.oO(ワタシハウミニステラレタ……ホンライナラキノウテイシ……シカシナンラカノヨウインニヨリ……ウミニテキオウ……シンカ……ワタシハモハヤ……ヒトデモ……ネウロイデモ……) ザザザ
俺?.oO(ワタシハダレダ……ナマエヲ……ナマエヲ……ナンデモイイ! アツメタジョウホウ……フソウノグンジン……カールスラントデ……) ザザザ
俺?.oO(ワタシハダレダ……ワタシハダレダ……ニンゲンダ……ネウロイダ……チガウ……ソンナソンザイハ……アリエナイ……) ザザザ
俺?.oO(ソンザイリユウヲ……ソンザイリユウヲ……!) ザザザ
俺?.oO(ワタシハ……ワタシノモクテキハ……ミーナヲ……チガウ……ミーナヲ……アノコタイハチガウ!!!) ザザザ
俺?.oO(ワタシノモクテキハ……ソンザイリユウハ……!!!) ザザザ
坂本「俺!? どうした俺!?」
俺?「私の、私の存在理由は……」ボソ
俺?「エーリカ・ハルトマンとゲルトルート・バルクホルンの抹殺……」ボソ
坂本「……!!!」
坂本「……俺、お前は、お前はやはり……!!!」
俺?「そこを、ソコヲドケ……坂本美緒。ワタシガワタシデアルタメニ」
坂本「馬鹿な……! まさかとは思ったが……! 何故魔眼でコアが見えなかった……!!」
俺?「オマエニハ関係ナイ」
坂本「……ハルトマンを、バルクホルンを……殺すつもりか?」
俺?「ワタシハそのタメにツクラレタ」
坂本「……! 貴様……!」ギリ
俺?「オマエをサツガイスル目的はナイ、そこをドケ、坂本美緒」
坂本「通さん! お前は……! お前は……!」
坂本「私が切るッ!!!」ギラ
俺?「……」
坂本「食らえ!!! 烈風……!!!」
ー
ー宮藤・リーネ・ペリーヌの部屋ー
リーネ「……眠れない」
リーネ「……」
リーネ「俺さん……」ギュッ
ー
ーミーナの部屋ー
ミーナ「……」
ミーナ『もう、行っちゃうの?』
俺『はい』
ミーナ『また、戻って来てくれる?』
俺『……』
俺『ああ、勿論。戻って来るよ、……ミーナ』ニコ
ミーナ「俺……」
ミーナ.oO(俺に会いたい……) ギュッ
ー
ー
ーバルクホルン・エーリカの部屋ー
エーリカ「なんか眠れないなー」ウーン
ダッダッダ
バン!
坂本「バルクホルン! ハルトマン! 起きろ!」
バルクホルン「……ん? 少佐、どうしたんだ?」ウウン
エーリカ.oO(嫌な予感がする……)
坂本「ミーナが部屋からいなくなった!」
バルクホルン「……!!! 何故!!?」
坂本「わからん!! だが、恐らく……」
エーリカ「……?」
坂本「……その話は後だ。向かった場所の見当は大体つく、ついて来い!」
バルクホルン「ああっ!」
エーリカ.oO(ミーナ……!)
ー
ー501隊基地 外ー
坂本「バルクホルンは海岸に、ハルトマンは私と共に離れの音楽室まで来てくれ! 急げ! ミーナのあの身体では……!」
バルクホルン「わかった!」ダッダッダ
ダッダッダ
ー音楽堂前ー
エーリカ「ねえ、坂本少佐! 俺は? 俺には言わなくていいの!?」ダッダッダ
坂本「……」ピタ
坂本「……俺はネウロイだった」
エーリカ「……!!!」
エーリカ「う、うそ……嘘だよね!?」
坂本「……」
エーリカ「……!! こんな時に冗談言わないでよっ!!!」
坂本「……本当だ」ギリ
エーリカ「……!!!」
エーリカ「……ごめん」
エーリカ.oO(坂本少佐の顔が、見れない……) ギリ
エーリカ「俺は……」
エーリカ「俺は坂本少佐が殺したの……!?」
坂本「……」
坂本「俺は……」
坂本「俺は……」
坂本「俺は私だ……」
エーリカ「え……?」
ザシュ
エーリカ.oO(あれ、え……? 何が起こったの? 胸が熱い、物凄く熱い。何、これ……胸に、刀が……)
ズルリ
エーリカ「……」バターン
エーリカ.oO(ごめん、トゥルーデ……ウルスラ……)
ー
ー海岸ー
ザザー……ザザー……ザザー……
バルクホルン「ミーナ! ミーナー!」ゼェゼェ
バルクホルン.oO(クソッ! どこだ! ミーナ! 俺は、俺はこのことを知っているのか!?)
?「トゥルーデー!」
バルクホルン「……!!」
バルクホルン「ハルトマン!! ミーナは見つかったか!?」
エーリカ「まだだよ! 音楽堂にはいなかった! 少佐は他の場所を探してる!」
バルクホルン「そうか……ここにはミーナはいない! 私たちはどうすれば……!!」
エーリカ「……ねえ、トゥルーデ」
バルクホルン「……?」
バルクホルン「どうした、ハルトマン……?」クル
エーリカ「……」チャキ
バルクホルン.oO(銃? 何故……? ……!! 不味い……!!!)
バルクホルン.oO(シールドを……間に合わない……ッ!!)
バルクホルン「……くっ!!」
パーン!!! パーン!!! パーン!!!
バルクホルン「……グッ!」ガク
バルクホルン「……!! ……!! ……!!」
バルクホルン.oO(クソ……!!)
エーリカ「あーあ、胸を狙ったのに、外れちゃったじゃんかー、トゥルーデったら警戒しすぎなんだよ」ブチブチ
エーリカ「まあ、でもその傷じゃ致命傷かな?」
バルクホルン「貴様……誰だ……!!」
エーリカ「私はエーリカだよ? 見てわかんないの? トゥルーデ?」ニシシ
バルクホルン「違う!!! お前は誰だ……! ネウロイか……!?」ギリ
エーリカ「私は私だよトゥルーデ、残念だったねー」ニコ
エーリカ「苦しいよね? ゴメンね? 失敗しちゃってさ?」
エーリカ「すぐに私の後を追わせてあげるよ……」チャキ
バルクホルン.oO(……私の後だと? ハルトマン、まさか……!!)
バルクホルン.oO(シールドを……!)
エーリカ?「無駄だよ、今更シールドなんか張ったって」
バルクホルン.oO(間に合え……!) ブン!
パン!
バルクホルン「……!!」
バルクホルン.oO(掠った! 駄目だ……! 貫通する……! 普通の弾じゃない!)
エーリカ?「フフッ、わかってくれたかな?」
エーリカ?「今度こそ終わりだよ……」チャキ
エーリカ?「じゃーね、トゥルーデ」ニコ
バルクホルン.oO(クリス……すまない……)
エーリカ「待て!!!」チャキ
エーリカ?「んー?」
バルクホルン.oO(……ハルトマンが二人!? ……どういうことだ!?)
エーリカ「トゥルーデから離れろよ……」チャキ
エーリカ?「あれれ? なんで生きてんの? わ、た、し?」ニシシ
エーリカ「……」ハァハァ
エーリカ?「おっかしいなー? たしかに心臓を正確に刺した筈なんだけどなー?」
ミーナ『俺くん、心臓の位置が他の人と逆なのね』ニコ
エーリカ?「……なんだよ、やめろよ」
エーリカ?「今は出てくんなよ……」イラ
エーリカ?「……」
エーリカ?「そっか、普通の人間は心臓の位置が私とは違うんだっけ。忘れてたよ」アハハ
エーリカ「トゥルーデから、離れろ……」ハァハァ
エーリカ?「でも、その傷じゃ重傷だよね。よくここまで来る余裕があったもんだよ」ニコ
エーリカ「……!!」
エーリカ.oO(不味い!!! 力が入らない!!!)
ポトリ
エーリカ「……!」
エーリカ?「……あーあ、銃、落としちゃったね? どーすんのさ、拾ってみる? まあ、私はその間にトゥルーデ撃っちゃうけどねー」アハハ
エーリカ「……!!」
エーリカ.oO(……トゥルーデ)
バルクホルン「……」ハァハァ
バルクホルン.oO(クソッ! 身体が動かない! 身体が動けば……私の魔法でこんな奴……)ギリ
エーリカ?「折角ヒーローがカッコよくノコノコ出てきたのにね? もう終わりかな?」ニシシ
エーリカ「……!!」
エーリカ.oO(考えろ!!! どうしたらトゥルーデを助けられる!? 考えろ私!! 諦めるな!!!)
エーリカ.oO(クソ、意識が……)
エーリカ.oO(なんだよ、これ……なんだよ……) ガク
バルクホルン「……」
バルクホルン.oO(ハルトマン……)
エーリカ?「……ごめんね」チャキ
坂本「やめろおおおおおおおお!!!」バッ!
全員「……!!!」
エーリカ・バルクホルン.oO( (……少佐) )
エーリカ?「……」
エーリカ?「なんで出てくんのさ、キミが」
坂本「……」ゼェゼェ
エーリカ?「折角、眠らせて記憶を弄っておいてあげたのに」
エーリカ?「明日になったら、全部忘れることができたのに」
エーリカ?「なんで……?」
坂本「……お前に」
坂本「お前に誰も殺させないためだ!!! 俺!!!」
エーリカ・バルクホルン「「……!!!」」
バルクホルン.oO(あれが、俺、だと……)
エーリカ.oO(そんな……なんで……)
エーリカ?「そうか、その魔眼が原因か……」ギリ
エーリカ?「ごめんね……次はもっと深く奥まで弄ってあげるから」
坂本「黙れ!! 俺、お前は、お前は何故そこまで殺そうとするんだ! なんのために!!」
坂本「こんなことをして、ミーナが喜ぶとでも思ってるのか!!?」
坂本「それとも……それともミーナとの愛は、全てこの時のための戯れにすぎなかったというのか!!? 俺えええええええええ!!!」
エーリカ?「……」
エーリカ?「俺はね、もういないんだよ」
坂本「それはどういう……!!」
エーリカ?「俺なんて人格は初めから私の中には存在しない。クルトという人間個体に肉体を変化させた時に起こった暴走によって生じた一時的なバグに過ぎない」
エーリカ?「俺という私が行動を続けている間も私自身のバグ修復は行われ続けていた。そしてキミの言葉を切っ掛けに私は完全に自分を取り戻した」
エーリカ?「だから俺はもう私の中には存在しない」
坂本「……なんだと。それでは……」
坂本.oO(それでは私の責任だというのか……!!)
エーリカ?「だから」
エーリカ?「ワタシハコノフタリヲコロサナケレバナラナイ」
坂本「!!!」
エーリカ?「ワタシガワタシデアルタメニ」
坂本「ならば……」
エーリカ?.oO(ソシテワタシハ)
坂本「ならば私が……」
エーリカ?.oO(ワタシハソノトキドウスル?)
坂本「私がお前を切る!!!」ダダッ
エーリカ?.oO(ハヤイ!! ダガ……)
エーリカ?「キミに……」
ミーナ?「貴方に私が切れるの? 美緒?」
坂本「……!!!」
坂本.oO(俺……お前は、わかっていない)
坂本.oO(私は……私が守りたかったのは……!!)
ミーナ『あ……や、やだ! なんで……』ポロポロ
ミーナ『ご、ごめん、なさい……! こんな、こんなのって……! 私、私……!』ポロポロ
俺『……』
俺『……』ダキ
ミーナ『……!』
俺『いいんです』
俺『いいんです、ミーナさん』
ミーナ『……! ……!』
ミーナ『う、……うぇぇ……うぇぇぇぇぇん……』ギュッ
俺『……』
坂本.oO(……クッ!!!)
坂本「烈風ーーーーーーー斬!!!」
ー
ー
最終更新:2013年01月31日 14:55