626 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 10:23:21.63 ID:NSNGfFXuO
第五章「残業」
エイラさんに脳天を蹴られてから7日後。
まだ完治とは言えないものの、なんとか整備士として働く事になった。
まずは整備科の朝礼にて挨拶を行い、全員に俺を知ってもらう。
その後、通常任務としてストライカーの点検を行う。
話しててわかったが、この基地は気のいい奴らばかりだ。
中でもマルモンさんとはよく気が合った。
「ようオレ二等兵、血は止まったか?」
会うたびに頭の傷をバカにしてくるのがちょっとウザい。
627 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 10:29:20.92 ID:NSNGfFXuO
「とっくに止まりましたよ、マルモン整備兵曹長」
「そうか、それならば元気いっぱいだな!そんな元気なお前に特別任務をやろう!」
「特別任務?」
話を聞くと、ただ単に夜間に部品の在庫チェックをしろってことらしい。
「雑用ですか…」
「あったりまえだ!お前自分の階級わかってるのか?」
「えー……」
「返事は?」
「はぁ……了解です。」
「オッケー!じゃ頼んだぞ!」
夜8時、9時消灯の我が基地は、すでに音と光が消え始めている。
備品倉庫に向かうため、通り道となるストライカー格納庫を抜ける
「あれ?オレさんですか?」
見るとストライカーユニットを履いたサーニャさんがそこにはいた。
628 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 10:30:25.94 ID:v6mvVduYO
ガンバレ
629 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 10:37:56.87 ID:NSNGfFXuO
「あ、お前こんなとこでなにしてんダ……覗きカ?」
エイラさんもいた。開口一番に変態扱いされた。
「はぁ……オレはこれから残業ですよ、お二人は?」
「今から夜間哨戒なんだけど。私のストライカーがなんだか変なの……うまく言えないけど、飛ぶ前に今まで感じたことない振動があって……」
「振動……飛ぶことは出来るの?」
「うん、それ以外は問題がないんだけど」
「お前らちゃんと仕事してんのカー?」
「失礼な!今日の昼も全員分点検したばかりです!」
「ホントカナー?」
「どうしよう、これから任務なのに。」
「サーニャ、やっぱり今日は雨も降りそうだし夜間哨戒はムリダナ。一度帰ってミーナ中佐に連絡シヨウ」
「そうした方がいい。事故でも起こしたら大変だ。」
「……そうですね、俺さんがそういうなら、今日はお休みにしてもらうわ」
「な!さ、サーニャ!?」
「そうしな。ストライカーは明日俺が分解点検してみるよ。」
「はい。オレさんはお仕事頑張ってください。」
「ありがとう」
「サーニャ!なんでオレの言うことはあんな素直に聞くんダ!私だってあいつが来る前からやめようって言ってたじゃナイカ!」
「オレさんは整備士よ。機械のことなら整備士さんの言うことを聞くのは当たり前でしょう。エイラはオレさんに冷たすぎるわ。」
「な、さ~にゃぁ~……キッ」
エイラさんが俺を睨む。
順調に嫌われている。かなり残念だ。
630 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 10:50:07.01 ID:NSNGfFXuO
「ははは、おやすみ~」
いまだに睨むエイラさんとすこし眠そうなサーニャさんに手を振る。
さて、俺は仕事だ仕事。
第六章「恐れていた事故」
「th-518はまだ送られてきてない……先にエンジン関係を……」
夜10時を回っただろうか。
在庫チェックも順調に進み、あと30分もあれば全部終わりそうだ。
少し休憩して、外にタバコでも吸いに行こうか。
そう思った瞬間、地面が大きく揺れる。
響くサイレン。
ネウロイだ。
しかもかなり近い。
「急だなおい!やばい、さっさと避難所に……」
再び大きく揺れる。
さっきよりも地面が動いたのがわかる。
柱の一本が悲鳴をあげ、バキリとズレ落ちた。
631 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 10:56:22.30 ID:NSNGfFXuO
「やばいぞこれ、まさか!!」
急いでドアに近寄る。
思ったとおり、建物全体が歪んで開けることができない。
「嘘だろオイ!」
力づくで開けようとするもびくともしない。
別の出口はないかと周りを探しているうちに、ドアの向こうから微かに声が聞こえた。
「全員離陸準備。すぐに飛び出し、上空待機。その後の命令は状況に応じて判断します。」
「「「「了解」」」」」
「ハッチを空けます!」
この声はおそらくウィッチーズだ。
助かった。
632 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 10:58:45.18 ID:NSNGfFXuO
「おおーいここから出してくれ!ドアが開かないんだ!」
大声で彼女らに助けを求める。
「格納庫が軋んでいる……。サーニャさん、先ほども確認したけれど、飛ぶことはできるのよね?」
「はい。」
「わかりました。では一緒に離陸し、すぐに基地の安全な地点で待機しててください。この時期に貴重なストライカーを失うわけにはいきません。」
「わかりました。」
「ごめんなさい…でもあなたの命が一番です。ストライカーに異変を感じたらすぐに脱出してね?」
「ありがとうございます。でも私、飛べます。」
「私がサポートするから心配スンナー!」
633 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 11:01:01.74 ID:2iNvaCXu0
支援しえん
634 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 11:03:47.29 ID:NSNGfFXuO
だめだ聞こえてない。
この轟音のなかインカムまでしているからな……。
「ミーナ中佐、いけるぞ。」
「ストライクウィッチーズ。全員出撃!」
「「「「「「了解」」」」」」
ああぁまってくれ……いかないでくれぇ……
半ばあきらめていた時、三回目の振動が基地を襲った。
今度の振動はでかいなんてもんじゃない。
今度は格納庫のあちこちから雷のような轟音が鳴り響き、ついに崩れてしまった。
俺を飲み込んだまま。
635 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 11:07:26.72 ID:NSNGfFXuO
気がつくとあたりは暗く、いまだに振動は断続的に続いていた。
どうやらまだそれほど時間はたっていないようだ。
にしても最近やたらと気を失う。
厄年ってやつか?
「うっ……足が。」
見ると足には太い木片が刺さっていた。
格納庫の残骸だ。
「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
こんなでかい破片がくっついてちゃ身動きも取れない。
失血が怖いが抜いてしまおう。
そう思った俺は悲鳴を上げながら自力で木片を抜いた。
死ぬほど痛い。
636 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 11:08:01.19 ID:2iNvaCXu0
いきなりいてぇwww
637 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 11:11:48.80 ID:aue06Ba/O
しえん
今少ない√ってなんだろ?芳佳とかエイラ?
638 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 11:12:23.14 ID:2iNvaCXu0
確かルッキーニとペリーヌか
639 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 11:16:25.35 ID:NSNGfFXuO
「くそー、何なんだよ最近は……。」
シャツを破り、足の根元にきつく巻く。
一応これで止血しよう。
気休め程度だが。
「……誰かいるの?」
壁越しに、か細いが、しっかりした口調の声がした。
この声はサーニャさんだ。
「サーニャさん!?なんでここに?」
「オレさんですか!?あ……お仕事でまだ残ってたのね。」
「ああ、意外と長引いちゃってね。サーニャさんはなんで……」
「ストライカーがハッチ手前で急に暴走して……なんとか立て直したんですけど……」
「あの振動のせいで閉じ込められたんだね……。
そうか、やはりあのストライカーはどこかおかしかったんだな。」
「ごめんなさい。せっかくオレさんが注意してくれたのに。……穿いてしまいました。」
「いや、俺もそこまで危険だとは思ってなかったからね。」
「本当にごめんなさい……あ、これをどかせばそっちと繋がるかも。」
「あ、いまは動かさない方が!!」
640 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/11/08(月) 11:19:52.36 ID:PGetiHcC0
リーネもないらしい
641 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/11/08(月) 11:22:01.39 ID:aue06Ba/O
ペリーヌはレイヴンさんが次書くって言ってたね
カールスランドは人気あるなーやっぱ
642 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 11:23:07.19 ID:NSNGfFXuO
もし何かを動かして更に崩れて二時災害なんて事になったら……
「……え?」
サーニャさんは普通に残骸をどかした。
取り越し苦労だったようだ。
「なんでもないです。」
「オレさん、すごい血……!大変だわ!!」
「ああ、ちょっと足をね。たいした怪我じゃないよ。」
「私が芳佳ちゃんみたいに治癒魔法が使えればいいのに。」
「いいさ。サーニャちゃん、ちょっと引っ張ってくれるかな。」
サーニャさんに引っ張ってもらい、まだ空間が残っている格納庫に行く。
と、ちょっと休憩しまんこ
643 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 11:25:01.77 ID:NSNGfFXuO
ちなみにこれはエイラルートなんだぜ!!!
テーマは
「妹サーニャ恋人エイラ」
オレラーニャ!!!
339 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/09(火) 12:02:52.67 ID:ImJTpXZuO
誰もいないようなので……
簡単なあらすじだよ!
俺はちょっと前に501にやってきた新人整備士だよ!
今日は残業で格納庫で備品のチェックをしてたんだけど、ネウロイがきちゃった!
どうしよう!
ネウロイのせいでいまいる建物が半壊しちゃった!
不幸中の幸い、サーニャさんもあることがきっかけで一緒に閉じ込められてるんだ!
どうしよう!
ってあたりからかく。
340 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/09(火) 12:07:08.14 ID:ImJTpXZuO
「いっつつ……おお、こっちはそんなに崩れていないね。」
「はい。でも……」
「……あぁ」
サーニャさんの目線にはうず高く積もれたガレキの山。
滑走路へとつながる出口だ。
あの大きな振動が原因だろう
「ハッチ自体も閉まってるね。他のウィッチは無事?」
「大丈夫だと思います。皆さんが格納庫の外へと飛んで行くのを見ましたから。」
「……インカムで確認は?」
「それが……」
手には機械部分剥き出しのインカムが乗っている。
「あらま、絶望的だね!」
ここはひとつ明るく言ってみよう。
「ごめんなさい……」
しまった。泣きそうだ。
341 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/09(火) 12:10:13.74 ID:ImJTpXZuO
「な、なぁに!大丈夫大丈夫!!何とかなるって!!」
「……」
「ほら、あそこに道具箱もあるし、とりあえずお兄さんがちょちょいとインカム直しちゃおうかな!!??」
「……ふぇ」
「あぁ泣かないでくれ、ほら、真っ赤な木だね~、欧州でこんな木片が拾えるな
んて、お兄さんビックリ!!」
「……」
あ、これ俺がさっき足から抜いたやつだ。
342 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/09(火) 12:15:23.39 ID:ImJTpXZuO
その頃、基地上空
「くそっ繋がらない!サーニャは無事なのか!!」
「美緒、あせっても仕方がないわ。今はネウロイの撃退に集中して。」
「サーニャぁああ!さーにゃあああああ!!」
「エイラさんも落ち着きなさい!」
『救護室からミーナ中佐へ!ただ今、基地人員の確認を終了。一名だけ行方がわからないものがおります!!』
「そっちもなの。」
『整備科・オレ二等整備兵、今夜は機械備品倉庫の在庫確認の任務についていたそうで』
「つまり、あそこってわけだね。」
343 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/09(火) 12:21:30.86 ID:ImJTpXZuO
「余所見をするなハルトマン!いま我々に出来ることは一秒でも早く敵を破壊することだ!」
「わかってますよー。このデカブツ!サーニャにもしものことがあったら許さないんだから!!」
『こ……整b……サー……』
「ちょっと待って!みんな静かに!」
『整備二t……中尉はぶ……くりかえs……中尉は無事でs……』
「サーニャさん?聞こえる?サーニャさん!!??」
「さーにゃあああああああ!サァあああああにゃあああああああああああああ!!!」
「ちょっとエイラ黙ってろ!」
344 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/09(火) 12:24:16.66 ID:ImJTpXZuO
「うーん、直ったと思うんだけど、うまく繋がらないなぁ」
「そう……」
「音声機器は専門じゃないから……ってこれ言い訳だね」
「そんなことないわ。私にはよくわからないから」
「ごめんねー役立たずで」
「ううん。オレさんがいてくれるだけでとても心強いわ。私1人じゃどうすることも出来なかったかもしれない」
「そんなことないさ。君は優しい強さをしっかり持っている。」
「え?」
「俺がエイラさんに蹴られてからも、自分の責任じゃないのに看病しにきてくれたじゃないか」
「当たり前だわ!だって……エイラは大切な人だもの。 大切な人の責任は自分の責任…でしょう?」
「ほら、それだよ。」
「……どういうこと?」
「大切な誰かがいて、それを自覚する。自覚した上で自分がどうすべきか考える。そうすると人って生き物は自然と強さを持つものなんだ。」
「よく……わからないわ」
「まぁ、俺もよくわからないんだけどね。師匠の受け売りだよ。」
345 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/09(火) 12:26:42.34 ID:ImJTpXZuO
「先生がいるの?」
「ああ、もう今はどこにいるのか検討も付かないけど……うわっ!」
突如、三度目の振動と同等の揺れが俺たちを襲った
「くそっ!こいつ、水中から島に体当たりを始めたぞ!」
「センサーに反応もせず、このでかさ、しかも水中……やっかいだな」
「ともかく、サーニャさんが生きていることがわかった今、総力挙げてでネウロイ撃墜を目指すしかないわ」
「生きてるったって、さっきの声は男の声だったんだよー」
「ハルトマン!不吉なことを言うな!……おそらく連絡にあった整備科の男だろう。」
「ええ。通信が回復したのも彼のおかげでしょう。」
「……あいつ」
346 :オレラーニャ[]:2010/11/09(火) 12:31:06.65 ID:ImJTpXZuO
一応名前をつけてみる。
「先生がいるの?」
「ああ、もう今はどこにいるのか検討も付かないけど……うわっ!」
突如、三度目の振動と同等の揺れが俺たちを襲った
「くそっ!こいつ、水中から島に体当たりを始めたぞ!」
「センサーに反応もせず、このでかさ、しかも水中……やっかいだな」
「ともかく、サーニャさんが生きていることがわかった今、総力挙げてでネウロ
イ撃墜を目指すしかないわ」
「生きてるったって、さっきの声は男の声だったんだよー」
「ハルトマン!不吉なことを言うな!……おそらく連絡にあった整備科の男だろ
う。」
「ええ。通信が回復したのも彼のおかげでしょう。」
「……あいつ」
347 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/09(火) 12:31:35.82 ID:Slp80JowO
支援
348 :オレラーニャ[]:2010/11/09(火) 12:36:41.59 ID:ImJTpXZuO
「まずいな……もうこの格納庫も持たない」
「え!」
「建物の梁にヒビが走ってる。しかも無数に。」
「……」
「一か八かだな」
「何をするの?」
「サーニャ、違和感は両足のストライカーにあった?」
「ううん、左足だけよ。」
「そうか。悪いけど、ストライカーを借りるよ」
「いいけど、どうするの?」
「魔導エンジンのF回路からN回路に繋げ、陽性耐久値0の状態にした上で蓄積した魔力を逆流させる。」
「……?」
「循環路の配置は頭に入ってるからね。あとは指向性を持たせなければ危険だからエンジン内部のテロエニカをすこし弄らなきゃいけないけど」
「言ってる意味がよくわからないわ」
「え……うーんと、ウンコの我慢が限界の状態にケツから棒を突っ込む感じ……かな?」
「オレさん……下品」
「……さ、さっそく取り掛かろうっと!!」
349 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/09(火) 12:39:59.82 ID:4PGHOrIQ0
なぜうんこで例えたしw
350 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/09(火) 12:41:29.97 ID:ImJTpXZuO
「こいつ、でかいくせにちょこまかと!」
「攻撃を緩めないで!このままだと基地全部がやられてしまうわ!」
『あー、ミーナ中佐ミーナ中佐。聞こえるか』
「この声……ガイデルマン中佐?」
『久しいな。まだ飲み屋で歌ってたりするのか?』
「この前会議で会ったばかりでしょ!それに今そんな話をしてる場合じゃありません!!」
『すまんすまん、なぁに、ちょっとオレの部下があんたの部下と埋もれてるって聞いてな』
「そうです!一刻を争うんです!」
『あーそのことなんだがな、おそらく大丈夫だ』
「へ?あなた、自分の部下が心配じゃないの?」
『あれ以外だったら心配だな。』
「最低ね。」
351 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/09(火) 12:51:41.95 ID:3U5by2iU0
さる?
352 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/09(火) 12:56:10.52 ID:SA7GtVseO
投下10ちょいってこたぁさるだな
まぁ13時でリセットだ
353 :オレラーニャ ごめん、さるった。[]:2010/11/09(火) 13:06:30.84 ID:ImJTpXZuO
『おいおい、話を聞けよ。あれは特殊なんだ』
「特殊?」
『あれが埋もれてる場所、格納庫だろ?』
「そうだって連絡したでしょ!」
『だから大丈夫だ』
「もぅ!言いたいことは簡潔に伝えてください!!」
『わーったよ。あー……アレはガキの頃から機械を触ってきたらしい、報告書には10歳で魔力を使った陸戦車の模型を作ったと書いてある』
「じゅっ……えぇ!?」
『ある軍部に拾われてからは魔工機、新型過料伝線、さらに魔道エンジンの開発』
「それって……」
『そうだ……………』
『あいつはストライカーユニットの開発チームに加わっていた。』
354 :オレラーニャ[]:2010/11/09(火) 13:11:44.25 ID:ImJTpXZuO
「な、なんでそんなすごい人が二等兵なのよ!」
『ある筋から手に入れた報告書によると、当時は正式な軍人ではなかったんだとよ。こんだけの経歴があれば准士官あたりになったっておかしかないんだが』
『「上に立つと分からなくなることが多くなる」なんつってつっぱねたらしい。』
『報告書には書いていないが、噂によると目の前で両親を殺された。んで、ピーピー泣いてるところを宮藤博士に直接拾われた……ま、これは噂だ。』
『だがもしこの噂が本当なら、同じ轍は踏みたくないだろうな。……だから、こんなところで死ぬ玉じゃないさ』
「……」
『っていうか、死んでもらっちゃ困るんだ。宮藤博士がいない今、ネウロイを殲滅するためにはアイツの脳みそが必要だ』
「……そうね、あなたよりもずっと頼りになりそう。」
『しがない田舎育ちで悪かったな』
「切るわよ。今は戦闘中。私のかわいい部下も、あなたのかわいい部下も死なせるわけにはいかないもの」
『おい、オレは別にかわいいとはいっ』
「切っちまいやがった……………………へっ、ただの二等兵を二時間も待つかよ。」
355 :オレラーニャ[]:2010/11/09(火) 13:16:32.02 ID:ImJTpXZuO
「みんな、聞いていたわね。サーニャさんのことはオレ二等兵に一任します。」
「えぇ!?今の話信じるの!?」
「論理的な確約はないが、なんだか私もその二等兵を信じてみたくなったな。」
「わたしは信じるよー!今朝の若者くんでしょ?」
「そうそう、あのエロガキだっ!」
「シャーリーのおっぱいばっかり見てたもんね!」
「へぇ胸好きか。だったら信じてやってもいいかなー」
「ハルトマン、お前はどういう基準で人を判断するんだ。」
「はい、おしゃべりはそこまで。宮藤さん達が遠征している今、戦力が圧倒的に足りないの。サーニャさんを救う可能性を1%でも上げる為、総力を挙げてネウロイを撃墜します!」
「「「「「了解!!」」」」」」
(あいつ……そんなすごい奴ダッタノカ……オレ、サーニャを……サーニャをたのんダゾ……)
356 :
男たちの最終回[]:2010/11/09(火) 13:21:02.20 ID:4PGHOrIQ0
しえん
ついでに六時くらいに投下予約
濡れ場はいらないよね
357 :オレラーニャ[]:2010/11/09(火) 13:21:22.15 ID:ImJTpXZuO
「ふぅ、一応準備は出来たが……」
「オレさん……なんだか軋みの音がどんどん大きくなってきている。」
「うん、もう限界っぽいね」
「じゃぁ……?」
「そうだ。もう時間はない。さっそく取り掛かろう」
『オレ二等整備兵よりウィッチへ!繰り返す----』
「あ!」
「この声さっきの……。」
「こちらウィッチーズ隊長ミーナ中佐。よかった、生きていたのね。」
『よかった、繋がったよサーニャ。ミーナ隊長、自分は---』
「大丈夫、ガイデルマン中佐からあなたのことは聞いているわ。」
『そうでしたか、でしたら話は早い。実はもう格納庫の強度が限界に達しています。』
「「「「「えぇ!?」」」」」
358 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/09(火) 13:21:48.61 ID:+01FLQDw0
支援
359 :オレラーニャ[]:2010/11/09(火) 13:27:10.28 ID:ImJTpXZuO
『なので、いささか強引ですが、これから説明する方法で脱出を図りたいと思います。』
「……どうするつもり?」
『サーニャ中尉のストライカーに装備されていた魔導エンジンの片方を改造し、魔力による簡易的な指向性爆弾製作しました。これで滑走路方面に穴を開けます。』
『その後、片足の正常なストライカーを用いてサーニャ中尉を離脱させたいと思います。』
「でもそれでは、チャンスは1回しかないってことよね……」
『チャンスなんて1回しかないものです。』
「!?」
『あっ…失言です!大変失礼いたしました!!』
「いいえ、あなたの言うとおりね……わかりました。で、私たちに出来ることはあるかしら?」
『はい、指向性爆弾を作る際に正常なストライカーの部品を一部流用しました。それにより直進以外の制御が不可能になってしまいました。』
「つまり、誰かが貴方達を受け止めろってことね。」
『はい、交戦中に人員を割いてもらって申し訳ないのですが……』
「はいはい!わたしがヤル!!」
360 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/09(火) 13:32:14.86 ID:23nu4k4j0
支援
361 :オレラーニャ[]:2010/11/09(火) 13:32:51.96 ID:ImJTpXZuO
「エイラさん。そうね……あなたなら気心が知れているから、最適かもしれないわね。」
「ミーナ!ネウロイの攻撃が激化した!戦闘に参加してくれ!」
「わかったわ!では、エイラさん、頼んだわよ」
「任せてくれ!」
『エイラさん、爆発が起こった瞬間、サーニャを飛ばします。しっかり受け止めてください』
「当たり前だ!逃がすモンカ!」
『……エイラ』
「さ、さーにゃ!ぶぶぶ無事か!?怪我してないか!?????」
『エイラ、帰ったらオレさんに謝って』
「ふぇ?」
『オレさんを蹴ったことよ。あれはエイラが悪いわ。』
「いまそんな場合じゃな……わかったヨ。ちゃんとアヤマル」
『ほほう!謝っていただけるんですね!!』
「な!お前出てクンナー!!サーニャに戻せサーニャに!」
362 :オレラーニャ[]:2010/11/09(火) 13:36:11.78 ID:ImJTpXZuO
『……俺は別に何とも思ってないですよ』
「……へ?」
『うわ、やばい!エイラさん!すぐに作戦を開始します。』
「な、わ、わかった!」
「じゃ、いくよサーニャ。」
「はい。オレさんもちゃんと手を握っててくださいね。」
「ああ……行くぞ!!」
363 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/09(火) 13:37:57.19 ID:2wwUqxKS0
支援
364 :オレラーニャ[]:2010/11/09(火) 13:41:26.41 ID:ImJTpXZuO
俺は右手に持っていた起爆スイッチを押した。
通常の爆発音よりやや甲高い音が格納庫に響く。
改造ストライカーが綺麗に穴を開けてくれたようだ。
『ン?……ちょっと待てオレ!お前マサカ!!!!!!」』
「よし、サーニャ!いっけええええええええええええええええええええええええええええええええええええ」
「え!?オレさん!!!!!手を!!!」
俺は飛び始めたストライカーの底を押し、加速させた。
飛び続ける為の部品は足りている。
「オレさん!!!!!!」
でも飛ばす部品は使っちゃったんだ。
ごめんなサーニャ。
365 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/09(火) 13:43:20.52 ID:23nu4k4j0
支援
366 :オレラーニャ[]:2010/11/09(火) 13:46:50.37 ID:ImJTpXZuO
「えいらあああああああああああ!受け止めろおおおおおおおお!!」
「オレさん!……なんで、なんで!!」
穴の向こうに銀髪の女性が見える。
ああ、そこにいるならきっと大丈夫だ。
「……サーニャ、コイ!」
「エイラ!オレさんが、オレさんが!」
水色の軍服がサーニャを受け止めた。
うまくいったみたいだな。
っと……一辺に穴が開いて、建物全体が本格的に崩れてきた……。
367 :オレラーニャ[]:2010/11/09(火) 13:51:18.52 ID:ImJTpXZuO
ゆっくり穴が塞がって来た。
穴の向こうではエイラがサーニャを抱擁し……あれ?
「ミーナ中佐!」
「え、は、え?なに!?」
「パァァァァッス!!」
「えぇえええ!?」
近くにいた戦闘中のウィッチに、サーニャを放り投げる。
かと思えば、今度はこちらに一直線に向かってくる。
っておい!
「ばか!こっちにくるな!崩れるぞ!」
「コンニャロオオオオオオオオ!!」
穴がふさがるギリギリのタイミングでエイラが中に入ってきた。
そして
368 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/09(火) 13:58:04.30 ID:+01FLQDw0
一応、支援
369 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/09(火) 14:11:39.32 ID:ImJTpXZuO
すまん、もうちょいで終わるから、全部書く
最終更新:2013年01月31日 15:23