38スレ 俺「ストライクウィッチーズ」689~708
689 :
ウィッチーズが家族だったら 四日目:2010/12/18(土) 21:19:24.98 ID:jAX+g6Xs0
ゲルト「俺!一緒に学校に行くぞ!」
トゥルーデ姉ちゃんの声で起こされる・・・まだ学校に行くには早い時間だ。
俺「まだ・・・早いんじゃないの?」
ゲルト「私が早く行くのは知ってるだろう。たまにはおまえと通いたいんだ!」
トゥルーデ姉ちゃんは真面目で文武両道、勉強も運動も成績上位だ。
生活態度もいいので生徒会長に推薦されて、反対もなく選ばれている。
おまけに風紀委員長も兼任している。激務なため、かなり早く登校している。
ゲルト「それとも・・・私と行くのは嫌か?」ウル
トゥルーデ姉ちゃん、涙目で上目づかいは勘弁してください。
そんな顔されたら普通は断れなくなりますから。
俺「わ、わかったよ。用意するからちょっと待ってて」
ゲルト「よし!玄関で待ってるぞ!」
そう言って姉ちゃんは出て行く。朝食食べれないなぁ・・・
昼食は購買にでもしよう・・・
691 :ウィッチーズが家族だったら 四日目:2010/12/18(土) 21:25:38.86 ID:jAX+g6Xs0
学校への道を歩いていく。なぜか手をつないで。
トゥルーデ姉ちゃんが言うには「寒いし今なら人目も少ないからだ!」だそうだ。
手袋すればいいじゃん、というのは野暮だろうか。
ゲルト「もうすこし学校への道が遠ければな・・・」ボソッ
俺「なにか言った?トゥルーデ姉ちゃん」
ゲルト「な、なんでもない!」
俺たちが通っている学校は【私立ストライク学園】
名門校だ。海外との交流が盛んな学校で留学生が非常に多い。
あと女生徒の比率が多いぐらいだな。
美緒姉ちゃんやミーナ姉ちゃんの母校もここで芳佳やサーニャやルッキーニも
ここを受ける予定らしい。受かるといいな。
???「おはようございます。トゥルーデ先輩、俺さん」
692 :ウィッチーズが家族だったら 四日目 支援感謝:2010/12/18(土) 21:30:39.28 ID:jAX+g6Xs0
俺「あ、おはようございます。ウルスラさん」
ゲルト「むっ、ウルスラか、おはよう」
ウルスラ「二人とも、相変わらず仲がいいですね」
この人の名前はウルスラ、2年生で図書委員長。
エーリカ姉ちゃんの双子の妹で子供の頃離れ離れになったらしいが、
この学校で偶然に再会したらしい。たまに家に遊びに来る。
眼鏡をはずしてエーリカ姉ちゃんと並ぶと、わからなくなるぐらいに似ている。
性格はほとんど真逆と言っていいぐらいだけど・・・
ウルスラ「私も一緒に登校していいでしょうか?」
俺「俺はいいですよ。姉ちゃんもいいよね?」
ゲルト「あ、ああ、かまわないぞ」
トゥルーデ姉ちゃんがちょっと落胆したように見えたけど気のせいかな?
693 :ウィッチーズが家族だったら 四日目:2010/12/18(土) 21:35:23.41 ID:jAX+g6Xs0
ウルスラ「じゃあ、失礼しますね」
そういうとウルスラさんは空いている俺のもう片方の手を取り、つなぐ。
それを見ていたトゥルーデ姉ちゃんは目をまん丸にして固まっている。
俺「あ、あの・・・ウルスラさん・・・これはどーゆーことでしょう・・・」
ウルスラ「私も手が冷たかったのでつながせてもらいました。いやでしたか?」
俺「い、いや・・・いやじゃないですけど・・・」
ウルスラ「それにトゥルーデ先輩もつないでいたので。」
トゥルーデ姉ちゃんは反論できない。自分も手をつないでいるので
反論したら、自分も離すことになるかもしれないからだ。
ゲルト「ふ、ふん!そういうことなら仕方ないな!」
どういうことなら仕方ないんでしょうか。俺にはわかりません。
結局、学校に着くまで手は離してもらえなかった。
ああ・・・他の男子生徒からの目線が痛い・・・
695 :ウィッチーズが家族だったら 四日目 支援感謝:2010/12/18(土) 21:40:22.49 ID:jAX+g6Xs0
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校門前
俺(ああ・・・男子生徒から殺されそうだ・・・)
ウルスラ「では、私はここで失礼しますね。直接図書館へ行くので」
俺「わかりました」
ゲルト「ああ、わかった」
ウルスラ「あの、俺さん・・・」
俺「どうしました?」
ウルスラ「手・・・暖かかったです・・・またつないでくださいね///」ニコッ
ウルスラさんはそう言うと顔を真っ赤にして微笑みながら走っていった。
うん。正直かなり可愛かった。
696 :ウィッチーズが家族だったら 四日目:2010/12/18(土) 21:45:21.57 ID:jAX+g6Xs0
ゲルト「・・・」ジトー
トゥルーデ姉ちゃんがジト目で俺を見てる・・・何かまずい事したっけ・・・
俺「ど、どうしたの?トゥルーデ姉ちゃん・・・」
ゲルト「何でもない!」プイッ
怒らせたみたいだ・・・しばらくそっとしておこう・・・
698 :ウィッチーズが家族だったら 四日目:2010/12/18(土) 21:50:26.67 ID:jAX+g6Xs0
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玄関 靴箱前
ゲルト「話してるうちに時間が結構経ってしまったな。私も直接生徒会室に行く」
俺「ん、わかったよ姉ちゃん」
ゲルト「そ、それでだな・・・お前昼休みになったら屋上に来い」
俺「へ?なんで?それにあそこ一般生徒立ち入り禁止じゃ・・・」
ゲルト「いいから来い!わかったな!」
俺「う、うん・・・」
ゲルト「よし、それならいい!じゃあまた昼休みにな!」
そういうと姉ちゃんは急ぎ目で生徒会室を目指す。
そういえば生活態度がめちゃくちゃ悪い生徒がいるからマークしてるんだっけ。
どんな人だったっけな・・・ビューリングさん・・・だったかな・・・?
700 :ウィッチーズが家族だったら 四日目:2010/12/18(土) 21:55:29.93 ID:jAX+g6Xs0
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教室
キーンコーンカーンコーン
俺「ん・・・」
どうやら4時間目まで終わったらしい。今日の授業は寝てても起こらない
先生ばっかだから助かるな。
???「今日の授業もずっと寝てたわね」
誰かが俺に声をかける、誰だろう。
俺「なんだ穴拭か・・・」
智子「なんだじゃないでしょう。なんだじゃ」
こいつは穴拭智子、家のクラス委員長、実家が神社らしい。
家業らしく巫女をやってるとか聞いたな。ついでに隣の席だ。
702 :ウィッチーズが家族だったら 四日目:2010/12/18(土) 21:59:01.92 ID:jAX+g6Xs0
智子「たまにはしっかり授業受けなさいよ」
俺「え~めんどい・・・」
智子「もう宿題見せないわよ」
俺「・・・できるだけ受けます」
エイラ「お~れ!一緒にご飯食べるゾ!」
リーネ「おにいちゃん、一緒にご飯食べていい?」
ペリーヌ「わたくしと一緒に食べませんこと?俺」
一年の姉妹たちが教室に入ってくる。エイラ姉ちゃんは俺と同じ1組で
リーネは2組、ペリーヌ姉ちゃんは4組だ。
703 :ウィッチーズが家族だったら 四日目:2010/12/18(土) 22:00:32.73 ID:jAX+g6Xs0
俺「あ・・・ごめん、今日は先約があるんだよね」
ペリーヌ「あ、あらそうですの・・・では3人で食べましょうか・・・」
リーネ「残念です・・・」
エイラ「まあたまには仕方ないナ、そのかわり今日は私たちと帰るんダゾ!」
俺「ああ、わかったよ。じゃあ行って来るね」
そういって俺は教室を出て行く。屋上まで急がないと
智子「相変わらず騒がしいわね、あ、私も混ぜてもらっていいかしら?」
ペリーヌ「ええ、かまいませんわよ」
705 :ウィッチーズが家族だったら 四日目 支援感謝:2010/12/18(土) 22:05:19.23 ID:jAX+g6Xs0
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屋上
ゲルト「やっと来たか!待ってたぞ!」
トゥルーデ姉ちゃんは先にいた。手には二つの包みがある。
俺「遅れてごめん!でも大丈夫なのここ?鍵は開いてたけど」
ゲルト「生徒会長ならそれぐらい簡単だ!」
権力乱用しないでくださいトゥルーデ姉ちゃん。
俺「それでどうしたの?」
ゲルト「あー・・・なんだ・・・これを食え!」
俺「これは・・・お弁当?」
ゲルト「そ、そうだ!何でもいいから食え!」
俺「う、うん」
708 :ウィッチーズが家族だったら 四日目 支援感謝:2010/12/18(土) 22:10:08.22 ID:jAX+g6Xs0
そう言って俺は蓋を開けてみる。さっそくおかずを口に運ぶ。
ゲルト「ど、どうだ?」
俺「うん、おいしいよこれ!」
トゥルーデ姉ちゃんはそういって笑顔になる。
ゲルト「じ、実は私が全部作ったんだ・・・味に不安だったんだが・・・
おまえがそう言ってくれてとてもうれしいぞっ!」
姉ちゃんが子供の用に喜ぶ。よく見たら手には絆創膏が何枚か張ってあった。
恐らく何回も失敗したのだろう。
俺「ありがとう・・・姉ちゃん」
形は少しいびつだけど心がこもったこのお弁当はどんな食べ物よりも
おいしかった気がする。
最終更新:2013年01月31日 15:38